SEARCH
検索詳細
岡野 真裕大学院人間発達環境学研究科 人間発達専攻助教
プロフィール
音楽の合奏やリズム感の「上手さの秘密」的なことを主なテーマとして研究しています.
効率よい練習法や上達のためのコツなどを考えるための基礎として,行動が様々な環境(外的刺激,パートナーの有無,心身の状態,課題のルールなど)からどんな影響を受けるか,どのようにそれらに適応するのか,といったことを調べています.
実験心理学,行動科学,運動科学の手法を用いています.
研究者基本情報
■ 学位■ 研究キーワード
■ 研究分野
■ 委員歴
- 2019年06月 - 2024年06月, 日本音楽知覚認知学会, 学会誌(音楽知覚認知研究)編集幹事
- 2022年07月 - 2023年08月, ICMPC17-APSCOM7, the Joint Conference of the 17th International Conference on Music Perception and Cognition (ICMPC) and the 7th Conference of the Asia-Pacific Society for the Cognitive Sciences of Music (APSCOM), Program Committee
研究活動情報
■ 受賞- 2023年11月 Social media competition, Effect of toe separator on pressure distribution in pointe shoe during single-legged toe hopping
- 2022年10月 日本音楽知覚認知学会, ポスター発表選奨, 歌唱における呼気意識型呼吸と吸気意識型呼吸~腹部と胸部の広がりを指標とする判別方法の検討
- 2019年11月 日本音楽知覚認知学会, 2019年度秋季研究発表会 研究選奨, ビートのチャンキングが2人組リズム維持課題のテンポ逸脱に及ぼす影響
- 2017年06月 日本学生支援機構, 第一種奨学金 特に優れた業績による返還免除 全額免除
- 2016年05月 情報処理学会音楽情報科学研究会, 音学シンポジウム2016(第111回音楽情報科学研究会)優秀賞
- 2025年, 音楽知覚認知研究, 30(2) (2), 日本語ホルン演奏時の顔面および頸部の筋活動動態:中級者と熟達者のケーススタディ[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2025年, Journal of Dance Medicine & Science, 英語Pressure measurement on toes in pointe shoe using pressure-sensitive film[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2025年, Medical Problems of Performing Artists, 英語Quantification of auditory-motor coordination as a potential return-to-dance criterion after anterior cruciate ligament reconstruction: A case report[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2025年, Music Perception, 英語[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2024年09月, 神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要, 18(1) (1), 1 - 14, 英語Motor coordination in santūr players: Implications for santūr education[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2024年03月, 立命館大学スポーツ健康科学総合研究所紀要, 1, 41 - 48, 日本語長距離走選手の身体コンディショニングにおける主観評価の個人差研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2024年03月, 立命館大学スポーツ健康科学総合研究所紀要, 1, 33 - 40, 日本語長距離走選手のコンディショニングへのスマートウェア活用の試み研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2017年の Scientific Reports 誌に報告した「アンサンブルのテンポ加速」現象を数理モデルで再現するとともに、フラクタル解析(DFA・DCCA)を用いて、2者のテンポのゆらぎについて約20~30秒以下のローカルな揺らぎ・協調と、それ以上のグローバルな揺らぎ・協調が区別できることを明らかにしました。2016年7月、2017年7月の会議論文を下敷きに、これらを統合して追加の解析結果とともに報告しました。ELSEVIER, 2019年06月, Physica A: Statistical Mechanics and its Applications, 524, 625 - 638, 英語, 国際誌[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 拍子を伴う音系列は、拍子なしの音系列に比べて感覚運動同期の安定性を高めることを明らかにしました。Frontiers Media SA, 2019年04月, Frontiers in Psychology, 10, 888, 英語, 国際誌[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- リズミカルな膝屈伸運動の能力をダンサーと非ダンサーで比較しました。音に合わせない場合は両群とも同程度の速さで運動できましたが、音と合わせながらの運動では、ダンサーは問題なく運動できる一方、非ダンサーは一定以上のスピードになると音と合わせることができなくなりました。さらに媒介分析を用いて、膝の曲げ具合の大きさの違いが音と合わせることのできるスピードの差を生み、それが音とのシンクロのばらつきに影響していたことを示しました。The Company of Biologists, 2018年08月, Journal of Experimental Biology, 221(16) (16), 179457 - jeb179457, 国際誌[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- A Coupled Oscillator Model for Acceleration of a Paired Tapping through Mutual Timing Adjustment for Synchronization2017年3月Scientific Reportで公開された「2人組のアンサンブルの加速」現象を数理モデル化できたという内容を、国際学会で速報的に報告したものです。ROUTLEDGE, 2017年07月, Studies in Perception and Action, XIV, 21 - 24, 英語[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- 一定のテンポでのタッピングをメトロノーム無しで行う課題におけるテンポのゆらぎを、課題を単独で行う条件と、2人組でシンクロしながら行う条件とで比較しました。単独条件では様々な方向へテンポが逸脱していった一方、2人組条件では速くなる方向への逸脱ばかりに偏りました。テンポ調節プロセスの解析から、加速への偏りは、2人のどちらかが一方的に引っ張ったというより、双方向的なタイミング調節の結果として起こったと言える可能性が示唆されました。NATURE PUBLISHING GROUP, 2017年03月, SCIENTIFIC REPORTS, 7, 43987, 英語[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- Detrended Cross-correlation Analysis Reveals Longrange Synchronization in Paired Tempo Keeping Task2017年3月にScientific Report誌で報告した「2人組タッピングの加速」のデータにフラクタル解析(DFA、DCCA)を適用し、2人の協調には比較的短い時間スケール(20~30秒未満)での協調と、比較的長い時間スケール(20~30秒以上)での協調とが存在することを明らかにしました。2016年07月, the 14th International Conference for Music Perception and Cognition, 794 - 797, 英語[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- The coordination of body movements to a musical beat is a common feature of many dance styles. However, the auditory motor coordination skills of dancers remain largely uninvestigated. The purpose of this study was to examine the auditory motor coordination skills of non-dancers, street dancers, and the winner of a celebrated international street dance competition, while coordinating their rhythmic finger movements to a beat. The beat rate of a metronome increased from 1.0 to 3.7 Hz. The participants were asked to either flex or extend their index fingers on the beat in each condition. Under the extend-on-the-beat condition, both the dancers and non-dancers showed a spontaneous transition from the extend-on-the-beat to the flex-on-the-beat or to a phase wandering pattern. However, the critical frequency at which the transition occurred was significantly higher in the dancers (3.3 Hz) than in the non-dancers (2.6 Hz). Under the flex-on-the-beat condition, the dancers were able to maintain their coordination pattern more stably at high beat rates compared to the non-dancers. Furthermore, the world champion matched the timing of movement peak velocity to the beat across the different beat rates. This may give a sense of unity between the movement and the beat for the audience because the peak velocity of the rhythmic movement works as a temporal cue for the audiovisual synchrony perception. These results suggest that the skills of accomplished dancers lie in their small finger movements and that the sensorimotor learning of street dance is characterized by a stabilization of the coordination patterns, including the inhibition of an unintentional transition to other coordination patterns.FRONTIERS MEDIA SA, 2016年04月, FRONTIERS IN PSYCHOLOGY, 7, 542, 英語, 国際誌[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2024年02月27日, スポーツメディスン, 258, 21 - 25論理と理論(連載 カラダの科学を支える数学──スポーツ医/ 科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2023年12月27日, スポーツメディスン, 257, 19 - 24確率(3):条件付き確率(連載 カラダの科学を支える数学──スポーツ医/ 科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2023年11月27日, スポーツメディスン, 256, 21 - 24確率(2):期待値(連載 カラダの科学を支える数学──スポーツ医/ 科学のための数学の使い道)
- 2023年10月27日, スポーツメディスン, 255, 22 - 25確率(1):確率の定義と解釈(連載 カラダの科学を支える数学──スポーツ医/ 科学のための数学の使い道)
- 2023年09月27日, スポーツメディスン, 254, 20 - 24集合と場合の数:数え上げの工夫(連載 カラダの科学を支える数学──スポーツ医/ 科学のための数学の使い道)
- 2023年07月27日, スポーツメディスン, 253, 20 - 24微分・積分(3):力学系アプローチ(連載 カラダの科学を支える数学──スポーツ医/ 科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 神経細胞を含む多様な細胞の集合体であるヒトの身体は,身体をとりまく地球環境がそうであるように,外界との間にエネルギーの移動があり,要素同士が複雑に相互作用し,束の間の秩序を保ちながら時間発展し自己組織化する非線形・非平衡開放系である.この非線形・非平衡開放系を解析し記述する方法論としての力学系アプローチはこれまで,身体におけるミクロな神経細胞の相互作用から,よりマクロな個体の振る舞い,さらには個体集団の集合的な振る舞いを共通の数理によって記述することに成功してきた. その具体例の1つは,身体運動の揺らぎの構造に関する研究である.絶えず変化し続ける身体ゆえに,たとえ立位で静止しようとしても姿勢を固定して留め置くことはできず,同一の運動を正確に再現しようとしても常に変動が付きまとう.これらの運動の時系列は,しばしば自己相似性(フラクタル性)を示すとともに,運動の学習段階や制御特性に応じてそのスケーリング指数が変化していく.また,このスケーリング指数は立位,歩行,会話を含むさまざまな運動や行為において,個人のダイナミクスすなわち個性を反映する指標になりうる.近年ではさらに,複数の人々が関わる場面を解析対象とすることで,対人間(たいじんかん)におけるダイナミクスレベルでのグローバルな協調関係を定量化する試みが進められている. もう1つの具体例は,ヒトの周期的な身体運動における協調パターンに関する研究である.ヒトの身体運動においては,歩行,ダンス,音楽演奏など,様々な周期的運動の協調パターン変化を,非線形力学系の秩序パラメータ変化に伴う分岐現象として記述できることが明らかになった.これにより,運動の学習プロセスを力学系の時間発展として理解することが可能になるとともに,「無秩序(試行錯誤)から秩序へ」という学習進展だけでなく「既存の秩序から新たなる秩序へ」という種類の学習プロセスを数理的に記述することが可能になった. これらの数理モデルはまた,パフォーマンスの急激な向上や学習停滞(プラトー)など運動の学習プロセスにおける様々な現象が,力学系の時間発展に伴い自発的に生じうることを示唆している.ヒト同士の社会的相互作用についても,対人間の運動協調課題において個人単独とは異なる振る舞いの創発が報告されており,結合振動子系モデルによってこの現象が再現されている.また,対人間における運動の協調がヒトの向社会行動を促進することが明らかにされており,ヒト社会において時代や地域を問わず普遍的に存在する音楽やダンスの社会的機能や役割について,定量的な解析が可能になりつつある. 以上のとおり,身体を非線形力学系として捉えるという立場から,ヒト個体のみならず,ヒト集団の社会的振る舞いを含めた幅広い時空間スケールの現象を統一的に捉えることが可能になる.このような物質・生命・社会の境界を越えたスケールフリーの法則性を見出そうとするアプローチは,ヒトの振る舞いを微視的な物質要素から説明しようとする立場に対する相補的な方法論として,今後さらなる発展が期待される.一般社団法人 日本物理学会, 2023年07月, 日本物理学会誌, 78(7) (7), 390 - 398, 日本語[招待有り]記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 2023年06月27日, スポーツメディスン, 252, 20 - 24微分・積分(2):関数の形と「最適化」(連載 カラダの科学を支える数学──スポーツ医/ 科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2023年05月27日, スポーツメディスン, 251, 20 - 24微分・積分(1):定義と力学への応用(連載 カラダの科学を支える数学──スポーツ医/ 科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2023年04月27日, スポーツメディスン, 250, 20 - 24行列(連載 カラダの科学を支える数学──スポーツ医/ 科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2023年04月, トレーニング科学, 35(1) (1), 77 - 86, 日本語コンディショニングサポートシステムの開発と東京2020オリンピック/パラリンピックに向けた活用事例[査読有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 2023年03月27日, スポーツメディスン, 249, 20 - 23, 日本語「数の組」としてのベクトル(連載 カラダの科学を支える数学──スポーツ医/ 科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2023年02月27日, スポーツメディスン, 248, 20 - 23, 日本語「矢印」としてのベクトル(連載 カラダの科学を支える数学──スポーツ医/ 科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2022年12月27日, スポーツメディスン, 247, 20 - 23図形の相似とアロメトリー(連載 カラダの科学を支える数学──スポーツ医/ 科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2022年11月27日, スポーツメディスン, 246, 21 - 25三角関数(連載・カラダの科学を支える数学――スポーツ医/科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2022年10月27日, スポーツメディスン, 245, 21 - 24三角形と三角比(連載・カラダの科学を支える数学――スポーツ医/科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2022年09月27日, スポーツメディスン, 244, 21 - 24指数関数と対数関数(連載・カラダの科学を支える数学――スポーツ医/科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2022年07月27日, スポーツメディスン, 243, 21 - 24関数のグラフとその応用(連載・カラダの科学を支える数学――スポーツ医/科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2022年06月27日, スポーツメディスン, 242, 14 - 17統計(3)――「関係がある」の統計学(連載・カラダの科学を支える数学――スポーツ医/科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2022年05月27日, スポーツメディスン, 241, 16 - 19統計(2)――「有意な差」とは?(連載・カラダの科学を支える数学――スポーツ医/科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2022年04月27日, スポーツメディスン, 240, 14 - 17統計(1)――データの要約(連載・カラダの科学を支える数学――スポーツ医/科学のための数学の使い道)記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2022年03月27日, スポーツメディスン, 239, 14 - 17, 日本語趣旨説明/計算のテクニック(連載・カラダの科学を支える数学――スポーツ医/科学のための数学の使い道)[招待有り]記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2021年11月, トレーニングジャーナル, 43(12) (12), 15 - 20, 日本語熟達化の観点からカンとコツを考える──身体と環境の相互作用と協調[招待有り]記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2020年12月, コミュニティケア, 23(1) (1), 21 - 23, 日本語健康科学の最近の知見 運動と環境づくり[招待有り]記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2020年03月, 音楽知覚認知研究, 25(2) (2), 93 - 105, 日本語Music Science Frontiers: ICMPC 16th in TOKYOの講演企画に向けて[招待有り]その他
- アートする非線形力学系としての身体(特集 科学と芸術の接点)筆者らのこれまでの研究で明らかになったストリートダンスの膝屈伸動作、ドラム演奏の高速両手交互タッピング、2人組の合奏の協調に関する知見を非線形科学の観点から概説し、表現、熟達化、創作に関する含意について議論しました。2019年12月, 生体の科学, 70(6) (6), 518 - 521, 日本語, 国内誌[招待有り]記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 揺らぎ続ける身体―足圧中心のダイナミクス―(特集 身体重心のとらえ方と使い方)静止立位でのバランスの評価では、ゆらぎの大きさだけでなく、時空間的なパターンにも着目することで、より豊かな情報を引き出すことが出来ます。時空間的パターンに着目した解析法の一部であるトレンド除去動揺・相互相関解析、および再帰定量化解析について概説しました。杏林書院, 2019年12月, 体育の科学, 69(12) (12), 860 - 865, 日本語, 国内誌[招待有り]記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 一般社団法人 日本物理学会, 2019年03月22日, 日本物理学会講演概要集(CD-ROM), 74(1) (1), ROMBUNNO.15aG109‐9 - 2743, 日本語
- 公益社団法人 日本心理学会, 2017年08月, 日本心理学会大会発表論文集, 81st(0) (0), 770 - 077-1C-077, 日本語
- 2017年06月10日, 情報処理学会研究報告(Web), 2017(MUS-115) (MUS-115), Vol.2017‐MUS‐115,No.32,1‐5 (WEB ONLY), 日本語アクセントは全身を用いたリズミックな聴覚‐運動協調を安定化させる
- 高大連携出張講義@兵庫県立芦屋高等学校, 2024年12月芸術なんて科学になるの?実験心理学からのアプローチ公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 日本音楽知覚認知学会2024年度秋季研究発表会, 2024年11月続・金管楽器奏者における演奏不安経験の実態調査─注意焦点と運動制御の観点から─ポスター発表
- 日本音楽知覚認知学会2024年度秋季研究発表会, 2024年11月合奏で低音が遅れる?:演奏家の意識と対処方略ポスター発表
- 心理学の現場(大阪樟蔭女子大学授業), 2024年11月熟達化の心理学[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 第36回音楽の科学研究会, 2024年07月声楽練習時の思考と行動―音楽的意思決定のプロセスの熟達差―
- 第36回音楽の科学研究会, 2024年07月金管楽器奏者における演奏不安─不安感情が運動制御の変化を引き起こすプロセス─
- 日本音楽知覚認知学会2024年度春季研究発表会, 2024年06月, 日本語金管楽器奏者における演奏不安経験の実態調査─注意焦点と運動制御の観点から─口頭発表(一般)
- 音楽の科学研究会 第35回研究会, 2023年12月音楽リズムと同期しての歩行において楽曲のグルーヴが歩容に及ぼす影響[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- Australian Society for Performing Arts Healthcare, 2023年11月, 英語Effect of toe separator on pressure distribution in pointe shoe during single-legged toe hopping
- 心理学の現場(大阪樟蔭女子大学学芸学部 授業), 2023年11月熟達化の心理学[招待有り]
- 研究会B(慶應義塾大学総合政策・環境情報学部 授業), 2023年10月研究紹介など―ある走り屋の軌跡―[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- The 17th International Conference on Music Perception and Cognition, 2023年08月, 英語Frequency Synchronization during Walking Attempting to Synchronize with Music: Effects of Groove, Beat Perception Ability, and Musical Sophisticationポスター発表
- 日本音楽知覚認知学会2023年度春季研究発表会, 2023年06月日本音楽知覚認知学会の学際領域における研究動向とその魅力[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 武庫川女子大学音楽学部 第807回学内演奏, 2022年11月, 日本語身体運動としての演奏 ~身体と環境の相互作用からパフォーマンスを考える~[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 心理学の現場(大阪樟蔭女子大学心理学部 授業), 2022年11月, 日本語熟達化の心理学[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 日本音楽知覚認知学会2022年度秋季研究発表会, 2022年10月, 日本語歌唱における呼気意識型呼吸と吸気意識型呼吸~腹部と胸部の広がりを指標とする判別方法の検討ポスター発表
- 日本音楽知覚認知学会2022年度秋季研究発表会, 2022年10月, 日本語音楽リズムと同期しての歩行の速度にBGMの性質がおよぼす影響―日本人中高年層における検討ポスター発表
- 第32回音楽の科学研究会, 2022年05月, 日本語合奏の「走り」やすさはコントロールできるか?:ビートの捉え方の影響[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 第1回日本ダンス研究会, 2022年04月, 日本語「走る」合奏:合わせる意識と意図しないテンポ加速[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 32th International Congress of Psychology, 2021年07月, 英語Musical Coordination Ability of Children: Comparison between Pupils of Group and Individual Lessons.ポスター発表
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 弘前大学, 2024年04月01日 - 2029年03月31日認知科学への縮約理論によるアプローチの確立:モデリング、同定、制御
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 神戸大学, 2023年04月01日 - 2026年03月31日感覚運動同期研究のアップデート:パフォーマンスに特有な動作や環境の影響の検討
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 大阪信愛学院短期大学, 2022年04月 - 2025年03月声楽教育における個人に適切な呼吸法の究明ー腹式呼吸と胸式呼吸
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 特別研究員奨励費, 立命館大学, 2020年04月 - 2023年03月集団におけるリズム協調のダイナミクス:その創発過程の科学的解明本研究は、複数人でのリズム維持課題における個人特性、参加者間相互作用、集団全体としての振る舞い、そしてパフォーマンスの評価の各階層間の関係について明らかにすることを目的としている。その中で2020年度は、参加者の個人特性を調べるための実験で用いるバーチャルパートナーシステムの開発に主に取り組んだ。 結果として、webブラウザ上で動作するVP実験アプリのプロトタイプまでは実装できた。ブラウザ上でビープ音を鳴らし、実験参加者がこれに同期しようとしてキーボードを叩くと、ビープ音とキープレスとのタイミング差に応じて次のビープ音が鳴るタイミングを微調整するというものである。しかし自身で何度か試す中で、設定したVPのタイミング修正パラメータから予想される理論的なタイミング調整量に比べて、実際に返ってくるタイミング調整量が大きく、システムの処理における時間遅延の影響が疑われた。遅延対策については現在検討中である。また、オンラインで計測を実施してもらうための教示を含むインターフェースについても検討する必要がある。 この他、我々の数理モデルに基づいたシステムの開発と並行して、別チームが類似したタイミング調節の数理モデルを発表していたため、バックアップとしてそちらにおけるパラメータ計算の方法を、これまでの研究や準備段階での計測データを元に確認した。その結果、そのモデルを用いた先行研究で報告されている値と比較してリーズナブルな値が得られることが確認できた。
- 日本学術振興会, 科研費(基盤研究(C)特設分野), 2019年07月 - 2022年03月, 研究代表者合奏の個性を形作る時間的協調ダイナミクスの解明競争的資金
- 日本学術振興会, 科研費(若手研究), 2018年04月 - 2022年03月, 研究代表者対人間協調が運動の生理・心理・行動に及ぼす影響競争的資金
- 立石科学技術振興財団 研究助成(C), 2015年04月 - 2016年03月「息が合った演奏」の定量的評価のための基礎確立‒非線形時系列解析による試み‒競争的資金
研究シーズ
■ 研究シーズ- パフォーマンスアートの熟達化に関する研究シーズカテゴリ:人文・社会研究キーワード:パフォーマンス科学, 知覚行為循環, 感覚運動協調, 対人間協調, リズム研究の背景と目的:スポーツ科学への注目度は日増しに高まっていますが、芸術を科学しようという試みは、まだまだメジャーな分野にはなっていません。ですが、芸術にとっても芸術家の身体やその運動、そして知覚・認知といった心理的過程は欠かせません。こうした要素に対して身体運動科学や実験心理学・認知科学の手法によりアプローチすることで、芸術家のパフォーマンスを支える基盤や熟達の過程について明らかにしていきたいと考えています。研究内容:これまでには特に、合奏におけるパートナーとの協調とリズムのゆらぎに関する研究を主に行ってきました。たとえば「一定のテンポでドラムをタッピングする」という課題において、課題を1人で行うか、2人組で互いのシンクロも維持しながら行うかに寄り、テンポのゆらぎや逸脱のパターンが変化することを明らかにしました。また、その振る舞いがシンクロのためのタイミング調節を模式化した簡単な数理モデルのシミュレーションで再現できることも明らかにしました。この他に、共同研究者としてではありますが、ストリートダンスにおける膝屈伸動作において、屈伸動作の振幅や聴覚リズムのアクセントの有無がタイミングのばらつきに与える影響を調べた研究にも携わってきました。期待される効果や応用分野:初心者と熟練者の違い、初心者の陥りがちな失敗、それらをもたらす身体内外の要因などが明らかになっていくことで、効率的な練習方法や、練習を支援する環境の整備・開発に役立つ知見、熟達化の過程で遭遇する様々なトラブルや不調に対処するためのヒントなどが得られることが期待されます。また、人間の振舞いを模すようなプログラムの作成では、リアリティ(または非現実性)を追求する上での資料にもなると考えられます。関係する業績:研究者紹介システムの業績欄をご覧ください。 https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/profile/ja.fd74951d34d2e261520e17560c007669.html