SEARCH

検索詳細

礒谷 有亮
大学院国際文化学研究科 グローバル文化専攻
講師

研究者基本情報

■ 学位
  • Ph.D.(Art History), ニューヨーク市立大学
■ 研究キーワード
  • フランス
  • 写真史
  • 美術史
■ 研究分野
  • 人文・社会 / 美術史

研究活動情報

■ 受賞
  • 2021年05月 美術史学会, 『美術史』論文賞, 一九三〇年代のフランスにおける写真の位相—グラフィックアート誌『アール・ゼ・メティエ・グラフィーク』を中心に

■ 論文
  • 礒谷 有亮
    神戸大学「近代」発行会, 2023年09月, 近代, 127, 51 - 80, 日本語

  • 1920年代のフランスにおけるグラフィックアートの発展と写真の位置ー広告写真スタジオ、ストゥディオ・ドゥベルニー・エ・ペニョ(1929)ー
    礒谷 有亮
    2020年03月, 待兼山論叢, (53) (53), 1 - 27
    研究論文(大学,研究機関等紀要)

  • 1930年代のフランスにおける写真の位相:グラフィック・アート誌『アール・ゼ・メティエ・グラフィーク』を中心に
    礒谷 有亮
    2020年03月, 美術史, (188) (188), 237 - 252, 日本語
    [査読有り]
    研究論文(学術雑誌)

  • Hein Gorny and Arts et Métiers Graphiques
    礒谷 有亮
    ドイツ人写真家Hein Gorny(1904−1967)についての展覧会カタログ論文。
    2019年10月, PHOTO: Hein Gorny, 3 - 12, 英語
    [招待有り]
    研究論文(その他学術会議資料等)

  • Arts et Métiers PHOTO-Graphiques: The Quest for Identity in French Photography between the Two World Wars
    礒谷 有亮
    2019年09月, ニューヨーク市立大学大学院センター, 英語
    学位論文(博士)

  • 両大戦間期のジュ・ド・ポーム : 「現代外国美術館」としての活動の総合的研究 (「美術に関する調査研究の助成」研究報告) -- (2012年度助成)
    礒谷 有亮
    鹿島美術財団, 2012年, 鹿島美術財団年報, (30) (30), 294 - 304, 日本語
    研究論文(大学,研究機関等紀要)

  • ジャック・リプシッツ作《ハゲワシを絞めつけるプロメテウス》--両大戦間期末期のフランスにおける美術の政治的意味形成とプロパガンダ
    礒谷 有亮
    美術史學會, 2011年03月, 美術史, 60(170) (170), 196 - 211, 日本語
    [査読有り]
    研究論文(学術雑誌)

  • 1937年のパリにおける美術展--「フランス美術傑作」展のナショナリズム
    礒谷 有亮, Isotani Yusuke
    大阪大学大学院文学研究科, 2009年, 待兼山論叢, (43) (43), 1 - 23, 日本語
    研究論文(大学,研究機関等紀要)

■ MISC
■ 書籍等出版物
  • レアリスム再考 : 諸芸術における「現実」概念の交叉と横断
    松井, 裕美
    三元社, 2023年02月, 日本語, ISBN: 9784883035649

  • 戦争と文化 : 第二次世界大戦期のフランスをめぐる芸術の位相
    大久保, 恭子
    共著, 「フランス」をうつす写真集—レイモン・シャル出版の刊行物から見る戦時下のフランスの表象, 三元社, 2022年07月, 日本語, ISBN: 9784883035519

  • アナロジーの奇跡 : 写真の歴史
    Silverman, Kaja, 松井, 裕美, 礒谷, 有亮
    月曜社, 2022年06月, 日本語, ISBN: 9784865031393

■ 講演・口頭発表等
  • 紙面と壁面のはざまで:両世界大戦間期フランスにおける写真の展開
    礒谷有亮
    形象論研究会/科研課題研究「モダニズムの政治学」合同研究会, 2025年03月

  • 両大戦間期のフランス写真
    礒谷有亮
    神戸大学美術史研究会第25回, 2025年02月
    [招待有り]

  • 見られる文字、読まれる写真:『アルファベ』(1932)に見るタイポグラフィとフォトグラフィ
    礒谷有亮
    日仏美術学会第165回例会, 2022年07月
    口頭発表(一般)

  • 1937年のパリ万博ー「近代生活における芸術と技術」の「進歩」と「調和」ー
    礒谷 有亮
    博覧会の歩みー'70万博への道ー, 2019年12月, 日本語, 国内会議
    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • 1930年代のフランスにおける写真の位相:グラフィック・アート誌『アール・ゼ・メティエ・グラフィーク』を中心に
    礒谷 有亮
    美術史学会全国大会, 2019年05月, 日本語, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • A Subjective Objectif: Realisms and Art in Photography in France between the Two World Wars
    礒谷 有亮
    20世紀視覚芸術・文学における前衛的レアリスム(1914-68年), 2018年09月, 英語, 国際会議
    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • 紙面から壁面へ:両大戦間期のフランスにおける写真の受容・展示形態の変遷について
    礒谷 有亮
    サントリー文化財団「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」報告会, 2016年12月, 日本語, 国内会議
    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • Toward A Modern French Photography: From the New Vision to A Return to Order in PHOTOGRAPHIE
    礒谷 有亮
    CAA Annual Conference, 2016年02月, 英語, 国際会議
    口頭発表(一般)

  • Arts et Métiers Graphiques: A Conduit for the New Photography in France
    礒谷 有亮
    Arts et Métiers Graphiques展 (ルーヴェン・カトリック大学), 2016年01月, 英語, 国際会議
    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • ジャック・リプシッツ作《ハゲワシを絞めつけるプロメテウス》ー1937年のパリ万国博覧会における美術とイデオロギー
    礒谷 有亮
    美術史学会全国大会, 2010年05月, 日本語, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • 1937年パリ万国博覧会における美術と政治:ジャック・リプシッツ作《ハゲワシを絞めつけるプロメテウス》を中心に
    礒谷 有亮
    待兼山芸術学会, 2009年03月, 日本語, 国内会議
    口頭発表(一般)

■ 所属学協会
  • 美学会

  • 日仏美術学会

  • 民族藝術学会

  • College Art Association

  • 美術史学会

■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 写真集を介したモダニズム写真の国際的な伝播に関する領域横断的研究
    礒谷 有亮
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 若手研究, 神戸大学, 2025年04月01日 - 2028年03月31日

  • モダニズムの政治学:戦後におけるモダニズム美学の形成/受容/展開と政治の関連性
    石田 圭子, 板倉 史明, 池上 裕子, 金子 智太郎, 筒井 宏樹, 礒谷 有亮
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 神戸大学, 2024年04月01日 - 2028年03月31日

  • 美術市場とその国際化に関する制度論的、交流史的研究。西洋から日本・アジアへの展開
    圀府寺 司, 小林 頼子, 安永 拓世, 池上 裕子, 青野 純子, 後小路 雅弘, 出川 哲朗, 陳岡 めぐみ, 五十殿 利治, 尾崎 彰宏, 上原 真依, 礒谷 有亮
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(A), 基盤研究(A), 大阪大学, 2019年04月01日 - 2024年03月31日
    研究代表者は西洋と日本の間でいち早く美術品の取引を始めた画商のひとりS.ビングについての研究を中心に進めた。国外における調査がコロナで不可能になったため、ビングの日本滞在や日本との取引に関する調査ならびにウェブ・アーカイブなどオンライン・リソースで可能な調査を優先させて一定の成果が得られた。日本での調査はビングの日本支社S.Bing & Coのあった横浜および神戸の法務局や横浜開港資料館などにおいて実施した。 当初、この研究の成果を発表する予定であったTIAMSA(The International Art Market Studies Association)の国際学会(エジンバラ大学、2020年7月)は2021年に延期になったが、今年度2021年の5月から7月にかけてオンラインで開催されることになった。この機会を活かし、研究者のネットワーク形成にもつなげたい。 その他、Artnetにおけるオークション情報の活用、経済学部の研究者の数量的分析への協力など、他の研究の可能性も引き続き探ってきた。 研究分担者もコロナの制限下において、各自工夫して成果を出してきている。日本国内の研究には大きな支障はないため、東京文化財研究所の売立目録デジタルアーカイブ化の研究は順調に進んでいる。これは日本における諸成果のうちでも特に重要なもので、将来の作品来歴・市場研究につながるものとして特筆しておきたい。この他、オランダ、アメリカなどについても後述の業績内容で示すように継続的に一定の成果は得られつつある。

  • 両世界大戦間期フランスの事例を中心とした写真の時代様式区分に関する制度批判的研究
    礒谷 有亮
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究, 若手研究, 大阪大学, 2020年04月01日 - 2023年03月31日
    本年度も昨年度に引き続きコロナ禍のため海外渡航がかなわず、予定していたフランスでの一次資料調査が行えなかった。そのため二次資料およびデジタル化された資料の収集・分析が中心となった。 研究計画に従い、2021年度は戦間期のフランスでモダニズム写真の担い手とされてきた写真家や出版社に焦点を絞り、彼らが19世紀的な写真理解や撮影方法に必ずしも否定的でなかったことを明らかにすべく研究を進めた。 特に批評言説の分析に注力し、モダニズム写真の記念碑的著作とされてきた写真集『フォトグラフィ』(1930年)に、批評家のヴァルドマール・ジョルジュが寄稿した論考「写真 世界の視覚」を考察の軸とした。この論考では機械化時代に合わせた写真の用途の拡張について幅広く述べられる一方で、写真とは撮影者の主観を反映する芸術である、という旧来の芸術写真と共通する視点が維持されていた。こうした視点は昨年度考察したフランス写真協会をはじめとする保守的な組織とも共通する態度であり、これまで進歩的とされてきた媒体においても、写真の存在論的な理解がモダニズム到来以前から変化していなかったことを示している。また、当時の写真集、写真雑誌、アマチュア写真家向けのマニュアル等の出版物においても1930年代を通して、同様の態度がしばしば見られることも明らかになった。昨年度の研究成果を加味すると、1930年代のフランスの写真批評においては、保守的か進歩的かを問わず、写真=芸術という態度が支配的であったことが指摘できる。 この成果については昨年度の調査内容と合わせ、アマチュア写真家向け雑誌『フォトシネグラフィ』(1933年-1936年)を中心とした論考としてまとめ投稿を完了しており、2022年度中の刊行が予定されている。加えて、考察対象とした写真家の一人、ロジェ・シャルについても論文を執筆し、2022年7月に刊行が確定している。

  • 両大戦間期フランスにおけるドイツ前衛写真の受容と変容
    礒谷 有亮
    松下幸之助記念財団, 研究助成, 2016年10月 - 2017年09月, 研究代表者
    競争的資金

  • Arts et Métiers PHOTO-Graphiques: The Quest for Identity in French Photography between the Two World Wars
    礒谷 有亮
    ヒューストン美術館, Joan and Stanford Alexander Award, 2016年04月 - 2017年03月, 研究代表者
    競争的資金

  • 紙面から壁面へ:両大戦間期のフランスにおける写真の受容・展示形態の変遷について
    礒谷 有亮
    サントリー文化財団, 若手研究者のためのチャレンジ研究助成, 2016年04月 - 2017年03月, 研究代表者
    競争的資金

  • 両大戦間期のフランスにおける美術展の地政学的研究
    礒谷 有亮
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 特別研究員奨励費, 大阪大学, 2010年 - 2011年
    本年度はフランス、アメリカでの現地一次資料調査を中心に行った。とりわけ、パリ・ルーヴル美術館内国立美術館アーカイヴ、アメリカ-ニューヨーク近代美術館アーカイヴでの調査が主たる成果となった。両アーカイヴでは、「独立派芸術の巨匠」展(1937年)、「国際独立派芸術の起源と発展」展(1937年)、「アメリカ美術の三世紀」展(1938年)、「キュビスムと抽象美術」展(1936年)について、昨年度から継続して調査していた一次資料の収集が完了した。それにより、フランスにおいて、一次大戦以前のモダンアートが国家主義的かつ制度的に利用されていた一方で、よりラディカルな戦後の前衛美術は当時の美術制度には組み込まれえなかったものの、一定の評価を与えられていたことが裏付けられた。また、アメリカに関連する後者二展の分析からは、フランスと同様、アメリカにおいても、国家主義と前衛主義が混在し、それらが相互に関連しながら美術を利用した外交が戦略的に展開されていたことが明確になった。 上記の成果に加えて、国際独立派展、アメリカ美術展の会場となった、ジュ・ド・ポーム関連の資料を多数入手することができ、これら両展を、当時パリで唯一公式の外国美術の受け皿であった同館の制度的な枠組の中で考察することが可能になった。また、上記の展覧会関連資料調査の過程で、多数の作品写真が基礎資料に含まれていることが明らかになった。パリ、ニューヨークの職業写真家たちによって撮影されたこれらの写真は、大規模な作品移動を伴う国際的な展覧会の準備段階で不可欠な要素だった。両大戦間期は複製写真図版の利用が本格化した時代として知られている。本年度の調査で得られたこの結果は、美術館、美術展といった制度の確立とともに、新たなメディアの発達が、相互補完的に国際的な美術状況を形成していたことを示している。

■ その他
  • 20世紀視覚芸術・文学における前衛的レアリスム(1914-68年)
    2018年09月 - 2018年09月, 同名の国際シンポジウムを共催した(於名古屋大学、9月28−29日)

  • "Air Up!" Construction of the U.S. Pavillion, EXPO '70 Osaka
    2014年07月 - 2014年07月, 1970大阪万博の際に大林組が作成したアメリカ館の記録映画の翻訳・字幕作成(英→日)。この記録映画は同年のヴェネツィア建築ビエンナーレアメリカ館にて展示された。

TOP