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原 将也大学院人間発達環境学研究科 人間環境学専攻助教
プロフィール
フィールドワークを基本として、地域に暮らす生活者の視点から地域社会の構造や課題を探っています。生業に焦点をあて、人びとの暮らしの変容を見つめてきました。おもにアフリカのザンビアを対象として、焼畑農耕を営みキャッサバを栽培する人びとに着目し、農耕形態や土地利用、生態資源の利用、食文化、移住、地域史などの視点から、多民族が共生する社会のしくみを解明しています。最近では日本の農村もフィールドとして、地域で展開される農業をはじめとした生業の特性と地域社会とのかかわりなどに関心をもって研究しています。
研究活動情報
■ 受賞- 2021年06月 日本熱帯生態学会, 第25回吉良賞奨励賞
- 2019年06月 立正地理学振興会, 2018年度田中啓爾記念地理学奨励賞国内学会・会議・シンポジウム等の賞
- 2018年06月 日本熱帯生態学会, 第28回日本熱帯生態学会年次大会(静岡)優秀発表賞, 西アフリカ・サヘル地域における都市ゴミを活用した緑化実験と9年間にわたる植物種の構成変化国内学会・会議・シンポジウム等の賞
- 2024年01月, 地理学評論, 97(1) (1), 35 - 49, 日本語ザンビアの地方行政におけるチーフの役割に関する検討[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2022年03月, 地域研究, 61, 15 - 28, 日本語宮城県名取川下流域における堤外地空間の利用と管理[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2022年03月, 神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要, 15(2) (2), 189 - 209, 日本語斎藤幸平『人新世の資本論』集英社新書をどう読むか研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2021年12月, 産業研究, 57(1) (1), 15 - 30, 日本語[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2021年11月, 日本熱帯生態学会ニューズレター, 125, 4 - 10, 日本語ザンビア北西部における生業からみた多民族農村の暮らし[招待有り]研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
- Wiley, 2020年10月, African Journal of Ecology, 59(1) (1), 216 - 224[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2020年08月, 地理, 65(8) (8), 102 - 109銅とトウモロコシからみるザンビア[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- The Japan Society of Tropical Ecology, 2020年02月, Tropics, 28(4) (4), 75 - 89[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- Springer Science and Business Media LLC, 2019年04月, Ecosystems, 22(3) (3), 496 - 507[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2019年03月, 熱帯農業研究, 12(別1) (別1), 49 - 50, 日本語ザンビア北西部におけるキャッサバ塊根の収穫方法とその収量比較の試み研究論文(学術雑誌)
- 2019年03月, 地域研究, 59, 1 - 11, 日本語茨城県土浦市におけるレンコン栽培―農家によるハス田の認識と収穫時期に着目して[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2018年12月, アフリカ研究, 94, 1 - 8, 日本語, 国内誌[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2017年09月, SYNODOS, 日本語研究論文(学術雑誌)
- The Association of Japanese Geographers, 2017年, E-journal GEO, 12(1) (1), 40 - 58, 国内誌[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- This paper examines the strategies of small-scale farmers that enable them cope with fluctuations in food production according to changes in national agricultural policy in north-western Zambia. Maize is the most important staple food in Zambia. The maize cultivation started when the colonial government set up food supply systems for urban workers. In Zambia, small-scale farmers earn a cash income through selling maize and its cultivation relies on subsidised fertiliser provided by the government. Changes in the national agricultural policy are affected by the political situation. Maize yields are fluctuated by delivery delays of the fertilisers. In north-western Zambia, the indigenous Kaonde concentrate on growing maize and sorghum, whereas the Lunda, Luvale, Chokwe, and Luchazi immigrants from other areas mostly grow cassava. The indigenous Kaonde experience hunger during the off-crop season for grains and sustain their self-sufficient lifestyle by obtaining cassava grown by the immigrants. Small-scale farmers do not depend on maize cultivation. The Kaonde are able to obtain cassava from the immigrants during the hunger period, therefore they have realised regional food security in the local community.Human Geographical Society of Japan, 2017年, Japanese Journal of Human Geography, 69(1) (1), 9 - 25, 英語[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- This paper examines self-su ciency, in terms of food, of a multi-ethnic agrarian community from the perspective of newly-arrived immigrants in northwestern Zambia. The traditional staple foods in the area are indigenous Kaonde grains, such as sorghum and maize, whereas the Lunda, Luvale, Luchazi and Chokwe immigrants continue to cultivate cassava. Both groups open slash-and-burn fields and maintain a self-su cient life in the miombo woodland. However, the yields of these grains are vulnerable to changes in rainfall. In addition, unstable subsidy policies and chemical fertilizer supplies from the Zambian government significantly a ect maize yields. The Kaonde experience severe hunger during the o -season of their grain stores, whereas the immigrants harvest cassava tubers throughout the year because the tubers store well under the ground. Based on a meal survey, Kaonde households consumed cassava during the o -season. They obtained dried cassava tubers from immigrant households, which they purchased or exchanged for side dishes or labor. This study shows that the indigenous Kaonde people are able to interact with the immigrants in their everyday lives through the exchange of food, especially cassava tubers, and that mutually supportive relationships are being built through the bartering of food and labor.京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 2016年11月, アジア・アフリカ地域研究, 16(1) (1), 73 - 86, 日本語[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2016年03月, 熱帯農業研究, 9(別1) (別1), 22 - 23, 日本語「逆転の発想」による荒廃地の環境修復と紛争予防:西アフリカ・サヘルにおける都市ゴミと家畜を使った緑化活動研究論文(学術雑誌)
- 2010年07月, エクメーネ研究, 1, 55 - 66, 日本語利尻島における外来植物と固有植物の分布の相違―アワダチソウ2種とリシリアザミを例にして研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2023年08月, 日本熱帯生態学会ニューズレター, 132, 13 - 13「サテライト企画」開催報告記事・総説・解説・論説等(その他)
- 2023年02月, 日本熱帯生態学会ニューズレター, 130, 11 - 12「第1回若手交流セミナー」開催報告[招待有り]
- 2020年03月, TROPICS, 28(4) (4)Cover Photo: A woman carrying cassava tuberous roots from fields to her home after harvesting in miombo woodlands in Mufumbwe District, Northwestern Zambia[招待有り]その他
- 2020年03月大山修一監修『帝国書院地理シリーズ 新・世界の国々5 アフリカ州』(編集協力)その他
- 2019年07月, 食の文化研究助成 研究成果報告書, 2, 37 - 41, 日本語現代アフリカの多民族農村における民族ごとに受け継がれる食文化に関する地域研究会議報告等
- 2019年05月, アフリカ研究, 95, 33 - 35, 日本語書評「島田周平・上田元編:世界地誌シリーズ8:アフリカ」書評論文,書評,文献紹介等
- 地図情報センター/帝国書院, 2018年10月, 日本語中村和郎・次山信男・滝沢由美子監修『DOORドア―208の国と地域がわかる国際理解地図③アフリカ』(内容協力)その他
- JANESニュースレター, 2016年03月, JANESニュースレター, 23, 66 - 67, 日本語新刊ライブラリー「伊藤千尋著:都市と農村を架ける―ザンビア農村社会の変容と人びとの流動性」書評論文,書評,文献紹介等
- 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 2013年11月, アジア・アフリカ地域研究, 13(1) (1), 66 - 69, 日本語キャッサバの種茎は銀行と同じだ―ザンビア農村の生活世界その他
- 帝国書院, 2012年03月, 日本語大山修一監修『帝国書院地理シリーズ 世界の国々5 アフリカ州』(編集協力)その他
- 分担執筆, The potential created by mobility: Social ties with strangers in the migration history of one family in northwestern Zambia, Langaa RPCIG, 2021年03月, 203-219, ISBN: 9789956551576Takahashi Motoki, Oyama Shuichi and Ramiarison Aime Herinjatovo eds. Development and Subsistence in Globalising Africa: Beyond the Dichotomy学術書
- 分担執筆, 第38章 東京オリンピックとザンビア―日本に響き渡った「ザンビア、バンザイ」の声, 明石書店, 2020年08月, 247-251, ISBN: 9784750350622一般書・啓蒙書
- 分担執筆, 第32章 ショッピングモールと市場―都市における大量消費と農村の自家消費, 明石書店, 2020年08月, 217-221, ISBN: 9784750350622島田周平・大山修一編『ザンビアを知るための55章』一般書・啓蒙書
- 分担執筆, コラム13 よみがえった先祖の霊マキシ, 明石書店, 2020年08月, 156-158, ISBN: 9784750350622島田周平・大山修一編『ザンビアを知るための55章』一般書・啓蒙書
- 分担執筆, 第21章 ルバレ―少年の通過儀礼ムカンダ, 明石書店, 2020年08月, 152-155, ISBN: 9784750350622島田周平・大山修一編『ザンビアを知るための55章』一般書・啓蒙書
- 分担執筆, コラム12 たき火を囲んで語り継がれる昔話, 明石書店, 2020年08月, 144-146, ISBN: 9784750350622島田周平・大山修一編『ザンビアを知るための55章』一般書・啓蒙書
- 分担執筆, 第19章 ルンダ―交易を通してキャッサバを取り入れた民族, 明石書店, 2020年08月, 139-143, ISBN: 9784750350622島田周平・大山修一編『ザンビアを知るための55章』一般書・啓蒙書
- 分担執筆, 第14章 ザンビアの民族と言語―多様な民族と言語が共存する国, 明石書店, 2020年08月, 104-108, ISBN: 9784750350622島田周平・大山修一編『ザンビアを知るための55章』一般書・啓蒙書
- 分担執筆, 第6章 コッパーベルト―鉱山バブルによる都市の発達, 明石書店, 2020年08月, 58-62, ISBN: 9784750350622島田周平・大山修一編『ザンビアを知るための55章』
- 分担執筆, 第1章 地形と気候―起伏に富み、水資源豊かな大地, 明石書店, 2020年08月, 22-26, ISBN: 9784750350622島田周平・大山修一編『ザンビアを知るための55章』
- 分担執筆, スルハンダリヤ地域の自然地理的環境, 六一書房, 2020年03月, 177-192, ISBN: 9784864451284立正大学ウズベキスタン学術調査隊編『カラ・テペ テルメズの仏教遺跡』学術書
- 分担執筆, キャッサバの種茎の贈与、ほか, 京都大学アフリカ地域研究資料センター, 2015年06月, 107-111, 日本語太田 至編『アフリカ紛争・共生データアーカイブ第2巻』学術書
- 共編者(共編著者), ザンビア北西部における多民族の混住と食料確保にみる社会関係, 2014年03月, 14-25, 日本語福島直樹・原 将也・成澤徳子編『ラオス・ザンビア農村における生業と社会的ネットワークに関する研究―農作物と生活用品のやりとりを中心に』学術書
- 分担執筆, 多民族が混住する農村における移住者の振る舞い、ほか, 京都大学アフリカ地域研究資料センター, 2014年03月, 99-100, 日本語太田 至編『アフリカ紛争・共生データアーカイブ第1巻』学術書
- 第17回アフリカ食文化研究会(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同利用・共同研究課題「アフリカ食文化研究:変貌しつつあるその実像に迫る」2024年度第2回研究会), 2024年12月キャッサバも、トウモロコシも:ザンビアの多民族農村における主食選択口頭発表(一般)
- 第34回日本熱帯生態学会年次大会, 2024年06月日本におけるキャッサバ栽培のひろがりに関する検討口頭発表(一般)
- 2024年度兵庫地理学協会6月例会, 2024年06月大学におけるオンラインを活用した国際理解授業―企業と連携した商品企画の考案による学び口頭発表(一般)
- アジア経済研究所「東南アジアにおける海洋プラスチック問題と対策」, 2023年07月ザンビアにおける使用済みプラスチックの流通[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 第33回日本熱帯生態学会年次大会, 2023年06月, オーテピア高知, 高知県高知市, 国内会議アフリカ・ミオンボ林帯における木材生産の実態ポスター発表
- 日本アフリカ学会第60回学術大会, 2023年05月, 幕張国際研修センター,千葉県千葉市美浜区, 国内会議ザンビアにおける使用済みプラスチックの流通口頭発表(一般)
- 2022年度兵庫地理学協会1月特別例会, 2023年01月, 神戸大学, 兵庫県神戸市灘区, 国内会議アフリカ・ザンビア農村の暮らしの変遷―焼畑農耕とトウモロコシ栽培[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 34th International Geographical Congress, 2021年08月, Istanbul University, Istanbul, Turkey (Online), トルコ共和国, 国際会議The migration process and contributions of guarantors for immigrants in a multi-ethnic community in northwestern Zambia口頭発表(一般)
- 第31回日本熱帯生態学会年次大会, 2021年06月, 広島大学, 広島県東広島市(オンライン), 国内会議群馬県におけるキャッサバ栽培の試み―冬季の苗木管理に着目して口頭発表(一般)
- 日本熱帯生態学会第25回吉良賞奨励賞受賞記念講演, 2021年06月, 広島大学, 広島県東広島市(オンライン)ザンビア北西部における生業からみる多民族の共生[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 2021年度立正地理学会熊谷例会, 2021年06月, オンライン, 国内会議アフリカ農村で豊かさと地域開発について考える[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 日本アフリカ学会第58回学術大会, 2021年05月, 広島市立大学, 広島県広島市(オンライン), 国内会議北ローデシアにおける地方行政と多民族農村の形成口頭発表(一般)
- 2020年日本地理学会秋季学術大会, 2020年11月, オンライン, 国内会議ザンビア北西部における多民族地域の形成過程:他民族の移入に着目してポスター発表
- 2020年度日本地理学会春季学術大会, 2020年03月, 国内会議宮城県名取川堤外地における農地利用の実態と浸水リスクポスター発表
- 日本アフリカ学会第56回学術大会, 2019年05月, 日本語, 京都精華大学, 京都府京都市, 国内会議ザンビアの都市出身者による出身村の創出口頭発表(一般)
- 2019年日本地理学会春季学術大会, 2019年03月, 日本語, 専修大学, 神奈川県川崎市, 国内会議ナミビアのモパネウッドランドにおいて動物の種子散布がシロアリ塚に多様な植生を生み出すポスター発表
- 日本熱帯農業学会第125回講演会, 2019年03月, 日本語, 千葉大学, 千葉県柏市, 国内会議ザンビア北西部におけるキャッサバ塊根の収穫方法とその収量比較の試み口頭発表(一般)
- 平成30年度立正大学大学教育再生加速プログラム(AP)シンポジウム:主体的学習を促すための動画と反転授業, 2019年02月, 日本語, 立正大学, 埼玉県熊谷市はじめての予習用動画と反転授業口頭発表(一般)
- 2017年度「食の文化研究助成」中間報告会, 2019年02月, 日本語, TKPガーデンシティ品川, 東京都品川区現代アフリカの多民族農村における民族ごとに受け継がれる食文化に関する地域研究口頭発表(一般)
- 第3回環境科学研究所談話会, 2018年12月, 日本語, 立正大学, 埼玉県熊谷市アフリカ多民族農村の生活世界―ザンビアにおける移住・生業・国家政策から口頭発表(招待・特別)
- 2018年人文地理学会大会, 2018年11月, 日本語, 奈良大学, 奈良県奈良市, 国内会議ザンビア北西部の民族境界における多民族農村の形成ポスター発表
- 第28回日本熱帯生態学会年次大会(静岡), 2018年06月, 日本語, 静岡大学, 静岡県静岡市, 国内会議西アフリカ・サヘル地域における都市ゴミを活用した緑化実験と9 年間にわたる植物種の構成変化口頭発表(一般)
- 第73回立正地理学会研究発表大会, 2018年06月, 日本語, 立正大学熊谷キャンパス, 埼玉県熊谷市, 国内会議ザンビア北西部の農業景観―主食作物に着目してポスター発表
- 日本アフリカ学会第55回学術大会, 2018年05月, 日本語, 北海道大学, 北海道札幌市, 国内会議ザンビア北西部の多民族農村における移入史と土地利用口頭発表(一般)
- 日本文化人類学会近畿地区研究懇談会, 2018年03月, 日本語, 大阪大学, 大阪府吹田市ザンビア北西部の多民族農村における移住と生業からみた社会関係の連鎖口頭発表(一般)
- 京都大学くすのきセミナーin東京, 2017年11月, 日本語, 京都大学産官学連携本部東京日本橋サテライトオフィス, 東京都中央区フィールドワークの進め方公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 2017年11月, 日本語, 百合学院高等学校, 兵庫県尼崎市アフリカ農村で援助について考えてみよう公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- The 7th Institute of African Studies Humanities Korea International Conference: Africa at Work in the Age of Globalization, 2017年10月, 日本語, Hankuk University of Foreign Studies, Yongin, South KoreaLand-use preferences among ethnic groups in northwestern Zambia[招待有り]ポスター発表
- 2017年09月, 日本語, 宮崎県立高鍋高等学校, 宮崎県児湯郡高鍋町フィールドワークの進め方公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 日本アフリカ学会第54回学術大会, 2017年05月, 日本語, 信州大学, 長野県長野市, 国内会議ザンビア北西部における多民族農村の移住にみられる「保証人」の役割口頭発表(一般)
- 2016年11月, 日本語, 福井県立羽水高等学校, 福井県福井市アフリカ農村で援助について考えてみよう公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 2016年11月, 日本語, 愛知県立旭丘高等学校, 愛知県名古屋市SG地理特別講義―アフリカにおける食料問題公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 2016年09月, 日本語, 石川県立金沢泉丘高等学校, 石川県金沢市アフリカ農村で援助について考えてみよう公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 15th Congress of the International Society of Ethnobiology, 2016年08月, 日本語, Makerere University, Kampala, Uganda, 国際会議Cassava cultivation and livelihood stability of the Lunda people in northwestern Zambia口頭発表(一般)
- 市立高校京大研修2016】~京都大学での学びを実感しよう~, 2016年07月, 日本語, 京都大学, 京都府京都市アフリカ農村で援助について考えてみよう公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 日本熱帯農業学会第119回講演会, 2016年03月, 日本語, 明治大学, 神奈川県川崎市, 国内会議「逆転の発想」による荒廃地の環境修復と紛争予防:西アフリカ・サヘルにおける都市ゴミと家畜を使った緑化活動口頭発表(一般)
- 京都大学ウィンターミーティング:グローバル時代の学びの探求, 2015年12月, 日本語, 京都大学, 京都府京都市アフリカ農民の移動と都市:ザンビア農村に生きる人びとの生活から公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 2015年人文地理学会大会, 2015年11月, 日本語, 大阪大学, 大阪府豊中市, 国内会議ザンビア北西部の農村における個人史からみる移住形態口頭発表(一般)
- 2015年日本地理学会秋季学術大会, 2015年09月, 日本語, 愛媛大学, 愛媛県松山市, 国内会議ザンビア北西部における民族間の農耕形態と土地利用のちがい口頭発表(一般)
- 第25回日本熱帯生態学会年次大会(京都), 2015年06月, 日本語, 京都大学, 京都府京都市, 国内会議ザンビア農村における民族間の作物選択の違いと耕作地の特性ポスター発表
- 日本アフリカ学会第51回学術大会, 2014年05月, 日本語, 京都大学, 京都府京都市, 国内会議ザンビアにおける多民族農村の形成と人びとの生活世界ポスター発表
- 日本文化人類学会近畿地区研究懇談会, 2014年03月, 日本語, 国立民族学博物館, 大阪府吹田市ザンビア北西部の農村における多民族の混住と世帯の生計にみるキャッサバ栽培の重要性口頭発表(一般)
- 2014年日本地理学会春季学術大会, 2014年03月, 日本語, 国士舘大学, 東京都世田谷区, 国内会議アフリカ・ザンビアの多民族農村にみられる人口流入と生活世界口頭発表(一般)
- 兵庫県立西宮今津高等学校理科「自然環境と人間」, 2013年11月, 日本語, 兵庫県立西宮今津高等学校, 兵庫県西宮市ザンビアの焼畑農耕公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 京大フェス2013わくわくゼミナール「“グローバル人材”を生み出すフィールドワーク」, 2013年10月, 日本語, 京都大学, 京都府京都市日本の外でローカルに研究する
- African Potentials 2013: International Symposium on Conflict Resolution and Coexistence, 2013年10月, 日本語, Kyoto University, Kyoto, JapanSocial ties and food exchanges in a multi-ethnic agricultural community in Northwestern Zambiaポスター発表
- Livelihood, Social Ties, and Inter-personal Relationships in Agricultural Communities: The Social Dynamics in Southeast Asia and Southern Africa, 2013年09月, 日本語, National University of Laos, Vientiane, LaosLivelihood strategy in multi-ethnic agricultural community, northwestern Zambia: Focus on food exchange on off-crop season口頭発表(一般)
- Livelihood, Social Ties, and Inter-personal Relationships in Agricultural Communities: The Social Dynamics in Southeast Asia and Southern Africa, 2013年09月, 日本語, University of Zambia, Lusaka, ZambiaLivelihood strategy in multi-ethnic agricultural community, northwestern Zambia: Focus on food exchange on off-crop season口頭発表(一般)
- 2012年11月, 日本語, 京都外国語大学, 京都府京都市アフリカ農村の生活公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 総合地球環境学研究所, 実践プロジェクト, 総合地球環境学研究所, 2022年04月 - 2029年03月, 研究分担者都市―農村の有機物循環とそのシステム構築に関する実践研究―地域の価値観と科学的知見の融合をめざして―
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究, 若手研究, 神戸大学, 2023年04月 - 2028年03月, 研究代表者熱帯作物キャッサバを通して考える地域社会におけるグローバル時代の食料主権
- 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所, AA研共同利用・共同研究課題, 2023年04月 - 2026年03月, 研究分担者アフリカ食文化研究―変貌しつつあるその実像に迫る
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(A), 基盤研究(A), 京都大学, 2021年04月 - 2026年03月, 研究分担者西アフリカ・サヘル地域の環境修復による地域住民の生業支援と平和貢献モデルの構築
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 挑戦的研究(開拓), 挑戦的研究(開拓), 京都大学, 2021年07月 - 2025年03月アフリカにおける脱プラスチックの取り組みと廃棄物利用のビジネス化に関する研究本年度、アフリカ54ヶ国の環境法とその関連する法律を精査し、プラスチックの生産・使用・販売の制限について調査し、37ヵ国でプラスチック使用の制限が施行されていることが明らかになった。アフリカにはプラスチックの生産や使用、販売、輸入を禁止し、罰則を設けている国(21ヶ国)、ビニール袋に使用税を導入する国(4ヶ国)、ビニール袋の厚さによって販売や使用などに規制が設定されている国(12ヶ国)に大別することができた。このようにアフリカ諸国では、使い捨てプラスチックの使用・配付に制限が加えられ、国家政策による廃棄物の削減に向けた取り組みが進んでいる。 また、2021年9月と2022年2月に研究会を開催し、代表者から日本のプラスチック規制の現状とその法律の立て付けについて説明し、アフリカの法律を分析する視角を提示したうえで、アフリカ諸国における環境法の概要を検討した。また、分担者の調査する国のうち、ウガンダとニジェール、ザンビアにおけるプラスチック規制の内容を検討した。 アフリカでは貧困層の購買力にあわせた製品・サービスを提供するBOPビジネス(Base of Economic Pyramid)によって、人びとの生活水準の向上に貢献し、企業の発展にもつながっている。しかし、少額で購入できるよう商品の小分け販売をすることで、食料品や洗剤をはじめ生活必需品の包装には大量のビニール袋が使われていることが明らかとなった。また、法律が施行されているにもかかわらず、市民の消費行動に配慮して、法律が遵守されていない国があることも明らかとなった。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽), 挑戦的研究(萌芽), 神戸大学, 2021年07月 - 2024年03月国連「健康権」枠組みに基づく新型コロナウイルスへの各国対応の評価と理論的再構成本研究の目的は、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行に対する日本及び各国政府の政策的対応や市民社会の諸反応について、国際人権規約第1規約(以下、「社会権規約」)12条に規定されている「健康権」(right to health)の枠組みから、それらの妥当性や問題点を検証し、かつ、この戦後未曾有の感染症災害から明らかになった既存の健康権規定の不十分な点のバージョンアップを提案し、今後の感染の進行や、新たな感染症災害等の発生時における望ましい対応のあり方を明らかにすることにある。 研究1年目の2021年度は、健康権の枠組みから各国のコロナ対応を評価するにあたって、健康権規定の内容や日本への適用状況に関する考察を進めるとともに、研究メンバーらがこの間関与している世界中の国々のコロナ下での出来事や、行政、産業界、市民社会などの多層のレベルにおける対応等について、定期的に研究会を開催しながら情報の共有と多角的考察を行った。 一例をあげれば、「危機」における人権の制限や特定の行為の強制といった問題である。ドイツでは従来、ワクチン接種の義務化について慎重な意見が強かったが、その後義務化を求める政治的動向が強まっている。また日本においても、2020年の首相による全国一斉学校休業要請など、政府による法的根拠のない決定によって学校現場の運営がコントロールされる事態が生じた。 コロナ禍においては、「危機」事態という認識によって、各国共通して政治権力者が既存の制度や法的統治システムの枠組みを逸脱した行動ないし統制を行おうとする現象が見いだせるが、こういった事態の問題点や、「平時」「危機」概念から社会をとらえること自体の危険性などについて検討を行った。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究, 若手研究, 神戸大学, 2019年04月 - 2023年03月, 研究代表者アフリカにおける多民族社会成立の解明―地方行政における伝統的権威の裁量に着目して本研究では、植民地期以降現在までのザンビア北西部において伝統的権威に着目し、多民族社会が成立する要因を解明し、共生社会を実現する社会の統治構造を探ることを目的としている。 2019年8月にザンビア北西部で現地調査を実施した。調査地域はカオンデという民族のチーフが治める領域である。しかしルンダやルバレ、チョークウェ、ルチャジといった複数の民族が居住する。「伝統的権威の裁量と他民族の受け入れ」に関する聞き取り調査を実施した。最も古いカオンデ以外の他民族の村は、1940年代後半に、カオンデの伝統的権威による許しを受けて、調査地域に移入していたことがわかった。また「地方行政における伝統的権威の役割」について検討するため、伝統的権威による調停の実態を調査した。調停は住民間で生じたもめ事を解決する場である。調停はカオンデの伝統的権威によって執りしきられ、地域を治める伝統的権威の意向が反映されていることがわかった。また同月、イギリスのオックスフォード大学において、北ローデシアの植民地統治と伝統的権威の役割に関する行政文書を収集した。イギリスによる間接統治のもと、カオンデの伝統的権威は植民地政府によって、その数や治める地理的範囲について管理されていた。植民地統治の過程において、地域住民に対する伝統的権威の権力や地方行政における役割が強まったことが示唆される。 本研究と関連して、ザンビア北西部における移入史と土地利用の変遷をまとめた論考が、日本熱帯生態学会の学術誌TROPICSに掲載された。ザンビア北西部の多民族農村において、民族ごとに栽培する作物が異なっている現状を報告した。移入時期や民族ごとの栽培する作物の違いから、村人のあいだでは利用する生態環境にずれがあり、ひとつの地域において民族間で土地利用が競合していないことを明らかにした。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 立正大学, 2018年04月 - 2021年03月, 研究分担者自然-社会の動態からみた河川堤外地空間の即応的展開に関する地理学的研究今年度は主として名取川で調査を行った.共同調査は10月,12月,2月に1泊2日または2泊3日で実施した.10月は堤外地の堆積構造を知るための露頭調査および記載と仙台市立博物館における調査範囲周辺の江戸時代に作成された絵図の複写を行った.12月は国土交通省仙台河川国道事務所,JA名取岩沼,名取市農業委員会事務局における聞き取り,氾濫堆積物の露頭記載,令和元年台風19号の被害概要の把握を行った.2月には堤外地の掘削による堆積物調査,台風19号による堆積物調査,植生調査,土地利用に関する聞き取り調査,台風時の出水に関する聞き取り調査,台風後の耕作状況の調査を行った. その結果,次のことが明らかになった.堤外地の高水敷は洪水・堆積の繰り返しで現河床からの高度が上昇していった.1952(昭和27)年以前には現在堤外の高水敷の部分にも集落が存在し,その当時の屋敷林やスギ苗育苗地跡の植生が現在でも残存している.一方で,堤防建設後に堤外地に定着したと考えられるオニグルミやハリエンジュ等の河畔植生,ネザサが見られた.広く堤外地では農業が行われており,秋~冬にはダイコン,ニンジン等根菜類や特産のタマネギ,曲がりネギ,ユキナ,ハクサイ等葉菜類,ムギが栽培されていた.一部には水田も存在している.出荷する野菜が広く栽培されている区画もあるが,細かく区割りされて家庭菜園となっているところも見られる.土地所有は複雑で,地主から土地を借りて耕作しているところが多かったが,土地所有者が不明となっているところも見みれた.台風19号の洪水では高水敷も大部分が水没し,畑部分でも2m以上の深さで浸水した.高水敷の中には段丘状の段差が見られるが,低位面には礫を含む新たな土砂堆積が見られたものの,畑の大半が位置する高位面の堆積はわずかであった.洪水後,流下してきたゴミや植物片は片付けられ,農業が再開されていた.
- 味の素食の文化センター食の文化研究助成, 2018年04月 - 2019年03月, 研究代表者現代アフリカの多民族農村における民族ごとに受け継がれる食文化に関する地域研究競争的資金
- 松下幸之助記念財団, 2017年10月 - 2018年09月, 研究代表者植民地期アフリカにおける伝統的権威を主体とした地域開発と民族境界の生成競争的資金
- 日本科学協会笹川科学研究助成, 2016年04月 - 2017年02月, 研究代表者現代アフリカの多民族農村における地域社会の再構築―ホスト社会に対する移住者の関わりに着目して競争的資金
- 京都大学教育研究振興財団, 国際研究集会発表助成・若手, 2016年07月 - 2016年08月, 研究代表者第15回国際民族生物学会学術大会
- 日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 2013年04月 - 2016年03月, 研究代表者アフリカ農村における多民族の共生―混住する民族間にみられる生業の違いと相互扶助競争的資金
研究シーズ
■ 研究シーズ- ザンビアの多民族農村の人びとの暮らしに関する地域研究シーズカテゴリ:人文・社会研究キーワード:ザンビア, アフリカ, 移住, 生業, 社会関係研究の背景と目的:アフリカでは土地や食料などの資源をめぐって、先住者と移住者のあいだで対立や衝突が生じ、それが大きな紛争へと発展することがあります。本研究では、ザンビアの多民族農村に注目し、多民族農村が形成された歴史的経緯、現在の農村における人びとの生業、暮らしのなかにおける社会関係などの視点から、複数の民族が共に暮らすことができている要因を探ることを目的としています。研究内容:アフリカ中南部のザンビア共和国の多民族農村において、複数の民族が共住するようになった経緯を自然環境、社会、経済、政治、歴史的な側面から明らかにするとともに、現在の人々の暮らしの実態を生業と資源利用の視点から解明しています。期待される効果や応用分野:ザンビア北西部のミクロな研究成果であるが、複数の民族が共に暮らす背景を明らかにすることで、アフリカ、世界において異なる背景をもつ人びとが争わずに共に生きていく方策の探求につながると考えています。
- 日本におけるキャッサバ栽培の実態シーズカテゴリ:人文・社会, 環境・農学研究キーワード:キャッサバ, 栽培技術, 熱帯作物, 食文化研究の背景と目的:キャッサバは南米大陸原産の熱帯作物です。耐乾性が強く、比較的土壌も選ばず、食料不足を補う救荒作物として、世界的に注目を浴びています。近年、日本において南米をはじめとした熱帯地域出身の労働者が増えており、彼らをターゲットとしたキャッサバ栽培、販売が、日本で見られるようになりました。人びとの口コミや新聞などのメディアで、日本で栽培されるキャッサバが注目されはじめています。研究内容:現在は、群馬県邑楽郡のキャッサバ農家が実践する栽培方法の実態を調査しています。熱帯地域が原産であるため、日本では寒い冬季を超すことが課題となっています。露地で栽培すると氷点下になる冬季には枯死してしまいます。日本の農家が試行錯誤しながら確立させてきたキャッサバの栽培技術の実態を明らかにし、日本における熱帯作物の栽培可能性を探っていきます。近年、在日の熱帯地域出身者が増えており、熱帯作物を求める人びとのいる地域で育てることで、環境への負荷を減らし、食料自給に寄与することができるとも考えています。期待される効果や応用分野:本研究を通して、日本におけるキャッサバ栽培の技術が明らかになっていくことで、温帯地域の需要のある地域において熱帯作物を栽培することができるようになります。外国人労働者を含めた多様な人びとにとって、生きやすい社会の形成にもつながると考えています。