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長 志珠絵大学院国際文化学研究科 文化相関専攻教授
プロフィール
1962年12月生まれ 大阪府高槻市出身
研究者基本情報
■ 学位■ 研究キーワード
■ 研究分野
■ 委員歴
- 2024年12月 - 現在, ジェンダー史学会, 副代表
- 2023年05月 - 現在, 大阪府公文書館運営懇談会, 委員(座長)
- 2017年10月 - 現在, 日本学術会議, 23期〜26期連携会員
- 2023年10月 - 2026年09月, 日本学術会議, 第26期史学委員会「ジェンダー史学の知見と方法の社会実装分科会」分科会長
- 2022年10月 - 2026年09月, 日本思想史学会, 会長
- 2009年10月 - 2026年09月, 日本思想史学会, 編集委員/評議委員/大会委員長/総務委員/会長
- 2022年09月 - 2026年08月, 滋賀県公共事業評価監視委員会, 滋賀県公共事業評価監視委員
- 2023年10月 - 2025年09月, 日本史研究会, 編集委員長
- 2012年12月 - 2024年11月, ジェンダー史学会, 理事/幹事
- 2021年10月 - 2023年09月, 日本学術会議, 第25期史学委員会歴史学とジェンダー に関する分科会・分科会長
- 1996年 - 2018年, 女性史総合研究会, 編集委員, 女性史総合研究会
- 2012年10月 - 2014年09月, 日本史研究会, 研究委員長
- 2010年 - 2012年, 日韓宗教文化学会, 評議委員
- 1994年 - 2002年, 日本史研究会, 研究委員,編集委員, 日本史研究会
研究活動情報
■ 論文- 2024年07月, 歴史評論, (891) (891), 81 - 86, 日本語〈いま・ここ〉とはどこで、〈パブリック〉とは誰なのか?[招待有り]
- 2024年03月, 歴史評論, (887) (887), 15 - 27, 日本語大学における「歴史」教育とジェンダー史実践[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 2023年06月, 歴史と神戸, 62(3) (3), 37 - 40, 日本語神戸空襲を記録する会と「戦災アーカイブ」[招待有り]研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
- 2023年03月, 日本思想史研究会会報, (35) (35), 1 - 9, 日本語交差する植民地主義とジェンダーー 歴史認識としての「空襲」」[招待有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2022年09月, 国立歴史民俗博物館研究報告, (235) (235), 327 - 351, 日本語労働省婦人少年局と地方職員室・序説[査読有り][招待有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2022年09月, 国際文化学研究, (58) (58), 107 - 118, 英語Re-thinking of The Memory and Commemoration of War[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2022年08月, 歴史評論, (868) (868), 38 - 50, 日本語占領とジェンダーーモノ資料から考える[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 文民教育協会子どもの文化研究所, 2021年06月, 『子どもの文化』, 53(6) (6), 34 - 43, 日本語「労働省婦人少年局と紙芝居」[査読有り][招待有り]
- 2021年01月, 歴史学研究, (1004) (1004), 19 - 23, 日本語「女帝・女系の可能性」と〈近代〉 (小特集 皇位継承再論 : 女帝・女系の可能性と皇太子)[査読有り][招待有り]
- 2020年03月, 国立歴史民俗博物館研究報告, 219, 71 - 96, 日本語歴史展示におけるジェンダーを問う[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 2020年03月, 国際文化学研究 : 神戸大学大学院国際文化学研究科紀要, 53, 71 - 96, 英語Where was gender roll for Air defense in Japan 1945?研究論文(学術雑誌)
- 2019年12月, 『人文学報』竹沢泰子、ジャン=フレデリック・ショブ編『人文学報 特集:人種主義・反人種主義の越境と転換』, 114, 171 - 186, 日本語近代日本の人種・人種化論と「国際結婚」言説の変容[査読有り][招待有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 日本思想史学会, 2018年10月, 『日本思想史学』, (50号) (50号), 36 - 42, 日本語「史学思想史としての「女性史」序論-」[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 「女性・戦争・人権」学会, 2017年09月, 『女性・戦争・人権』, (15) (15), 13 - 22, 日本語「「慰安所」・「慰安婦」言説の「戦後」を読む」[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 勉誠出版, 2017年04月, 戦争社会学研究, (1) (1), 84 - 103, 日本語「防空」という視座ー「防空」と「空襲」/「空爆」のあいだ[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 日本史研究会, 2016年03月, 『日本史研究』, (643) (643), 57 - 77, 日本語「「防空」の帝国と本土「空襲」のあいだ-「防空」言説を再読する-」[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- ジェンダー史学会, 2015年10月, ジェンダー史学, (11) (11), 21 - 35, 日本語「「防空」のジェンダー-戦前戦後における日本の空襲言説の変容と布置-」[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2014年06月, Fighting Women:In Asia and Europe during and after World War II, the Netherlands Institute for Advanced Study in the Humanities and Social Sciences, Wassenaar, the Netherlands, 11–13 June 2014, 英語Air raid memory and records in Japan: A gender perspective[招待有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- 中部大学, 2013年06月, 『アリーナ』, (15) (15), 36 - 45, 日本語「“CITY MAP OF KYOTO”を「読む」—占領期研究序論—」[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 京都大学人文科学研究所, 2013年03月, 人文学報, (104) (104), 137 - 166, 日本語「戦争の事後を考えるー東京市忠霊塔のゆくえ」[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 岩波書店, 2011年02月, 『思想』, 1042号・94-120頁(1042) (1042), 94 - 120, 日本語「<過去>を消費するー日中戦争下の「満支」学校ツーリズムー」[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- ぺりかん社, 2010年06月, 日本思想史, 76号・123-149頁(76) (76), 123 - 149, 日本語「朝鮮史」史料採訪『復命書』を<読む>—『朝鮮史』編纂と帝国の空間—」[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2009年04月, 『전북사학』, 34,275-313「戦時下の「満鮮支」視察旅行とその記録」[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2009年02月, 『立命館大学言語文化研究』, 20(3) (3), 79 - 87, 日本語「占領期のマスキュリニティ」[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- ペリカン社, 2007年08月, 『季刊日本思想史』, (71) (71), 45 - 68, 日本語「追悼の政治と占領期—<戦争の死者>をめぐる言説とその布置-」(特集;「靖国」の問い方:戦後史再考)[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 民俗研究としての絵馬資料への感心が高まっている。本稿は、明治期に1村社に大量に残された参詣行列絵馬を記録として読み解き、神社所蔵文書や行政文書も含めて、絵馬奉納のホストとしての洛外の1村社と絵馬/奉納者との関係、その変化に注目し、絵馬と近代社会との関係を考える。同志社大学人文科学研究所, 2006年03月, 『社会科学』, 76(4) (4), 113 - 138, 日本語[査読有り][招待有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 神戸市外国語大学, 2002年, 外国語研究, 53, 93 - 108, 日本語印刷文化論・序説研究論文(学術雑誌)
- 日本史研究会, 2001年, 日本史研究, 462(462) (462), 78 - 117, 日本語臨界点としての漢字・漢学研究論文(学術雑誌)
- 京都民科, 2000年, 新しい歴史学のために, (238) (238), 12 - 22, 日本語政治文化としての国旗・国歌研究論文(学術雑誌)
- 公益財団法人 史学会, 1999年, 史学雑誌, 108(5) (5), 783 - 788, 日本語
- 2023年11月, 国際文化学研究, (60) (60), 69 - 100, 日本語資料紹介 ある家族のアジア太平洋戦争下・京都の日々速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 2023年10月, 日本思想史学, (55) (55), 32 - 35, 日本語コメント 断絶点としての近代―「人」とは誰か[招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 2022年, 西洋史学 = The studies in Western history / 日本西洋史学会 編, (272) (272), 198 - 200, 日本語書評 スーザン・L・カラザース著、小滝陽訳『良い占領? : 第二次世界大戦後の日独で米兵は何をしたか』
- ジェンダー史学会, 2018年10月, 『ジェンダー史学』, (14) (14), 日本語「日本人慰安婦」という問い:書評・木下直子『「慰安婦」問題の言説空間ー日本人「慰安婦」の不可視化と現前ー』[招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- ジェンダー史学会, 2018年10月, 『ジェンダー史学』, (14) (14), 26 - 32, 日本語「ジェンダー射程からみる歴史教科書と視覚表現」[招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 同時代史学会, 2017年12月, 同時代史, (10) (10), 108 - 111, 日本語「東京大空襲・戦災資料センター特別展「空襲被災者と戦後日本」を見て」[査読有り][招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 国立歴史民俗博物館, 2017年09月, 『News Letter』「日本列島社会の歴史とジェンダー」, (5) (5), 10 - 12, 日本語「国際シンポジウム『歴史展示とジェンダー』コメント」[招待有り]記事・総説・解説・論説等(国際会議プロシーディングズ)
- 行路社, 2017年08月, 女性・戦争・人権, (15) (15), 24 - 42, 日本語シンポジウム報告 「『慰安所』・『慰安婦』」言説の「戦後」を読む (特集 侵略戦争・植民地支配・ジェンダー : 敗戦70年を考える)
- 総合女性史研究会, 2017年07月, 『女性史学』, (27) (27), 110 - 112, 日本語「学びの場—女性史学編集委員会」その他
- 総合女性史研究会, 2017年07月, 女性史学, (27) (27), 49 - 62, 日本語インタビュー 『虫喰う近代』の著者・松原宏之氏に聞く[招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 青木書店, 2016年12月, 歴史学研究, (952) (952), 45 - 49, 日本語全体会 清水和裕 初期イスラーム時代の奴隷女性と境域の拡大 嶽本新奈 「からゆきさん」における移動の経験と性の権力 松本悠子 アメリカ合衆国への移民の流入と人種・性規範の構築 (2016年度歴史学研究会大会報告批判)
- 歴史学研究会, 2016年12月, 『歴史学研究』, (951) (951), 45 - 49, 日本語2016年度歴史学研究会大会シンポジウム報告批判[招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- ジェンダー史学会, 2016年10月, 『ジェンダー史学』, (12) (12), 日本語学会大会解説 2015年度ジェンダー史学会年次大会シンポジウム報告「「制度」のなかのLGBT-教育・結婚・軍隊-」[招待有り]記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 日本ジェンダー学会, 2016年10月, 『日本ジェンダー研究』, (19) (19), 69 - 72, 日本語「近代家族論と反養子言説」[招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- ジェンダー史学会, 2016年10月, 『ジェンダー史学』, (12) (12), 145 - 147, 日本語2015年度ジェンダー史学会年次大会シンポジウム報告「「制度」のなかのLGBT-教育・結婚・軍隊-」[査読有り][招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- ジェンダー史学会, 2016年10月, 『ジェンダー史学』, (12) (12), 152, 日本語2015年度ジェンダー史学会春季シンポジウム主旨[査読有り][招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 日本思想史学会, 2016年09月, 『日本思想史学』, (48) (48), 1 - 3, 日本語大会特集序言 思想史学の問い方-二つの日本思想史講座をふまえて[招待有り]記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 国立歴史民俗博物館, 2016年09月, 『歴博』, (198) (198), 日本語演説文化とジェンダー[招待有り]速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 日本思想史学会, 2016年09月, 『日本思想史学』, (48) (48), 1〜3 - 3, 日本語「思想史学の問い方-二つの日本思想史講座をふまえて; 2015年度大会シンポジウム」[招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 国立歴史民俗博物館, 2016年09月, 『歴博』, (198) (198), 日本語コラム「演説文化とジェンダー」[招待有り]速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 『女性史学』編集委員会, 2016年07月, 『女性史学』, (26) (26), 122 - 124, 日本語新刊紹介 『奈良女子高等師範学校とアジアの留学生』[査読有り][招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 日本学術協力財団, 2016年05月, 学術の動向 : SCJフォーラム = Trends in the sciences : SCJ Forum, 21(5) (5), 37 - 42, 日本語「『慰安婦』問題」を一般教養講義で語る/組み込むために (特集 歴史教育の明日を探る : 「授業・教科書・入試」改革に向けて)
- 日本学術会議, 2016年05月, 『学術の動向』, 21(5) (5), 37 - 42, 日本語「教材実例としての「慰安婦」問題――研究の到達点を踏まえて教育実践と市民の育成」[招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 歴史科学協議会, 2016年01月, 『歴史評論』, (789) (789), 86 - 90, 日本語書評 加藤千香子著『近代日本の国民統合とジェンダー』[査読有り][招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 立命館大学国際言語文化研究所, 2015年10月, 立命館言語文化研究, 27(1) (1), 141 - 145, 日本語国民国家論がたちあがるとき (2014年度国際言語文化研究所連続講座 西川長夫 : 業績とその批判的検討) -- (第4回「国民国家論の越え方」)
- 2015年10月, 『立命館言語文化研究』, 27(1) (1), 141 - 145, 日本語「国民国家論がたちあがるとき」[招待有り]速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 日本史研究会, 2015年06月, 『日本史研究』, (634) (634), 1 - 2, 日本語「日本史研究特集「空間表現の知と政治-19世紀の海をめぐって-」に寄せて」[招待有り]記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 日本史研究会, 2015年02月, 『日本史研究』, (630) (630), 1-2 - 64, 日本語「2014年度日本史研究会全体会シンポジウム テーマ〈境界〉を読み直す 大会趣旨説明」[招待有り]記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 日本史研究会, 2014年11月, 『日本史研究』, (627) (627), 日本語例会記録「映像のなかの歴史研究—映画と時代像/考証」[招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- ジェンダー史学会, 2014年10月, 『ジェンダー史学』, (10) (10), 128 - 130, 日本語「地域研究としての女性史—まなび・かたり・つなぐー」[査読有り][招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 2014年09月, 『日本史研究, (625) (625), 1 - 3, 日本語「2014年度日本史研究会大会に向けて」[招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 日本植民地研究会 ; 1988-, 2014年06月, 『赤旗』, (27) (27), 47 - 53, 日本語書評「伊香俊哉著『戦争はどう記憶されるのかー日中両国の共鳴と相剋-』」書評論文,書評,文献紹介等
- 朝日新聞出版, 2014年05月, 『週刊新発見!日本の歴史45 戦後政治のダイナミズム』, 16 - 17, 日本語「地図で見るサークル文化の勃興」記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 15年戦争研究会, 2014年03月, 『15年戦争研究会報』, 日本語研究会報告彙報「日本占領期と空襲記録/記憶」速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 日本史研究会, 2014年02月, 『日本史研究』, (618) (618), 1 - 3, 日本語「2013年度日本史研究会大会主旨」[招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 2013年10月, 『ジェンダー史学』, (9) (9), 日本語「ジェンダー射程を用いて「民主化」を並べ読む試みをめぐって」[査読有り][招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 日本史研究会, 2013年09月, 『日本史研究』, (613) (613), 1 - 3, 日本語「2013年度日本史研究会大会に向けて」[招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- こうち男女共同参画センター, 2012年03月, 『ソーレメールマガジン「FROMソーレ」』, (108) (108), 日本語「自己選択としての進学と不安な出口?」その他
- 〔女性史総合研究会〕, 2011年, 女性史学, (21) (21), 38 - 49, 日本語女性史研究と私--脇田晴子氏に聞く (脇田晴子氏と女性史研究)
- 東書Eネット, 2011年01月, 「高校 地歴 指導資料」, 日本語「東アジア世界で髷を切ること」記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 青木書店, 2010年12月, 歴史学研究, (874) (874), 46 - 48, 日本語現代史部会 山本唯人 ポスト冷戦における東京大空襲と「記憶」の空間をめぐる政治 飯島みどり 抵抗の記憶 (2010年度歴史学研究会大会報告批判)
- 2010年12月, 『歴史学研究』, 874号,46-48頁, 日本語大会報告批判 歴史学研究会現代史部会記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 同時代史学会, 2010年12月, 『同時代史研究』, 3号,93-97頁(3) (3), 93 - 97, 日本語書評-大門正克『戦争と戦後を生きる』)[査読有り]記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 〔女性史総合研究会〕, 2010年08月, 『女性史学』, 20号・94-117頁(20) (20), 94 - 117, 日本語「女性史研究の20年を振り返ってー加納実紀代氏に聞くー」その他
- 〔女性史総合研究会〕, 2010年08月, 『年報 女性史学』, 20号・71-93頁(20) (20), 71 - 93, 日本語「一女性研究者の歩みー筧久美子氏へのインタビュー」その他
- 2010年05月, 『日本思想史研究会会報』, 27号・1-11頁, 日本語「空襲研究」から考える[査読有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 2010年03月, 『神戸空襲だより』, 9号, 日本語「「第39回 八王子・多摩 空襲戦災を記録する会全国連絡会議」参加記」その他
- 奈良女子大学鈴木則子研究室, 2009年06月, 『科研だよりー歴史における周縁と共生;疫病・触穢思想・女人結界・除災儀礼—』, (5) (5), 日本語「恐山現地調査報告」[招待有り]記事・総説・解説・論説等(その他)
- ロイヤル・ファミリーから考える : 近代国民国家形成と皇室(第2回講演)第13期女性学連続講演会「家族の空間/空間のなかの家族-ジェンダー化される生活空間をめぐって」の第2回講演大阪府立大学女性学研究センター, 2009年03月, 女性学連続講演会, 13, 22 - 47, 日本語
- 立命館大学, 2009年02月, 立命館言語文化研究, 20(3) (3), 79 - 87, 日本語追悼の政治と占領期のマスキュリティ : <戦争の死者>をめぐる言説とその布置 (特集 シンポジウム グローバル化時代の植民地主義とナショナリズム : 2.ジェンダー論の視座)
- ジェンダー史学会, 2008年10月, ジェンダー史学, 4(4) (4), 105 - 112, 日本語「ジェンダー規範の連鎖と東アジア・帝国—『東アジアの国民国家形成とジェンダー』を中心に」[査読有り][招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 総合女性史研究会, 2008年07月, 女性史学, (18) (18), 145 - 148, 日本語新刊紹介 平井和子著『「ヒロシマ以後」の広島に生まれて』[査読有り][招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 総合女性史研究会, 2008年07月, 女性史学, (18) (18), 63 - 91, 日本語インタビュー「男性史の未来に向けて」[査読有り][招待有り]記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- ジェンダー史学会, 2007年10月, 『ジェンダー史学』, (3) (3), 155 - 156, 日本語「大会批評;大会に期待されるもの」[招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 『図書新聞』, 2007年08月, 『図書新聞』, 日本語書評・恵泉女学園大学平和文化研究所編『占領と性』[招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 神戸市外国語大学外国学研究所, 2007年03月, 神戸市外国語大学外国学研究, 66(66) (66), 1 - 4, 日本語「リレー講義『女性と世界』をめぐって」(『特集「女性と世界」』)[招待有り]記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
- 総合女性史研究会, 2006年07月, 『女性史学』, (16) (16), 187 - 188, 日本語新刊紹介・早川紀代編『軍国の女たち』[査読有り][招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 岡山地方史研究会, 2006年04月, 『岡山地方史研究』, (108) (108), 36 - 38, 日本語書評・沢山美果子『性と生殖の近世』[査読有り][招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 神戸新聞, 2006年01月, 『神戸新聞』, 日本語新刊紹介『神戸空襲の記録』[招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 日本史研究会, 2005年04月, 日本史研究, (512) (512), 36 - 40, 日本語共同研究報告 近現代史部会大会報告批判 (2004年度日本史研究会大会報告批判)
- 御茶の水書房, 2005年, アソシエ, (15) (15), 226 - 235, 日本語書評 <過去>認識の焦点--冷戦下・東アジアの闇に抗するもの 徐勝編『東アジアの冷戦と国家テロリズム--米日中心の地域秩序の廃絶をめざして』
- 佛教大学, 2004年08月31日, 佛教大学総合研究所紀要, 2004(1) (1), 71 - 94, 日本語天皇儀礼空間の構築と忘却 : 一九三一〜一九四六 (近代国家と民衆統合の研究 : 祭祀・儀礼・文化)
- 吉川弘文館, 2003年05月, 日本歴史, (660) (660), 119 - 122, 日本語書評と紹介 西川祐子著『近代国家と家族モデル』
- 日本思想史研究会, 2003年01月, 日本思想史研究会会報, (20) (20), 114 - 129, 日本語近代日本の女性政策あるいは文明化する身体--江戸の記憶から都市文化へ (衣笠安喜先生 追悼特別号)
- 岩波書店, 2001年06月, 世界, (689) (689), 83 - 93, 日本語対談 間違いだらけの歴史教科書 (特集 歴史教科書問題とは何か--「教育改革」を考える(6))
- 〔女性史総合研究会〕, 2000年, 女性史学, (10) (10), 182 - 185, 日本語新刊紹介 武田佐知子著『衣服で読み直す日本史--男装と王権』
- アルク, 1999年11月, 月刊日本語, 12(11) (11), 74 - 79, 日本語対談 日本語教育の再構築-8-国民国家形成における日本語
- 〔女性史総合研究会〕, 1999年, 女性史学, (9) (9), 103 - 108, 日本語西川麦子著『ある近代産婆の物語--能登・竹島みいの語りより』
- 町田市教育委員会, 1997年03月, 自由民権, (10) (10), 54 - 59, 日本語民権「運動」研究と「アジア」論 (特集 シンポジウム「民権運動再考」)
- 立命館大学人文科学研究所, 1993年10月, 立命館大学人文科学研究所紀要, (59) (59), p227 - 247, 日本語言語学の「受容」 (日本思想とドイツ学受容の研究) -- (近代日本の形成とドイツ)
- 共編者(共編著者), 2024年03月<神戸空襲を記録する会>の戦災アーカイブ ー草創期の活動とともに(神戸空襲を記録する会資料集6)
- 共編者(共編著者), 大阪大学出版会, 2024年03月, ISBN: 9784872597790『「世界」をどう問うか』(ひとから問うジェンダーの世界史第3巻)
- 分担執筆, ジェンダーの視点から見た歴史(日本), 丸善出版, 2024年01月, 日本語, ISBN: 9784621308875ジェンダー事典
- 共著, 労働省婦人少年局作成の紙芝居―モノ資料からみる占領とジェンダー, 大月書店, 2024年01月, 日本語, ISBN: 9784272510153深化する歴史学 : 史資料からよみとく新たな歴史像
- 分担執筆, 合同出版, 2023年09月, 日本語, ISBN: 9784772615402図録立命館大学国際平和ミュージアム : PEACE×PIECEあなたのピースを探そう!
- 共著, 第4章-4)長志珠絵「戦時宣伝としてのプロパガンダ 」, 大阪大学出版会, 2023年09月, 日本語, ISBN: 9784872597783「社会」はどう作られるか? : 家族・制度・文化
- 共著, 長志珠絵「猪飼嘯谷と明治神宮絵画館壁画」, 思文閣出版, 2023年08月, 日本語, ISBN: 9784784220649近代京都と文化 : 「伝統」の再構築
- その他, 長志珠絵 巻末解説, 講談社, 2023年06月, 日本語, ISBN: 9784065323465異国の夢二
- 共編者(共編著者), ミネルヴァ書房, 2023年06月, 日本語, ISBN: 9784623093502論点・ジェンダー史学
- 共著, 長志珠絵「山代巴・森崎和江・金子文子・沢地久枝」, 集英社, 2023年04月, 日本語, ISBN: 9784081571116アジア人物史第11巻『世界戦争の惨禍を越えて』
- 共編者(共編著者), 2023年03月2022年度神戸大学地域連携事業成果報告書『紡ぐー「神戸空襲を記録する会」事始めー』
- 共著, 占領と女性たち他, 小さ子社, 2023年03月, ISBN: 9784909782205増補新版 戦後京都の「色」はアメリカにあった!
- 編者(編著者), 地域連携事業成果報告書, 2023年03月紡ぐー「神戸空襲を記録する会」事始めー
- 分担執筆, Brian M. Puaca and Shizue Osa,the 33 chapter ,"The Memory and Commemoration of War",, Oxford University Press, 2023年02月, 英語, ISBN: 9780199341795The Oxford handbook of World War II
- 共著, Shizue,OSA Chap3:"Construction of the “Imperial Gaze” through Colonial Tourism during War",, Berghahn Books, 2022年09月, 英語, ISBN: 9781800736238Borders in East and West : Transnational and Comparative Perspectives
- 共著, 近代日本の法的婚姻と人種論―「国際結婚(cross-national marriage)」をめぐる言説空間の変容, 京都大学出版会, 2022年03月, ISBN: 9784814003891人種主義と反人種主義--越境と転換
- 分担執筆, 集英社インターナショナル,集英社 (発売), 2021年10月, 日本語, ISBN: 9784797680836性差 (ジェンダー) の日本史
- 共著, 長志珠絵「史学思想史としての「女性史」――「ジェンダー」という問い」, ぺりかん社, 2021年05月, 日本語, ISBN: 9784831515902日本思想史の現在と未来 : 対立と調和
- 編者(編著者), 2021年03月『常設展示 空襲下の神戸―兵庫図書館戦災記念資料室からー』(地域連携事業成果報告書)
- 共編者(共編著者), 編者 および 「「母」は銃後にいたのか?―総力戦下の女性兵士論と「防空」業務」, 神戸大学出版会,神戸新聞総合出版センター (発売), 2021年01月, 日本語, ISBN: 9784909364104「母」を問う : 母の比較文化史
- 共著, 歴史民俗博物館振興会, 2020年10月, 日本語, ISBN: 9784861951671性差 (ジェンダー) の日本史 : 企画展示
- 共著, 「[国語]とその表記」, 丸善出版株式会社, 2020年05月『日本思想史事典』
- 共編者(共編著者), 2020年03月『記憶をつづるー<神戸大空襲体験記>を次代にー』(神戸大学地域連携事業成果報告書)
- 共著, 長志珠絵「史料蒐集と<植民地>」, 文理閣, 2019年05月, 日本語, ISBN: 9784892598432東アジア遭遇する知と日本 : トランスナショナルな思想史の試み
- 共編者(共編著者), 2019年03月『神戸から・神戸へのてがみー疎開児童と家族の1945年』(神戸大学地域連携事業成果報告書)
- 共著, 長 志珠絵「創られる伝統―可視化される明治」 / 巻末座談会, 岩波書店, 2018年12月, 日本語『創られた明治、創られる明治―明治150年を考える』学術書
- 共著, 長 志珠絵「脱「兵曹文化」への模索-軍港都市・佐世保にみる占領と駐留のはざま-」, 臨川書店, 2018年06月, 日本語『敗戦と占領』学術書
- 共著, 長 志珠絵「せめぎあう「戦後復興」言説ー佐世保に見る「旧軍港市転換法」の時代」, 清文堂出版, 2018年02月, 日本語『軍港都市史研究Ⅴ 佐世保編』学術書
- 共著, 吉川弘文館, 2016年10月, 日本語『日本生活史辞典』事典・辞書
- 共著, 明石書店, 2015年09月, 日本語『同性愛をめぐる法と歴史-尊厳としてのセクシュアリティ』学術書
- 共著, 岩波書店, 2015年07月, 日本語『記憶と認識の中のアジア・太平洋戦争』学術書
- 共編者(共編著者), 大月書店, 2015年01月, 日本語『ジェンダーから見た日本史ー歴史を読み替える』一般書・啓蒙書
- 共著, 岩波書店, 2014年12月, 日本語『「慰安婦」問題を/から考えるー軍事性暴力と日常世界ー』学術書
- 共著, 山川出版社, 2014年07月, 日本語『新体系日本史9 ジェンダー史』学術書
- 共編者(共編著者), 朝日新聞出版, 2014年04月, 日本語, 一般書『「国民」を生んだ帝国の文化』(週刊新発見日本の歴史39号)一般書・啓蒙書
- 共著, 有志舎, 2013年10月, 日本語講座東アジアの知識人1 文明と伝統社会学術書
- 共著, ぺりかん社, 2013年06月, 日本語『日本思想史講座』第4巻近代学術書
- 単著, 有志舎, 2013年06月, 日本語『占領期・占領空間と戦争の記憶』学術書
- 共著, 東京書籍, 2013年05月, 日本語『高校日本史A指導書』教科書・概説・概論
- 共著, 東京書籍, 2013年05月, 日本語『高校日本史A指導資料 CD-ROM』教科書・概説・概論
- 共著, 東京書籍, 2012年04月, 日本語『高校日本史A』教科書・概説・概論
- 共著, 科研報告書 代表者 鈴木則子, 2012年03月, 日本語「歴史における周縁と共生-疫病・触穢思想・女人結界・除災儀礼 」調査報告書
- 共著, 科研報告書 代表者 三成美保, 2012年03月, 日本語「「マスキュリニティ」の比較文化史-公私関係の再検討に向けて」調査報告書
- 共著, 横浜教科書研究会, 2011年05月, 日本語『自由社版『新編 新しい歴史教科書』でどう教えるかー近現代編』一般書・啓蒙書
- 共著, Somyong Publishing, 2011年05月『近代知の成立』(ハングル)学術書
- 共著, 小学館, 2011年04月, 日本語帝国の時代(ジュニア日本史 第6巻)一般書・啓蒙書
- 共著, 明石書店, 2009年09月, 日本語『社会秩序と暴力・戦争』学術書
- 共著, 愛荘町, 2009年03月, 日本語『秦荘の歴史』第四巻資料編一般書・啓蒙書
- 共著, 科研報告書, 2009年03月, 日本語『国家・共同体・家における<母>機能の意義と変遷ー<男>を育てる<女>の比較文化史』調査報告書
- 共著, 大阪府立大学女性学研究センター, 2009年03月, 日本語『家族の空間/空間のなかの家族—ジェンダー化される生活空間をめぐってー』一般書・啓蒙書
- 共著, 日本図書センター, 2009年02月, 日本語『停滞と閉塞の時代1986〜2006』(『資料で読む戦後日本と愛国心』第3巻学術書
- 共著, 思文閣出版, 2008年08月, 日本語『近代京都研究』学術書
- 単著, 科研報告書, 2008年03月, 日本語占領期日本における異文化受容としてのナシヨナルな記憶の文化史的研究調査報告書
- 共著, 『帝国と学校』叢書・比較教育史, 2007年04月, 日本語『帝国と学校』学術書
- 共著, 平凡社, 2006年06月, 日本語『戦後思想の名著50』一般書・啓蒙書
- 共著, 東京大学出版会, 2006年05月, 日本語『戦後という地政学』学術書
- 共著, 平凡社, 2006年03月, 日本語『戦後思想の名著50』一般書・啓蒙書
- 共著, 宮津市, 2004年05月, 日本語宮津市史 通史編 下巻一般書・啓蒙書
- 共著, 吉川弘文館, 2003年12月, 日本語『近代社会を生きるー近現代日本社会の歴史』一般書・啓蒙書
- 共著, 日本経済評論社, 2003年06月, 日本語<私>にとっての国民国家論-歴史研究者の井戸端談義-学術書
- 共著, 平凡社, 2003年04月, 日本語西川長夫他編『グローバル化を読み解くキーワード88』一般書・啓蒙書
- 共著, 東京書籍, 2003年04月, 日本語高等学校用教科書「日本史A」教師用指導書教科書・概説・概論
- 共著, 東京大学出版会, 2003年03月, 日本語, 総合女性史研究会編『日本女性史研究文献目録』総合女性史研究会編『日本女性史研究文献目録』4学術書
- 共著, 岩波書店, 2002年, 日本語近代知の成立学術書
- 単著, 韓日宗教フォーラム, 2001年, 日本語敗戦と慰霊の空間・シンボル(ハングル文)学術書
- 共著, 宮津市教育委員会, 2001年, 日本語官津市史・史料編第四巻一般書・啓蒙書
- 共著, 柏書房, 1999年, 日本語世紀転換期の国際秩序と国民文化の形成学術書
- 共著, 人文書院, 1999年, 日本語共同研究・男性論学術書
- 単著, 吉川弘文館, 1998年11月, 日本語『近代日本と国語ナショナリズム』学術書
- 学術会議史学委員会「歴史学とジェンダー(学術会議シンポジウム「歴史教育の明日を探るー「授業・教科書・入試」改革に向けてー」, 2015年08月, 日本語, 日本学術会議講堂, 国内会議「教材実例としての「慰安婦」問題—研究の現在と大学教養教育における実践」[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 京都大学人文科学研究所第30回「近代天皇制と社会」研究会, 2015年06月, 日本語, 京都大学人文科学研究所, 国内会議「空襲研究から考えるー防空・空襲・空爆のあいだ(序論)」その他
- 日本学術会議 「法学委員会社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会(第23期・第2回), 2015年06月, 日本語, 学術会館, 国内会議「LGBT 射程が照らす日本近現代史研究の課題」その他
- 韓国日本学会, 2015年02月, 日本語, 建国大学校(ソウル市), 国際会議「越境する戦争の記憶-空襲研究を手がかりに-」口頭発表(一般)
- ジェンダー史学会大会 分科会(第11回), 2014年12月, 日本語, 横浜国立大学, 国内会議「戦前戦後における空襲言説の変容」口頭発表(一般)
- Fighting Women:In Asia and Europe during and after World War II, 2014年06月, 英語, the Netherlands Institute for Advanced Study in the Humanities and Social Sciences, Wassenaar, 国際会議Air raid memory and records in Japan: A gender perspective口頭発表(一般)
- 15年戦争研究会例会, 2014年02月, 日本語, 関西学院大学大阪梅田キャンパス, 国内会議日本占領期と空襲記録/記憶-USSBSを読む、聞く[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 日本史研究会歴史学研究会 合同シンポジウム「『慰安婦』問題を/から考えるー軍事性暴力の世界史と日常世界-」, 2013年12月, 日本語, 日本史研究会および歴史学研究会, 明治大学リバティタワー, 国内会議コメント[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- Borders,Frontiers,Minsyu民衆・境界・辺境, 2013年10月, 日本語, ニューヨーク市立大学, 国際会議「人種とジェンダーの視点から見る戦後日本の空襲の記憶と記録」[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- シンポジウム「占領期京都を考える」, 2012年03月, 日本語, 立命館大学-グローバルCOE「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」, 国内会議「占領期研究の可能性[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 日本平和学会2021年10月 - 現在
- 京都民科- 現在
- 歴史科学協会- 現在
- 歴史学研究会- 現在
- ジェンダー史学会- 現在
- 同時代史学会- 現在
- 日本思想史学会- 現在
- 日本史研究会- 現在
- 朝鮮史学会
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 神戸市外国語大学, 2023年04月01日 - 2028年03月31日国際協働による戦後日本思想史の再審:歴史学と思想史の多面体を目指して
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 2020年04月01日 - 2023年03月31日「アジア・ジェンダー史」の構築と「歴史総合」教材の開発研究実績は、主に以下の2点である。 (1)科研費共同研究の成果として『<ひと>から問う世界史』の出版に向けて、編集・執筆に着手した。本書は全3巻構成である。第1巻『「ひと」とはだれか?――身体・セクシュアリティ・暴力』(三成美保・小浜正子・鈴木則子編)、第2巻『「社会」はどう作られるか?――家族・労働・文化』(久留島典子・姫岡とし子・小野仁美編)、第3巻『「世界」をどう問うか?――地域・戦争・環境』(井野瀬久美恵・長志珠絵・粟屋利江編)である。各巻の編者はすべて本科研研究分担者である。依頼した執筆者は、本科研の研究分担者や研究協力者を中心に100名以上に及ぶ。科研研究の成果であるため、大学出版会からの刊行として執筆者の印税はなしとし、広く学校教育や大学教養教育・市民教育に資するものとする。各巻300頁程度とし、2022年冬に出版を予定している。本企画の特徴は、ジェンダー研究の成果を明確にするために、「ひと・家族・国家」という構成をとること、項目とコラムを適宜取り混ぜ、最先端の研究成果をわかりやすく読者に提供すること、アジア諸地域に関する記述を大幅に増やし、世界史の中にアジア史を位置づけることを目指したことである。 (2)コロナ禍で対面シンポジウムが不可能になったため、本科研独自の新企画として、オンラインの国際シンポジウム「アジアジェンダー研究・ウェビナーシリーズ」(全5回程度を予定)を開始した。日英等の同時通訳を入れ、活発な議論ができるよう配慮した。第1回「家父長制についてー南アジアのジェンダー研究から」(2022年1月28日)、第2回「近代国家形成と家名ータイと日本の比較から」(2022年3月8日)を開催し、成果は本科研の専用WEBサイト(比較ジェンダー史研究会)に掲載している。招待講演は動画をアップし、コメントは文章(英訳予定)を掲載して、国際的発信を目指している。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 神戸大学, 2019年04月01日 - 2023年03月31日占領期エゴドキュメントをめぐる思想史文化史的検討と目録化に向けた実証的研究今年度もコロナ禍のため当初の計画と異なり、関係者のインタビューや海外調査等によって研究を進めることはできなかった。またアウトプットについても国際シンポジウム等は中止延期となった。このため改めて、主題の神戸基地の女性軍属が残した私的手紙をエゴ・ドキュメントとしてとらえ、読み解く作業をめぐって前年度の作業に引き続いての、英文翻訳のブラッシュアップをはかるとともに、エゴ・ドキュメント論の社会思想史的な広がりを見通す作業をすすめた。占領期の前提としての総力戦下での民間人の動向を視野にいれる一方で、特に、占領期の日米女性政策が人的にも交差する場としての、労働省婦人少年局の存在に注目し、国内を中心に、その関係資料を渉猟した。申請者はかつてこれらのアーカイブ を米国プランゲ文庫寄贈のコレクションによって一定量を収集していたが、あらためて日本側の女性政策とその思想を検証する作業をすすめた。 旧労働省婦人少年局の占領期資料は、同局が女性政策としての女性労働という新たな思想性を伴う領域を発見し、積極的に社会への広報活動を行なっていたため、ポスターやリーフレット、紙芝居などモノ資料として豊富な点もその特徴である、また人的思想的には戦間期の米国ニューディール政策や米国女性局との占領軍軍属女性たちを介した直接の関係を持つ。これらをアーカイブ論、ポスト戦争後としての、女性の民主化をめぐる新たな思想潮流としての再検討を進めた。原稿としてのアウトプットとしても進み、査読を経て掲載決定の論考の初稿が出ている段階である。他方、社会的な活動としては、新たな高校歴史教科書「歴史総合」をめぐるシンポジウムでのコメントなどもつとめた。なお翻訳および史料読解としての出版物成果は次年度を予定している。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(A), 東京外国語大学, 2016年04月01日 - 2021年03月31日記憶論的転回以後の集合的記憶論の学際的再検討本事業は、「歴史にとって記憶の問題とは何だったのか」という共通の課題設定のもとで、「記憶論的転回以後」の集合的記憶に関する言説状況を検討し、東アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカの事例研究を空間的に広げて総括してきた。また、二十世紀後半以後の時系列に即して、個々の社会的コンフリクトのフェーズことに記憶の動態分析も行ってきた。その場合、モーリス・アルヴァックスの概念設定に端を発し、ドイツのヤン・アスマンやアライダ・アスマンの概念装置などにも立脚しながら自覚的に記憶と忘却の反省的理論として整理することをめざしてきている。また、とくに本事業の取組みの焦点となるのは、メモリースタディーズの高度化によって獲得された知見や語彙の明示化であり、また記憶論的転回以後に起こっている歴史像の分断や二極化という劇症化したコンフリクトの分析であった。 これまでにも、記憶に関するブレーンストーミングのワークショップなどを開催し、①国民国家の記憶に関するヨーロッパボーダーランド地域の個別研究、②戦後東アジアの記憶の再検討、③記憶と忘却の動態の理論化、④記憶と忘却のレキシコンの作成などに、ひとつひとつ取り組んできた。そうしたなかで、研究分担者からは、新たに意識化されたハザードスタディーズの一環としての記憶の語りや、近年のレイシズム再来現象についても、災害の記憶やコロニアリズムの記憶という論点として、積極的に組み込んでいくべきであるという提案があり、それらを通じて事業計画の視野はより豊かになってきている。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(A), 奈良女子大学, 2015年04月01日 - 2020年03月31日ジェンダー視点に立つ「新しい世界史」の構想と「市民教養」としての構築・発信共同研究の目的は、ジェンダーの視点から「新しい世界史」を構築することであった。そのため、セクシュアリティ、家族、性暴力などに焦点を当てた。これらはいずれも、伝統的な歴史研究であまり注目されてこなかったテーマである。研究会は毎年いくつかのシンポジウムを開催し、各メンバーは研究成果を著書や学術論文として公表した。2014年9月、比較ジェンダー史研究会のウェブサイトを開設した。アクセス数はすでに170万を超えており、最近では、1日あたり2000から3000のアクセスがある。「市民への情報発信」という目的は、十分に達成できた。共同研究の結果は、2021年末に3巻本として出版予定である。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 滋賀大学, 2015年04月01日 - 2019年03月31日20世紀前期の帝国日本における教養の知と技をめぐる実学リテラシー研究わたしたちの調査研究は、おおよそ20世紀前期を中軸として機能した高等商業学校(以下、高商)を対象として、その史料の所在を明確にし、かつ史料それ自体の歴史(由来や来歴)をも記録することによる史料の整備を目指し、そうした活動をとおして、高商において展開した学知を実学と教養という観点から考えることを目的とし、同校におけるカリキュラム編成、調査実習、就業の具体相をとらえながら、高商という実学をめぐる専門教育機関を、諸相において緊密なアジア圏が形成されてゆく19世紀末から20世紀中葉までの時代に位置づける試みをおこなった。
- 学術研究助成基金助成金/基盤研究(C), 2015年04月 - 2019年03月, 研究代表者競争的資金
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 挑戦的萌芽研究, 大阪大学, 2014年04月01日 - 2017年03月31日日独比較を通じた「空襲の記憶継承学」の構築本研究活動を通じて、日独2国間にとどまらない空襲体験者・記憶継承活動者・研究者のネットワーク作りにある程度成功した。その成果は、個別の研究論文・学会報告に反映したほか、包括的な締めくくりとして、研究代表者・分担者全員が関わって、第7回戦争社会学研究会大会において〈テーマセッション:「空襲の記憶」の境界―時間・空間・学問を越境して〉を構成するとともに、同学会が編集する論集にもそれぞれが寄稿して、広く社会に還元した。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 大阪府立大学, 2013年04月01日 - 2016年03月31日復興・防災まちづくりとジェンダー―生活再建と制度設計に関する国際比較研究本研究は日本、韓国、台湾、米国、イタリア、ドイツの自然災害被災地(阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災、ソウル市、台中市、高雄市、台北市、ニューオーリンズ市、ニューヨーク州等)にて長期・継続調査を実施し、被災者と支援者、行政、メディア、研究者らへのインタビューを中心に資料収集・分析、研究会での討議などで研究を進めている。本科研では災害復興・防災、減災におけるジェンダー課題、また、被災者が住宅、生活再建において独特な支援を受けている事からそれを「被災者支援レジーム」と名付け、社会保障との隙間の課題を明らかにした。これら国際比較研究の成果から制度の改善、政策の提案、提言を行い改善につなげている。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 滋賀大学, 2012年04月01日 - 2015年03月31日20世紀前期の帝国日本における実学実践と教養主義をめぐる文化研究わたしたちの共同研究は、おおよそ20世紀前期に機能した高等専門教育機関としての高等商業学校をとりあげ、それにかかわる歴史資料を整備してその保存と公開と活用をはかることを目的とした。保存と公開のために史料目録を作成、発信し、活用のために研究の課題と論点を提示し、また高等商業学校のいくつかの具体相を明らかにした。わたしたちは高等商業学校史研究において、そこで修学した生徒を対象として、語学教育、調査の実施と報告書の作成、卒業論文などの執筆、海外修学旅行の企図と機能、社会人教育の実施とその機能を解明した。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 2010年04月01日 - 2015年03月31日1950年代における地域文化活動の実証的研究-民衆の自己教育運動の史資料発掘1950年代が、戦前や戦時期との連続性を持ちながら、戦後の社会システムや大衆意識の形成にとって、決定的な意味を持っていたということを、当時の史資料から明らかにした。これらについて、多数の雑誌論文の執筆、学会発表、図書の刊行を行った。また、1950年代を再検討することによって、<現代>が戦後社会の転換点であることを、より明確にすることができた。これらについても、多数の雑誌論文の執筆、学会発表、図書の刊行を行った。
- 科学研究費補助金/基盤研究(C), 2012年04月 - 2015年03月, 研究代表者競争的資金
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 関西学院大学, 2010年 - 2012年ジェンダーと災害復興-制度設計と生活再建をめぐる課題に関する国際比較研究本研究は日本、韓国、台湾、米国の自然災害被災地(阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災、江原道、ソウル市、台中市、高雄市、台北市、ニューオーリンズ市、サンフランシスコ市等)において主に被災者と支援者、行政、メディアを対象としたインタビュー及び資料収集調査を実施し、災害復興・防災体制におけるジェンダー課題を国際比較調査から明らかにした。さらに、研究成果を基に東日本大震災直後から政策提言・意見書を提出し、法制度・政策の改善につなげた。調査概要はジェンダーと災害復興ホームページ(http://genderdisaster.net/)において確認できる。
- 日本学術振興会, 科学研究費補助金/基盤研究(C), 基盤研究(C), 2010年 - 2011年, 研究代表者本研究は、戦争の記憶をめぐる思想史的文化的問題系を占領期の記録を渉猟し、これらをテキストとして読み解くことを通じ,戦後日本及び米軍占領下沖縄を含めた戦争死者の想起文化と政治を明らかにした。競争的資金
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 摂南大学, 2009年 - 2011年「マスキュリニティ」の比較文化史-公私関係の再検討に向けて「マスキュリニティの比較文化史」につき、3点を明らかにした。(1)「マスキュリニティ史」は「男性史」とは区別されるべきであり、ジェンダー史の一領域として「歴史学におけるジェンダー主流化」を牽引する重要な役割を果たす。(2)「マスキュリニティ」は多様であり、男性の属性とは限らない。「覇権的/従属的マスキュリニティ」の差異化は、時代と社会により異なる。(3)「同性愛」概念は19世紀に登場し、私的な同性愛関係はしばしば公的領域(政治・経済・軍隊)の人的紐帯を決定した。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(A), 奈良女子大学, 2008年 - 2011年歴史における周縁と共生-疫病・触穢思想・女人結界・除災儀礼-本研究は、日本の歴史のなかで女性の周縁化(地位の劣化)が進行していく過程を、女性の身体に対する認識の歴史的変化に着目しつつ、医学・衛生・宗教・地域・出産/月経という主として五つの側面から検討を加えた。伝統的医学と近代医学それぞれの女性身体観、近代衛生政策における女性役割の位置づけ、仏教と神道の女性認識の変遷、血穢などに対する地域社会の対応の形成等について明らかにしえた。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 神戸大学, 2006年 - 2008年国家・共同体・家における<母>機能の意義と変遷-<男>を育てる<女>の比較文化史-アメリカ文学におけるますキュリニティー研究の成果を摂取しながら、日本史・東洋史、西洋史における母 - 息子関係の比較研究を行った。2006年度に3回、2007年度に5回、2008年度に1回の研究会と合宿発表会を持ち、それぞれの研究成果を発表して討論を行った。2008年には「家長権をめぐる<母>機能の比較史」というタイトルで比較家族史学会に於いてミニシンポジウムを行った。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 神戸市外国語大学, 2005年 - 2007年占領期日本における異文化受容としてのナショナルな記憶の文化史的研究本研究は、ナショナルな文化思想史的素材として戦争の記憶論をとらえる新たな試みである。方法としては第一に、占領期に焦点をあてることで、従来知られてこなかった公的史料から出来事を発掘し、テキストとして言説分析を試みた。第二に、近年指摘されてきた、日米合作としての占領像を継承し、アメリカニズムとしての米国軍事文化受容という観点から、戦争の記憶の形成を捉えつつも、個々の出来事を、異文化受容としてとらえ、規範と社会とのコンフリクトに注目した。こうした観点によって作業を続けた結果、本土の米国占領期の資料的特性を通じて戦争の記憶の異文化受容と齟齬を構造として捉える着眼を得た。具体的には、占領軍の一次史料と地域の公文書館の一次史料とをつきあわせ、占領軍によってもたらされたカテゴリーと日本政府、地域行政史料間での認識のズレや違い、日米政府間の密着が同時に地域や現場での問題を複雑にする構造を個々の事件を通じて論じることが可能となった。最終年度では、占領期の戦争死者認識研究(軍人か民問人か、平和言説の磁場における軍人重視の軍事化受容と空襲死者認識との関係)に加え、占領軍資料の幅を沖縄占領機構である米国民政府史料(USCAR)に広げ、沖縄戦モニュメントと本土の戦争死者モニュメントとの関係を論じた。またその成果としては、研究論文発表(長2007)をはじめ、日中台韓の研究者による国際シンポジウムでの報告(長-学会報告2007)、研究会例会報告(長「摩文仁の丘空間の構築-戦争の記憶と空間形成」『15年戦争研究会会報』114号、2頁、「報告要旨」欄)として成果を得た。平成17年度以降、本科研を通じた既発表論文はその後新たに収集された新資料も含めて再構成し、研究代表者による単著『占領空間における戦争の記憶(仮)』(有志舎)として2008年秋に出版予定である。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 日本女子大学, 2004年 - 2007年1950年代における「サークル活動」の文化史的研究本科学研究費補助金にかかわる、本年度の研究成果は、これまで収集してきた「東京南部史料」の分析と、その歴史的な位置づけを集約した『現代思想』臨時増刊「戦後民衆精神史」にまとめられている。同誌は、2007年12月に刊行された。ここには、研究協力者(池上善彦、『現代思想』編集長)の多大の協力がある。 研究代表者および、研究分担者、研究協力者による成果は、以下のとおりである。研究協力者の道場親信(東京外国語大学講師)「下丸子文化集団とその時代」「工作者・江島寛」、研究協力者・岩崎稔「詩と労働のあいだ」。「討議戦後民衆精神史」に、成田龍一(研究代表者)、鳥羽耕史(研究分担者)、道場が参加した。さらに、道場による「東京南部文化運動年表」が付された。そのほか、『現代思想』「戦後民衆精神史」には、浜賀知彦氏の所蔵にかかわる1950年代のサークル誌である、『油さし』『いぶき』『たんぽぽ詩集』などの分析が寄稿されている。これらは、池上、岩崎、道場が主宰する研究会での成果の反映である。『現代思想』「戦後民衆精神史」には、木戸昇氏による「東京南部」のサークル運動の概観も「資料」として付されており、『現代思想』「戦後民衆精神史」は、1950年代のサークル運動、さらには文化状況の研究を一挙に進めたものといいうる。 また、他の研究者たちによる1950年代の文化運動、およびサークル運動の研究会やシンポジウムにも参加し、成田・岩崎・鳥羽はアメリカ合衆国コロンビア大学を会場とするMJHW(近代日本研究集会)で報告と討論をおこなった。さらに、鳥羽と池上は、1950年代に生活記録運動を展開し、サークル運動と深いかかわりをもった鶴見和子をめぐる研究集会(京都文教大学)に参加した。韓国やドイツにおける研究者との交流を、持続的に行ってもいる。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 立命館大学, 2001年 - 2003年現代世界における言語の多層化と多重言語使用がもたらす文化変容をめぐる多角的研究近代以降、帝国主義と国民国家は、少数言語を抑圧あるいは周縁化してきたのみならず、民衆に対して複数言語使用を強要してきた。英語の世界化が進む現在は、これにいっそうの拍車をかけているとすらいえる。しかし二〇世紀文学は複数言語使用テキストをかならずしも量産する方向には向かわなかった。これには「国家語による文学=国民文学」という圧力の強化という要因が考えられるが、本研究は、文学における一言語使用の脱領域的(マイナー)な使用という観点から、国民文学史を越えた新しい文学史の方法的探究に目標を置いた。ラテンアメリカやカリブ海地域における『テンペスト』(シェークスピア)の再読・翻案、アジア太平洋戦争前後を通した日本語文学とその周辺、ハワイにおける日系移民の口頭伝承やパレスチナ難民の言語活動など、私たちが取り組んだ対象地域は多岐に及ぶ。フランス領マルチニックと日本領沖縄の知識人状況の比較や、第二次世界大戦後の日本とイラクにおける軍事占領との単なる類似を超えた連続性を探る比較研究の方法も、21世紀の政治・文化を直視する上できわめて効果的であることを再確認した。ホロコースト前夜の言語論としてワルター・ベンヤミンの思考をいまふりかえることにも大きな意味を見出すことができた。グローバル化が進む現在、20世紀のさまざまな地域や時代の表現を縦横に行き来しつつ、個々のモメントを結びつけ、照合し、重ね合わせる「比較」という手法の有効性はいっそう高まっている。文学研究・歴史研究・思想史研究・人類学的研究が今日かかえる問題はきわめて近接しており、その交差する地点を見定める上でも、本研究は有意義な共同研究となった。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 大阪外国語大学, 2001年 - 2002年東アジア冷戦とジェンダー1.第2次世界大戦後の東アジアにおける国家的性売買統制の比較史的研究 韓国・沖縄・日本本土・台湾について文献収集・フィールドワーク・研究交流を実施し、日本がこれら4地域に定植した公娼制度が大戦後にはそれぞれ冷戦に照応して新たな公娼制度に変容した過程を明らかにした。大戦後の公娼制度に関しては、従来一般に、GHQの廃娼令や国際条約に規定されて廃止され、国際的潮流に即して売春防止法が制定されたと説明されている。だが本研究は4地域の性売買統制の変容過程を検討してこれまでの定説を覆し、米国による冷戦政策が東アジア諸地域に米軍の利害を反映した新しい性売買統制を定着させた事実を明らかにした。 2.冷戦下の日本における女性の受難と抵抗についての研究 冷戦下の軍事基地周辺・鉱山・在日朝鮮人コミュニティーを調査するために、秋田・大分・山口・兵庫・京都、静岡・青森、宮城・奈良各府県においてフィールドワークを行い、特に(1)米軍性暴力事件と被害女性の闘争、(2)米軍基地買売春と在日朝鮮人の関係性、(3)花岡事件に取材した作品で朝鮮戦争反対・日朝中の民衆連帯を表現した作家・松田解子の足跡に着目して研究を行った。これらの研究により、日本における冷戦下の女性・在日朝鮮人の受難、一般に暴力や差別の被害者である女性や朝鮮人の側が落ち度や反社会性を非難され米軍側の罪が軽視されてきたこと、女性はただたんに冷戦の受動的被害者であっただけでなく抵抗の主体でもあったことを明らかにした。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 立命館大学, 1995年 - 1997年近代京都における自由主義思潮の研究近代京都の自由主義思想をその源流にさかのぼり、明治中期から昭和前期までの思想家、法学者、社会学者、評論家などの分析を通じて明らかにしようとしたのが、本研究である。3年間を通じ、毎月の研究例会、9月と3月の集中研究会を開催し、研究を積み重ねてきた。これまで本格的な研究のなかった民法学者岡村司、社会学者高田保馬、経済学者河田嗣郎などについて新知見を発掘した。また、佐々木惣一の憲法学、土田杏村と信州自由大学運動、哲学者西田幾太郎などについても成果が発表された。 こうした研究成果は、本学人文科学研究所紀要に『近代京都における自由主義思潮の研究』(No.65)、『続・近代京都における自由主義思潮の研究』(No.70)に12本の論文として発表された。資料収集では、膨大な岡村司日記を発見し、欧州留学中の日記を翻刻した。また、佐々木惣一、高田保馬、小西重直などの著書をはじめ関係図書を購入した。 さらに、京都の自由主義的法学者をはじめとする執筆文献目録を作成した。 他方、本学に所蔵されている膨大な織田萬、岡村司、雉本朗造などの蔵書を一部分ではあるが、これらを整理した。 以上かなりの程度まで初期の目的が達成されたと考える。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 奨励研究(A), 立命館大学, 1995年 - 1995年近代日本における「国語」運動とその思想提出した研究計画に沿って、「近代日本の国語」をめぐる通時的・共時的な関わりに留意して研究を進めた。1つは、国学言語論の明治における変容について焦点をあてた。具体的には、国語の中でも平田篤胤以降の音義言霊派と称される国学者グループの言語論とその展開を辿り、その影響下、明治の学制期での50音図の教育隆盛とその意味づけについて扱った(『江戸の思想』2所処論文、一九九五年一〇月発行)。 他方、植民地における「国語」政策についても関心を広げた。初期の台湾での「日本語」教育政策やその考え方(言語観、文法規範の形成等)について、キ-パースン(例えば伊沢修二)や教科書を綿密に検討しながら、これと国内での「国語」問題との関連を扱った。これまで選集などによって論じられてきた領台初期における伊沢修二の言語問題への取組みについては、『台湾教育会雑誌』、国会図書館や下伊那郷土資料館伊沢修二文庫に所蔵されている中国語テキストなどを収集、国内での言語問題に連動づけた、国家形成と言語との関わりをまとめつつある。さらに、明治20年後半から積極的な活動を行う地方教育会の活動、ことに方言辞書の編纂と、中国・韓国への派遣問題を整理中である。なお、教育会の方言問題をめぐっては、『現代民族学の視点』第2巻「民族のことば」所収論文(一九九六年一〇月刊行予定)にまとめた。なお、当初の計画で目標とした方言問題と植民地言語との関連をめぐっての本格的な検討はこれからの課題である。
- 日本近代の文化政策, 文化論競争的資金
- 占領期の文化研究競争的資金
- 近代家族論競争的資金
- Study of politics, culture in modern Japanese history競争的資金