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検索詳細小山 啓子大学院人文学研究科 社会動態専攻教授
研究活動情報
■ 論文- Oxford University Press (OUP), 2022年02月, French Studies, 76(2) (2), 159 - 174, フランス語[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2021年03月, 神戸大学文学部紀要, (48) (48), 189 - 22016世紀フランスの外国人同郷団研究――「リヨンにおけるフィレンツェ同郷団史料集」の分析から――
- 山川出版社, 2018年05月, 佐藤昇編『歴史の見方・考え方――大学で学ぶ「考える歴史」』, 22-39, 日本語人が人を支配するときなにが求められたのか――権力の舞台としてのフランス国王儀礼――研究論文(大学,研究機関等紀要)
- Routledge/Taylor and Francis for the International Commission for the History of Representative and Parliamentary Institutions, 2018年03月, Parliaments, Estates and Representation, 38(2) (2), 147 - 160, フランス語[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2007年12月, 西洋史論叢, 第29号・pp. 95-110, 日本語叛乱から共存へ――宗教戦争後のリヨンにおける国王の表象と都市の再編――[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2005年12月, 比較都市史研究, 第24巻第2号, 日本語16世紀リヨンの街区pennonagesとその機能研究論文(学術雑誌)
- 2005年06月, 比較都市史研究, 第24巻第1号, 日本語16世紀フランスにおける都市・王権・特使――リヨンの事例から――[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2005年, 史淵, 第142輯, 41 - 75, 日本語16世紀フランスの地方都市エリート――リヨンの都市参事会と政治秩序――研究論文(学術雑誌)
- 2000年, 西洋史学, (199) (199), 22 - 43, 日本語16世紀リヨンにおけるフランス国王の入市式[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 九州西洋史学会, 1998年, 西洋史学論集, (36) (36), 19 - 40, 日本語近世初期フランスにおける国王儀礼の変遷――王位継承儀礼と入市式を中心に――[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2021年12月, 神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター年報Link【地域・大学・文化】, 13, 43 - 46インタビューに参加して
- 2021年05月, 史学雑誌, 第130編(第5号) (第5号), 341 - 347回顧と展望:2020年の歴史学界「近代フランス」[招待有り]
- 2021年03月, 西洋史学論集, (58) (58), 18 - 46特集「近世ヨーロッパにおける国家の統治構造と軍事」[招待有り]
- 2020年02月, 西洋史学, (268) (268), 106 - 108書評:阿河雄二郎・嶋中博章編著『フランス王妃列伝――アンヌ・ド・ブルターニュからマリー=アントワネットまで――』[招待有り]
- 2015年06月, 日仏歴史学会会報, (30) (30), 48 - 5016世紀リヨンの外国人と都市空間
- 西洋史学, 2008年12月, 西洋史学, (231) (231), 86 - 90, 日本語書評:指昭博編著『王はいかに受け入れられたか――政治文化のイギリス史――』[招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 九州西洋史学会, 2007年12月, 西洋史学論集, (45) (45), 145 - 151, 日本語シンポジウム報告:小山啓子著『フランス・ルネサンス王政と都市社会――リヨンを中心として――』をめぐって[招待有り]会議報告等
- 2007年06月, 神戸大学史学年報, 第22号, 日本語報告:近世初期の「良き都市」リヨンと王権その他
- 史学会, 2006年11月, 史学雑誌, 第115編(第11号) (第11号), 112-114, 日本語新刊紹介:ピーター・バーク著/亀永洋子訳『ルネサンス』(ヨーロッパ史入門)[招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 2005年12月, 西洋史学, (219) (219), 228 - 231フォーラム:二宮宏之・阿河雄二郎編『アンシアン・レジームの国家と社会――権力の社会史へ――』
- 史学会, 2005年07月, 史学雑誌, 第114編(第7号) (第7号), 127 - 128, 日本語新刊紹介:二宮宏之・阿河雄二郎編『アンシアン・レジームの国家と社会――権力の社会史へ――』[招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 九州西洋史学会, 2003年12月, 西洋史学論集, (40) (40), 115 - 116, 日本語シンポジウム報告:「近代国家」生成期のヨーロッパにおける都市財政と都市社会[招待有り]会議報告等
- 2003年06月, 九州歴史科学, (31) (31), 70 - 75, 日本語書評:花田洋一郎『フランス中世都市制度と都市住民』[招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 共著, 第Ⅱ部中近世 視点7「王母カトリーヌ・ド・メディシスの書簡が語ることーーフランス宗教戦争の只中でーー」, 山川出版社, 2023年10月, 120‐139, ISBN: 9784634640993歴史の見方・考え方2 ――史料から広がる歴史学ーー
- 分担執筆, ルネサンス期の文化と国家, 岩波書店, 2023年03月, 171-189, ISBN: 9784000114257岩波講座 世界歴史15 主権国家と革命 15-18世紀
- 岩波書店, 2021年04月, 日本語, ISBN: 9784000614627フランス絶対主義 : 歴史と史学史
- 第Ⅱ部17、18、コラム4, 明石書店, 2020年05月, 日本語, ISBN: 9784750350219フランスの歴史を知るための50章
- 第Ⅱ部第3章、歴史の扉3, ミネルヴァ書房, 2020年03月, 日本語, ISBN: 9784623087785はじめて学ぶフランスの歴史と文化
- その他, 山川出版社, 2018年05月, 日本語, 佐藤昇編集、神戸大学文学部史学講座著。総頁数176頁。第Ⅰ部視点4「豊かさのなかで食糧問題がなぜ起こるのか」(52-62頁)を執筆した。本書は初学者向けに編集された歴史学の入門書。担当部分では、米騒動の背景には、好況による物価高、消費の奢侈化、サラリーマン層の相対的な地位低下といった「都市問題」があり、必ずしも貧困だけが原因でなかったことを論じた。歴史の見方・考え方―大学で学ぶ「考える歴史」―一般書・啓蒙書
- 共訳, 刀水書房, 2017年03月, 日本語ウィーンとヴェルサイユ――ヨーロッパのライバル宮廷ーー学術書
- 共著, ミネルヴァ書房, 2016年02月, 日本語, 第2章第5節「フランスの危機と再建」新しく学ぶ西洋の歴史――アジアから考える――学術書
- 共著, 山川出版社, 2011年11月, 日本語フランス史研究入門学術書
- 分担執筆, 第3部 ジャック・ボタン著、小山啓子訳「商人文書、商業関係文書――中世末期から近世にかけてのフランスと西欧――」, 岩田書院, 2009年03月, 日本語, ISBN: 9784872945560中近世アーカイブズの多国間比較
- その他, 神戸大学, 2008年03月, 日本語, 共生倫理研究会編集。総頁数262頁。第6章「『国民的共生』と天皇制―美濃部憲法学における絶対君主と立憲君主の『和解』―」(107-125頁)を執筆。美濃部達吉の憲法学説がなぜ大日本帝国憲法の正統な解釈として承認されるに至ったか、その論理を考察した。共生の人文学―グローバル時代と多様な文化―学術書
- 単著, 九州大学出版会, 2006年01月, 日本語フランス・ルネサンス王政と都市社会――リヨンを中心として――学術書
- 共著, 法政大学出版局, 2001年03月, 日本語続ヨーロッパ世界と旅学術書
- 「書くこと」と権力――GRIHLとの対話――, 2024年09月Nicolas Schapira「書くことと権力――アンシアン・レジーム期フランスの個人秘書たち――」へのコメント[招待有り]
- 関西フランス史研究会, 2022年04月, 日本語「境域」に見える王権の具体像(阿河雄二郎『近世フランス王権と周辺世界――王国と帝国のあいだ――』合評会)[招待有り]
- 九州西洋史学会秋季大会, 2019年11月シンポジウム「近世ヨーロッパにおける国家の統治構造と軍事」:「趣旨説明」 「地域と王権の接点としてのマレショーセ」[招待有り]
- the 14th International Conference on Urban History, Session M08: Immigrants and refugees in Western European Cities, 2018年08月, フランス語, Roma Tre University, 国際会議Les immigrants et l’espace urbain de Lyon au XVIe siècle口頭発表(一般)
- the 69th International conference, International Commission for the History of Representative and Parliamentary Institutions, 2017年09月, フランス語, Orléans, 国際会議Les députés de Lyon en cour et la technique des communications de la ville et du pouvoir royal au XVIe siècle口頭発表(一般)
- 学習院大学史学会大会, 2015年12月, 日本語, 学習院大学, 国内会議国王儀礼にみる近世フランスの君主制秩序[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 日仏歴史学会研究大会, 2015年03月, 日本語, 駒沢大学, 国内会議16世紀リヨンの外国人と都市空間[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 中・近世ヨーロッパにおけるコミュニケーションと紛争・秩序, 2010年08月, 日本語, 京都大学, 京都市, 国内会議16世紀のリヨンにおけるイタリア人――帰化問題を中心に――口頭発表(一般)
- 関西フランス史研究会, 2008年07月, 日本語, 京都大学, 京都市, 国内会議近世初期のリヨンにおけるイタリア人口頭発表(一般)
- 早稲田大学西洋史研究会シンポジウム, 2006年12月, 日本語, 小倉欣一, 早稲田大学, 国内会議叛乱から共存へ――宗教戦争後のリヨンにおける国王の表象と都市の再編――[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- アーカイヴズ多国間比較史研究会, 2006年11月, 日本語, 渡辺浩一, 国文学研究資料館, 国内会議近世フランス史研究の現況紹介 ――パリ研究会参加研究者の近業を中心に――その他
- 神戸大学史学研究会, 2006年07月, 日本語, 緒方 康, 神戸大学, 国内会議近世初期の「良き都市」リヨンと王権口頭発表(一般)
- 比較都市史研究会, 2006年07月, 日本語, 鵜川 馨, 明治大学, 国内会議16世紀リヨンの街区pennonagesとその機能口頭発表(一般)
- ヨーロッパ近世史研究会, 2004年12月合評会:二宮宏之・阿河雄二郎編著『アンシアン・レジームの国家と社会』 ※個別発表題目「権力の社会史と国制史研究」「表象/王権/暴力」[招待有り]
- 史学会, 2004年11月16世紀フランスにおける都市行政と渉外活動――リヨンから宮廷への特使派遣をめぐって――
- 広島史学研究会大会, 2003年10月16世紀リヨンの特使派遣と都市エリート層
- ヨーロッパ史研究会, 2003年06月16世紀フランスにおける王権と都市社会
- フランス国制史研究会, 2002年07月16世紀のリヨン市派遣特使député de la ville de Lyonの活動
- フランス史研究会, 2000年07月移動宮廷とフランス・ルネサンス王政――シャルル9世とカトリーヌ・ド・メディシスの大巡幸を中心に――
- 近代国家生成史研究会, 1999年07月イデオロギーと表象
- 日本西洋史学会第48回大会, 1998年05月16世紀リヨンにおける国王の入市式と政治文化
- フランス国制史研究会, 1998年03月16世紀における都市リヨンと王権
- 九州史学会, 1997年12月ヴァロワ朝末期のフランス国王入市式
- フランス国制史研究会, 1996年10月国王の入市式
- 九州西洋史学会(九州大学), 1995年09月フランス近世の国王儀礼と政治文化――シャルル9世の巡回と入市式によせて――
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 神戸大学, 2024年04月 - 2028年03月近世・近代ヨーロッパにおける宮廷の興隆・多面的展開・変容に関する統合的研究
- 学術研究助成基金助成金/基盤研究(C), 2018年04月 - 2022年03月, 研究代表者競争的資金
- 学術研究助成基金助成金/基盤研究(C), 2013年04月 - 2018年03月, 研究代表者競争的資金
- 科学研究費補助金/若手研究(B), 2008年, 研究代表者競争的資金
- 科学研究費補助金/基盤研究(B), 2008年競争的資金
- 科学研究費補助金/基盤研究(B), 2006年競争的資金
- 科学研究費補助金/若手研究(B), 2005年, 研究代表者競争的資金
研究シーズ
■ 研究シーズ- 16世紀フランスにおける都市と外国人シーズカテゴリ:人文・社会研究キーワード:近世フランス史, リヨン, 外国人, 同郷団, 共存研究の背景と目的:これまで私は16世紀フランスの都市リヨンを事例として、地方都市の社会を、広域権力である王権との関係性や交渉に注目しながら研究を行ってきました。その中でリヨンが多くの移民を受け入れており、人口の約3分の2が市壁外出身者であったことが判明しました。しかも彼らは外国人街や居留地を形成することなく、地元住民の生活圏に入り込んで居住していたことから、なぜそれが可能であったのかを追究したいと考えました。研究内容:リヨンの外国人は出身都市ごとに自治組織的な同郷団を結成しており、1483年にはすでに、ミラノ、フィレンツェ、ジェノヴァ、ヴェネチアなどの各同郷団がありました。特にフィレンツェ同郷団は、毎年彼らを代表する1名の領事と2名の評議員を選出し、50項目からなる独自の規約を有していました。この規約は現在、ヴァチカン図書館の「リヨンにおけるフィレンツェ同郷団関係史料」に収められています。この史料は受け入れ都市側の視点からだけでは見えてこない、リヨンに居住したフィレンツェ人に固有の義務や権利、保証などを明らかにすることができます。16世紀のリヨンの経済発展を牽引したフィレンツェ人の活動は、この同郷団の存在と運営、人脈関係によって支えられていました。同郷団規約はまさしく移住先で生きる外国人を支援し、統轄するための最初の憲章であり手引書であったと言えるのです。期待される効果や応用分野:ヨーロッパの歴史と文化的基層を学ぶことで、グローバル化社会を生きていく上で必要となる知識を共有したいと考えています。また、他者の歴史や文化を知ることは、自分たちとの違いや共通点に気づくことで自文化を相対化し、問題の所在に気づいたり、より深い理解を得るための機会になると思います。