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梅村 麦生大学院人文学研究科 社会動態専攻講師
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■ 論文- 本稿は、現代社会における「締切」の意義を追究することを目的として、ニクラス・ルーマンによる社会システム理論に基づく時間論と「時間の稀少性と期限の緊急性」論考を取り上げ、「締切」を論じるための社会学的な枠組みについて検討する。ルーマンの社会学的時間論は、社会の中で時間を観察する種々の図式に共通する最も基本的な枠組みとして、何らかの出来事の「以前／以後」の区別を提起する。その「以前／以後」や「過去／未来」の区別といった、意味の時間次元を構成する契機は、事象次元や社会的次元といった他の次元との差異によってのみ意味をもつ、と規定されている。その枠組みを「時間の稀少性と期限の緊急性」論考の議論に当てはめてみると、「締切」もまた、そこで設定された「締切」の「以前／以後」を区別する観察図式として、つまり一つの時間形式として捉えることができる。この形式のもとで、事象次元や社会的次元という意味の他次元と、時間次元との関わりが問題として立ち現れる。つまり締切の設定と、締切が設定された案件の優先は、内容面や自他の相違を超えてコミュニケーションが継続される可能性を高める一方で、まさに同じ要因から、様々な派生問題も見出される。日本時間学会, 2024年12月, 時間学研究, 15(15) (15), 1 - 14, 日本語[査読有り]
- 神戸大学文学部, 2024年03月, 神戸大学文学部紀要, 51, 25* - 56*, 日本語研究論文（大学，研究機関等紀要）
- 神戸 : 神戸大学社会学研究会, 2023年12月, 社会学雑誌, 40(40) (40), 9 - 35, 日本語研究論文（学術雑誌）
- 日本社会学理論学会, 2023年03月, 現代社会学理論研究, 17, 68 - 80, 日本語[査読有り]
- 関西学院大学先端社会研究所, 2021年03月, 関西学院大学先端社会研究所紀要 = Annual review of the institute for advanced social research, 18(18) (18), 59 - 76, 日本語<先端研シンポジウム記録> 地方の諸産業と外国人技能実習生 : 2019年度兵庫県豊岡市の調査研究から[招待有り]研究論文（大学，研究機関等紀要）
- 2020年12月, 長崎ウエスレヤン大学現代社会学部紀要, 19(1) (1), 53 - 72, 日本語〈善く生きる〉ための社会学の系譜～スラヴ地域からの亡命知識人が残した遺産と展望～研究論文（大学，研究機関等紀要）
- 神戸大学社会学研究会, 2020年, 社会学雑誌, (37) (37), 81 - 102, 日本語ニクラス・ルーマンの時間論 (特集 「時間の社会学」の現代的展開)
- いなほ書房 ; 1961-, 2020年, 社会学史研究 = Studies on the history of sociology, (42) (42), 91 - 109, 日本語非同時的なものの同時性 : 社会学における非同時性の問題について[査読有り]
- 2019年03月, デュルケム社会学の成立と受容――ディシプリンとしての社会学を考えるために（平成27年度～平成30年度科学研究費補助金基盤研究（B）「社会学のディシプリン再生はいかにして可能か――デュルケーム社会学を事例として」（課題番号15H03409）成果報告書, 292 - 305, 日本語ドイツの社会学教科書とシラバスに見るデュルケーム ――社会学の方法論と主題設定に関して
- 金城学院大学, 2018年09月, 金城学院大学論集. 社会科学編 = Treatises and Studies by the Faculty of Kinjo Gakuin University. Studies in Social Sciences, 15(1) (1), 44 - 71, 日本語フリッツ・ハイダーの「物とメディア」について : 学術的な背景と「感覚質の主観性について」との関わりを踏まえて研究論文（学術雑誌）
- 日本社会学史学会, 2018年06月, 社会学史研究 = Studies on the history of sociology, (40) (40), 93 - 111, 日本語F・ハイダーの帰属概念 : 二〇世紀の科学方法論の二つの帰属をめぐって[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 金城学院大学, 2017年09月, 金城学院大学論集. 社会科学編, 14(1) (1), 67 - 83, 日本語文化社会学の視覚論的転回と社会的世界の視覚的構築 : 画像と図像の議論から研究論文（学術雑誌）
- 2017年05月, Ca’ Foscari Japanese Studies, 5, 77 - 95, 英語Visual Images of Japanese Culture in Geography Textbooks in Italy (1912-2014)[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- <p>A. シュッツは『社会的世界の意味構成』の中で, 社会的世界の最も根源的な層をなす「われわれ」関係は, 我と汝の「同時性」に基づき, この同時性の中で「われわれは共に年をとる」と述べた. 本稿はシュッツのこの同時性論を, その土台となっている内的時間論と, シュッツが具体的な社会関係の下で同時性が成立する事態として記述している例を踏まえて検討し, その問題点と可能性を追究する.</p><p>シュッツの同時性論には, 先行研究ですでに複数の問題点, 特に複数の二元論的な契機が指摘されている. 他方で, シュッツが用いた「間主観性は所与」であるといった考え方を受けて, そうした問題を不問にして社会関係の記述を始めた点に認識利得があるとする見解もある. しかし実際に, シュッツが不問にしたベルクソンやフッサールの概念に伴う問題をみていくと, 同時性に関する重要な問題が現われてくる. それは〈同時性〉が単なる瞬間性や現前性を超える場合に現れる〈時間性〉の問題である. 事実, シュッツは同時性を「共に年をとること」として扱っているにもかかわらず, 同時性に含まれる時間性の問題を主題化していない. 本稿では特に, シュッツが混同した2つの〈同時性〉の違いを指摘した上で, 「共に年をとること」を〈理念化された時間性〉の共有として捉える見解を導き出し, 上記の二元論的な契機への回答と, シュッツの同時性論を社会学的な時間論へ接続する可能性を提示する.</p>日本社会学会, 2016年, 社会学評論, 67(2) (2), 166 - 181, 日本語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 神戸大学社会学研究会, 2015年, 社会学雑誌, (31) (31), 52 - 69, 日本語ニクラス・ルーマンのシュッツ論 : 社会学的な「意味」の問題への取り組みに即して[査読有り]
-  This paper aims to clarify the multiplicity of constructions of the social world and social sciences argued in Alfred Schutz's Der sinnhafte Aufbau der sozialen Welt (1932),where Schutz has argued the "meaning structure of the social world", "constitutivephenomenology of natural attitude", and "constructs of second degree". In thesephrases, reduced to Schutz's German terms, there are three concepts related tothe construction of the social world and social sciences: Aufbau, Konstitution andKonstruktion. To interpret each concept adequately, this paper also refers to theconcepts of Wilhelm Dilthey, Edmund Husserl and Max Weber.<br> In summary, this paper shows the following: Aufbau indicates the multi-phasedstructure (composed of meaning and personalities) and structurizing of thesocial world; Konstitution shows the primary relationship between consciousness (and experiences in it) and meaning, between meaning and action; Konstruktionsignifies the abstract and scientific concepts in social sciences (Idealtypus) and theirformation. Moreover, Schutz emphasizes that actors in everyday life themselvesuses such an abstract Konstruktion, and therefore Schutz postulates that thoseconstructs are included in Konstitution of meaning in actors themselves, and, on theother hand, that social scientists can approach to Konstitution of meaning in actorsonly through the former Konstruktion about the latter Konstruktion, constructs of constructs, that is, constructs of second degree. In this way Schutz sees, in the relationship of the multiple constructions, in other words, in the connection between Constitution and Konstruktion, the characteristic of the meaning Aufbau of social sciences and their object: that is, the social world.社会学研究会, 2014年, ソシオロジ, 58(3) (3), 67 - 83,126, 日本語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 神戸大学社会学研究会, 2011年12月, 社会学雑誌, (27) (27), 97 - 110, 日本語社会学における「主客二元論批判」再考 : ジンメルの「主観・客観問題」から現代社会学の諸理論ヘ[査読有り]
- 2025年03月31日, 綜合文化, (1) (1), 162 - 164, 日本語〔2024 年度夏公開研究会 現代人の生と時間〕 企画紹介記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）
- 「時間の社会学」と社会学的時間批判 : 第96回日本社会学会大会テーマセッション報告を中心にtype:text 序 : はじめに 1 : 今日における「時間の社会学」研究の背景 2 : 今日の「時間の社会学」研究に共通する問題系 3 : 第96回日本社会学会大会テーマセッション「「時間の社会学」と社会学的時間批判」 結 : おわりに 特集 : グローバライゼーションと持続可能なメディアのデザイン : 意識とモビリティーズ2慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所, 2024年03月20日, メディア・コミュニケーション : 慶応義塾大学メディア・コミュニケーション研究所紀要, 74, 9 - 18, 日本語[招待有り]速報，短報，研究ノート等（大学，研究機関紀要）
- 2024年03月, 海港都市研究, 19, 65 - 70, 日本語速報，短報，研究ノート等（大学，研究機関紀要）
- 2023年12月25日, 社会学雑誌, 40, 145 - 148, 日本語特集紹介 国際シンポジウム報告：ジルダ・サルモン氏を迎えて記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）
- 2023年12月25日, 社会学雑誌, 40, 3 - 8, 日本語特集紹介 社会学的説明か「社会学的言い訳」か：個人と社会をめぐる現代の議論から記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）
- 読書人, 2022年09月30日, 週刊読書人, (3458) (3458), 2 - 2, 日本語ハルトムート・ローザ著『加速する社会』—なぜ時間はいつも"足りない"のか？：<社会的加速>の循環が生む近代社会のパラドクス書評論文,書評,文献紹介等
- 2021年12月, 2020-2021年度 豊岡市・神戸大学共同研究「外国人住民に関する調査研究」報告書, 111 - 130, 日本語豊岡市における外国人就労状況とその変化（補論）その他
- 神戸大学社会学研究会, 2021年, 社会学雑誌, (38) (38), 141 - 145, 日本語特集紹介 : オーストリア社会学史 (翻訳特集 オーストリア社会学史)その他
- 神戸大学社会学研究会, 2021年, 社会学雑誌, (38) (38), 146 - 169, 日本語オーストリアにおける知識人亡命者 : オーストリア社会科学者たちの亡命 (翻訳特集 オーストリア社会学史)その他
- 日本大学文理学部人文科学研究所, 2021年, 研究紀要, (101) (101), 27 - 41, 日本語
- 日本大学社会学会, 2020年12月, 社会学論叢, (199) (199), 49 - 76, 日本語社会学 : 主要潮流、課題、手法(2)
- 2020年03月, 2019年度 豊岡市・神戸大学共同研究「外国人住民に関する調査研究」報告書, 113 - 123, 日本語医療・福祉（介護など）その他
- 2020年03月, 2019年度 豊岡市・神戸大学共同研究「外国人住民に関する調査研究」報告書, 92 - 102, 日本語製造業（機械、化学など）その他
- 2020年03月, 2019年度 豊岡市・神戸大学共同研究「外国人住民に関する調査研究」報告書, 37 - 62, 日本語事業所調査票の回答結果から見る外国人雇用事業所（第2章）その他
- 神戸大学社会学研究会, 2020年, 社会学雑誌, (37) (37), 75 - 80, 日本語
- 京都大学大学院文学研究科社会学研究室, 2019年12月25日, 京都社会学年報 : KJS = Kyoto journal of sociology, (27) (27), 119 - 148, 日本語<論文翻訳>『ケルン社会学・社会心理学雑誌』(KZfSS)にみる社会学の歴史(下)
- <論文翻訳>『ケルン社会学・社会心理学雑誌』(KZfSS)にみる社会学の歴史(上)『ケルン社会学・社会心理学雑誌』(Kölner Zeitschrift für Soziologie und Sozialpsychologie, KZfSS)は創刊以来、ドイツ語圏の社会学専門誌のなかで中心的なものの一つに数え入れられている。KZfSSの多くの論文は、ドイツにおける社会学の議論や論争、社会学が経た展開の過程に影響を与えており、専門分野の中心的な議論と社会の発展を反映している。本稿では、主に本特別号に再録されたKZfSSの諸論文を順に見ていくことで、ドイツにおける社会学の歴史の劃期をなす諸段階に光を当て、さらに社会学的批判の変化について問うこととする。京都大学大学院文学研究科社会学研究室, 2018年12月25日, 京都社会学年報 : KJS = Kyoto journal of sociology, (26) (26), 123 - 147, 日本語
- 神戸大学社会学研究会, 2017年, 社会学雑誌, (34) (34), 168 - 195, 日本語ニクラス・ルーマンの芸術理論とフリッツ・ハイダーの物理論の関わり : メディア美学論考
- 神戸大学, 2010年03月, 古典力・対話力論集, (1) (1), 日本語都市へ向かう大学生 : 都道府県別の大学生数、大学生の居住地から見える大学の今
- 神戸大学社会学研究会, 2008年, 社会学雑誌, (25) (25), 120 - 122, 日本語自由記述から見る神戸大学の学生イメージ (二〇〇六年度 社会調査演習報告) -- (「篠原地区住民の神戸大学・神戸大学の学生イメージ」に関する調査)
- 共著, 第1章「「外国人を雇う」ということ」（13-45頁）, 昭和堂, 2024年06月, 日本語, ISBN: 97848122231301%の隣人たち : 豊岡発!外国人住民と共に生きる地域社会
- 共著, 第7章「地方部の製造業と外国人労働者」2・おわりに（79-93頁）, 第18章「ドイツの「移民政策」」（212-225頁）, 晃洋書房, 2023年10月, ISBN: 9784771037779地方発 多文化共生のしくみづくり
- 共著, 第8章1「時間の社会学」219-224頁, 神戸大学出版会,神戸新聞総合出版センター (発売), 2023年03月, 日本語, ISBN: 9784909364197人文学を解き放つ
- 共編者(共編著者), 編者, 第3章, コラム2, コラム7, おわりに, 高橋顕也((JP19K02145, JP22K01917)研究代表者), 2022年06月, 日本語, ISBN: 9784909838063社会の時間 : 新たな「時間の社会学」の構築へ向けて
- 分担執筆, I-4.「一種独特なもの」, 14-18頁; II-3.「刑罰進化」, 44-48頁., 学文社, 2021年01月, 日本語, ISBN: 9784762030390社会学の基本デュルケームの論点
- 昭和堂, 2020年08月, 日本語, ISBN: 9784812219331社会学
- 共著, 第2章「現在のくらし、これからのくらし――外国出身妻からみる結婚生活と家族生活」31-57頁, 昭和堂, 2019年03月, 日本語, ISBN: 9784812218013外国人移住者と「地方的世界」 : 東アジアにみる国際結婚の構造と機能
- 共訳, 第9章「東アジアにおける第二の近代の社会変容とリスク予防ガバナンス――ウルリッヒ・ベックとの対話」韓相震著、雑賀忠宏・田村周一・梅村麦生訳, 岩波書店, 2011年, 日本語, ISBN: 9784000255677リスク化する日本社会 : ウルリッヒ・ベックとの対話
- 神戸市外国ルーツの子ども調査報告会, 2025年03月, 日本語若者調査報告――「家族滞在」資格15～18歳住民調査の結果よりその他
- 神戸大学異分野共創研究報告会～革新の源泉：未来を創る研究者たち～, 2025年03月, 日本語『文化交渉学』創出にむけた研究ユニットその他
- 第97回日本社会学会大会, 2024年11月, 日本語外国ルーツの子どもたちの高校進路選択における中学校の役割——兵庫県神戸市立中学校と教育支援機関への聞き取りから口頭発表（一般）
- 第76回関西社会学会大会若手企画「死の社会学」研究会 第1回公開研究会「『死の社会学』再起動に向けて」, 2024年09月, 日本語生存学と死生学のあいだ——立岩真也の死生学観再考口頭発表（一般）
- 第19回日本社会学理論学会大会, 2024年09月, 日本語『時間の比較社会学』の想像力――時間文学・死生観文学・救済文学の観点から口頭発表（一般）
- 第63回日本社会学史学会大会, 2024年06月, 日本語亡命社会学史の再検討口頭発表（一般）
- 日本時間学会第16回大会, 2024年06月, 日本語「締切の社会学」試論――ニクラス・ルーマン「時間 の稀少性と期限の緊急性」論考より口頭発表（一般）
- ニクラス・ルーマン研究会 第48回例会（オンライン）, 2024年02月, 日本語ルーマンの「期限と期日」論と、「締切の社会学」口頭発表（一般）
- ⽇本社会学史学会 関⻄研究例会 2023年度秋, 2023年11月, 日本語社会学史はいかにして可能か ―今⽇におけるその可能性と課題―口頭発表（一般）
- 第41回比較文明学会大会, 2023年11月, 日本語亡命知識人における知識と知識人の意義――テオドール・ガイガーの場合口頭発表（一般）
- 第96回日本社会学会大会, 2023年10月, 日本語地方都市における地域産業を支える外国人労働者——（1）地域産業と外国人技能実習生口頭発表（一般）
- 第33 回日本家族社会学会大会, 2023年09月, 日本語地方社会における外国人住民の暮らしと仕事―兵庫県豊岡市の事例から―[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル（指名）
- ニクラス・ルーマン研究会 第 44 回例会（オンライン）, 2023年08月, 日本語ニクラス・ルーマンの時間論と組織論口頭発表（一般）
- 日本時間学会 第15回大会, 2023年07月, 日本語時間＝時代の文学としての見田宗介（真木悠介）『時間の比較社会学』口頭発表（一般）
- 第62回 日本社会学史学会大会, 2023年06月, 日本語「時間の社会学」史・試論口頭発表（一般）
- 日本社会学理論学会第17回大会, 2022年09月, 日本語⾒⽥宗介（真⽊悠介）『時間の⽐較社会学』の問われざる「地」 ―「時間の社会学」史の観点から―口頭発表（一般）
- 第61回日本社会学史学会大会, 2022年06月, 日本語亡命社会学者としてのテオドール・ガイガー口頭発表（一般）
- 日本時間学会第14回大会, 2022年06月, 日本語「時間の社会学」の学史的再検討 ー社会的時間の統合と分化についてー口頭発表（一般）
- 日本人口学会第74回大会, 2022年06月, 日本語外国人住民が働くさまざまな産業と事業所シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 2021年度 豊岡市・神戸大学共同研究 外国人市民に関する調査研究事業 最終報告会, 2021年08月, 日本語外国人就労状況の変化ーー事業所追加調査報告その他
- 第60回日本社会学史学会記念大会, 2021年06月, 日本語「社会学的言い訳」批判口頭発表（一般）
- 2020年度日本大学社会学会100周年記念大会, 2020年12月, 日本語「社会学的言い訳」と社会学的帰属口頭発表（一般）
- 第93回日本社会学会大会, 2020年10月, 日本語社会システムの時間口頭発表（一般）
- 第71回関西社会学会大会, 2020年10月, 日本語地⽅の諸産業と外国⼈技能実習⽣ ―兵庫県豊岡市の事例から―口頭発表（一般）
- 2019年度 豊岡市「外国人住民に関する調査研究事業」 最終報告会, 2020年02月, 日本語外国人住民（短期）の暮らし公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等
- 2019年度関西学院大学先端社会研究所シンポジウム「モビリティと地方的世界の変容――豊岡市外国人住民に関する調査から」, 2020年01月, 日本語外国人雇用事業所と外国人住民の仕事[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル（指名）
- 第92回日本社会学会大会, 2019年10月, 日本語時間のメディアと形式――ニクラス・ルーマンのコミュニケーション・メディ ア論から考える社会的時間口頭発表（一般）
- 第70回関西社会学会大会, 2019年06月, 日本語複雑性の縮減／維持／増大という問題系 ――N・ルーマンの社会システム理論と複雑性概念の検討からシンポジウム・ワークショップパネル（指名）
- 第58回日本社会学史学会大会（山梨大学）, 2018年06月, 日本語, 国内会議ニクラス・ルーマンの社会システム理論における時間の二重性の問題――作動時間と観察時間の区別をもとに口頭発表（一般）
- 第69回関西社会学会大会（松山大学）, 2018年06月, 日本語, 国内会議「同時的なものの非同時性」――社会システム理論における同時性の問題について口頭発表（一般）
- 第90回日本社会学会大会（東京大学）, 2017年11月, 日本語, 国内会議社会学教科書におけるデュルケーム社会学の伝えられ方 ──ディシプリン再生と社会学教育①口頭発表（一般）
- 第90回日本社会学会大会（東京大学）, 2017年11月, 日本語, 国内会議社会システムの時間性と同時性――ニクラス・ルーマンの社会システム理論における時間の問題について口頭発表（一般）
- ニクラス・ルーマン研究会 第18回例会（東洋大学）, 2017年09月, 日本語, 国内会議フリッツ・ハイダーの帰属概念と20世紀初頭の科学論におけるZuordnungについて口頭発表（一般）
- 第57回日本社会学史学会大会（広島大学）, 2017年06月, 日本語, 国内会議社会学と社会心理学における帰属概念の交差口頭発表（一般）
- 第34回デュルケーム／デュルケーム学派研究会（文京学院大学）, 2017年04月, 日本語, 国内会議ドイツの大学教育における社会学史・社会学理論とデュルケーム口頭発表（一般）
- 第89回日本社会学会大会（九州大学）, 2016年10月, 日本語, 国内会議社会科学の基礎概念としての帰属概念の系譜学――社会心理学者フリッツ・ハイダーのオーストリア時代の知覚研究を手がかりに口頭発表（一般）
- ニクラス・ルーマン研究会 第14回例会（東京大学）, 2016年08月, 日本語, 国内会議フリッツ・ハイダーの『物とメディア』前史――博士学位論文『感覚質の主観性について』におけるメディア概念と帰属の構想について口頭発表（一般）
- 第67回関西社会学会大会（大阪大学）, 2016年05月文化社会学の視覚論的転回と社会的世界の視覚的構築
- Framing Japanese and Italian Cultures as Mutual Overseas, A Research Workshop organized at the Graduate School of Humanigies, Kobe University, 2016年02月, 英語, 国際会議Visual Images of Japanese Culture in Geography Textbooks in Italy (1912-2014)口頭発表（一般）
- 第88回日本社会学会大会（早稲田大学）, 2015年09月, 日本語, 国内会議文化社会学の視覚論的転回（ビジュアル・ターン）に関する一考察──ニクラス・ルーマンのコミュニケーション・メディア論との対比で口頭発表（一般）
- 14th Conference of the European Association for Japanese Studies (EAJS) [Ljubljana University], 2014年08月, 英語, 国際会議Trauma in Silence and Narrative: Is Transnational Trauma Construction Possible in Asia and Japan?シンポジウム・ワークショップパネル（公募）
- 第86回日本社会学会大会（慶應義塾大学）, 2013年10月, 日本語, 国内会議ニクラス・ルーマンの「構成主義」における「時間」の問題口頭発表（一般）
- 第53回日本社会学史学会大会（佛教大学）, 2013年06月, 日本語, 国内会議ニクラス・ルーマンとアルフレート・シュッツの「同時性」口頭発表（一般）
- 第64回関西社会学会大会（大谷大学）, 2013年05月, 日本語, 国内会議シュッツの「構成」と現代の社会構成主義――社会理論における「構成」の多義性について口頭発表（一般）
- 日本社会学史学会 2012年度関西研究例会2（神戸大学）, 2013年03月, 日本語, 国内会議ニクラス・ルーマンのシュッツ論――間主観性、生活世界、同時性口頭発表（一般）
- 第85回日本社会学会大会（札幌学院大学）, 2012年11月, 日本語, 国内会議ルーマンのコミュニケーションメディア論から現代のメディア論へ口頭発表（一般）
- The 5th Workshop on the Encounters of Young Scholars on Asian Studies [Pusan National University], 2012年06月, 英語, 国際会議A Theory of Communication Media and Some Japanese Discussions about Electronic Media and Subculture口頭発表（一般）
- 第63回関西社会学会大会（皇學館大学）, 2012年05月, 日本語, 国内会議現代社会学における社会構成主義の諸理論――バーガー／ルックマン、ギデンズ、ルーマンを比較して口頭発表（一般）
- 第62回関西社会学会大会（甲南女子大学）, 2011年05月, 日本語, 国内会議現代社会学における主客二元論批判の構図――ジンメルの「主観・客観問題」に照らして口頭発表（一般）
- 国際社会学会2025年01月 - 現在
- 比較文明学会2023年06月
- 日本大学社会学会
- 神戸大学社会学研究会
- 社会学研究会（ソシオロジ）
- ジンメル研究会
- ニクラス・ルーマン研究会
- デュルケーム／デュルケーム学派研究会
- 日本時間学会
- 日本社会学理論学会
- 日本社会学史学会
- 日本社会学会
- 関西社会学会
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(A), 神戸大学, 2025年04月 - 2030年03月東アジアにおける外国ルーツの子どもの「育ち」の総合的研究：国際結婚調査の10年後
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 大谷大学, 2023年04月01日 - 2026年03月31日ポストコロナ期の日本の地方部における外国人受け入れと社会的共生に関する総合的研究
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 神戸大学, 2023年04月01日 - 2026年03月31日社会学的説明か、社会学的言い訳かーー社会学的帰属理論の観点から
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 奈良女子大学, 2022年04月01日 - 2026年03月31日「集合意識」から「情動の社会学」へ－デュルケーム社会学の現代的展開
- 公益財団法人 カシオ科学振興財団, 第42回（令和6年度）研究助成, 基本テーマ1, 神戸大学, 2024年12月 - 2025年12月, 研究代表者地方部の基盤産業における「外国人材」の受入とその持続可能性に関する調査研究
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 立命館大学, 2022年04月01日 - 2025年03月31日社会学的時間批判―公理論化と学説・応用研究の総合による現代的時間現象の批判的研究
- 神戸市, 大学と連携した地域課題の調査研究業務, 神戸大学, 2024年07月 - 2025年03月, 研究分担者多文化の背景を持つ子ども・若者の育ち・学び・未来に関する実証研究
- 神戸大学, 異分野共創研究ユニット, 2023年07月 - 2025年03月, 研究代表者「『文化交渉学』創出にむけた研究ユニット」
- 公益社団法人 日本経済研究センター, 日本経済研究センター研究奨励金, 2024年02月 - 2025年01月, 研究分担者外国人労働者の雇用を通じた過疎地域の持続性確保と送出国の産業振興の可能性
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 長崎ウエスレヤン大学, 2019年04月01日 - 2024年03月31日＜善く生きる＞ための社会学の基盤構築：亡命知識人の一次資料の国際共同学術調査本年度は、ロシア語圏、フランス語圏、ドイツ語圏、英語圏における、ロシア・中東欧で生まれた亡命知識人の代表となる社会学者を選定する作業を行い、ロシア人であるソローキンならびにギュルヴィチによる学問と思想を、〈善く生きる〉ための社会学の１つに位置付ける作業を行った。中間報告として、『利他主義社会学の創造』（昭和堂、2022年刊行）を発表した。本書は研究分担者にも一読してもらい、研究代表者（吉野）のソローキン研究と、＜善く生きる＞ための社会学とを架橋する作業を行った。 海外調査については、コロナ禍のため、海外渡航が極端に制限されてしまったために、実施することができなかった。そこで調査地の事情に明るい研究協力者として、阿毛香絵氏（京都精華大学）および中辻柚珠氏（京都大学）に加わってもらい、それぞれフランスおよびチェコにかんする資料と情報の提供を行ってもらった。 また国内の学会については、ほとんどの学会が対面で行うことが困難であったことから、可能な限り遠隔での会議の参加を試みた。そのための環境整備にかなりの時間と労力を投入することとなった。 定例研究会では、遠隔ならびにハイブリッドでの会議を５月、６月、３月と重ねて、上記の阿毛氏、中辻氏にも参加を要請した。最終的に、「〈善く生きる〉ための社会学の系譜：スラヴ地域からの亡命知識人が残した遺産と展望」（長崎ウエスレヤン大学現代社会学部紀要 19(1) 53-72 2020年12月）として、共著論文をまとめることができた。
- 神戸市, 大学発アーバンイノベーション神戸, 一般助成型, 2023年04月 - 2024年03月, 研究分担者「外国ルーツの子どもたち」支援を軸とした多文化都市創生のための実証的研究
- 公益財団法人 労働問題リサーチセンター, 研究助成, 2022年09月 - 2023年08月, 研究分担者地方都市における外国人技能実習生の活用戦略を通した基盤産業の持続可能性に関する実証研究
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 大谷大学, 2019年04月01日 - 2022年03月31日日本の地方部における多文化化対応とローカルガバナンスに関する地域比較研究地方部での多文化共生社会の構築に向けて、現場の外国人住民の状況や受け入れ先および受け入れ地域の状況について情報や資料の収集、遠隔によるヒアリング調査等を中心とした知見の蓄積に努めた。コロナ禍により、現地を直接訪問しての調査や資料収集が困難な状況にあったため、二次資料の収集と分析、オンラインでの情報収集、オンラインによる研究発表会の実施と報告書の作成などの重点を置いた形で研究を遂行した。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 立命館大学, 2019年04月01日 - 2022年03月31日「時間の社会学」の現代的創成―公理論化と学説・応用研究を総合した社会的時間の解明成果は以下の6点にまとめられる。 a）「社会的時間」概念、時間の4類型、およびシステム理論的時間論について公理論的な解明を行った。b）「社会的時間」をめぐる時間の社会学の学説史の流れの一端を明らかにした。c）共同性の成立や解体、個人の実存の成立や疎外と、社会的時間の関係を明らかにした。d）ルーマンの時間論について、コミュニケーション・メディアとしての時間と、時間メディアと時間形式の区別という可能性を提起した。e）19世紀を通じて〈際限なき進歩〉の観念は常に〈退歩〉や〈循環〉と競合していたことを明らかにした。f）見田のニヒリズム論を道具主義と交換価値という近代社会の価値感覚の問題として再構成した。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究, 若手研究, 京都大学, 2019年04月01日 - 2022年03月31日, 研究代表者20世紀前半の自然科学方法論における《帰属＝対応づけ》概念の社会科学に対する意義本研究では、オーストリア初期社会学史における人文・社会科学および自然科学との間での学際的な展開と、オーストリア初期社会学における社会心理学の貢献の大きさ、また移住・亡命社会科学者たちによるその研究手法と知見の伝播について、確認することができた。 とりわけオーストリア、特にグラーツでは、当初より必ずしも現在のディシプリンとしての社会学に収まらない社会学的研究が行われており、ハイダーが自然科学や哲学的認識論のみならず、社会学的知見をどのように摂取していたのかという点も、あらためて追求すべき課題となった。さらに社会心理学を媒介とする、初期現象学的社会学と現象学的心理学という両者の関わりが示唆された。競争的資金
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 特別研究員奨励費, 京都大学, 2017年04月26日 - 2020年03月31日, 研究代表者「時間の社会学的な時間化」のプログラム――ニクラス・ルーマンの多元的な時間論から本研究課題「『時間の社会学的な時間化』のプログラム――ニクラス・ルーマンの多元的な時間論から」の実施２年度目である平成30年度は、社会システム理論と現象学における「同時性」というテーマに関わるルーマンの論文・著作、関連する先行研究および二次文献の講読を行い、ルーマンの時間論を社会システム理論と現象学の側面を対比させながら検討した。 その中で、ルーマンの時間論の重要な構成要素として浮上したのが「非同時的なものの同時性」の概念である。しかし、ルーマン自身がこの概念の含意を十分に規定していなかったため、本研究であらためてこの概念の系譜と、それを踏まえたルーマンの用法を検討した。そこで明らかになったのは、始めにＷ・ピンダーが美術史の中の世代論で「同時的なものの非同時性」という考えを提起し、それをＫ・マンハイムが社会学的な世代論の中で「非同時的なものの同時性」と転じて定着させ、さらに世代論にとどまらず社会的不均衡を指す時代診断の概念として発展させており、Ｅ・ブロッホの『この時代の遺産』もその普及に寄与したことであった。その後、Ｒ・コゼレックの歴史的意味論が「非同時的なものの同時性」を歴史に関わる時間的な経験様相として拡大し、その影響を受けたルーマンの社会システム理論がシステムの時間に関わる問題として一般化した。 また「非同時的なものの同時性」概念の系譜を検討する中でさらに現われてきたのが、「非同時的なものの同時性」における観察者の問題である。この問題は、社会システム理論と現象学の双方における「同時性」概念にも、またルーマンの時間論全体にも関わる問題であった。特にルーマンの時間論において、ルーマン自身が十分に検討したなかった問題として、「作動時間」と「観察時間」の区別が先行研究で示唆されており、今後はルーマンの時間論全体の構成に関わるこの区別について引き続き検討する。競争的資金
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 2016年04月01日 - 2019年03月31日人口減少時代の地方都市・中山間地域の多文化化と地域振興に関する社会学的研究本研究を通じて、日本の地方部に居住・滞在している外国人住民が抱える生活課題や支援ニーズ、および地域社会の各アクターによるサポート活動や多文化共生の地域づくりに向けた取り組みの、地方ならではの特色を明らかにした。これらの研究成果については、一般公開の研究会（「移住と共生」研究会、年2回、愛媛県松山市にて開催）を通じて知見の共有や発信を行った。また、2019年2月には、本研究の研究代表者・研究分担者と上記研究会に招聘した講師や調査地でのキーパーソンらによる共著書（徳田剛・二階堂裕子・魁生由美子編『地方発 外国人住民との地域づくり』晃洋書房）を公刊し、広く研究成果を発信することができた。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 奈良女子大学, 2015年04月01日 - 2019年03月31日社会学のディシプリン再生はいかにして可能か――デュルケーム社会学を事例として現代の社会学はディシプリンの固有性が揺らぎ、発信力や教育力の低下、学徒減少などの危機に直面している。この危機に取り組むには、社会学の構築過程と展開を解明する「自己反省の社会学」を深化させなければならない。そこで本研究は、ディシプリンの確立を成し遂げたデュルケーム社会学を事例として、①起源の解明、②継承・批判の研究、③受容状況の国際比較研究、④社会学教育法の研究と実践という４側面の研究を進め、論文25本、学会発表16本、単著3冊の成果を上げるとともに、国際シンポジウムの開催やニュースレターの発刊をした。成果はデュルケーム命題集（2019年度刊行予定）や論集（全25章脱稿済）として結実しつつある。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 若手研究(B), 2016年04月01日 - 2018年03月31日, 研究代表者社会科学の基礎概念としての帰属概念の系譜学――初期フリッツ・ハイダーを中心に本研究は、対人関係の帰属理論とバランス理論で知られるフリッツ・ハイダーが、初期のオーストリア時代に行った未公刊の博士学位論文を中心とする知覚心理学の研究の中で《帰属attribuiton》という考え方のもとになるアイデアを構想しており、その考え方は博士の指導教授であったアレクシウス・マイノングの《因果帰属＝帰責kausale Zurechnung》という考え方の影響を受け継ぎながらも、さらに同時代の自然科学や論理実証主義の認識論で議論されていた《帰属＝対応づけ（Zuordnung）》概念を共有し、その帰属＝対応づけ概念を応用しやがて社会心理学の帰属概念にまで発展させていたことを明らかにした。競争的資金
- 講師, 令和5年度高大連携講座（神戸大学）, 2023年06月23日「役に立つ学問」とは？ −文学部と社会学という分野から−
- 企画, 2022年度神戸大学公開講座, 2022年10月01日 - 2022年10月08日日常と非日常のはざま