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西澤 晃彦大学院国際文化学研究科 グローバル文化専攻教授
研究活動情報
■ 論文- 2012年09月, 日本都市社会学会 日本都市社会学会年報, (30) (30), 5 - 14貧困の都市社会学?
- 1996年06月, 社会学評論, 47(1) (1), 47 - 62「地域」という神話~都市社会学者は何を見ないのか?~
- 1990年12月, 41(3) (3), 16 - 28寄せ場労働者の社会関係とアイデンティティ~東京・山谷地域を事例として~
- 放送大学教育振興会, 2019年03月, 日本語, ISBN: 9784595319396人間にとって貧困とは何か
- 放送大学教育振興会, 2015年03月, 日本語, ISBN: 9784595315671貧困と社会
- 大月書店, 2011年09月, 日本語, ISBN: 9784272301843周縁労働力の移動と編成
- 河出書房新社, 2010年02月, 日本語, ISBN: 9784309624136貧者の領域 : 誰が排除されているのか
- 有斐閣, 2008年07月, 日本語, ISBN: 9784641177055社会学をつかむ
- ミネルヴァ書房, 2005年02月, 日本語, ISBN: 4623041387貧困と社会的排除―福祉社会を蝕むもの (講座・福祉社会)
- 有斐閣, 2000年10月, 日本語, ISBN: 4641121036都市の社会学―社会がかたちをあらわすとき (有斐閣アルマ)
- 彩流社, 1995年07月, 日本語, ISBN: 4882023563隠蔽された外部: 都市下層のエスノグラフィー
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 2019年04月01日 - 2022年03月31日日本の周辺労働市場の再編と「移民社会化」に関する研究今年度は、論点の整理や調査対象の絞り込みを行うために、周辺労働市場のこれまでの変化や現状について、既存資料および先行研究などの検討を行うとともに、2019年4月1日に施行された改正入管法の運用状況について、行政資料の収集および法律家からの情報提供などを通じて、研究に必要な情報の把握を行った。また、これらの作業を踏まえた上で国内と国外で調査を実施した。 技能実習生については、関西圏や首都圏、北海道、青森、愛媛を主な調査地として、農業・漁業・製造業などに従事するベトナム人・フィリピン人・タイ人などに聞き取りを行い、監理団体や受入れ企業などに対しても聞き取りを実施した。また、ベトナム・タイ・ミャンマーなどにおいて、元技能実習生や志願者、送り出し機関、リクルーターへの調査もあわせて行った。日系人労働者については、水産加工に従事する日系フィリピン人家族への聞き取りを進めるとともに、過疎地域に移転した日系ブラジル人学校に関する調査を実施した。また、日本の自動車関連産業が相次いで進出したメキシコにおいて、日本で就労した経験を有する日系ペルー人を対象に聞き取りを行った。これ以外では、フードシステムを構成する各産業の経営者や食品製造業に従事する留学生への聞き取り、地方に居住するアフリカ人の聞き取りなどを進めたが、特定技能に関する実地調査については予備的なものにとどまった。 以上に加え、研究成果の社会化をはかるため、研究分担者と研究協力者の11名により、一般の読者を主な対象とした書籍を執筆した。出版は当初予定していた2019年度末には間に合わず、必要経費の繰越を行い、コロナ禍前の状況を総括するものとして1年遅れて2020年度末に刊行した。 研究会は6月と11月の2回開催し、研究計画の立案や研究成果などに関する議論を行った。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 広島国際学院大学, 2016年04月01日 - 2019年03月31日人口減少社会における外国人労働力の再編に関する研究現在の日本では、人口減少とグローバル化が進展する中で、「周縁労働力」としての外国人労働力の再編が加速化する状況にある。本研究では、日本国内の各地域において、技能実習生や日系外国人を主な対象として製造業や農業などにおける外国人労働力の新しい動向を明らかにした。また、こうした外国人労働力の再編は、日本国内の動向だけではなく、送り出し側の状況やその社会における日本のプレゼンスの変化もあわせて理解することが不可欠であることから、フィリピン・ベトナム・タイ・ラオス・ブラジルなどにおいて現地調査を実施した。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 東洋大学, 2016年04月01日 - 2019年03月31日グローバル化時代におけるネットワーク型社会運動に関する実証的研究本研究の目的は、経済グローバル化に抗するユニオン運動の特徴を明らかにし、ユニオン運動が、どのように、今日の「雇用破壊」や社会の個人化に抗した新しい労働運動の組織化モデルを提示しているかを検証することである。本調査研究では、ユニオン運動が、どのように、多様なひとびとの社会運動の結節点となっているかをコミュニティ・ユニオン全国ネットワークに参加している全国のユニオン組合員を対象とした質問紙調査およびインタビュー調査の知見から明らかにした。本研究の研究成果については、文貞實編著『コミュニティ・ユニオン 社会をつくる労働運動』(松籟社 2019)を刊行しまとめた。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 2012年04月01日 - 2015年03月31日グローバル化時代における雇用不安定層の組織化に関する実証的研究本研究は今日の経済グローバル化に抗する新たな社会運動のひとつであるローカルなユニオン運動の特徴を明らかにすることを目的とした。コミュニティ・ユニオン全国ネットワークに参加する74ユニオン(35都道府県・15000人組合員)を対象とした質問紙調査およびインタビュー調査を実施した。 質問紙調査の調査結果(回収率8.1%)では、ユニオンがセーフティー・ネットをもたない生活不安定層にとって「生存組合」としての意味が大きいことや活動内容の分析から世代・ジェンダー間でユニオン活動の目的やユニオン運動の意味づけを検証し、新しい「公共空間」を生み出す可能性と課題を分析した。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 東洋大学, 2003年 - 2006年現代日本における都市下層の動態に関する実証的研究私たちは、社会的排除の結果として生じた、下層労働市場に依存しつつ生きる都市下層の社会的世界を分析することに努めてきた。排除による生存の脅かしに抗して、野宿者たちが、様々な生存戦略をとりつつ、アイデンティティを構築していることを明らかにした。 同時に、観光地の宿泊施設で働く女性の労働者たちについてはじめて調査を行い、地域社会の下層に位置づけられながら流動する彼女たちの生活を明らかにした。都市下層は、ジェンダーやエスニシティによって分割されながら、それぞれ異なる労働を割り当てられている。 都市下層の存在の様式は多様ではあるが、都市下層へといったん組み入れられば、そこからの離脱はたいへんに困難であり、定住性が低く生活の安定を得られない状態におかれる。都市下層という排除された人々が、日本における最貧困層となっていることを明らかにしたことが、最大の研究成果である。 本研究の総括として、記述の蓄積をこえて、労働市場論、国家論、グローバリゼーション論の成果を取り入れつつ社会的排除論と都市下層研究を接合させることによって、より社会学的に深化した都市下層研究を達成しえたと考える。
