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検索詳細梶尾 文武大学院人文学研究科 文化構造専攻准教授
研究者基本情報
■ 学位■ ミニ講義
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研究活動情報
■ 論文- 2025年01月, ユリイカ, 57(2) (2), 355 - 371, 日本語福田和也と批評のサンボリスム研究論文(学術雑誌)
- 東アジア日本学会(韓国), 2024年10月, 日本文化研究, 92, 57 - 75, 日本語, 国際誌[査読有り][招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 凡庸の会, 2024年09月, 文学+, (4) (4), 153 - 174, 日本語, 国内誌小説が贋物になる場所:六〇年代文学における辻邦生の位置研究論文(学術雑誌)
- 東京大学国語国文学会, 2023年08月, 国語と国文学, 100(8) (8), 53 - 69, 日本語純粋天皇の降臨と解体:一九七〇年前後における大江健三郎の中篇小説[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2023年07月, ユリイカ, 55(10) (10), 194 - 214右翼的情動:大江健三郎の一九六〇年前後[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 梶尾文武「朝鮮戦争と戦後批評の屈折:『現代文学』と日野啓三・大岡信・金太中」(『国文論叢』60号、2023年3月)を一部改稿のうえ、韓国語訳したもの。韓国日本思想史学会, 2023年06月, 日本思想, (44) (44), 5 - 40, 朝鮮語, 国際誌[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 神戸大学文学部国語国文学会, 2023年03月, 国文論叢, (60) (60), 45 - 62, 日本語研究論文(学術雑誌)
- 青土社, 2022年02月, ユリイカ, 54(3) (3), 273 - 294, 日本語私小説リアリズムと模作:瀬戸内晴美と小田仁二郎[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 凡庸の会, 2020年03月, 文学+, (2) (2), 167 - 181, 日本語大江健三郎ノート 第2回 一九七〇年の終末論研究論文(学術雑誌)
- 神戸大学文学部国語国文学会, 2020年03月, 国文論叢, (55) (55), 61 - 77, 日本語研究論文(学術雑誌)
- 神戸大学文学部国語国文学会, 2019年03月, 国文論叢, (54) (54), 64 - 78, 日本語研究論文(学術雑誌)
- 凡庸の会, 2018年10月, 文学+, (1) (1), 88 - 108, 日本語研究論文(学術雑誌)
- 青土社, 2017年09月, ユリイカ, 49(17) (17), 317 - 332, 日本語批評と歴史意識:蓮實重彥における政治と文学[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 岩波書店, 2016年05月, 文学, 17(3) (3), 144 - 163, 日本語想像力と戦後転向:戦後批評第二世代の文壇形成[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 青土社, 2016年05月, ユリイカ, 48(7) (7), 152 - 164, 日本語英雄の条件:石原慎太郎と小説の主人公[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 神戸大学文学部国語国文学会, 2015年03月, 国文論叢, (49) (49), 1 - 17, 日本語研究論文(学術雑誌)
- 青土社, 2014年09月, ユリイカ, 46(12) (12), 209 - 220, 日本語サドの読みかた:遠藤・澁澤・三島[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 韓国日語日文学会, 2014年05月, 日語日文学研究, 89(2) (2), 321 - 344, 日本語三島由紀夫の文体理念:『太陽と鉄』を中心に[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 青土社, 2013年10月, ユリイカ, 45(14) (14), 218 - 225, 日本語散文の同伴者:武田泰淳後期作品のための覚書[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 2013年03月, こうふくのクレヨン 立短児童文芸, (1) (1), 21 - 37, 日本語幼年期の終り:三島由紀夫の初期短篇[招待有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 日本社会文学会, 2013年02月, 社会文学, (37) (37), 85 - 95, 日本語日本浪曼派の倫理:亀井勝一郎とシェストフ的不安[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- ぎょうせい, 2011年04月, 国文学解釈と鑑賞, 76(4) (4), 76 - 84, 日本語一九六〇年代における新右翼の形成と美的テロル:三島由紀夫と橋川文三[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- ぎょうせい, 2010年09月, 国文学解釈と鑑賞, 75(9) (9), 123 - 130, 日本語放火という無駄事:『金閣寺』の終わりかた[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 日本近代文学会, 2009年10月, 日本近代文学, (81) (81), 192 - 207, 日本語三島由紀夫『美しい星』論:核時代の想像力[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 岩波書店, 2008年03月, 文学, 9(2) (2), 81 - 94, 日本語三島由紀夫『鏡子の家』とその時代:戦争体験と戦後社会[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 鼎書房, 2007年07月, 三島由紀夫研究, (4) (4), 50 - 66, 日本語悲劇の詩としての詩劇:『近代能楽集』の文体と劇場研究論文(学術雑誌)
- 東京大学国語国文学会, 2007年07月, 国語と国文学, 84(7) (7), 57 - 71, 日本語三島由紀夫『花ざかりの森』論:物語の読者[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 日本近代文学会, 2007年05月, 日本近代文学, 76(76) (76), 183 - 198, 日本語三島由紀夫『仮面の告白』論:書くことの倒錯[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 東京大学国語国文学会, 2006年07月, 国語と国文学, 83(7) (7), 45 - 58, 日本語三島由紀夫『美徳のよろめき』論:小説家の明晰[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 至文堂, 2006年06月, 国文学解釈と鑑賞, 71(6) (6), 65 - 72, 日本語辻邦生論:ロマンへの序章[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 鼎書房, 2024年06月, 三島由紀夫研究, (24) (24), 158 - 159, 日本語書評 平野啓一郎著『三島由紀夫論』書評論文,書評,文献紹介等
- 神戸大学文学部国語国文学会, 2023年09月, 国文論叢別冊, 1(1) (1), 83 - 113, 日本語, 国内誌記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
- 2023年05月, 日本近代文学, (108) (108)書評 藤田佑著『小説の戦後:三島由紀夫論』[招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 2022年01月, 日本文学, 71(1) (1), 90 - 91, 日本語書評 高木信著『亡霊論的テクスト分析入門』[招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 日本近代文学会関西支部, 2021年05月, 日本近代文学会関西支部会報, (33) (33), 4 - 4, 日本語, 国内誌書評論文,書評,文献紹介等
- 2021年03月, 神戸大学文学部紀要, (48) (48), 61 - 106, 日本語, 国内誌記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
- 2021年02月27日, 図書新聞, (3485) (3485), 日本語書評 井上隆史著『暴流の人 三島由紀夫』(平凡社)[招待有り]記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 2020年03月, 神戸大学文学部紀要, (47) (47), 43 - 64, 日本語
- 2020年02月, 敍説, 3(17) (17), 90 - 94, 日本語日本浪曼派の戦後と西日本発のリトルマガジン記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 2019年11月29日, 週刊読書人, (3317) (3317), 日本語書評 山本昭宏著『大江健三郎とその時代 「戦後」に選ばれた小説家』(人文書院)[招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 神戸大学文学部, 2018年03月, 神戸大学文学部紀要, (45) (45), 1 - 38, 日本語記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 2017年08月12日, 図書新聞, (3315) (3315), 日本語書評 髙山秀三著『三島由紀夫 異端の系譜学』(風濤社)[招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 日本近代文学会, 2013年11月15日, 日本近代文学, 89, 309 - 309, 日本語柴田勝二著, 『三島由紀夫 作品に隠された自決への道』, 二〇一二年一一月一〇日, 祥伝社新書, 二八三頁, 八二〇円+税
- 2012年09月, 別冊文芸, 230 - 234, 日本語主要著作解題 初めて読む瀬戸内寂聴 『美は乱調にあり』『諧調は偽りなり』記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- ぎょうせい, 2011年08月, 国語と国文学, 88(8) (8), 56 - 60, 日本語書評 有元伸子著『三島由紀夫 物語る力とジェンダー--『豊饒の海』の世界』
- 鼎書房, 2008年07月, 三島由紀夫研究, (6) (6), 174書評 高橋和幸著『三島由紀夫の詩と劇』[招待有り]
- 分担執筆, 第6章 三島由紀夫の超常論理:『美しい星』における円盤学と占星学, 小鳥遊書房, 2024年09月, ISBN: 9784867800560文学と魔術の饗宴・日本編
- 分担執筆, 『鏡子の家』/『美しい星』/三島由紀夫と戦後批評, 水声社, 2021年11月, 88-95,112-119,230-248, 日本語, ISBN: 9784801006010三島由紀夫小百科事典・辞書
- その他, 解説 自己表象としての美, 中公文庫(中央公論新社), 2020年05月, 291-298, 日本語, ISBN: 9784122068858谷崎潤一郎・川端康成一般書・啓蒙書
- 分担執筆, 横光利一「蠅」, 東京書籍, 2018年03月, 102‐128指導書 精選現代文B(現B322)Ⅰ部 小説・詩歌教科書・概説・概論
- 分担執筆, 三島由紀夫における天皇概念の革命性と外部性(論文)/三島由紀夫と保守思想:「文化防衛論」をめぐって(鼎談), 水声社, 2016年11月, 225-240, 日本語, ISBN: 9784801002012混沌と抗戦 : 三島由紀夫と日本、そして世界学術書
- 分担執筆, 文化パトリオティズムとその命数:三島由紀夫における「形」の論理, 翰林書房, 2015年11月, 189-199, 日本語, ISBN: 978487737391721世紀の三島由紀夫学術書
- ポスト地域学時代の日韓間研究者交流の意義と展望 / 東アジア日本学会2024年度春季国際学術大会, 2024年05月, 日本語, 東アジア日本学会, ソウル大学校, 大韓民国, 国際会議戦後文学研究における日韓間研究協力の必要性[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 「海」から戦後思想を考え直す / ソウル大学校日本研究所主催国際研究集会, 2024年05月, 日本語, ソウル大学校日本研究所, ソウル大学校, 大韓民国, 国際会議井上光晴における「辺境」への問い[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 韓国戦争のトランスナショナルな記憶 / 釜山大学校主催国際研究集会(オンライン), 2022年05月, 国際会議朝鮮戦争と〈戦後批評〉の屈折:雑誌『現代文学』と日野啓三・大岡信・金太中[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 第2回府民講座 / 大阪府立中央図書館, 2020年02月, 日本語文学入門 日本近現代文学[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 「知」の蒐集:かごしま近代文学館・島尾敏雄資料から, 2016年12月, 日本語, かごしま近代文学館, 国内会議昭和三十年代の文壇における島尾敏雄の位置:リトルマガジンの系譜から[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 昭和文学会2016年度秋季大会, 2016年11月, 日本語, 鶴見大学, 国内会議詩的言語と国家の原理:雑誌『無名鬼』『磁場』とその周辺口頭発表(一般)
- 韓国外国語大学外国文学研究所2016年度学術大会, 2016年11月, 日本語, 国際会議三島由紀夫と戦後日本の日常[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 第1回北京外国語大学・神戸大学国際共同研究拠点シンポジウム, 2016年06月, 日本語, 北京外国語大学北京日本学研究センター, 国際会議石原慎太郎と大江健三郎における「第三世界」の表象と仮構口頭発表(一般)
- 東北大学・神戸大学学術フォーラム人文学分科会, 2016年01月, 日本語, 東北大学(中国瀋陽), 国際会議吉本隆明の想像力論とナショナリズム論[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 神戸文学館土曜サロン, 2015年12月カトリシズム・サディズム・レイシズム:遠藤周作の西洋体験[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 国際三島由紀夫シンポジウム, 2015年11月, 日本語, 東京大学駒場キャンパス, 国際会議三島由紀夫における天皇概念の外部性と革命性[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 神戸大学国語国文学会研究部会, 2015年08月, 日本語, 神戸大学, 国内会議キッチュとしての古典:保田與重郎と三島由紀夫[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 韓国日語日文学会冬期国際学術大会, 2013年12月, 日本語, 韓国外国語大学校, 国際会議三島由紀夫の文体理念:『太陽と鉄』を中心に口頭発表(一般)
- 韓国日本思想史学会秋期研究会, 2013年10月, 日本語, 慶熙大学校, 国際会議「六〇年安保闘争」前夜における戦争体験論の再編成:橋川文三と大江健三郎を中心に口頭発表(一般)
- 韓国日本研究団体第2回国際学術大会, 2013年08月, 日本語, 嘉泉大学校, 国際会議虚構としての戦争体験:1960年前後における井上光晴の中篇小説口頭発表(一般)
- 立教女子短期大学児童文学講座, 2012年11月, 日本語, 立教女子短期大学, 国内会議三島由紀夫と〈子ども〉の表象公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 同時代史学会研究会, 2010年11月, 日本語, 立教大学, 国内会議1960年代における新右翼の形成と表象:大江健三郎から三島由紀夫へ口頭発表(一般)
- 日本近代文学会例会, 2008年06月, 日本語, 東京女子大学, 国内会議三島由紀夫『美しい星』と核時代の想像力口頭発表(一般)
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 研究活動スタート支援, 東京大学, 2012年08月31日 - 2014年03月31日昭和期ロマン主義の思想的・文学的展開に関する研究本研究は、昭和期におけるロマン主義の動向について、文体論(表現分析)および思想史学(言説分析)という二つの方法論に拠りつつ検討し、個々の作家・思想家の著述に即して文学・思想における戦前と戦後の連続性と切断を明らかにすることを目指している。 今年度は、昭和十年前後における転向の問題について、「シェストフ現象」を中心に、亀井勝一郎・三木清・小林秀雄らの言説を検討した。これは、「日本浪漫派」の言説運動を美学ではなく倫理の水準で把握し、これと戦後派文学との連続性を明らかにするための試みである。その成果は、雑誌「社会文学」の特集〈転向点・1933―文学・歴史・社会の観点から〉の論文の一篇として掲載されている。 また、戦前における三島由紀夫のデカダンス受容に注目し、明治期以来の翻訳文化や少年少女文化が昭和期のロマン主義に何をもたらしたかを検討した。これは、郡虎彦・日夏耿之介ら二十世紀前半の翻訳文学と三島、さらには敗戦後まもなく興隆した無頼派のデカダンスとの関わりを検討する試みである。その成果の一端は、立教女学院短期大学「児童文学講座」の講演にて発表し、論文化のうえ同大学が公刊している雑誌「児童文学講座」として掲載した。 これらの試みは、「ロマン主義」をひとつの切り口として、従来は分断的に把握されてきた戦前戦後の思想と文学とを綜合的に把握し、「昭和イデオロギー」の史的研究に新たな展開をもたらそうとするものである。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 特別研究員奨励費, 2008年 - 2010年三島由紀夫の文体論的・思想史学的研究本研究は、文体論(表現分析)および思想史学(言説分析)という二つの方法論に準拠しつつ、小説家あるいは知識人として戦後日本の文化史に大きな足跡を残した三島由紀夫の諸テクストの総合的・領域横断的な分析を進め、この作家の全体像の刷新を目指すものである。平成22年度には博士論文「イロニーとしての文体-三島由紀夫論」を東京大学人文社会系研究科に提出、学位が授与された。 同年度に着手・公開した論文は、(1)「放火という無駄事-『金閣寺』の終わりかた」(「解釈と鑑賞」第75巻9号)、「1960年代における新右翼の形成と美的テロル-三島由紀夫と橋川文三」(「解釈と鑑賞」第76巻4号)、(2)「三島由紀夫『潮騒』論-可視性の領界」(「東京大学国文学論集」6号)の3点である。