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板倉 史明大学院国際文化学研究科 文化相関専攻教授
研究者基本情報
■ 学位■ ミニ講義
■ 研究キーワード
■ 研究分野
■ 委員歴
研究活動情報
■ 受賞■ 論文
- 2021年10月, 『国立映画アーカイブ(NFAJ)ニューズレター』第14号、2021年10月から12月号、, 6 - 7, 西フリジア語五所作品にみる映画の”日常”表現研究論文(学術雑誌)
- 青土社, 2019年08月, ユリイカ, 51(13) (13), 114 - 120, 日本語瞬き : 京マチ子の演技を細部から読み解く (特集 京マチ子)
- 日本映像学会, 2019年, 映像学, 102(0) (0), 208 - 211, 日本語[査読有り]
- 日本映像学会, 2017年, 映像学, 98(0) (0), 73 - 76, 日本語[査読有り]
- ハリウッド映画の『火の海』と日本人移民https://da.lib.kobe-u.ac.jp/da/kernel/0100483363/0100483363.pdf2015年03月, 『視る』(京都国立近代美術館ニュース), (475) (475), 5 - 8[招待有り]
- 2015年03月, JAXA Research and Development Memorandum , JAXA-RM-14-012E, 29 - 33, 英語Television and Japanese imagination of outer space[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 早稲田大学演劇映像学連携研究拠点テーマ研究「演劇博物館所蔵映画フィルムの調査、目録整備と保存活用」, 2014年02月, 「演劇博物館所蔵映画フィルムの調査、目録整備と保存活用」(平成21年度~25年度)成果報告 https://da.lib.kobe-u.ac.jp/da/kernel/0100478211/, 日本語「旧劇」映画における物語叙述のスタイル再考――『雷門大火 血染の纏』(1916)を分析する[招待有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 日本映像学会, 2014年, 映像学, 93(0) (0), 65 - 68, 日本語[査読有り]
- 校倉書房, 2013年01月, 歴史評論, (753) (753), 6 - 19, 日本語映画史における〈異本〉とフィルム復元 : 伊藤大輔作品を中心に
- 東京国立近代美術館, 2012年, 東京国立近代美術館研究紀要, (16) (16), 54 - 60, 日本語占領期におけるGHQのフィルム検閲 : 所蔵フィルムから読み解く認証番号の意味[査読有り]
- 2011年, 日本写真学会秋季研究報告会講演要旨集, 2011, 16 - 17, 日本語映画『忠次旅日記』のデジタル復元―長期保存に向けた素材情報の数値化の試み研究論文(学術雑誌)
- 東京国立近代美術館, 2011年, 東京国立近代美術館研究紀要, (15) (15), 47 - 59, 日本語日本映画におけるトーキー初期の画面比率[査読有り]
- 本稿では,フィルムセンターが株式会社IMAGICAと富士フイルム株式会社の協力を得て実施した『銀輪』(1956年)のデジタル復元の概要を解説することによって,三色分解フィルムを用いた映像の長期的な保存の可能性を検討した.本文Fig. 3に示したように,異なる3つの方法で作成した復元版の上映用プリント(③・⑤・⑦)を比較検証した結果,いずれもほぼ同等の画質をもった映像として復元することができた.さらに②と④を比べると,解像度の点で④が勝っており,新開発されたデジタル・レコーディング用の白黒ネガフィルムは,映像の長期保存性に加え,画質面での優位性も確認された.社団法人 日本写真学会, 2011年, 日本写真学会誌, 74(1) (1), 4 - 11, 日本語[査読有り]
- 日本映像学会, 2011年, 映像学, (87) (87), 86 - 89, 日本語書評 Aaron Gerow著 A Page of Madness : Cinema and Modernity in 1920s Japan[査読有り]
- 2010年05月, 日本写真学会誌, 73, 12 - 13, 日本語カラーフィルムのデジタル復元と三色分解による長期保存の可能性――映画『銀輪』(松本俊夫監督1955年)の場合[査読有り]
- 2010年, 画像保存セミナー, 2010, 36 - 43, 日本語映画フィルム復元の方法論と,デジタル復元における三色分解を用いた映像の長期保存―映画『銀輪』(松本俊夫,1955)の場合[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 東京国立近代美術館, 2010年, 東京国立近代美術館研究紀要, (14) (14), 45 - 55, 日本語『史劇 楠公訣別』(1921年)の可燃性ネガフィルムを同定する[査読有り]
- 校倉書房, 2009年11月, 歴史評論, (715) (715), 41 - 54, 日本語フィルム・アーカイブにおける映像資料の保存と復元--歴史学にとっての映画
- 国士館大学国文学会, 2009年03月, 国文学論輯, (30) (30), 1 - 12, 日本語日本映画と文学--領域横断的な研究の可能性
- 東京国立近代美術館, 2009年, 東京国立近代美術館研究紀要, (13) (13), 92 - 102, 日本語『女ひとり大地を行く「最長版」』の復元[査読有り]
- 2008年, 『映画・社会・教育論集』(熊本大学大学院文学研究科・地域科学専攻,平成20年2月), 日本語「芝居小屋から映画常設館へ――1910年前後の横田商会を中心に」http://www.lib.kobe-u.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000003kernel_90007445研究論文(学術雑誌)
- 滋賀大学, 2007年03月, Lotus : 日本フェノロサ学会機関誌, 27(27) (27), 9 - 18, 日本語メアリー・フェノロサの小説The Dragon Painter(1906年)の映画化--日系人社会に向けた早川雪洲の戦略[査読有り]
- 日本映像学会, 2007年, 映像学, (78) (78), 74 - 79, 日本語報告「没後50年 溝口健二再発見」[査読有り]
- 2007年, 『映画文化論集』(熊本大学文学部), 日本語可燃性フィルムに見る日本映画文化史研究論文(学術雑誌)
- 日本映像学会, 2007年, 『映像学』(日本映像学会,平成19年11月), (79) (79), 38 - 45, 日本語報告「第63回 国際フィルム・アーカイブ連盟東京会議 2007」[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2006年, 京都大学人間・環境学研究科博士論文, 日本語「映画に見る戦前の米国日系移民」研究論文(学術雑誌)
- 日本映像学会, 2005年, 『映像学』(75号), (75) (75), 106 - 111, 日本語書評 水口紀勢子『映画の母性――三益愛子を巡る母性像の日米比較』[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 立命館大学, 2004年, 『アート・リサーチ』第4号, 101-108頁, 101 - 108, 日本語「米国日系移民の映画制作―日本語トーキー『地軸を廻す力』(1930)と「真正な」日本語」研究論文(学術雑誌)
- 立命館大学, 2003年, 『アート・リサーチ』第3号, 189-197頁, 189 - 198, 日本語「米国日系移民の日本映画受容―1911年、横田商会映画に対する不安定な観客性」研究論文(学術雑誌)
- 2001年03月, 『芸能・演劇分野の無形文化財保存の方法に関する基礎的研究 平成10年度科学研究費(基盤研究C)報告書』, 131 - 136昭和13・14年度の都をどりにおけるカラー・フィルム媒体――コダクロームと国産カラーフィルム開発
- 日本映像学会, 1999年, 映像学, (63) (63), 20 - 37, 日本語映画生成プロセスの政治学-ノン、フィルム・マテリアルを用いた『鞍馬天狗』分析 http://www.lib.kobe-u.ac.jp/infolib/meta_pub/detail[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 1999年, 京都大学大学院人間・環境学研究科修士論文, 日本語「伊藤大輔研究―戦中期から占領期における映画作品の生成研究」研究論文(学術雑誌)
- 2022年03月, 『総人・人環フォーラム』(京都大学大学院人間・環境学研究科), (40) (40), 33 - 33書評:今井瞳良著『団地映画論――居住空間イメージの戦後史』書評論文,書評,文献紹介等
- 2020年12月, 担当部分「日本篇」および神戸映画資料館の「記録映画」, 18 - 19『甦った世界の映画――ガイドブック 映画保存の歩みと現在』
- 2019年10月19日, 図書新聞, (3419) (3419)映画の新たな愉しみ方――映画撮影における照明(ライティング)の表現技法から映画史を読み直す(『影の美学』書評)
- 公益社団法人 日本心理学会, 2018年, 日本心理学会大会発表論文集, 82(0) (0), SS - 056-SS-056, 日本語
- 京都国立近代美術館, 2015年04月, 京都国立近代美術館 MOMAK FILMS リーフレット, 日本語[招待有り]記事・総説・解説・論説等(その他)
- 神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会, 2014年03月, 『神戸の映像文化ーー「神戸と映画」「神戸映像アーカイブプロジェクト」の取り組み』, 8, 日本語映画史研究から見えてくる神戸[招待有り]記事・総説・解説・論説等(その他)
- 神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会, 2014年03月, 『神戸の映像文化ーー「神戸と映画」「神戸映像アーカイブプロジェクト」の取り組み』, 11, 日本語プロジェクトの成果報告と今後の課題[招待有り]記事・総説・解説・論説等(その他)
- 日本映像学会, 2014年, Iconics, 11(0) (0), i - i, 英語
- 東京国立近代美術館, 2013年12月, 『NFC ニューズレター』, (112号) (112号), 日本語『くもとちゅうりっぷ』のデジタル復元[査読有り][招待有り]
- 2013年03月, 大阪都市遺産研究(関西大学大阪都市遺産研究センター), (3) (3)書評.笹川慶子著『明治・大正大阪映画文化の誕生――「ローカル」な映画史の地平にむけて』
- 2011年08月, 『NFCニューズレター』, (98) (98), 日本語「『忠次旅日記』の復元」
- 2010年, 『NFCニューズレター』90号 2010年4月-5月号「企画の見所/発掘された映画たち2010 フィルムセンターにおける復元の新たな展開―アマチュア映画への取り組み」
- 2010年, 『NFCニューズレター』93号 2010年10月-11月号, 日本語連載:フィルム・アーカイブの諸問題 第74回 FIAFオスロ会議報告 JTS2010におけるデジタル保存・管理の新提案
- 2010年, 『NFCニューズレター』90号 2010年4月-5月号, 日本語「企画の見所/発掘された映画たち2010 『史劇 楠公訣別』重要文化財指定へ」
- 日本マス・コミュニケーション学会, 2009年, マス・コミュニケーション研究, 75(0) (0), 226 - 227, 日本語
- 2009年, 『NFCニューズレター』84号 2009年4月-5月号, 日本語「企画の見所/発掘された映画たち2009 映画史を拓く―初期映画から戦後の小プロダクション作品まで」
- 2009年, 『NFCニューズレター』84号 2009年4月-5月号, 日本語「企画の見所/発掘された映画たち2009 CURATOR'S CHOICE/上映作品解説55 『紅葉狩』[日活版]」
- 2008年, NFCニューズレター77号(2008年2-3月), (77) (77)「連載:フィルム・アーカイブの諸問題 第64回 FIAFサマースクール2007報告(下)」
- 2008年, ニューズレター77号(2008年2-3月), (77) (77)「企画の見所/生誕百年 マキノ雅広 17.5mmフィルム『赤垣源蔵』の復元にむけて――テレシネ作業を中心に」
- 2008年, 全米日系人博物館ニューズレター(2008 Spring Volume 11), 日本語124本の映画フィルムを寄贈書評論文,書評,文献紹介等
- 2008年, 『NFCニューズレター』81号、2008年10-11月号, (81) (81), 日本語「伊藤大輔生誕110周年にあたって――『薩摩飛脚』の復元を中心に」
- 2008年, 視聴覚教育(財団法人 日本視聴覚教育協会、2008年7月号), 日本語「メディアの広場. フィルムを守り、継承する」
- 2008年, 『NFCニューズレター』78号、2008年4-5月号, (78) (78), 日本語「フィルムたちの“生還”を寿ぐ祝祭」
- 「視点 映画史が日常の亀裂からこぼれ落ちてくる」2007年2月号2007年02月, 『日本映画学会会報』第7号http://jscs.h.kyoto-u.ac.jp/kaihou07.html
- 2007年, ニューズレター76号(2007年12月-2008年1月), (76) (76)「連載:フィルム・アーカイブの諸問題 第63回 FIAFサマースクール2007報告(中)」
- 2006年11月, 『出版ニュース』, 2089号、, 11頁, 日本語「映画に見る戦前の米国日系移民(書きたいテーマ、出したい本)」
- 「『日活アクション』というジャンルの生成をとらえる」2006年9月号未来社, 2006年09月, 『未來』, 480号、7-11(480) (480), 7 - 11, 日本語
- 2006年, 『第5回京都映画祭公式カタログ』(京都映画祭事務局), 16,24頁, 日本語『祇園の姉妹』等 4作品の作品解説書評論文,書評,文献紹介等
- 2006年, 『日本映画:夢と冒険』(NPO法人映像産業振興機構), 26,28, 日本語「ゴジラ×メカゴジラ」「佐賀のがばいばあちゃん」解説書評論文,書評,文献紹介等
- 2006年, 『NFCニューズレター』70号、2006年12月ー2007年1月号, (70) (70), 日本語映画における音のデジタル復元について―『マリヤのお雪』のノイズ・リダクション
- 2005年10月, 『北米毎日』, 日本語「古き良き日本映画(不定期連載 全14回)」
- 人環フォーラム No. 17<巻頭言>明治文章小史 / 渡辺実<インタビュー>学問の宗教的背景 / 上山安敏, 聞き手 高橋義人<特集 : 関西三都 ― その近代化>京都 ― 中庭を忘れた西洋館 / 伊從勉<特集 : 関西三都 ― その近代化>大阪 ― 大縮尺地図にみる大阪の近代化 / 山田誠<特集 : 関西三都 ― その近代化>神戸 ― 大震災と新空港 / 松島征<リレー連載 : 環境を考える>京都議定書遵守の意味 / 阪本浩章, 西井正弘<サイエンティストの眼>生活習慣病としての糖尿病、しかし… / 林達也<知の息吹>"青"に思う地球科学 / 大西将徳<社会を斬る>法律・CSRにより環境を守る / 小畑史子<フロンティア>はねかえり係数の起源を探る / 國仲寛人<フロンティア>捕食によって進化する餌生物の色彩多型 / 繁宮悠介<奈文研の散歩道>古建築の妙 ― 見える建築、見京都大学大学院人間・環境学研究科, 2005年09月, 人環フォーラム, 17, 日本語[査読有り]速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 2004年, Symposium: Cultural Difference and the Creative Process (at The Surrey Institute of Art & Design University College, England, UK), http:(/www.throughthesurface.com/sym) (/www.throughthesurface.com/sym), 英語”‘Japaneseness’ in the Japanese Cinema from the war period to the present”
- 人環フォーラム No. 13<巻頭言>専門の壁を超える学問 / 北川善太郎<対談>時間とあいだ / 木村敏, 大澤真幸, 司会 高橋義人<特集 : 大学はどうあるべきか>京都大学の過去と未来 / 岡本道雄<特集 : 大学はどうあるべきか>大学問題雑考 ― 「旧制度」下ヨーロッパの大学制度を手がかりに / 中川久定<特集 : 大学はどうあるべきか>幻の大学? ― 変わる大学・変わらぬ大学 / 木下冨雄<フィールド便り>路と住まい ― 台湾ヤミ族の住まいをとおして / 足立崇<フィールド便り>高島北海とエミール・ガレ / 鵜飼敦子<リレー連載 : 環境を考える>九州南部から南西諸島の自然環境と人々の暮らし ― 交流と重層と隔離の歴史 / 堀田満<フロンティア>分子のかたちをみる / 髙橋弘樹<フロンティア>原子の世界の三体問題 / 佐野光貞<サイエンティストの眼>愚か者の合理性 /京都大学大学院人間・環境学研究科, 2003年07月, 人環フォーラム, 13, 日本語[査読有り]速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 2003年02月, 『日米タイムズ』, 日本語「連載 海を渡った日本映画(全10回)」
- 2003年, 『NFCニューズレター』(第49号、東京国立近代美術館フィルムセンター), 4, 日本語「斬人斬馬剣—Curator’s Choice」
- 2002年, Japanese Silent Cinema and the Art of the Benshi(Berkeley: Pacific Film Archive), 13“Benshi in the U.S.”
- 2002年, 『阪妻―スターが魅せる日本映画黄金時代』(太田出版), 45 - 53、66-69, 日本語「上映可能な阪妻出演作全作品解説」、「“阪妻”というスターイメージ――占領期の阪東妻三郎を中心に」
- 立命館大学, 2001年03月, アート・リサーチ, 1, 127 - 138, 日本語洛西地域映画史聴き取り調査報告1 : 伊藤朝子氏談話
- キネマ旬報社, 2000年03月01日, キネマ旬報, (1303) (1303), 90 - 94, 日本語第2回京都映画文化賞
- 1999年, ICONICS, (63) (63), 20 - 37The Politics of the Film Production Process : An Analysis of KURAMA-TENGU using Non-Film Materials
- 分担執筆, 芝居小屋との境界線上にとどまり続けた映画館──奈良県宇陀市で保存されている喜楽館(喜楽座)の魅力と映画研究の課題, 森話社, 2024年04月, ISBN: 4864051836戦後映画の生き残り戦略──変革期の一九七〇年代
- 分担執筆, 第3部第4章 板倉史明「アニメ中間素材からみえてくる“ブレ”表現の独自性」, 青弓社, 2022年12月, 222-236, ISBN: 9784787274519石田美紀・キム・ジュニアン編『グローバル・アニメ論――身体/アーカイブ/トランスナショナル』
- 分担執筆, ヒューゴー・ミュンスターバーグ――その遺産と認知主義的映画研究, 東京大学出版会, 2021年10月, 8-19, ISBN: 4130830821映画論の冒険者たち学術書
- 分担執筆, アマチュア特撮映画コンテストと特撮映画ファン共同体――「グリーンリボン賞」(1984-1993)における観客参加型上映, 水声社, 2021年09月, 207-220, 日本語, ISBN: 4801005942運動としての大衆文化
- 分担執筆, "The Early talkie frame in Japanese cinema", Amsterdam University Press, 2020年11月, pp. 201-221.The Culture of the Sound Image in Prewar Japan
- 分担執筆, 『祇園祭』論争に見る監督と脚本家の権限――1960年代における著作権法改正の議論を背景に, 森話社, 2020年07月, 353-363映画産業史の転換点――経営・継承・メディア戦略
- 分担執筆, Set Design: Colour and Excess in Undercurrent (1956), Bloomsbury, 2020年05月, ISBN: 9781844576784The Japanese Cinema Book
- 編者(編著者), はじめに、第8章「伊丹グリーン劇場における特撮映画ファンの共同体」、あとがき, 神戸新聞総合出版センター, 2019年04月, 日本語, ISBN: 9784343010391神戸と映画 映画館と観客の記憶一般書・啓蒙書
- 分担執筆, 第6章 地域ネットワークの集積拠点(ハブ)を構築するーーアーカイブと大学の連携活動から, 学文社, 2018年03月, 88-102, 日本語, ISBN: 9784762027956手と足と眼と耳 : 地域と映像アーカイブをめぐる実践と研究
- 分担執筆, Spontaneity in Acting in Japanese films of the 1930s: An Analysis of Our Neighbor Miss Yae (1934), VDG, 2018年, 英語, ISBN: 3897399040Transcultural Interwinements in the East Asian Art and Culture, 1920s-1950s.学術書
- 分担執筆, 「無垢な」観客と「洗練された」観客 : 初期映倫時代1949-56年における隠喩的描写法, ミネルヴァ書房, 2011年12月, 日本語, ISBN: 9784623061785映画のなかの社会/社会のなかの映画
- 分担執筆, 「吉山旭光『日本映画史年表』解説」, ゆまに書房, 2006年, 日本語, ISBN: 4843309702活動写真の種明かし . 日本映画界事物起源 ; 日本映画史年表
- 学習院大学身体表象文化学会[2020年度第3回例会], 2020年12月映画の恐怖表現における気味悪さ(creepiness)の重要性――映画ジャンルの再定義へ[招待有り]
- 木曜講座(なるおぶんかホール), 2020年11月勇猛かつ繊細――生誕100年記念を迎えた映画俳優三船敏郎の魅力を語る[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- CAPE共催講演会(於:京都大学), 2019年07月映画学におけるSF映画研究の動向[招待有り]
- Landscape and new media in art, film and theatre (at Ritsumeikan University), 2019年06月The Season of Landscape Films in Japan: Masao Adachi, Nagisa Oshima, Yoji Yamada
- Cultural Typhoon 2019 (at Keio University), 2019年06月映画『非行少女』(1963)における内灘闘争の記憶と排除
- 国際シンポジウムーー植民地·帝国体制期の映画館、映画文化(於:韓国映像資料院), 2018年11月帝国日本における朝鮮映画の上映実態――『映画検閲時報』から読み解く
- 「恐怖」の心的過程への多面的アプローチ:顔表情から映画、絵画における心理学、映画学、神経科学的検討(日本心理学会第82回大会、仙台国際センター), 2018年09月映画における恐怖表現と情動
- Cultural Typhoon 2018 (at Ryukoku University), 2018年06月Acting Like an Amateur: Spontaneous Action and Presentational Performance in Home Movies and Amateur Films
- 「映画とメディアのこれまで、これから」(於:出町座), 2018年06月ニュース映画とテレビ
- The 2nd HOKU (Honolulu Office of Kobe University) Symposium (at East-West Center), 2018年02月Historical perspective on “Americanized” image of a Japanese actress in postwar Japan: Kinuyo Tanaka’s journey to the U.S., 1949–1950.
- 30th ISTS(International Symposium on Space Technology and Science), 2015年07月, 英語, Kobe Convention Center, 国際会議The Japanese Imagination of Space and Audio-Visual Media口頭発表(一般)
- 講座「知るみのお・伝えるみのお:知っていますか?沖中陽明さん 箕面で暮らした8ミリ映画作家」, 2015年06月, 日本語, 箕面市中央生涯学習センター, 国内会議沖中陽明を知る[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 講座「知るみのお・伝えるみのお:知っていますか?沖中陽明さん 箕面で暮らした8ミリ映画作家」, 2015年06月, 日本語, 箕面市中央生涯学習センター, 国内会議わたしにも遺せます ホームムービーを、我が家の記録にアーカイブ[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 第41回日本映像学会全国大会, 2015年06月, 日本語, 京都造形芸術大学, 国内会議1930年代におけるアマチュア映画文化と色彩――コダカラーの研究活用とアーカイビング口頭発表(一般)
- NFC所蔵作品選集 MoMAK Films 2014 映画とジャポニスム――早川雪洲特集, 2014年08月, 日本語, 京都国立近代美術館, 国内会議早川雪洲が演じた日本人像と日系人社会[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 第9回映画の復元と保存に関するワークショップ, 2014年08月, 日本語, 京都文化博物館, 国内会議神戸における民間アーカイブと大学の連携[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 宇宙文化学セミナー 第3回, 2014年08月, 日本語, 神戸サンセンタープラザ会議室17号室, 国内会議宇宙への想像力と映像メディア[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 第40回日本映像学会全国大会, 2014年06月, 日本語, 沖縄県立芸術大学, 国内会議日本の撮影所における現像部の役割と現像プロセスの検証――新興キネマ現像部資料を読み解く[招待有り]口頭発表(一般)
- 共同研究「昭和戦後期における日本映画史の再構築」研究会, 2014年06月, 日本語, 国際日本文化研究センター, 国内会議1960年代後半から1970年代におけるピンク映画の製作体制口頭発表(一般)
- The International Union of Anthropological and Ethnological Sciences (IUAES) 2014, 2014年05月, 英語, 幕張メッセ, 国際会議The Japanese imagination of space and television[招待有り]口頭発表(一般)
- 宇宙人類学研究会2013年度第5回ミーティング・研究会, 2014年03月, 日本語, 神戸大学学而荘, 国内会議日本の映像メディアにおける宇宙イメージの変遷口頭発表(一般)
- 大学・地域・連携シンポジウム:映像、アマチュア、アーカイヴ, 2014年03月, 日本語, 国内会議ホームムービーを映画学的に考察するシンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 関西の映画興行史の基礎調査―『合同通信』を中心に, 2014年03月, 日本語, 国際日本文化研究センター, 国内会議1950-60年代における映画興行とジャンル生成口頭発表(一般)
- "Transcultural Shifts and Manifestations in Art and Culture during the 1920s and 1930s in Asia and Europe.” Joint Workshop of the Institute of Art History, FU Berlin, and the Faculty of Intercultural Studies, Kobe University, 2014年02月, 日本語, ベルリン自由大学、ドイツ, 国際会議Naturalness and Spontaneity in Acting in Japanese Films of the 1920s and 1930s.[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 研究講演会 早稲田大学演劇博物館の映画コレクション, 2013年11月, 日本語, 東京国立近代美術館フィルムセンター, 国内会議「旧劇」映画における物語叙述のスタイル再考――『雷門大火 血染の纏』(1916)を分析する[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 2013年 6月例会(日本史研究会), 2013年06月, 日本語, 機関誌会館5階大会議室, 国内会議歴史映画における時代考証の政治学[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- <日本人>を表象する――人種化される映画的身体 若手研究者ワークショップCrossing Boundaries III, 2013年03月, 日本語, 京都大学人文科学研究所本館セミナー室1, 国内会議戦時下のアメリカにおける日本映画の流用と日本人表象[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 東京国立近代美術館フィルムセンター展覧会「日活映画の100年 日本映画の100年」ギャラリー・トーク, 2012年11月, 日本語, 国内会議ジャンルとしての日活アクション[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 城西大学エクステンションプログラム, 2012年10月, 日本語, 国内会議日活スター誕生秘話[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 第36回日本映像学会全国大会(於:日本大学芸術学部), 2010年05月, 日本語, 国内会議日本無声映画期における染色・調色の歴史と復元口頭発表(一般)
- 第5回映画の復元と保存に関するワークショップ(於:京都府京都文化博物館、2010年8月29日), 2010年, 日本語, 国内会議座談会「海外最新事情ー関連諸団体の動向について」口頭発表(招待・特別)
- 第5回映画の復元と保存に関するワークショップ(於:京都府京都文化博物館、2010年8月29日), 2010年, 日本語, 国内会議「映画フィルムの重要文化財指定に付いて」口頭発表(招待・特別)
- 第4回映画の復元と保存に関するワークショップ(於:京都府京都文化博物館、2009年8月29日), 2009年, 日本語, 国内会議「日本における映画保存」口頭発表(招待・特別)
- 「第3回映画の復元と保存に関するワークショップ」in 東京 於:協和会の蔵、2008年11月8日), 2008年, 日本語, 国内会議日本における映画保存口頭発表(招待・特別)
- 「第3回 映画の復元と保存に関するワークショップ」(於:京都府京都文化博物館、2008年8月30日), 2008年, 日本語, 国内会議日本における映画保存口頭発表(招待・特別)
- 「第13回日本映画シンポジウム 女侠繚乱 日本映画のなかの女性アクション」 (明治学院大学、2008年6月21日), 2008年, 日本語, 国内会議視線と眩暈――美空ひばりのアクション時代劇口頭発表(招待・特別)
- 国士舘大学 17回国文学会大会(国士舘大学、2008年10月23日), 2008年, 日本語, 国内会議「日本映画と文学-映画研究の可能性」口頭発表(基調)
- シンポジウム「あつめる」から「ひらく」(主催:映像社会学研究会,会場:京都造形芸術大学,2008年2月23日, 2008年, 日本語, 国内会議「映画復元における倫理と創造性」口頭発表(招待・特別)
- 「第63回国際フィルム・アーカイブ連盟東京会議2007」(会場:フィルムセンター,平成19年4月8日), 2007年, 日本語, 国内会議「紙フィルムの歴史と保存」(松本夏樹氏と共同講演)口頭発表(一般)
- シンポジウム「映画復元の現在 デジタル復元と真正性」(主催:立命館大学映像学部現代GP,立命館大学アート・リサーチセンター,会場:立命館大学衣笠キャンパス,2007年10月1日)http://www.ritsumei.ac.jp/eizo/gp/report.html, 2007年「フィルム・アーカイブにおける映画復元」
- 日本フェノロサ学会 第27回大会(2006年9月16日(土) 関西大学千里山キャンパス), 2006年, 日本語, 国内会議「メアリー・フェノロサの小説 The Dragon Painter(1906年)の映画化とその影響」口頭発表(一般)
- 第5回映画の復元と保存に関するワークショップ(於:京都府京都文化博物館、2010年8月29日)座談会「海外最新事情ー関連諸団体の動向について」
- 第4回映画の復元と保存に関するワークショップ(於:京都府京都文化博物館、2009年8月29日)「日本における映画保存」
- 第5回映画の復元と保存に関するワークショップ(於:京都府京都文化博物館、2010年8月29日)「映画フィルムの重要文化財指定に付いて」
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 神戸大学, 2024年04月01日 - 2028年03月31日モダニズムの政治学:戦後におけるモダニズム美学の形成/受容/展開と政治の関連性
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 京都大学, 2024年04月01日 - 2025年03月31日デジタル映像アーカイブの未来研究
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 京都大学, 2020年04月01日 - 2025年03月31日デジタル映像アーカイブの未来研究
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 新潟大学, 2020年04月01日 - 2025年03月31日「アニメ中間素材」の分析・保存・活用モデルケースの学祭的研究1年度目の2021年3月にアニメのアーカイブなどをテーマに開催した国際コンファレンスの発表者による論文執筆が2022年度内に完了し、キム・ジュニアンと石田は出版社側と交渉し出版計画を確定した。 今井は、アニメ中間素材を管理・閲覧するためのオンラインシステムを再構築した。画像データとメタデータの更新における手作業の負担とセキュリティ上の問題を解決するために独自のサーバを設けたうえ、オンプレミスのシステムを導入し諸機能を強化した。 松本はこのオンライン閲覧システムの試用をアニメ業界関係者2名に依頼し、その試用のレビューを含む意見交換を新潟大学アニメ・アーカイブ研究センター室で行った。閲覧システムに対する好評を確認しつつ、キム・石田・今井も出席のうえ、著作権をはじめとする諸課題について議論した。 三俣はセル画の保存における素材同士の接着問題に取り組み、セル画と同じ条件の復元試料の作製方法を確定したうえ、4つの異なる条件のサンプルを剥離試験に供した。接着力の測定システムを構築し、条件次第で最大接着力が低下することが判明した。なお剥離面に損傷をほとんど与えずに剥がすことができた。 キムと石田は、新潟大学アニメ・アーカイブ研究センターに所蔵している『夢戦士ウイングマン』のアニメ中間素材の今日的な再解釈を映像作家五島一浩に依頼し、その結果インスタレーション作品が完成した。同作品は当該の素材と共に、著作権者から使用許諾を獲得できたことにより、次年度に展示会を開催し公開することが確定した。年度末にはアニメ中間素材をテーマに国際シンポジウムを開催し、五島は上記の作品創作に関する発表を、板倉は前年度に引き続き『夢戦士ウイングマン』の原画分析に関する発表を行った。 アニメのアーカイブ研究の拡大を推進するため開志専門職大学アニメ・マンガ学部をはじめ国内・海外の研究機関との交流関係を構築、強化した。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 早稲田大学, 2019年04月01日 - 2023年03月31日産業史的視点による日本映画史の再構築:1970年代の構造的変革についての共同研究
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 神戸大学, 2017年07月18日 - 2021年03月31日先端科学技術をめぐるオラリティに関する複合的研究-日本の宇宙開発を中心として2018年度における本研究プロジェクトは、準備年度であった2017年度を踏まえ、具体的にそれぞれのセクションにおいて国内外での調査研究に本格的に着手し、調査資料の収集を行うとともに、2回の研究会を実施し、研究情報の共有、プロジェクトの進展についての議論を行った。具体的には、(1)ロケット開発技術者のオラリティデータの整理、検討を行い、これまで得たロケット開発技術者についてのインタビュー調査に加え、有人宇宙飛行関係者、宇宙関連産業、そして宇宙基地周辺の地域住民(種子島、内之浦)などに対するフィールドワーク、インタビュー調査を開始した。(2)国内では内之浦、種子島および名古屋と東京の宇宙関連産業における調査を実施し、関連する研究機関での資料収集(国立科学博物館、国立天文台)も並行して行った。国外調査としては、ドイツにおけるロケット開発萌芽期の現地調査(ドイツ科学技術博物館、ペーネミュン技術歴史博物館)を行った。(3)平行して実施している国立民族学博物館の共同研究プロジェクトと本プロジェクトを連携させ、2回の共同研究会を実施、関係する専門家、研究者を招聘して議論を行った。加えて関連のある学会、宇宙惑星居住科学連合、宇宙科学技術連合会、日本航空宇宙工学会、自然史アーカイブ研究会)に出席し、現在の宇宙開発の動向の把握、情報、資料を収集した。(4)宇宙開発の近年の急速な展開を踏まえ、2020年度に本研究プロジェクトの中間的な成果報告として、学術論文集の公表を行うこととし、その編集方針を検討した。 なお、研究分担者の一人、木村大治は本研究プロジェクトの成果を踏まえた著書を2018年に公刊した。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽), 挑戦的研究(萌芽), 神戸大学, 2018年06月29日 - 2020年03月31日映画学と認知心理学を融合した映像表現と視覚的注意に関する研究本年度は映画学および認知心理学におけるアイトラッキングを活用した先行研究文献を収集し、その課題や問題点を確認するとともに、共同研究者の松本氏が現在保有しているアイトラッカー機材を活用して、試行的な実験を実施した。また愛媛大で眼球運動の専門家と意見交換し、本プロジェクトにもっとも適したアイトラッカーやソフトウェアについて検討することができた。次年度は適切なアイトラッカーおよびソフトウェアを購入し、映画作品の場面を使ったアイトラッキングの実験を開始する予定である。具体的には映画監督の演出(フレームの中のすべての要素をコントロールすること)が、実際の映画観客の視線移動とどのようにかかわっているのかを実証的に解明する実験である。これまで研究代表者は小津安二郎監督作品『彼岸花』(1958)のある場面において、実際に観客が背景に意図的に配置されている3人の通行人を見るのか(あるいは通行人を認識していたか)を実験したことがあるが、次年度はさらに実験対象とする場面を増やすとともに、比較対象として同じ映像で異なる条件の映像を作成し、実験の精度を高めたい。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 新潟大学, 2017年04月01日 - 2020年03月31日渡部コレクションに基づくアニメ制作過程の実態研究初年度の平成29年度の課題である渡部コレクションのアーカイビング(整理、分類、デジタル・スキャンニング)及びそのメタデータの作成、そして同コレクションの各素材に関する業界関係者へのヒヤリング調査を継続しつつ、平成30年度には海外との受発注関係の中間素材に関する調査のため韓国に赴き、1980年代東映アニメーション社で研修していたキム・ジェホ氏、ミン・ギョンジョ氏へのヒヤリング調査を行った。両氏のヒヤリング調査は、東映アニメーション社と長い協力関係にある韓国側の大元動画社の活動に関する韓国語の最新文献を入手し照らしあわせる一方、同じ1980年代に海外下請けの仕事にかかわっていた渡部英雄氏へのヒヤリングを行うことで、アメリカ・日本・韓国といった三国間のトランスナショナルなアニメーション生産に関する詳細が確認できた。 渡部コレクションからは特定のアニメーション作品を選定したうえ、行為遂行性理論・生成論のアプローチから分析を進め、なおかつ国内・海外の研究者との学術交流・協力も重ねることで、同コレクションをはじめアニメ中間素材のアーカイビングをテーマにした研究成果を一冊の図書として編集、刊行した。特に同書は本研究課題の国際的な理解の広がりを目指し、全文英語で執筆或いは翻訳され、紙媒体のみならずインターネットでも配布できるよう電子書籍化を実現した。さらにスウェーデンのストックホルム大学との共催でアニメのアーカイビングに関する国際シンポジウムを開催し、本研究課題の研究代表・分担者はもちろん海外の研究者が加わり発表を行った。同大学での発表には大学院生・学部生も出席し活発な議論がなされ国際的な理解を広げることができた。 本研究課題から得られた成果の一部は、八王子夢美術館でアニメの中間素材をメーンにした展覧会に提供・協力し、社会における同研究の意義や効果を確認することができた。
- 神戸大学大学院国際文化学研究科, 国際文化学研究推進センター研究プロジェクト, 2017年04月 - 2018年03月, 研究代表者競争的資金
- 神戸大学, 地域連携事業, 2013年04月 - 2018年03月, 研究代表者競争的資金
- 神戸大学大学院国際文化学研究科, 国際文化学研究推進センター研究プロジェクト, 2016年04月 - 2017年03月, 研究代表者競争的資金
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 神戸大学, 2013年04月01日 - 2016年03月31日映画フィルム文化の歴史的・技術史的な基盤研究映画製作から上映まであらゆる側面においてデジタル化が進行する現在の状況下において、映画フィルムや資料の発掘・調査・分析を通じて、失われつつある映画フィルム文化の批判的再検討と再評価をさまざまなレベルで実施することができた。特に神戸映画資料館とIMAGICAの協力を得て、多くの成果をあげることができた。
- 公益財団法人三菱財団, 平成25年度学術研究助成, 2013年04月 - 2014年03月, 研究代表者「映画 検閲資料のデータベース化による日本映画研究の基盤形成」競争的資金
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 若手研究(B), 2011年 - 2012年劣化した映画フィルムを安全に複製するプリンター機構の開発本研究では、通常のプリンターでは複製作業が不可能な極度に劣化したフィルムにも対応できるプリンターのフィルム送り機構を開発することが目標のひとつであったが、結果として、センサーを用いた画像処理システムを応用し、35mmフィルム用のフレーム自動補正装置の試作品を完成させ、新しいテスト用35mmフィルムを用いた位置補正の精度を確認する検証作業を実施することができた。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 若手研究(B), 独立行政法人国立美術館東京国立近代美術館, 2008年 - 2009年可燃性フィルムの安全保存に関する基礎的研究可燃性フィルムの素材に関する実験、調査、研究、分析を十分に実施することができ、日本における映画フィルム保存の基盤をさらに広げることに成功した。特に近赤外線機器を使用することで、瞬時に可燃性か不燃性かの判別することが可能であることが明らかなった。また、可燃性フィルムを保存・復元というテーマについても、アナログ的な側面では染色調色の実験を日本ではじめて実施し、またデジタル的な技術を使った長期保存の可能性についても検討することができた。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(スタートアップ), 若手研究(スタートアップ), 独立行政法人国立美術館東京国立近代美術館, 2006年 - 2007年米国に残存する戦前・戦中の日本映画フィルムの調査および復元に関する保存学的研究2007年初頭に全米日系人博物館から東京国立近代美術館フィルムセンターへ移送された124本の映画フィルム(伴武の遺品である「バン・コレクション」の一部)の調査を実施し、2007年12月に正式にそれらのフィルムの寄贈手続きが完了した(1本のみ可燃性フィルムであった)。調査の結果、入江たか子主演の無声映画『月よりの使者』(1934年)や、時代劇映画の巨匠・伊藤大輔監督の『薩摩飛脚』(1938年)をはじめとして、これまで日本では失われていたと思われていた1930年代の日本映画のフィルムが10本以上ふくまれていることが判明した。第二次世界大戦以前の日本映画はきわめて残存率が低いため、これらのフィルムは日本映画史の欠落を埋める大きな「発見」である。また、『GeishaGirl』(1933年)という日米合作映画には、1910年代にハリウッドで俳優として活躍していた青山雪雄が脚本家として参加しているが、この作品はこれまでその存在さえ知られていなかった珍しいものである。 寄贈された「バン・コレクション」のフィルムは、現在フィルムセンターのフィルム保存庫において安全かつ恒久的に保存されている。ただし、ほとんどのフィルムは製作されてから70年以上の年月が経過しているためにひどく劣化しており、そのまま上映ることができない状態にある。そのため一部のフィルムを35mmフィルムに複製して恒久的な映像の保存をおこなうとともに、上映用プリントを作成して一般に公開できるようにし、2008年4月から開催予定の「発掘された映画たち2008」で上映る予定である。 復元したフィルムの冒頭に、「このフィルムは、2007年に全米日系人博物館から東京国立近代美術館フィルムセンターへ寄贈され、その元素材より復元した「伴武コレクション」の一部である。」という字幕を作成し、挿入する予定である。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 特別研究員奨励費, 京都大学, 2002年 - 2004年日系移民の海外における映画受容とナショナル・アイデンティティの形成に関する研究(1)4月5日〜11日までメリーランド州国立公文書館(NARA Archive II)において日系移民が保持していた日本映画フィルムの接収状況について一次資料を調査した。 (2)6月5日に八戸大学において日本マス・コミュニケーション学会春季研究発表会が開催され、「1950年代の日本映画研究を歴史化する-南博と佐藤忠男」と題する研究発表を行った。 (3)6月26日に早稲田大学において開催された第14回日本移民学会年次大会において、「戦前米国日系移民による映画上映の政治学-宗教、ナショナリズム、アメリカニゼーション」と題する研究発表を行った。 (4)12月11日に日本大学芸術学部において開催された第15回映画文献資料研究会において、「日本映画史のメタヒストリー-『日本映画検閲史』を手掛かりに」という研究発表を行った。 (5)『第四回京都映画祭公式カタログ』(第四回京都映画祭実行委員会事務局、2004)に、『ちゃんばらグラフティー』など時代劇映画8本の作品解説を執筆した(21-23、30,32頁)。 (6)韓国で開催された日本映画特集上映のカタログ『日本映画:愛と青春 1965-1998』(文化庁、2004)に、『やくざ絶唱』の作品解説を執筆した(28-29頁)。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 特別研究員奨励費, 京都大学, 1999年 - 2001年戦中映画の生成研究:伊藤大輔一次資料の高次データベース化と日本映画史再編