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稲原 美苗大学院人間発達環境学研究科 人間発達専攻准教授
研究者基本情報
■ 学位■ 研究キーワード
■ 研究分野
■ 委員歴
- 2023年11月 - 現在, 一般社団法人こたえのない学校, アドバイザー
- 2021年06月 - 現在, 日本哲学会, 編集委員
- 2021年06月 - 現在, 日本哲学会, 理事・評議員
- 2021年01月 - 現在, PHILOSOPHY & CULTURAL EMBODIMENT, 編集委員 Editorial Board
- 2020年12月 - 現在, 日本現象学・社会科学会, 企画委員
- 2018年08月 - 現在, 日本哲学プラクティス学会, 編集委員
- 2017年04月 - 現在, 日本現象学会, 委員
- 2013年10月 - 現在, 日本現象学会, 男女共同参画・若手研究者支援WGメンバー
- 2022年08月 - 2024年09月, 日本哲学プラクティス学会, 編集委員長
- 2021年10月 - 2022年09月, 人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会(GEAHSS), 幹事
- 2021年04月 - 2022年08月, 第20回子どもの哲学国際学会, 査読委員
研究活動情報
■ 論文- 公益財団法人東洋哲学研究所, 2024年05月, 東洋学術研究, 63(1) (1), 51 - 74, 日本語, 国内誌つながりの現象学―ケアのコミュニティを考える[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 日本倫理学会, 2024年03月, 倫理学年報, 73, 48 - 56, 日本語, 国内誌日本倫理学会第74回大会 共通課題「ケア」報告 特定質問への回答[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 日本倫理学会, 2024年03月, 倫理学年報, 73, 29 - 44, 日本語, 国際誌「ケアの倫理」と当事者性の重なりーある障害者の葛藤からケアと依存のつながりを考えるー[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 2024年03月, 『哲学対話と当事者性』,科研費(課題番号19H01185)研究成果報告書, 103 - 111, 日本語対話の場にある懸念を解消するファシリテーションの在り方の検討[招待有り]研究論文(その他学術会議資料等)
- 2024年03月, 『哲学対話と当事者性』,科研費(課題番号19H01185)研究成果報告書, 1 - 18., 日本語対話の現象学~自分の経験と考えを自分で語ることの意義~[招待有り]研究論文(その他学術会議資料等)
- 2023年03月, PHILOSOPHY & CULTURAL EMBODIMENT, 3(1) (1), 1 - 9, 英語A Dialogue between the Body Schema and the Body Image: A Case of Mild Athetoid Cerebral Palsy[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 2023年03月, 障害者歯科, 44(1) (1), 52 - 61, 日本語, パスワードが無い障害者歯科における多職種による親への心理的サポートプログラムの試み[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 信山社 (井上達夫 責任編集), 2022年06月, 法と哲学, (8) (8), 107 - 132, 日本語コロナ禍でみえてきたもの――ニューノーマルと障害者についての哲学的考察[査読有り][招待有り]
- われわれは以前に障害者歯科学、臨床哲学、臨床心理学と小児看護学による学際的な親支援プログラムを実施したが、現在困っている親への支援や、社会福祉サービスにつなげる支援が課題として残った。そのため社会福祉学の専門家を加え、課題解決と障害者歯科医療現場を親の心理的サポートをする「場」として構築することにした。まず親の心理的サポートニーズ、メンタルヘルスや子育ての困難さなどを明らかにする必要があり、調査を行った。大阪大学歯学部附属病院障害者歯科治療部を受診する患者の親に、心理的サポートニーズ、健康関連QOLと育児ストレスについて質問紙調査を行った。回答者は32名で38〜83歳(無回答2名)、患者との続柄は母親30名、父親1名、無記載1名、子の属性は自閉スペクトラム症17名、知的障害6名、Down症候群6名および肢体不自由3名であった。親には心理的サポートニーズがあり、親のメンタルヘルスは低く、育児ストレスは強い傾向を示した。育児ストレスの高さ、メンタルヘルスの低さと心理的サポートニーズの高さは相互に関係し、福祉サービスの利用が心理的サポートニーズを軽減する可能性も示された。以上より、障害者歯科医療現場を親の心理的サポートをする「場」として構築するには、育児ストレスなどの悩みを語る場としてのインフォーマルな機能と、フォーマルな心理相談や社会福祉サービスへの接続する場としての機能をもたせることが有用であると考えられた。(著者抄録)(一社)日本障害者歯科学会, 2022年02月, 障害者歯科, 43(1) (1), 17 - 25, 日本語
- 2021年07月, 思考と対話, 3, 41 - 47, 日本語大学院生のための学際的探究コミュニティの創成と対話実践[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- (一社)日本障害者歯科学会, 2020年09月, 障害者歯科, 41(3) (3), 267 - 267, 日本語障害者歯科従事者に対する障害者に関わる教育や経験についてのアンケート
- (一社)日本障害者歯科学会, 2020年09月, 障害者歯科, 41(3) (3), 269 - 269, 日本語障害者歯科における学際的チームによる親支援の実践
- 2020年07月, 思考と対話, (2) (2), 107 - 108, 日本語【書評】ヤーコ・セイックラ、トム・アーンキル 『開かれた対話と未来―今この瞬間に他者を思いやる―』
- 2020年07月, 思考と対話, (2) (2), 88 - 94, 日本語大学院生が企画運営する哲学カフェの社会教育学的実践 ~地域コミュニティでの対話の場作り~[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2019年03月, 傷つきやすさと有限性の現象学的研究』科学研究費・基盤研究(B)研究成果報告書, 42 - 52, 日本語日本における優生学の亡霊―障害と無性と匿名性の絡み合いを探究する―[招待有り]研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
- 公益社団法人 日本心理学会, 2019年, 日本心理学会大会発表論文集, 83, SS - 016-SS-016, 日本語
- 2018年05月, 現象学と社会科学, (1) (1), 31 - 48, 日本語当事者とともに:現象学的質的研究の可能性を考える[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 2018年03月, Internatilnal Christian University Peace Research Institute Monograph Series #1: Disabilities in Context Toward an Empowering Vision, 1, 23 - 28, 英語Rethinking Feminist Standpoint Theory: The Situated Knowledge of the Disabled and Tojisha-Kenkyu[招待有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2017年12月, SM Journal of Neurology and Neuroscience, 3(3) (3), 1016s1., 英語, 国際共著していない[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2017年05月, 思想, 1118, 42 - 54, 日本語障害とスティグマ―嫌悪感から人間愛へ―[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- Speech language pathology needs to be linked with philosophy. Those with communication impairments encounter many problems when engaging in conversation with others. Does only the speaker(s) bear the responsibility to make their speech intelligible? In order to answer this question, I suggest that a Wittgensteinian approach offers original insights into speech as an intersubjective phenomenon. By exploring my experiences of having speech difficulties due to cerebral palsy, I shall argue that the unintelligibility of my voice is not simply my failure to achieve the able-spoken standard(s) of speech, but also the failure of others to recognise my utterance as speech. I hope to offer a different account of the voice that defines the human voice as intelligible speech - one that provides a more appropriate philosophical diversity for understanding the ethics of articulation. © 2013 Copyright Taylor and Francis Group, LLC.2013年01月, Disability and Society, 28(1) (1), 41 - 53, 英語[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 青土社, 2011年07月, 現代思想, 8, 80 - 95, 日本語痛みの表現−身体化された主観性とコミュニケーション[招待有り]学位論文(その他)
- In the social system in which we live, the imaginary body is an able body. The able-bodied has established its representations that are the projection of able-bodied subjectivities. In this article, I shall develop a psychoanalytic account of physical disability in order to open up possibilities for physical disability beyond its position as castrated able-bodiedness. Psychoanalysis, to me, is not simply about 'sexuality' but can also be used to analyse 'physical disability', indeed all aspects of one's subjectivity. I shall propose the appropriation of psychoanalysis to explain the construction of subjectivity, whether it is able-bodied or disabled in a way that parallels the male/female dichotomy. Within an able-bodied symbolic, in which the able-bodied takes itself as normal, it is impossible to illustrate the multiplicity of the disabled. Following Irigaray's claim that the ambiguity of female sexuality does riot conform, to male notions of sexuality, I argue that the complexity of the disabled body does not fit into the able-bodied norm of subjectivity. In this article, I shall be drawing on Irigaray's theory of embodied subjectivity to argue against the masculine-able-bodied-based theory of subjectivity found in Freud and Lacan.SAGE PUBLICATIONS LTD, 2009年03月, BODY & SOCIETY, 15(1) (1), 47 - 62, 英語[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2019年11月23日, 現象学年報, 35, 23 - 29, 日本語男女共同参画・若手支援ワークショップ報告ー家族におけるケアと依存―[査読有り][招待有り]速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 岩波書店, 2017年06月, 思想, (1118) (1118), 42 - 54, 日本語障害とスティグマ : 嫌悪感から人間愛へ (排除と共感の哲学 : スティグマをめぐって)
- <p>障害者歯科医療現場にはさまざまな「生きづらさ」のある人が来院する.歯科治療や歯科保健を進めるうえで,障害当事者だけでなく親への支援が必要となる場合も多い.本研究では障害者歯科医療での親支援について,障害者歯科学,臨床哲学,臨床心理学および小児看護学による学際的検討を行った.</p><p>大阪大学歯学部附属病院障害者歯科治療部に受診する障害当事者および家族に心理的支援の必要性を問うアンケートを実施しそのニーズを探った.その後障害のある子どもをもつ親を対象とした心理カウンセリングを7名に実施し,哲学対話を18回開催した.心理カウンセリングでは親に来談意欲の高さと,自分自身を語りの中心におく人が多い特徴がみられた.哲学対話では親の日常生活の中での「生きづらさ」が明らかとなり,哲学対話の場で互いの知識や経験などの情報交換が行われた.それによって障害当事者とその親の日常生活での障害者歯科の位置付けが明らかとなり,障害者歯科での対応が,親には安心感として伝わっているということが描き出された.</p><p>本研究を通じ障害者歯科医療現場での親支援ニーズが存在し,親に「物語る」「語り合う」場所を提供することが,当事者の生活に寄り添えるケアを考え,多職種の支援をつなげ,新しい支援ネットワークの構築に寄与するとともに,当事者からのフィードバックが障害者歯科医療の質的向上に寄与する可能性が示された.</p>一般社団法人 日本障害者歯科学会, 2017年02月28日, 障害者歯科, 38(1) (1), 16‐23 - 23, 日本語
- 日本現象学会, 2017年, 現象学年報 = Jahrbuch der Japanischen Gesellschaft für Phänomenologie = Annual review of the Phenomenological Association of Japan = Annuaire de l'Association Japonaise des Pnénoménologues, (33) (33), 43 - 49, 日本語男女共同参画・非-常勤研究者支援ワークショップ報告 作者は匿名の主観でありうるか (日本現象学会第38回研究発表大会報告)
- (一社)日本障害者歯科学会, 2016年09月01日, 障害者歯科, 37(3) (3), 387 - 387, 日本語親の支援を目指す障害者歯科への哲学対話の寄与
- (一社)日本障害者歯科学会, 2016年09月01日, 障害者歯科, 37(3) (3), 352 - 352, 日本語心理学的ならびに哲学的アプローチによる患者と家族の心理・生活状況の把握
- 地域支援のあり方を再考する : 支援の間主観性精神障がいをもつ人たちを地域で支える取り組み(2)沖縄訪問研修報告大阪大学大学院文学研究科臨床哲学研究室, 2016年03月31日, 臨床哲学, 17, 173 - 183, 日本語
- 東京大学大学院総合文化研究科附属共生のための国際哲学研究センター The University of Tokyo Center for Philosophy(UTCP) 上廣共生哲学寄附研究部門, 2016年03月31日, UTCP Uehiro Booklet, 12, 29 - 46, 日本語能力・障害のパフォーマティヴィティ : ジュディス・バトラーのジェンダー論から再考するアビリティ
- 2015年09月30日, 障害者歯科, 36(3) (3), 559, 日本語歯科医療現場における障害のある子どもをもつ親への心理的支援の試み
- (一社)日本障害者歯科学会, 2015年09月, 障害者歯科, 36(3) (3), 473 - 473, 日本語障害者歯科を受診する患者の親の心的サポートに関するニーズ調査
- 大阪大学大学院文学研究科臨床哲学研究室, 2015年03月31日, 臨床哲学, 16, 178 - 184, 日本語<精神障害をもつ人たちを地域で支える取り組み 「べてるの家」訪問研修報告> 「当事者研究」と私の葛藤 : 『浦河べてるの家』訪問記
- 大阪大学大学院文学研究科, 2015年03月, 大阪大学大学院文学研究科紀要, 55, 1 - 18, 日本語フェミニスト現象学における障害の身体論の展開 : 哲学的当事者研究の可能性
- 大阪大学大学院文学研究科, 2015年03月, 大阪大学大学院文学研究科紀要, 55, 1 - 18, 日本語フェミニスト現象学における障害の身体論の展開 : 哲学的当事者研究の可能性
- 日本現象学会, 2015年, 現象学年報 = Jahrbuch der Japanischen Gesellschaft für Phänomenologie = Annual review of the Phenomenological Association of Japan = Annuaire de l'Association Japonaise des Pnénoménologues, (31) (31), 81 - 88, 日本語ワークショップ 「男女共同参画」と現象学 (日本現象学会第36回研究発表大会報告)
- 理想社, 2015年, 理想, (695) (695), 120 - 132, 日本語フェミニスト現象学とその応用 : つながりの「知」への展開 (特集 男女共同参画)
- 2014年07月01日, 日本健康教育学会誌, 22, 51, 日本語当事者研究からの見地から探る歯科医療―行動変容から自己変容へ―
- 大阪大学大学院文学研究科臨床哲学研究室, 2014年03月31日, 臨床哲学, 15(2) (2), 96 - 100, 日本語<解題>位置づけられた身体をもつことと家( ホーム) がもつ意味 : フェミニスト現象学の視点から
- 日本現象学会, 2014年, 現象学年報, (30) (30), 31 - 47, 日本語精神としてのヨーロッパを超えた世界 : 超越論的先入見と現象学
- 障害とアブジェクシオン : 「受容」と「拒絶」の狭間共生のための障害の哲学 : 身体・語り・共同性をめぐってPhilosophy of Disability & Coexistence : Body, Narrative, and Community論文Research Papers東京大学大学院総合文化研究科附属共生のための国際哲学研究センター The University of Tokyo Center for Philosophy(UTCP) 上廣共生哲学寄附研究部門, 2013年10月, UTCP Uehiro Booklet, 2, 11 - 25, 日本語
- 青土社, 2011年08月, 現代思想, 39(11) (11), 80 - 95, 日本語痛みの表現--身体化された主観性とコミュニケーション (特集 痛むカラダ--当事者研究最前線)
- その他, 金子書房, 2025年02月, 日本語, 特集「「心」とは何か」では、「心」という概念が何を意味するのか、そしてその意義について、心理学を中心に「心」を扱う諸学問それぞれの立場から考えます。 今回は、現象学がご専門の稲原美苗先生に、フェミニスト現象学と心というテーマでご執筆いただきました。
- 分担執筆, ジュリア・クリステヴァ(2016 [1980])『恐怖の権力―<アブジェクシオン>試論』枝川昌雄訳 法政大学出版局, 哲学の劇場, 2024年12月, 13-19, 日本語人文的、あまりに人文的 No.3 アンケート特集:最後の哲学書その他
- 分担執筆, 第5章 ジェンダー平等社会に向けた人々の学び, 人言洞, 2024年11月, 48-62, 日本語, ISBN: 9784910917146教科書・概説・概論
- 分担執筆, ジェンダーとセクシュアリティ, 金剛出版, 2024年08月, 58-63, 日本語, ISBN: 9784772420570臨床心理学増刊第16号 臨床心理実践サバイバルガイド学術書
- 編者(編著者), 2024年03月『哲学対話と当事者性』,科研費(課題番号19H01185)研究成果報告書調査報告書
- 分担執筆, 愛と親密性とマイノリティ, 金剛出版, 2023年11月, 687-689, 日本語, ISBN: 9784772420037臨床心理学 第23巻第6号 カップルセラピーをはじめる!―もしカップルがあなたのもとを訪れたら?学術書
- 共著, 「女性」で「多様」な哲学者たちの往復書簡 (シリーズ:哲学とセーファースペース), 株式会社ミュー, 2023年08月, 160-190, 日本語, ISBN: 4943995365学術書
- 共編者(共編著者), 第四章 更年期の経験 ──心身の「揺らぎ」のフェミニスト現象学, ナカニシヤ出版, 2023年08月, 69-86, 日本語, ISBN: 9784779516986学術書
- 分担執筆, 哲学する上でのセーファースペース~イギリス留学経験から~, 株式会社ミュー, 2023年04月, 142-60, 日本語, ISBN: 4943995349フィルカル Vol. 8, No. 1―分析哲学と文化をつなぐ―学術書
- 分担執筆, コロナ禍の変化と対話~哲学とデザインの関係性 (pp.31-4), 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属共生のための国際哲学研究センタ(UTCP)), 2022年10月共創のためのコラボレーション (UTCP Uehiro Booklet 15)
- 単著, NHKドラマ スタッフブログ 『ここは今から倫理です。』, 2021年02月
- 分担執筆, The art of pain and inter-subjectivity in Frida Kahlo’s self-portraits, UCL Press, 2021年02月, 219-29, 英語, 国際共著している, ISBN: 9781787352636学術書
- 共編者(共編著者), コラム1、第8章、第13章, ナカニシヤ出版, 2020年06月, 日本語, ISBN: 4779514266フェミニスト現象学入門―経験から「普通」を問い直す学術書
- 単著, 日本における優生学の亡霊―障害と無性と匿名性の絡み合いを探究する―, 2019年03月傷つきやすさと有限性の現象学的研究―2016年度~2018年度科学研究費・基盤研究(B)一般 「北欧現象学者との共同研究に基づく傷つきやすさと有限性の現象学」研究成果報告書
- 分担執筆, Disability and ambiguities: technological support in a disaster context, Routledge, 2018年06月, 124-32, 英語, Kathleen T Galvin (ed.), ISBN: 9781138850101Routledge Handbook of Well-Being学術書
- 単著, Rethinking Feminist Standpoint Theory: The Situated Knowledge of the Disabled and Tojisha-Kenkyu, ICU Peace Research Institute, 2018年03月Disabilities in Context: Toward an Empowering Vision - International Christian University Peace Research Institute Monograph Series
- 分担執筆, Book Review: Feminist Phenomenology and Medicine (Kristin Zeiler and Lisa Folkmarson Käll, editors), The American Philosophical Association (APA) Newsletters, 2015年10月, 29-31, 英語[査読有り]学術書
- 共編者(共編著者), 大阪大学大学院文学研究科哲学講座, 2014年12月, 日本語メタフュシカ 第45号 中岡成文教授 退職記念学術書
- 共訳, 「精神としてのヨーロッパを越えた世界:超越論的先入見と現象学」, 日本現象学会, 2014年11月, 31-47, 日本語学術書
- 分担執筆, 付録2, 医学書院, 2014年09月, 258-9, 日本語, ISBN: 4260020587クレイジー・イン・ジャパン[DVD付]: べてるの家のエスノグラフィ (シリーズ ケアをひらく)学術書
- 分担執筆, 第Ⅷ部注釈 第18章いじましい部分, 法政大学出版局, 2013年10月, 374-414, 日本語, ISBN: 9784588672125スティル・ライヴズ : 脊髄損傷と共に生きる人々の物語学術書
- 共編者(共編著者), 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属「共生のための国際哲学研究センターUTCP」, 2013年10月, 日本語共生のための障害の哲学:身体・語り・共同性をめぐって:UTCP-Uehiro Booklet 2学術書
- 共編者(共編著者), 障害とアブジェクシオン―「受容」と「拒絶」の狭間, UTPC, 2013年10月共生のための障害の哲学:身体・語り・共同性をめぐって (UTCP-Uehiro Booklet 2)
- 分担執筆, 「アリストテレス」「聖アウグスチヌス」「クラウディウス皇帝」「ドゥニ・ディドロ」「ヒポクラテス」「ホメロス」「ソクラテス」 「スエトニウスの『ローマ皇帝伝』からの抜粋」の8項目, 丸善出版, 2013年01月, 日本語, ISBN: 9784621085592障害百科事典
- 分担執筆, The Voice of Pain: The Semiotic and Embodied Subjectivity, Palgrave Macmillan, 2012年12月, 180-95, 英語, 国際共著している, ISBN: 0230299741Embodied Selves[査読有り]学術書
- 分担執筆, 「沈黙を破る空間‐スウェーデン・ウプサラ大学のシンポジウムに参加して」, 青土社, 2011年12月, 230, 日本語, ISBN: 4791712390現代思想2012年1月号 特集=ニュートリノ/相対性理論 観測がひらく新世界一般書・啓蒙書
- 分担執筆, Feminist Philosophy pp.292-3、Irigaray pp.305-6、Kristeva pp. 309-10., Continuum Intl Pub Group, 2009年08月, 英語, ISBN: 0826498302The Continuum Companion to Continental Philosophy (Bloomsbury Companions)学術書
- 尊厳学の確立B03主催 ワークショップ 「現象学と尊厳—経験と差別を考える」, 2025年02月, 日本語, 学術変革領域研究(A)尊厳学の確立:尊厳概念に基づく社会統合の学際的パラダイムの構築に向けて, 神戸大学鶴甲第2キャンパス, 日本国ディスアビリティとジェンダーの交差性と障害女性の尊厳―フェミニスト現象学的観点から―[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 第36回日本生命倫理学会年次大会 学会企画シンポジウム「生命倫理学と障害者差別の解消:配慮と対話の交錯」, 2024年11月, 日本語, 日本生命倫理学会, 立命館大学大阪いばらきキャンパス, 日本国, 国内会議大学における障害者支援の課題と今後の展開:障害のある教員の立場から考えるD&I[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 第83回 日本公衆衛生学会総会 メインシンポジウム3, 2024年10月, 日本語, 日本公衆衛生学会, 札幌コンベンションセンター, 日本国, 第83回 日本公衆衛生学会総会 メインシンポジウム3「わかり合えない他者と、すこやかに生きる」 座長 中岡成文、登壇者 稲原美苗・大北俊全・中岡成文, 国内会議コロナ禍における障害者の「すこやかさ」について臨床哲学的に考える[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 第62回全国大学保健管理研究集会― 時代の変化を意識した大学保健管理、ダイバーシティ(多様性)に着目して, 2024年10月, 日本語, 公益社団法人 全国大学保健管理協会/国立大学法人 神戸大学, 神戸国際会議場, 日本国, 国際共著していない多様な当事者のニーズについて考える~ある障害当事者の経験から~[招待有り]口頭発表(基調)
- 『フェミニスト現象学』出版記念ワークショップ, 2024年03月, 日本語, 立命館大学間文化現象学研究センター, Zoom ウェビナー, 日本国『フェミニスト現象学』出版記念ワークショップ 第4パート 生活篇[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 「トラブルの時代」におけるジェンダーの理論化と教育―本質主義の克服に向けて―, 2024年01月, 英語, お茶の水女子大学ジェンダー研究所, Zoomにてオンライン開催, 日本国, 国際会議Comment for Kathleen Lennon and Racel Alsop[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 第74回日本倫理学会大会 共通課題「ケア」, 2023年10月, 日本語, 日本倫理学会, 神奈川大学 みなとみらいキャンパス, 日本国「ケアの倫理」と当事者性の重なり ―ある障害者の葛藤からケアと依存のつながりを考えるー[招待有り]
- 哲学対話と当事者研究についての総括シンポジウム, 2023年09月, 英語, 科学研究費助成事業「哲学プラクティスと当事者研究の融合:マイノリティ当事者のための対話と支援の考察」(19H01185 研究代表者:稲原美苗), 東京大学駒場キャンパス, 日本国, 国際会議対話の現象学―自分の経験と考えを自分の言葉で語ることの意義シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 哲学系諸学会国際連合(FISP)と日本の女性哲学研究者 の対話, 2023年05月, 英語, FISP Gender Committee Meeting May 27 2023.docx, パスワードが無い, 哲学系諸学会国際連合運営員会内ジェンダー委員会・日本哲学会, 東京大学本郷キャンパス, 日本国, 国際会議Phenomenology of Pain: A Dialogue between Self and Art(ist)[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 2023年度 関西ウェルビーイングクラブ研修会, 2023年02月, 日本語, NPO法人関西ウェルビーイングクラブ, おおきに南船場ビル1F, 日本国, 障がい当事者が語る歯科医療の問題点・課題 多様な患者に寄り添える歯科医療 歯科医療者、患者がお互い幸せになれる歯科医療について障がい当事者の視点を語ります。障がいのある患者が語る歯科医療[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 第4回作業所学会, 2022年12月, 日本語, 特定非営利活動法人 静岡県作業所連合会・わ, Zoomにてオンライン開催, 日本国当事者学から考える障害者支援[招待有り]口頭発表(基調)
- 国際シンポジウム「Face-Body Studies Wrap-up Symposium」Day 2 "Body Schema, Arts, and Social Participation", 2022年11月, 英語, 科学研究費助成事業 新学術領域研究(学術領域提案型)「トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築 —多文化をつなぐ顔と身体表現ー」, 國學院大學渋谷キャンパス 常盤松ホール, 国際会議A Dialogue between the Body Schema and the Body Image: A Case of Mild Athetoid Cerebral Palsy:[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 第20回子どもの哲学国際学会, 2022年08月, 英語, The International Council of Philosophical Inquiry with Children, 立教大学, 日本国, 国際会議Philosophical Dialogue and Empowerment口頭発表(一般)
- 第7回『フェミニスト現象学入門』読書会, 2022年01月, 日本語, 科学研究費助成事業 新学術領域研究(学術領域提案型)「トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築 —多文化をつなぐ顔と身体表現ー」, Zoom「障害はどのような経験なのか」 生きづらさのフェミニスト現象学[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- UTCP〈哲学×デザイン〉プロジェクト33 哲学対話とコミュニティづくり~一緒に考えることでできるつながりとは?~, 2021年11月, 日本語哲学対話とつながり~マイノリティ・コミュニティ創成の可能性を考える~[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 声を大にして言えなかった女性理学療法士の生きづらさについて、みんなで深く考えてみる 〜フェミニスト現象学の稲原美苗先生をお迎えして〜, 2021年09月, 日本語当事者研究とフェミニスト現象学[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 日本哲学プラクティス学会第3回大会, 2021年09月, 日本語哲学対話におけるファシリテーターの役割の検討―ビジネス分野との比較を通じてー口頭発表(一般)
- 『「進化」する身体-筋ジストロフィー病棟における語りの現象学』合評会, 2021年05月, 日本語, 考える読書会, Zoom, 日本国石田絵美子著『「進化」する身体—筋ジストロフィー病棟における語りの現象学』を読んで[招待有り]その他
- TWO CULTURES: TWO SENSES: How the arts and humanities can contribute to Healthcare Education and facilitate improved intercultural understanding in Japan and the UK: SEMINAR AND WORKSHOP II — A SENSE OF MOVEMENT, 2021年04月, 英語Phenomenological Expressions of Pain: A Sense of Movement and Onomatopoeic Expressions in Japanese[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- オンライン・シンポジウム「不登校と哲学プラクティス」, 2021年01月, event_20210130_01.pdf, その他, チラシ, パスワードが無い, 神戸大学大学院人間発達環境学研究科 (日本学術振興会科学研究費基盤B 19H01185), Zoom, 日本国, 国内会議, 国際共著していない哲学プラクティスと当事者研究~エンパワメントの技術~[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- WEB日韓交流セミナー「知的障害者の舞台芸術とその支援」, 2020年12月, 日本語, 神戸大学大学院人間発達環境学研究科, Zoom, 日本国, 国際会議「私」を表現すること―障害と共に生きるうえで必要な技術(アート)― (シンポジウム「社会変革の実践としての文化芸術活動」のパネリストとして発表)[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- Pandemic in the (sub) Arctic North: A supra- and crossdisciplinary data collection on experiences, resilience and social mobilisation during the Covid19 pandemic focusing on Norrbotten county, 2020年12月, 英語, FORMAS emergency project (Luleå University of Technology, Sweden), Zoom, スウェーデン王国, 国際会議, 国際共著しているThe Impact of the New Coronavirus (COVID-19) on the Lives of People with Disabilities in Japan: Case Studies[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 第6回哲学プラクティス連絡会, 2020年09月, 日本語, 哲学プラクティス連絡会, Zoom, 日本国⼤学院⽣のための学際的探究コミュニティの創成と対話実践口頭発表(一般)
- 被災地をめぐる哲学対話―科学・技術・暮らし・芸術・コミュニケーションを手がかりにー, 2020年02月, 科研費 19H01185, 神戸大学鶴甲第2キャンパスA棟2階大会議室, 新型コロナウィルスの影響で、一般参加者を招くようなシンポジウムは中止し、クローズドで研究会を行った。見る、感じる、聞く、対話するー東北の被災地で自己を見つめ直す―その他
- 日本ファシリテーション協会関西支部イベント, 2020年02月, 日本語, 日本ファシリテーション協会 関西支部, デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)哲学対話~「生きづらさ」を自分で「考える・語る・表現する」~[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- <哲学×デザイン>プロジェクト18, 2020年01月, 日本語, 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属「共生のための国際哲学研究センター」(UTCP), 東京大学駒場Ⅰキャンパス KOMCEE WEST 303障壁のある人生をどのように生きるのか?シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 日本心理学会第83回大会, 2019年09月, 英語, 日本心理学会, 立命館大学大阪いばらきキャンパス, 司会:河野哲也 提題者:山口真美 提題者:ジョナサン・コール (ゲスト) 特定質問者:稲原美苗 特定質問者:マイケル・ギラン・ぺキット, 国内会議顔認知の発達と障害と (質問者として登壇)シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
- 第5回哲学プラクティス連絡会, 2019年08月, 哲学プラクティス連絡会, 立正大学品川キャンパス3号館大学院生が企画・運営する哲学カフェの社会教育学的実践―地域コミュニティでの対話の場作りにおける学びー口頭発表(一般)
- Association for Asian Studies 2019 Annual Conference, 2019年03月, 英語, Association for Asian Studies, Denver, Colorado, USA, 国際会議The Ghost of Eugenics in Japan: Exploring the Intersections of Disability, Asexuality, and Anonymityシンポジウム・ワークショップパネル(公募)
- ヴァルネラビリティと対話 1dayシンポジウム, 2019年02月, 日本語, 科研費による研究プロジェクト「哲学的当事者研究の展開:重度・重複障害者と慢性疼痛患者のコミュニケーション再考」 16K02120, 神戸大学国際人間科学部鶴甲第2キャンパス, 国内会議慢性疼痛の当事者研究-アートと対話の可能性シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- AJJ Anthropology of Japan in Japan, 2018年12月, 英語, AJJ Anthropology of Japan in Japan, 南山大学, 国際会議The Ghost of Eugenics in Japan: Exploring the Intersections of Disability, Asexuality, and Anonymityシンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 8th PEACE (Phenomenology for East Asian CirclE) Conference, 2018年12月, 英語, PEACE (Phenomenology for East Asian CirclE), ソウル大学, 国際会議Visualizing Pain with an Artist: A Phenomenological Study of Embodied Subjectivity in Dialogue口頭発表(招待・特別)
- 科研「北欧現象学者との共同研究に基づく傷つきやすさと有限性の現象学」第9回研究会, 2018年11月, 日本語, 国内会議日本における優生学の亡霊―障害と無性と匿名性の絡み合いを探究する―口頭発表(一般)
- 日本哲学プラクティス学会 第1回大会, 2018年08月, 日本語, 明治大学和泉キャンパス, 国内会議哲学的当事者研究の可能性 造形制作を通したピアとの対話の意義について口頭発表(一般)
- 第24回世界哲学会議_北京大会, 2018年08月, 英語, 国際会議Expressing Pain through Fine Art: The Power of Dialogueシンポジウム・ワークショップパネル(公募)
- 日本社会教育学会第42回関西研究集会, 2018年06月, 日本語, 国内会議鼎談「対話を生み出す場づくり―社会教育の新たなパラダイムを求めて」 (生田周二・津田英二とともに)[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 障害学生の「学び」から見るインクルーシヴな大学教育の意義と課題, 2017年12月, 日本語, 神戸大学人間科学部鶴甲第2キャンパス, 国内会議インクルーシヴな大学教育の意義について考える―河合翔氏・ナム・ボラム氏との対談[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 日本現象学・社会科学会 第34回大会, 2017年11月, 日本語, 東京大学(本郷キャンパス), 国際会議「当事者の声を聴くことから研究へ」 西村氏・白井氏への質問[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 国際シンポジウム「痛みの表現と当事者研究」, 2017年11月, 英語, 神戸大学人間科学部鶴甲第2キャンパス, 国際会議Art Exhibition: Pain and Expression (Deborah Padfield with Minae Inahara, Maki Noguchi, and Mitsuru Mizutani)[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- Nordic Society for Phenomenology 15th Annual Conference PHENOMENOLOGY AND THE BODY CONTEMPORARY PERSPECTIVES, 2017年06月, 英語, The Norwegian University of Science and Technology, 国際会議Philosophy Café Dialogues as the Phenomenological Foundation for a Feminist Exploration of the Lived World of Mothers Who Have Raised Children with Disabilities[招待有り]口頭発表(一般)
- 第40回臨床哲学研究会 統一テーマ「当事者研究と哲学対話」, 2017年03月, 日本語, 大阪大学豊中キャンパス, 国内会議哲学対話における現象学的アプローチ[招待有り]口頭発表(一般)
- トヨタ財団研究助成プログラム(立命館大学)講演会, 2016年12月, 日本語, 草津市サンサンホール, 国内会議傍観・無関心からの移行 (公開対談)[招待有り]その他
- 7th PEACE (Phenomenology for East Asian CirclE) Conference, 2016年12月, 英語, 東京大学駒場Ⅰキャンパス, 国内会議A Feminist Phenomenological Investigation of the Lived World of Mothers Who Have Raised Children with Disabilities: From Dialogues in Philosophy Café Sessions[招待有り]口頭発表(一般)
- 第32回京都賞記念ワークショップ 思想・芸術部門, 2016年11月, 英語, 国立京都国際会議場, 国内会議障害とスティグマ―嫌悪感から人間愛へ―(英語講演)[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 第38回日本現象学会研究大会 男女共同・若手研究者支援ワークショップ, 2016年11月, 日本語, 高千穂大学, 国内会議「作者は匿名の主観でありうるか?」の提題を受けて[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 関西障害者歯科臨床研究会第8回研究集会, 2016年07月, 日本語, 関西障害者歯科臨床研究会, ピアザ淡海, 国内会議障害者歯科医療における家族支援—哲学対話をとおして見える世界[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 神戸大学, 2024年04月 - 2029年03月アクションリサーチに基づく「兵庫モデル」を基盤とした障害者の生涯学習研究拠点構築
- 日本学術振興会, 学術変革研究領域(A)尊厳学の確立:尊厳概念に基づく社会統合の学際的 パラダイムの構築に向けて, 学術変革領域研究(A), 帝京大学, 2023年04月 - 2028年03月, 研究分担者ケイパビリティ毀損と人間の尊厳―福祉経済政策の倫理と哲学―
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 兵庫医科大学, 2023年04月01日 - 2027年03月31日病院から地域への精神科看護実践の移行に伴う関係性と連携に関する現象学的研究
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 神戸大学, 2021年04月 - 2024年03月COVID-19流行は市民のリスク観をどのように変えるのか?:合意形成の観点から
- 文部科学省 科学研究費, 基盤研究(B), 基盤研究(B), 神戸大学, 2019年04月 - 2024年03月, 研究代表者哲学プラクティスと当事者研究の融合:マイノリティ当事者のための対話と支援の考察2020年度の本研究は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響に伴い、計画通りには研究を実施できなかった。全ての対話実践、学会報告、シンポジウムがオンラインでの開催となり、研究代表者、研究分担者たちは暗中模索の状態でそれぞれの研究活動を続けた。2020年度は以下の5つの対話実践・研究を遂行した。
①大学院のオンライン対話を使った授業実践とその考察、②不登校と哲学プラクティスをテーマにしたシンポジウムの開催、③社会規範をテーマにした対話実践、④釜ヶ崎(あいりん地区)の変容するコミュニティの中で多様性を考えるためのイベント、⑤コロナ禍におけるマイノリティ当事者の不安.心配に関するオンライン調査
研究代表者の稲原と分担者の中川・津田は、①を行い、その実践報告を日本哲学プラクティス連絡会第6回大会で発表した。②に関しては、稲原と中川は2021年1月30日にオンライン・シンポジウム「不登校と哲学プラクティス」を企画し、開催した。不登校支援をしている実践者や不登校を経験した当事者に登壇していただき、一般参加者たちと共にこのテーマをめぐる様々な問題について議論できた。③については、研究分担者の梶谷と稲原がそれぞれオンライン哲学カフェや対話イベントを企画し、運営している。梶谷に関しては、本研究と関連するものだけでも8つの哲学カフェや対話イベントを開催した。稲原に関していうと、3回のオンライン哲学カフェを開催した。研究分担者の高橋とほんまは、④のイベント「カマは燃えている/ ココ〈ボール〉ルームでなりたい自分になる~あらためて"多様性"をかんがえる連続企画」の企画・運営に携わり、イベントの司会進行役などを担当した。最後に、研究分担者の村山は、リスク学の見地からコロナ禍のマイノリティ当事者の不安・心配を明らかにするために、オンライン調査を実施した。この調査結果をもとに、哲学対話のテーマ決めを行う。競争的資金 - 文部科学省:科学研究費, 基盤研究(B), 基盤研究(B), 神戸大学, 2018年04月 - 2023年03月障害者の文化芸術活動の実践分析に基づくエンパワメント評価及び支援システム開発研究2020年度は、新型コロナ感染拡大のためにフィールドワークやアクションリサーチの実施の多くが困難になり、代替措置としてWEBを活用した量的調査を実施した。調査は、20歳以上の男女に対して、文化芸術活動に対する理解や障害者の芸術活動に対する理解、障害者問題に対する理解の程度を尋ね、文化芸術への意識の高さと障害者問題への理解の深さの相関性を把握するものとして設計した。 また、これも昨年度末に新型コロナ感染拡大のために延期としていた日韓交流セミナー「知的障害者の舞台芸術とその支援」を、12月19日にオンラインによって開催することができ、日韓の研究者、実践家からエンパワメント評価の観点や支援のあり方についての情報や知見を得た。 アクションリサーチについては、「のびやかスペース」の活動において、オンラインでプログラムを展開することとなり、その動きを利用してWEBを用いた文化芸術活動やその発信を試行した。この経験により、オンラインでの活動に着眼する契機を得た。 また、アクションリサーチのフィールドとして神戸大学附属特別支援学校との連携を深め、また前年度に行なったフィールドワークの記録に基づいた討議を行ない、論文としてまとめた。 障害者の文化芸術活動実践の情報収集については、引き続き意識的に行なった。特に兵庫県内の多様な活動の情報整理を進めた。昨年度まで集約した情報については、WEBページで公開するとともに、その情報を介した実践者との関係形成にも努めた。競争的資金
- FORMAS Research Council, Luleå University of Technology, the history unit at the Department of Social Sciences, Technology and Arts, 2020年10月 - 2022年05月, 連携研究者
- 文部科学省: 科学研究費, 挑戦的研究(萌芽), 挑戦的研究(萌芽), 大阪大学, 2018年09月 - 2021年03月大阪大学歯学部附属病院障害者歯科治療部を受診する障害のある子をもつ親のQOL,育児ストレス,感情表出および心理支援ニーズを調査し,心理カウンセリングおよび,講座と対話(親育ち学級)からなる親支援プログラムを構築し,実践した.親が子の支援をうける施設で専門的な心的ケアを受けることが必要であることが示唆され,患者・家族の心的状態改善や医療スタッフの負担軽減などが実現した.また親の面接,対話や講義などを通じ,親に情報提供すること,ピアや専門職と語る場を提供すること,心理士や社会福祉士が継続的にかかわることが,親の心的支援の一助になる可能性が示された.競争的資金
- 文部科学省, 科学研究費 (基盤研究(B)), 基盤研究(B), 大阪大学, 2016年04月 - 2019年03月本研究は、北欧現象学者との共同研究に基づき、人間の傷つきやすさと有限性に着目して、誕生、老い、病い、死、障がい、痛み、性とジェンダーといった具体的な問題を現象学的に考察することを目指した。毎年、北欧の現象学者と共同研究を行い、北欧現象学会に2-3人の発表者を派遣し、2018年北京での世界哲学会でも二つのラウンドテーブルで研究発表・学術交流を行った。また、国内の研究会も通算10回の開催となり、それぞれの研究成果についてお互いに意見交換をすることができ、それをもとに研究成果報告書(非公開)を作成し、それにより近い将来に研究成果をまとめた書物を刊行するための交渉を出版社と始めることができた。競争的資金
- 日本学術振興会, 学術研究助成基金助成金/基盤研究(C), 基盤研究(C), 神戸大学, 2016年04月 - 2019年03月, 研究代表者本研究は、身体表現や造形制作を応用した当事者研究の実践を踏まえた上で、「言語表現が難しい当事者」と「言語表現できない症状のある当事者」に関する研究を実施した。1年目にスウェーデンの特別支援学校などで身体表現実践を続けてきたエマ・グラン氏を、2年目にイギリスの医療現場で慢性疼痛患者との造形制作を実践してきたデボラ・パッドフィールド氏を招き、それぞれワークショップと国際シンポジウムを行った。本研究では、それらの実践研究をまとめて現象学的な考察を行った。言語表現をそのまま使えない当事者がそのとうにコミュニケーションを向上できるのかという問いに挑み、既存の当事者研究や自助実践のあり方を再考した。競争的資金
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 神戸大学, 2012年04月01日 - 2017年03月31日社会的な課題が個人的な問題として集約的に表れている問題の中で、制度的な枠組みによっては解決が困難なケースを「困難事例」と理解し、「困難事例」に向き合うためには、個人のエンパワメントにとどまらず、コミュニティエンパワメントが不可欠である点について理解を深めた。その上で、さまざまなコミュニティにおけるそれぞれの困難な状況と、それをコミュニティエンパワメントを通して軽減していく方法について検討した。さらに、社会関係資本とキーコンピーテンシーを原理としたコミュニティエンパワメント、困難事例が蓄積している多様なコミュニティの状況分析を2本柱として、総合的な考察を行った。
- 大阪大学, 未来知創造プログラム (研究分担者⇒学外研究協力者), 2014年08月 - 2017年03月歯科医療現場における障害のある子どもとその親への 包括的支援プログラムの開発競争的資金
- 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(C)), 基盤研究(C), 大阪大学, 2013年 - 2015年, 研究代表者本研究は、(1)「疾病と障害の哲学」の研究、(2)「当事者研究」と「哲学カウンセリング」に関する研究、(3)「疾病と障害の哲学」の研究と「当事者研究」と「哲学カウンセリング」に関する研究を総合した新たな自助実践の構築、という三段階で進めてきた。 特に、哲学カウンセリングを応用し、当事者が自らの障害を日常的に考察するだけでなく、障害がその当事者の行動や生き方にどのように影響を与えるのかということを哲学的に研究する新たな自助実践のあり方を考えた。これまで医療的にも社会福祉的にも保護の客体として位置づけられてきた障害者を社会の成員として捉え直す哲学的理論・実践、哲学的当事者研究を提起した。競争的資金
- 講師, 2019年10月 - 現在神戸大学「学ぶ楽しみ発見プログラム」~知的障害青年のための大学教育の創造~(KUPI)よりよく生きるための哲学
- 助言・指導, 2024年度「授業研究会」及び「SSH報告会」, 2025年02月08日 - 2025年02月08日, 神戸大学附属中等教育学校神戸大学附属中等教育学校(道徳) 授業研究会
- 講師, Learning Creators’ Lab 2024, 2024年10月20日 - 2024年10月20日, オンライン
- 講師, 臨床哲学, 2024年09月17日 - 2024年09月17日兵庫県立須磨友ヶ丘高等学校(特別非常勤講師)
- パネリスト, 子どもの社会的場所における日常の記録上映会とシンポジウム、対話会, 2024年03月24日
- 助言・指導, 2023年度「授業研究会」及び「SSH報告会」, 2024年02月11日 - 2024年02月11日, 神戸大学附属中等教育学校, 教育関係者
- 寄稿, 広報伊丹, 2023年12月01日 - 2023年12月01日, 広報伊丹 4面, 社会人・一般
- コメンテーター, エコマップ作成と座談会 テーマ「繋がり」, 2023年11月24日 - 2023年11月24日, 神大附属エコマップ座談会 (2).docx, パスワードが無い, 神戸大学附属特別支援学校 訓練棟談話室
- コメンテーター, 2023年11月03日 - 2023年11月03日, かえつ有明中学校・高等学校, 社会人・一般
- 寄稿, 広報伊丹, 2023年11月01日 - 2023年11月01日, 広報伊丹 2面, 社会人・一般
- 寄稿, 広報伊丹, 2023年10月01日
- fox project, 2023年06月18日 - 2023年06月18日, fox project, 社会人・一般
- fox project, 2023年06月18日 - 2023年06月18日, fox project, 社会人・一般
- 講師, 研修 障がいのある患者が語る歯科医療, 2023年02月19日 - 2023年02月19日, おおきに南船場ビル1F, 障がい当事者が語る歯科医療の問題点・課題 多様な患者に寄り添える歯科医療 歯科医療者、患者がお互い幸せになれる歯科医療について障がい当事者の視点を語ります。
- 助言・指導, 2023年02月11日 - 2023年02月11日
- 講師, 第4回作業所学会, 2022年12月10日, オンライン
- コメンテーター, 『僕とオトウト』上映会と哲学対話, 2022年11月04日 - 2022年11月04日, 神戸大学附属特別支援学校 体育館
- 助言・指導, 2021年09月 - 2022年10月
- 秋田さきがけ, 2022年09月21日
- 講師, ツキイチ勉強会, 2022年09月08日性の多様性について考える
- 朝日新聞 福島全県 朝刊, 2022年07月17日, 社会人・一般
- 助言・指導, 2022年02月11日
- コメンテーター, 『僕とオトウト』髙木佑透監督 & 稲原美苗さん & Lindaさんトーク開催しました!, 2021年11月04日『僕とオトウト』髙木佑透監督 & 稲原美苗さん & Lindaさんトークショー
- 講師, ツキイチ勉強会, 2021年06月11日性教育・多様な性をどのように子どもたちに伝えていくべきなのか?」
- 講師, ツキイチ勉強会, 2020年10月23日家庭でできる性(生)教育について考える
- 講師, ツキイチ勉強会, 2019年11月08日「多様な性を親・大人がどのように受け入れるか?」
- 神戸新聞, 2019年01月07日 - 2019年01月07日, 神戸新聞 2019年1月7日 17面医学部入試での女性差別は、なぜ起きたか
- 2023年02月23日 - 2023年02月23日, マイノリティ当事者チラシ.pdf, パスワードが無い, zoom, 「家族とは何なのか?」「家族と共に暮らすということはどのような経験なのか?」 障害のある家族と暮らしてきた当事者たち、乳幼児の母親たちと哲学対話をしてきた実践者に講演いただき、それぞれの経験から問題にアプローチし、家族をめぐる「当たり前」の問い直しを試みる。大会・シンポジウム等
- 2021年12月05日, zoom, 【シンポジウム】 「現象学とエンパワメント」 司会:池田喬(明治大学) 稲原美苗(神戸大学) 提題者: 石田絵美子(兵庫医療大学) 宮原優(立命館大学) 前田拓也(神戸学院大学) 現象学は社会学が関心をもつテーマを扱うときに頻繁に呼び出されてきた。ジェンダーと疾病や障害はその典型である。かつては精神疾患への現象学的アプローチが影響力をもったが、その後、精神障害に限らず、様々な疾病や障害への現象学的アプローチが試みられてきた。石田絵美子氏の『「進化」する身体: 筋ジストロフィー病棟における語りの現象学』(ナカニシヤ出版、2019年)はその最近の成果である。また、ジェンダーについても「フェミニスト現象学」が世界的に大きな研究領域となり、日本でも稲原美苗・川崎唯史・中澤瞳・宮原優編『フェミニスト現象学入門』(ナカニシヤ出版、2020年)が出版されるに至っている。 こうした展開において「現象学」に託されているのは、一人称的経験の記述だとひとまず言える。一人称的経験の記述の価値は、当然のことながら、三人称的観点からの説明的記述と同じ基準では測れない。三人称的で客観的記述と称するものの正確さではなく、むしろこれとは別の意味での記述の価値を人が現象学に認めるとき、現象学的な経験の記述には広い意味で「エンパワメント」のはたらきがあるという理解が含まれているように思われる。つまり、社会的に抑圧されたり不利な立場に置かれた人々が自らの状況を理解したり、自分自身について語るための言葉を獲得したり、以前より生活を自分でコントロールし、自分らしく生きたりできるように支援すること、そうした支援になる考え方を促進すること、などである。 学問の価値は、必ずしも正確な記述と称されるもので判定されるわけではなく、プラグマティストが考えるように、日常生活の問題を改善するという観点から評価されることもできる。その学問が無力化された人々をエンパワーするという観点から、その学問の価値を考えることも可能だろう。そもそもフェミニズムや障害学はエンパワメントの課題と密接に結びついてきたのだから、現象学が、ジェンダーや障害のテーマと関わるときにもエンパワメントの観点からその価値を再考することには意味があると思われる。 そこで本シンポジウム「現象学とエンパワメント」では、障害とジェンダーに関する現象学的研究をされている石田絵美子氏(兵庫医療大学)と宮原優氏(立命館大学)に加え、福祉社会学と障害学の研究者である前田拓也氏をお迎えし、エンパワメントの観点から見たとき現象学はどのような学問的アプローチとして現れるのかを社会学の観点を踏まえて考えたい。まず、進行性・難治性の病をもつ人々の経験を現象学的に記述することで,ステレオタイプ的な見方とは異なるその人々の姿を示してきた石田絵美子氏(兵庫医療大学)のご提題では、こうした現象学的記述がもちうるエンパワメントの可能性が考察される。次に、月経などの女性の身体経験の現象学的研究に従事してきた宮原優氏(立命館大学)のご提題では、乳児のケアの現象学的分析に行われ、それによって保育者のニーズを描出することが試みられる。最後に、前田拓也氏(神戸学院大学)のご提題では、障害者自立生活運動の実践において健常者が障害者の介助を「できるようになっていく」プロセスに注目し、このプロセスは介助する/される関係性のなかでどのように経験されるのか、それらの記述のもつ意義は何かが考察される。以上の三つの提題のあとには全体討議を通じて「現象学とエンパワメント」というテーマについての理解を深め、今後の課題を明確にしたい。 (企画実施責任者:池田喬・稲原美苗), 国際学術貢献している大会・シンポジウム等