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池田 來未
大学院人文学研究科 文化構造専攻
講師

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(人文科学), お茶の水女子大学
■ 研究キーワード
  • 日本語史、日本語文法史、日本語学、複合動詞
■ 研究分野
  • 人文・社会 / 日本語学

研究活動情報

■ 受賞
  • 2019年11月 お茶の水女子大学, 菅聡子奨学基金, <完遂>を表す複合動詞の影響関係に関する通時的研究
    池田來未

  • 2018年 2018 年度日本語学会論文賞
    竹村明日香, 宇野和, 池田來未

  • 2017年 お茶の水女子大学桜蔭会研究奨励賞
    池田來未

■ 論文
  • 複合動詞「~ハツ」の歴史的変遷
    池田來未
    2022年07月, 国語国文, 91(7) (7), 56 - 36, 日本語
    [査読有り]
    研究論文(学術雑誌)

  • 複合動詞「~ヌク」の史的変遷
    池田來未
    2021年07月, 国文, (134) (134), 78 - 64, 日本語
    [査読有り]

  • 複合動詞「~トオス」の史的変遷―文法化に着目して―
    池田來未
    2019年03月, 比較日本学教育研究部門研究年報, (15) (15), 149 - 155, 日本語

  • 「学びの基礎技法 B」TA によるレポートチェック―レポート中の目的と結論の不一致を 中心に―
    池田來未
    2019年03月, 大正大学教育開発推進センター年報, (3) (3), 69 - 73, 日本語

  • 謡伝書における五十音図
    竹村 明日香, 宇野 和, 池田 來未
    2018年12月, 日本語の研究, 14(4) (4), 48 - 64, 日本語
    [査読有り]

  • ナニモの歴史的変遷―否定との共起に着目して―
    池田來未
    お茶の水女子大学国語国文学会, 2017年07月, 国文, (127) (127), 41 - 54, 日本語
    [査読有り]

■ 講演・口頭発表等
  • 複合動詞「~オワル」の歴史的変遷
    池田來未
    2022年度 お茶の水女子大学国語国文学会大会, 2022年12月, 日本語
    口頭発表(一般)

  • 複合動詞「~ハツ」の歴史的変遷
    池田來未
    日本語学会秋季大会, 2020年10月, 日本語

  • 複合動詞「~トオス」の史的変遷―文法化に着目して―
    池田來未
    第 13 回 国際日本学コンソ ーシアム―いのち・自然・社会― 日本語学・日本語教育学部会, 2018年12月, 日本語

  • スマス複合動詞の展開―完遂の用法の獲得に着目して―
    池田來未
    第 354 回日本近代語研究会, 2018年06月, 日本語

■ 所属学協会
  • 日本語文法学会
    2018年 - 現在

  • 日本語学会
    2018年 - 現在

  • お茶の水女子大学国語国文学会
    2014年 - 現在

■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 完全性・網羅性を表す複合動詞と時間性・程度性用法との通時的比較研究
    池田 來未
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 若手研究, 神戸大学, 2024年10月 - 2027年09月, 研究代表者

  • 〈完遂〉を表す複合動詞の競合関係に関する史的研究
    池田 來未
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 特別研究員奨励費, お茶の水女子大学, 2020年04月 - 2022年09月
    2021年度は、「~ハツ」「~ヌク」といった動作の〈完遂〉を表す複合動詞の意味的な用法が通時的にどのような変化をたどってきたのかについての調査を行った。本研究では、特に複合動詞前項がどのような時間的特徴を持った動詞なのかを先行研究をもとに分類し、それを主な基準として用法分類を行った。また、〈完遂〉を表す複合動詞がどのような歴史的過程を経て現在の使い分けに至ったのか明らかにするために、複合動詞相互の比較を行った 本年度は「~ハツ」「~ヌク」の調査を中心に行い、これらの複合動詞と比較するために「~オワル」等の調査を行った。まず、書籍や論文等を用いて先行研究の調査を行い、そこから参考にできる部分及び現状の課題を整理した。さらに上代から近代の資料を用いて用例採集を行い、先行研究を参考にしつつ用法の分類を行い、歴史的な用法の変遷過程及びその要因を明らかにした。 さらに、これまで調査してきたものを含む〈完遂〉を表す複合動詞相互の関係を考慮に入れ、これら複合動詞の通時的な影響関係や棲み分けについて検討した。「~トオス」「~ヌク」といった複合動詞では〈通過〉や〈抜出〉といった後項「トオス」や「ヌク」のもともと持っていた語彙的な意味が複合動詞の用法にも反映されるため、前項にくる動詞が限定的になりやすいことが分かった。また、「~ハツ」の〈完遂〉用法はしだいに衰退していくが、これには、「~ハツ」内部の用法の変化だけでなく、「~オワル」がしだいに〈完遂〉を表す複合動詞として多用されるようになったことも関係していると考えられる。 「~ヌク」「~ハツ」については論文化を行い(「~ハツ」は未刊行だが論文の掲載が決定している)、これまでの調査結果をまとめた。

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