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谷 冬彦大学院人間発達環境学研究科 人間発達専攻准教授
研究活動情報
■ 論文- 2024年02月, 神戸大学発達・臨床心理学研究, 23, 1 - 5絶望感尺度の構造に関する研究 (Ⅱ) －CTCMによる再検討－[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 2023年02月, 神戸大学発達・臨床心理学研究, 22, 26 - 31, 日本語自尊感情の構造に関する研究－Self-Esteem Scaleおける3因子構造の検証－[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 日本教育心理学会, 2015年03月, 教育心理学年報, 54, 181 - 186, 日本語青年期研究のこれまでとこれから―神戸大学の青年期心理学を中心に―[招待有り]研究論文（その他学術会議資料等）
- 日本教育心理学会, 2014年, 日本教育心理学会総会発表論文集, 56, 8 - 9, 日本語
- 日本青年心理学会, 2013年02月, 青年心理学研究, 第24巻(第2号) (第2号), pp.207 - 210., 日本語青年期における自己形成とアイデンティティ形成－溝上論文へのコメント－[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 日本青年期精神療法学会, 2012年11月, 青年期精神療法, 第9巻(第1号) (第1号), pp.21 - 26., 日本語青年と自我同一性[査読有り][招待有り]研究論文（学術雑誌）
- 神戸大学大学院人間発達環境学研究科, 2011年09月, 神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要, 第5巻(第1号) (第1号), pp.1 - 7., 日本語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 2008年06月, 日本看護科学会誌, 第28巻第2号,pp.55-61(2) (2), 55 - 61, 日本語看護師のバーンアウト生起から離職願望に至るプロセスモデルの検討[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 金剛出版, 2008年05月, 臨床心理学, 第8巻第3号,pp.330-335(3) (3), 330 - 335, 日本語アイデンティティ形成と性同一性[招待有り]研究論文（学術雑誌）
- 2007年03月, 教育心理学年報, 46, 72 - 80, 日本語人格心理学領域における研究動向と展望[査読有り][招待有り]研究論文（学術雑誌）
- 2007年03月, 別冊「現代のエスプリ」, 147-156, 日本語ポピュラー音楽と男性アイデンティティ[招待有り]研究論文（学術雑誌）
- 神戸大学, 2002年03月, 神戸大学発達科学部研究紀要, 9, 331-341(2) (2), 17 - 27, 日本語研究論文（学術雑誌）
- 本研究の目的は, Erikson理論に基づいて, 第V段階における同一性の感覚を測定する多次元自我同一性尺度 (MEIS) を新たに作成し, 青年期における同一性の感覚の構造を検討することである。Eriksonの記述に基づき,「自己斉一性・連続性」「対自的同一性」「対他的同一性」「心理社会的同一性」の4つの下位概念が設定された。20項目からなるMEISを大学生390名 (18-22歳) に施行し, 因子分析を行ったところ, 4つの下位概念に完全に対応する4因子が得られた。α係数, 再検査信頼性係数, 2時点での因子分析における因子負荷量の一致性係数などの結果から, 高い信頼性が確認された。また, EPSIとの関連から併存的妥当性が確認され, 自尊心尺度, 充実感尺度, 基本的信頼感尺度との関連から構成概念的妥当性 (収束的・弁別的妥当性) が確認された。また, 年齢が高くなるほどMEIS得点が高くなるという結果から, 発達的観点からの構成概念的妥当性も確認された。このように信頼性・妥当性の高い多次元自我同一性尺度 (MEIS) が作成され, 青年期における同一性の感覚は4次元からなる構造であることが示唆された。日本教育心理学会, 2001年09月, 教育心理学研究, 49, 265-273(3) (3), 265 - 273, 日本語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 2001年09月, 神戸大学発達科学部研究紀要, 9, 31-39, 日本語アイデンティティ・ステイタス・パラダイムに対する批判的検討（Ⅰ）－基本的問題－研究論文（学術雑誌）
- 神戸大学, 2001年03月, 神戸大学発達科学部研究紀要, 8, 333-344, 41 - 52, 日本語研究論文（学術雑誌）
- 神戸大学, 2001年, 神戸大学発達科学部研究紀要, 9(1) (1), 31 - 39, 日本語
- 日本青年心理学会, 2001年01月, 青年心理学研究, 12, 57-62(12) (12), 51 - 56, 日本語青年期における自己嫌悪感の感情状態の構造－佐藤論文におけるデータの再分析を通して－[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 相模女子大学, 2000年03月, 相模女子大学紀要, 63, 1-8(63) (63), 1 - 8, 日本語青年期における「甘え」の構造研究論文（学術雑誌）
- 群馬大学教育学部附属教育実践研究指導センタ-, 1999年03月, 群馬大学教育実践研究, 16, 341-370(16) (16), 341 - 370, 日本語教育実習の事前・事後指導の内容、方法等に関する全国調査研究論文（学術雑誌）
- 日本青年心理学会, 1998年10月, 青年心理学研究, 10, 93-96(10) (10), 93 - 96, 日本語西平論文おける＜問い＞に関する一意見[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 本研究は, Ehksonの漸成発達理論の観点から, 青年期における基本的信頼感と時間的展望の関連について検討した。基本的信頼感尺度, 絶望感尺度, 時間的展望体験尺度の全項目について因子分析を行った結呆, 「絶望一希望」因子, 「基本的信頼・時問的連続性」因子, 「現在・未来の確実性」因子, 「対人的信頼感」因子の4因子が抽出された。「基本的信頼・時間的違続性」因子が抽出されたことによって, 基本的信頼感と過去から現在までの自己の時問的連続性とが密接に関わるという仮説が支持された。また, 対人的信頼感は, 基本的信頼感に比ベ, 時問的展望との関わりが低かった。このことは, 対人的信頼感と基本的信頼感とは概念的に異なるという仮説を支持するものであった。さらに, 「基本的信頼・時間的連続性」は「絶望感」と「未来の確実性」に影響を与えるだろうという仮説を検証するために, 共分散構造分析を行った。その結果, 「基本的信頼・時問的連続性」は「絶望感」に影響を与え, さらに, 「絶望感」は「未来の確実性」と相互に影響を与え合っているという構造があることが明らかになった。これらの結果は, 漸成発達理論を支持するものであるとともに, 青年期におデける基本的信頼感と時間的展望の関連構造を明らかにするものであった。一般社団法人 日本発達心理学会, 1998年04月, 発達心理学研究, 9, 35-44(1) (1), 35 - 44, 日本語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 青年期における自我同一性と対人恐怖的心性This study examined the relationship between ego identity and anthropophobic tendency in adolescence from the point of view of individual-relational self conflict. Individual-relational self conflict means the conflict between individual self and relational self in Japanese socio-cultural environment based on the interdependent view of self in identity crisis. Identity crisis (stage V) with individual-relational self conflict would cause anthropophobic tendency, which would influence the problem of intimacy (stage VI) in identity crisis. And also autonomy (stage II) would influence both identity crisis and anthropophobic tendency. To examine this hypothesis, a covariance structure analysis was carried out. The results showed that all the causal coefficients were significant and the goodness of fit index of this model was high enough. These results suggested that identity crisis with individual-relational self conflict would cause anthropophobic tendency and this relation would be rooted in the sense of autonomy on stage II.日本教育心理学協会, 1997年09月, 教育心理学研究, 45, 254-262(3) (3), 254 - 262, 日本語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 1997年03月, 新潟大学大学院現代社会文化研究科博士論文, , 174, 日本語青年期における自我同一性の漸成発達の構造に関する研究[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 新潟大学, 1996年02月, 現代社会文化研究, 4, 181-201, 181 - 206, 日本語アイデンティティの文化的差異に関する一考察－日本文化とアイデンティティ－研究論文（学術雑誌）
- 金子書房, 2009年08月, 児童心理, 第63巻第11号,pp.1051-1055(11) (11), 1051 - 1055, 日本語思春期のうそと秘密-自立の始まり速報，短報，研究ノート等（学術雑誌）
- 青少年問題研究会, 2001年02月, 青少年問題, 2, 13-17(2) (2), 13 - 17, 日本語青年という物語－少年から大人へ－速報，短報，研究ノート等（学術雑誌）
- 金子書房, 1996年06月, 児童心理, 50, 791-795(8) (8), 791 - 795, 日本語友だちとうまくいかない子の悩み速報，短報，研究ノート等（学術雑誌）
- 共著, ミネルヴァ書房, 2015年03月, 日本語よくわかる青年心理学 第2版学術書
- 共著, ナカニシヤ出版, 2014年03月, 日本語アイデンティティ研究ハンドブック学術書
- 共著, 福村出版, 2014年01月, 日本語新・青年心理学ハンドブック（第10章）学術書
- 共著, 創元社, 2009年05月, 日本語罪の日本語臨床学術書
- 共著, 金子書房, 2008年12月, 日本語自己心理学第5巻 パーソナリティ心理学へのアプローチ学術書
- 単著, ナカニシヤ出版, 2008年11月, 日本語自我同一性の人格発達心理学学術書
- 共著, 大学教育出版, 2007年04月, 日本語キーワード 人間と発達［増補改訂版］ 序 人間と発達学術書
- 共著, 一藝社, 2006年04月, 日本語保育用語辞典学術書
- 共著, ミネルヴァ書房, 2006年01月, 日本語よくわかる青年心理学学術書
- 共著, ナカニシヤ出版, 2005年09月, 日本語自己意識研究の現在２学術書
- 共著, 大学教育出版, 2005年04月, 日本語『キーワード 人間と発達 』学術書
- 共著, 大学教育出版, 2005年04月, 日本語キーワード 人間と発達 序 人間と発達学術書
- 共著, 北大路書房, 2004年09月, 日本語さまよえる青少年の心－アイデンティティの病理学術書
- 共著, 北大路書房, 2004年09月, 日本語さまよえる青少年の心―アイデンティティの病理学術書
- 共訳, ナカニシヤ出版, 2004年03月, 日本語心理学辞典その他
- 共著, 世界思想社, 2003年10月, 日本語カウンセリングを学ぶ人のために学術書
- 共著, ナカニシヤ出版, 2002年10月, 日本語アイデンティティ研究の展望Ⅳ学術書
- 共著, 北大路書房, 2002年08月, 日本語キレる青少年の心学術書
- 共著, 福村出版, 2000年11月, 日本語青年心理学事典その他
- 共著, 八千代出版, 1999年08月, 日本語臨床心理学辞典その他
- 日本心理学会第86回大会 日本大学, 2022年09月, 日本語進路選択による自己明確化とアイデ ンティティの関連性についてポスター発表
- 日本発達心理学会第31回大会, 2020年03月, 日本語アイデンティティ尺度は何を測定しているのか―MEIS を中心に―シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 日本発達心理学会第31回大会, 2020年03月, 日本語「アイデンティティ」の魅力を再考する（その6）－アイデンティティの測定法再考－シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 日本発達心理学会第30回大会, 2019年03月, 日本語, 早稲田大学, 国内会議「アイデンティティ」の魅力を再考する（その５）－マイノリティ・アイデンティティをどうする：「スティグマ」が映し出すアイデンティティの絶望とその緩和・解消への道のり－シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 第18回日本認知療法・認知行動療法学会, 2018年11月, 日本語, 岡山コンベンションセンター, 国内会議攻撃の機能と形式に着目した新たな攻撃性尺度の開発ポスター発表
- 日本発達心理学会第29回大会, 2018年03月, 日本語, 東北大学, 国内会議「アイデンティティ」の魅力を再考する（その４）－セクシャルマイノリティという経験とその支援－シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 日本発達心理学会第28回大会, 2017年03月, 日本語, 広島市文化交流会館, 幼少期のアイデンティティと青年期のアイデンティティ形成について，谷（2008，2014）のアイデンティティの層的構造に基づいて考察した。, 国内会議幼少期のアイデンティティと青年期のアイデンティティ形成シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 日本発達心理学会第28回大会, 2017年03月, 日本語, 広島市文化交流会館, 幼少期のアイデンティティと青年期のアイデンティティ形成，「甘え」の観点からアイデンティティを考える，環境に恵まれず幼少期を過ごす子どものアイデンティティ, 国内会議「アイデンティティ」の魅力を再考する（その３）～幼少期の自己の発達とアイデンティティティ～シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 日本発達心理学会第26回大会, 2015年03月, 日本語, 東京大学, 国内会議「アイデンティティ」の魅力を再考する（その2） 災害に伴うトラウマ（心的外傷）とその支援シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 日本教育心理学会第56回総会, 2014年11月, 日本語, 神戸国際会議場, 神戸大学の青年期心理学研究を中心に，青年期研究の過去，現在，未来について3名の話題提供者が発表し，2名の指定討論者からのコメントを受けた。, 国内会議青年期研究のこれまでとこれからー神戸大学の青年期心理学を中心にシンポジウム・ワークショップパネル（指名）
- 日本発達心理学会第25回大会, 2014年03月, 日本語, 京都大学, 国内会議「アイデンティティ」の魅力を再考する（その1）シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 日本心理学会大会第75会大会, 2011年09月, 日本語多次元自我同一性尺度（MEIS）の中学生・高校生に対する適用に関する研究ポスター発表
- 日本心理学会第70回大会, 2006年11月, 日本語, 福岡国際会議場, 国内会議自己愛人格と自己愛的甘えに関する研究ポスター発表
- 日本教育心理学会第48回総会, 2006年09月, 日本語, 岡山大学, 国内会議自己愛人格尺度（NPS）短縮版の作成ポスター発表
- 日本心理学会第69回大会, 2005年09月, 日本語, 慶応義塾大学, 東京, 日本, 国内会議自己愛人格の類型化に関する研究ポスター発表
- 日本発達心理学会第16回大会, 2005年03月, 日本語, 神戸国際会議場, 国内会議青年期自己愛の二面性の問題について青年期研究の最前線―さまよえる青少年の心シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 日本教育心理学会第46回総会, 2004年10月, 日本語, 富山大学, 富山, 日本, 国内会議新たなる自己愛人格尺度の作成（２）－自我同一性と自尊心の関連から－ポスター発表
- 日本心理学会第68回大会, 2004年09月, 日本語, 関西大学, 大阪, 日本, 国内会議新たなる多次元対人不安尺度の作成に関する研究ポスター発表
- 日本心理学会第68回大会, 2004年09月, 日本語, 関西大学, 大阪, 日本, 国内会議新たなる自己愛人格尺度の作成（１）－因子構造と対人恐怖的心性との弁別性の確認－ポスター発表
- 日本心理学会第67回大会, 2003年09月, 日本語, 東京大学, 東京, 日本, 国内会議自我同一性に関する日独比較文化研究ポスター発表
- 日本心理学会第67回大会, 2003年09月, 日本語, 東京大学, 東京, 日本, 国内会議感情の構造に関する比較文化的研究－ドイツと日本の比較を通して－ポスター発表
- 日本教育心理学会第44回総会, 2002年09月, 日本語, 熊本大学, 熊本, 日本, 国内会議青年期における自我同一性と「甘え」に関する研究ポスター発表
- 日本心理学会第66回大会, 2002年08月, 日本語, 広島大学, 広島, 日本, 国内会議対人不安に影響を及ぼす要因に関する研究ポスター発表
- 日本心理学会第66回大会, 2002年08月, 日本語, 広島大学, 広島, 日本, 国内会議新たなる自我同一性ステイタス類型化の試み（Ⅱ）ポスター発表
- 日本心理学会第66回大会, 2002年08月, 日本語, 広島大学, 広島, 日本, 国内会議看護婦のバーンアウト生起から離職願望までのプロセスモデルの検討ポスター発表
- 日本教育心理学会第42回総会, 2000年08月, 日本語, 東京大学, 東京, 日本, 国内会議大学生における同一性危機と学業的遅延傾向ポスター発表
- 日本発達心理学会第11回大会, 2000年03月, 日本語, 東京女子大学, 東京, 日本, 国内会議青年期における「甘え」の構造ポスター発表
- 日本青年心理学会第7回大会, 1999年09月, 日本語, 立教大学, 東京, 日本, 国内会議間主観性と自己物語の再構成－アイデンティティとライフサイクル－シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 日本心理学会第63回大会, 1999年08月, 日本語, 中京大学, 名古屋, 日本, 国内会議新たなる自我同一性ステイタス類型化の試みポスター発表
- 日本教育心理学会第41回総会, 1999年07月, 日本語, 甲南女子大学, 神戸, 日本, 国内会議青年期における選択の回避ポスター発表
- 第6回日本語臨床研究会, 1999年04月, 日本語, 九州大学, 東京, 日本, 国内会議日本語による時間表現と過去展望その他
- 日本精神衛生学会第14回大会, 1998年11月, 日本語, 仙台白百合女子大学, 仙台, 日本, 国内会議発達的視点からみた青年期の不安－アイデンティティ危機にともなう感情－シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 日本心理学会第62回大会, 1998年09月, 日本語, 東京学芸大学, 東京, 日本, 国内会議自我同一性（第Ⅴ段階）尺度の作成（３）－妥当性の検討－ポスター発表
- 第5回日本語臨床研究会, 1998年04月, 日本語, 九州大学, 福岡, 日本, 国内会議日本青年における自己愛の消化と排出－アイデンティティと対人恐怖－その他
- 日本青年心理学会第5回大会, 1997年11月, 日本語, 名古屋大学, 名古屋, 日本, 国内会議現代日本青年における自己愛の消化と排出－アイデンティティと対人恐怖－ポスター発表
- 日本教育心理学会第39回総会, 1997年09月, 日本語, 広島大学, 広島, 日本, 国内会議自我同一性（第Ⅴ段階）尺度の作成（２）－因子分析および信頼性の検討－ポスター発表
- 日本心理学会第61回大会, 1997年09月, 日本語, 関西学院大学, 西宮, 日本, 国内会議自我同一性（第Ⅴ段階）尺度の作成（１）－下位概念設定および項目選定に関する予備的研究－ポスター発表
- 日本教育心理学会第38回総会, 1996年11月, 日本語, 筑波大学, つくば, 日本, 国内会議青年期における自我同一性と対人恐怖的心性－日本におけるアイデンティティ危機モデル－ポスター発表
- 日本青年心理学会第4回大会, 1996年11月, 日本語, 創価大学, 東京, 日本, 国内会議青年期における基本的信頼感と時間的展望ポスター発表
- 日本心理学会第60回大会, 1996年09月, 日本語, 立教大学, 東京, 日本, 国内会議基本的信頼感尺度の作成ポスター発表
- Society for Research on Adolescence (SRA)2020年01月 - 現在
- 日本ポピュラー音楽学会2019年04月 - 現在
- 日本精神分析学会2000年04月 - 現在
- 日本発達心理学会1994年04月 - 現在
- 日本教育心理学会1992年04月 - 現在
- 日本心理学会1992年04月 - 現在
- 日本青年心理学会1994年04月 - 2021年03月
- 科学研究費補助金／基盤研究(C), 2012年04月 - 2015年03月, 研究代表者競争的資金
- 研究成果公開促進費／学術図書, 2008年, 研究代表者自我同一性の人格発達心理学競争的資金
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 若手研究(B), 神戸大学, 2001年04月 - 2002年03月, 研究代表者日本人青年における「甘え」とアイデンティティ形成に関する研究本年度は,昨年度行った研究をまとめるとともに,より発展させた研究を行った。 谷(2001)の多次元自我同一性尺度(Multidimensional Ego Identity Scale ; MEIS)の下位尺度標準化得点を変数として用いて,k-means法によるクラスター分析を行った結果,安定した4クラスターが得られた。クラスター1は,「対他的同一性」が高い値であるものの,「対自的同一性」が低い値をとっているということが特徴的な群であった。このクラスターは,「自分がどうなりたいのか」という「対自的同一性」が,あいまいな群といえるため,「自己探索」群とした。クラスター2は,「対他的同一性」が低く,「対自的同一性」が高い値をとっているのが最も特徴的であり,同一性の対自次元が強調されており,対他次元が低いことから,「自己志向」群とした。クラスター3は,4下位尺度標準化得点すべてが高い群であり,「同一性形成」群とした。クラスター4は,4下位尺度標準化得点すべてが低い群であり,「同一性拡散」群とした。この研究結果は,日本心理学会第66回大会にて発表した。 また,「甘え」とアイデンティティの関連について再検討したところ,「対自的同一性」と「対他的同一性」において交互作用がみられ,相関のような直線形モデルによって検討することが適当でないことが示唆された。そこで,上述のクラスターに分けて,検討を行ったところ,「対自的同一性」と「対他的同一性」の得点が逆転している「自己志向」群と「自己探索」群において,「屈折的甘え」が高いレベルを示すという特徴がみられた。この研究結果は,日本教育心理学会第44回総会にて発表した。 さらに,日独の比較文化的研究を行ったところ,「対自的同一性」と「対他的同一性」の得点が逆転するのは,日本文化の所産であることが示唆されている。