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末次 健司
大学院理学研究科 生物学専攻
教授

  • プロフィール

    植物やキノコ、昆虫を対象に寄生と共生をキーワードに生態、進化、系統に関する研究を行っています。特に植物が「光合成をやめる」という究極の選択をした過程で起こった変化を解明することを主な研究テーマとしています。謎に包まれた「光合成をやめた植物」の実態を明らかにしたい学生さんや共同研究者を募集しています!修士課程、博士課程問わず他大学からの大学院受験も歓迎しています。詳しくは、研究室HP(上記外部リンク)をご覧ください。

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(人間・環境学), 京都大学
■ 研究ニュース
■ 研究分野
  • ライフサイエンス / 多様性生物学、分類学
  • ライフサイエンス / 生態学、環境学

研究活動情報

■ 受賞
  • 2024年10月 神戸大学, 令和6年度神戸大学学長表彰
    末次健司

  • 2024年04月 日本植物学会, 2024年度JPR論文賞
    末次健司

  • 2024年03月 村尾育英会, 学術奨励賞
    末次健司

  • 2022年06月 神戸大学, 優秀若手研究者賞
    末次健司

  • 2020年03月 日本生態学会, 宮地賞
    末次健司

  • 2020年02月 松下幸之助記念志財団, 松下幸之助花の万博記念賞 松下幸之助記念奨励賞
    末次健司

  • 2018年10月 神戸大学, 第10回神戸大学学長表彰, 従属栄養植物の新種発見とその生態解明
    末次健司
    末次氏の専門は、従属栄養植物と呼ばれる「光合成をやめた植物」である。これらの植物は、開花期のわずかな期間しか姿を現さないため、分布情報すら明らかではない種が多く、その研究には困難を伴った。そこで末次氏は、精力的なフィールドでの探索を行い、詳細な研究の遂行に成功した。さらに末次氏は、最新の解析技術と自身が明らかにした生態情報を発展的に組み合わせ、陸上植物に生態的ならびに形態的な多様性を生み出した従属栄養性進化のパターンとメカニズムを解明しつつある。末次氏の研究成果は、植物が「光合成をやめる」という究極の選択をした過程で起こった変化を包括的に理解するものとの評価を受け、ここ3年の間に次々と所属学会(日本植物分類学会、日本植物学会、日本生態学会)の奨励賞を受賞したほか、2016年12月には、科学技術・学術政策研究所(文部科学省)より、神戸大学では初となる「
    その他の賞

  • 2018年04月 文部科学省, 平成30年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(若手科学者賞), 従属栄養植物の進化生態学研究
    末次健司
    その他の賞

  • 2017年05月 日本植物学会, 平成29年度(第14回)日本植物学会奨励賞, 菌従属栄養植物の分類学的整理と生態解明
    末次健司
    国内学会・会議・シンポジウム等の賞

  • 2016年12月 科学技術・学術政策研究所(NISTEP), 科学技術への顕著な貢献2016(ナイスステップな研究者)/末次健司, 光合成をやめた植物の新種発見と生態解明
    末次 健司
    国内外の国際的学術賞

  • 2016年02月 井上科学振興財団, 第32回井上研究奨励賞, 従属栄養植物が宿主や送粉者、種子散布者 と織りなす多様な相互作用
    末次 健司
    出版社・新聞社・財団等の賞

■ 論文
■ MISC
  • Kenji Suetsugu
    2024年06月, Frontiers in Ecology and the Environment, 22(5) (5)
    速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)

  • 光合成をやめた不思議な植物「菌従属栄養植物」の進化の道のり
    末次健司, 小林康一
    東京 : 日本光合成研究会, 2022年, 光合成研究, 32(1) (1), 4 - 11, 日本語

  • 網羅的タクソンサンプリングに基づく分子系統解析から見えてきた日本産テンナンショウ属マムシグサ節の多様性と分類学的課題
    柿嶋聡, 松本哲也, 大野順一, 星山耕一, 大西憲太郎, 早瀬裕也, 末次健司, 伊東拓朗, 常木静河, 永野惇, 小林禧樹, 芹沢俊介, 邑田仁, 奥山雄大
    2021年03月, 日本植物分類学会大会研究発表要旨集, 20th (CD-ROM)

  • 日本列島におけるテンナンショウ属の適応放散に送粉者相の転換が果たした役割
    柿嶋聡, 松本哲也, 大野順一, 星山耕一, 大西憲太郎, 早瀬裕也, 末次健司, 伊東拓朗, 常木静河, 永野惇, 小林禧樹, 芹沢俊介, 邑田仁, 奥山雄大, 奥山雄大
    2021年, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 68th

  • ゲノムワイドSNPデータに基づく系統解析から明らかになるテンナンショウ属の多様化と送粉様式の進化
    柿嶋聡, 松本哲也, 大野順一, 星山耕一, 大西憲太郎, 早瀬裕也, 末次健司, 伊東拓朗, 常木静河, 小林禧樹, 芹沢俊介, 邑田仁, 奥山雄大
    2020年, 日本植物学会大会研究発表記録(CD-ROM), 84th

  • Rhizoctoniaと共生するラン科植物の栄養摂取様式の解明
    八木龍太, 陀安一郎, 末次健司
    2020年, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 67th

  • ラン科以外の種子植物から初めて発見された部分的菌従属栄養植物のアルビノ個体
    首藤光太郎, 田島裕子, 松林順, 陀安一郎, 末次健司
    2020年, 日本植物分類学会大会研究発表要旨集, 19th

  • Kenji Ogaki, Kenji Suetsugu, Keiju Kishikawa, Daisuke Kyogoku, Kohtaroh Shutoh, Yuji Isagi, Shingo Kaneko
    2020年, Genes and Genetic Systems, 95(1) (1), 52 - 53, 英語

  • 国内希少野生動植物種のヤクシマソウは雑種を形成するのか?
    西岡龍樹, 末次健司, 陶山佳久, 松尾歩, 井鷺裕司
    2019年02月09日, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 66th, ROMBUNNO.P1‐160 (WEB ONLY), 日本語

  • 末次 健司, 柿嶋 聡
    日本植物分類学会, 2019年, 植物地理・分類研究, 67(2) (2), 157 - 159, 日本語
    [査読有り]

  • 末次 健司, 加島 幹男
    日本植物分類学会, 2019年, 植物地理・分類研究, 67(2) (2), 153 - 155, 日本語

  • 文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞
    末次健司
    神戸大学理学部同窓会 くさの会, 2018年12月, くさだより, 29, 18, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)

  • 人と環境(23)ナナフシが植物に似ているのは見た目だけではない!? : 鳥による捕食が駆動する長距離分散の可能性
    末次 健司
    日本緑化センター, 2018年09月, グリーン・エージ, 45(9) (9), 29 - 31, 日本語, 国際共著していない

  • 広辞苑を3倍楽しむ (第102回) ななふし
    末次健司
    岩波書店, 2018年08月, 科学, 88(9) (9), 859, 日本語, 国際共著していない
    [査読有り]

  • クロヤツシロランのキノコに依存した生存戦略を発見
    末次健司
    化学同人, 2018年06月, 化学, 73, 72, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)

  • 末次 健司, 杉本 嵩臣
    日本植物分類学会, 2018年, 植物地理・分類研究, 66(1) (1), 89 - 89, 日本語

  • 研究最前線 光合成しない植物
    末次健司
    2017年12月, 開塾タイムス 2017年12月号, 24 - 25, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)

  • 末次博士の新種発見記 第3回 牧野富太郎も気付かなかった!?「リュウキュウサネカズラ」
    末次健司
    山と渓谷社, 2017年11月, 図鑑.jp, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)

  • 末次博士の新種発見記 第2回 世界で屋久島にだけ。新種「ヤクシマソウ」の発見
    末次健司
    山と渓谷社, 2017年10月, 図鑑.jp, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)

  • 末次健司
    日本植物分類学会, 2017年10月, 分類, 17(1) (1), 204, 日本語
    [査読有り]

  • 末次健司, 内貴章世, 竹内やよい, 遠山弘法, 田金秀一郎, 矢原徹一
    日本植物分類学会, 2017年10月, 分類, 17(1) (1), 211, 日本語
    [査読有り]

  • 末次健司, 菊池惟在, スレイマンモニカ, 塚谷裕一
    日本植物分類学会, 2017年10月, 分類, 17(1) (1), 210 - 211, 日本語
    [査読有り]

  • 末次健司, スレイマンモニカ, 塚谷裕一
    日本植物分類学会, 2017年10月, 分類, 17(1) (1), 209, 日本語
    [査読有り]

  • 末次博士の新種発見記 第1回 光合成も開花もやめた不思議な植物「タケシマヤツシロラン」
    末次健司
    山と渓谷社, 2017年09月, 図鑑.jp, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)

  • 末次 健司, 福永 裕一
    日本植物分類学会, 2017年, 分類, 17(1) (1), 59 - 61, 日本語

  • 光合成をやめた植物ヤクシマソウ発見
    末次 健司
    2016年12月, くさだより, (27) (27), 24, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(その他)

  • 生物多様性の保全 幻のラン「タブガワヤツシロラン」の発見
    末次 健司
    2016年09月, 京都大学環境報告書 2016年度, 50, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)

  • フィールド便り 光合成をやめた不思議な植物―その生態を野外観察で探る
    末次 健司
    2016年03月, 京都大学人環フォーラム, (35) (35), 46 - 47, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)

  • 屋久島において発見された日本初記録種タブガワヤツシロラン
    末次 健司
    2016年02月, 分類, 16(1) (1), 75 - 76, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)

  • 光合成をやめた不思議な植物―その生態を野外観察で探る
    末次 健司
    2016年, 近畿植物同好会総会会報, (123) (123), 12, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(その他)

  • ラン科植物の送粉者をあざむく巧みな戦略
    末次 健司
    2016年, Orchid Sciences, (27) (27), 10, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(その他)

  • 末次 健司
    日本植物分類学会, 2016年, 分類, 16(2) (2), 224 - 224, 日本語

  • 末次 健司, 福永 裕一
    日本植物分類学会, 2016年, 分類, 16(2) (2), 207 - 209, 日本語

  • 白眉研究ピックアップ 光合成をやめた植物の奇妙な生活
    末次 健司
    2015年10月, 京都大学白眉センターだより, (10) (10), 17, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)

  • カメラが捉えた決定的瞬間 フウランの送粉者はスズメガ
    末次 健司, 田中 孝治, 奥山 雄大, 遊川 知久
    2015年10月, 園芸JAPAN 2015年10月号, 74 - 75, 日本語
    [査読有り]
    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)

  • 人と環境(8)光合成をやめた不思議な植物 : 菌従属栄養植物
    末次 健司
    日本緑化センター, 2015年05月, グリーン・エージ, 42(5) (5), 28 - 30, 日本語

  • 末次 健司
    日本植物分類学会, 2015年, 分類, 15(2) (2), 99 - 108, 日本語

  • 森の研究 : 私のテーマ(第39回)光合成をせず、菌に寄生する植物 一見有利な生活は進化の袋小路?
    末次 健司
    森林文化協会, 2014年04月, グリーン・パワー, (424) (424), 12 - 12, 日本語

  • Kenji Suetsugu, Takahiro Yagame
    The Japanese Society for Plant Systematics, 2014年, Acta Phytotaxonomica et Geobotanica, 65(1) (1), 49 - 51, 英語

  • Suetsugu Kenji
    鹿児島県三島村で発見されたタケシマヤツシロラン -光合成も咲くこともやめた新種の植物-. 京都大学プレスリリース. 2013-11-07.
    Finnish Zoological and Botanical Publishing Board, 2013年10月10日, Annales Botanici Fennici, 50(5) (5), 375 - 378, 英語

  • SUETSUGU KENJI
    A new, peloric form of Cymbidium nagifolium Masam., discovered within a population in Miyazaki Prefecture, southern Japan, is described. The peloric form can be categorized as Type B peloria where the labellum is replaced by a third petal resembling the lateral petals. The mutation may be widespread within the population, since three individuals from different locations had peloric flowers.
    日本植物分類学会, 2013年, Acta Phytotaxonomica et Geobotanica, 64(1) (1), 41 - 43, 英語

  • SUETSUGU KENJI, NAKAMA MASAKAZU, WATANABE TAZUKO, WATANABE HIROMITSU, YAMAMOTO TOSHIRO, YOKOTA MASATSUGU
    Flowering individuals of a species of Gastrodia (Orchidaceae) with a closed perianth tube, a petaloid lip without appendages or calluses, and a column with a large, bifid ventral appendage were discovered in the northern part of Okinawa Island, Okinawa Prefecture, the Ryukyus. This combination of characters is known only in Gastrodia clausa, a recently described species from Taiwan. The characteristics of the Okinawan plants agree with the description of G. clausa. We therefore conclude that our plants represent the first record of G. clausa in Japan.
    日本植物分類学会, 2013年, Acta Phytotaxonomica et Geobotanica, 64(3) (3), 155 - 158, 英語

  • 末次 健司
    和歌山県新宮市で,開花時の茎や花が鮮黄色で,褐色を帯びないムヨウラン属植物を発見した。このような紫色や褐色系の色素を欠くムヨウラン属植物としては,キイムヨウラン,キバナエンシュウムヨウラン,キバナウスキムヨウランが知られている。形態的な特徴を精査した結果今回発見された個体は,キバナウスキムヨウランであることが確認された。キバナウスキムヨウランは,高知県高知市で1987年に発見された標本をもとに福永らにより2008年に記載されたものの,その後1999年に2株発見されて以降タイプ産地でも発見されておらず,今回発見された産地が,現在確認されている現存する産地としては唯一のものである。
    植物地理・分類学会 = The Society for the Study of Phytogeography and Taxonomy, 2012年12月, 植物地理・分類研究, 60(1) (1), 35 - 37, 英語

  • 末次 健司, 仲間 正和, 渡邊 たづ子
    ツムラ, 2012年02月, 植物研究雑誌, 87(1) (1), 62 - 64, 英語

  • 末次 健司, 本田 高史
    日本植物分類学会, 2012年, 分類, 12(1) (1), 59 - 61, 日本語

  • 末次 健司, 石田 賢也
    タヌキノショクダイ科の植物は稀産であり目立たないものが多く、そのためその分布情報は極めて不足している。我々はタヌキノショクダイの新産地として神津島を報告する。またタヌキノショクダイの菌根を観察したところ、他の近縁種と同じく、侵入した細胞内でコイルを形成しつつ細胞から細胞へと侵入しながら広がるパリス型のアーバスキュラー菌根性であることが分かった。
    植物地理・分類学会 = The Society for the Study of Phytogeography and Taxonomy, 2011年12月, 植物地理・分類研究, 59(1) (1), 43 - 45, 英語

■ 書籍等出版物
  • 「植物」をやめた植物たち たくさんのふしぎ傑作集
    末次, 健司(文
    単著, 福音館書店, 2024年11月, 日本語, 国際共著していない, ISBN: 9784834088113
    一般書・啓蒙書

  • もっと菌根の世界
    末次健司
    分担執筆, 光合成をやめた不思議な植物「菌従属栄養植物」をめぐる冒険, 築地書館, 2023年09月

  • 「植物」をやめた植物たち
    末次, 健司(文, 写真)
    単著, 福音館書店, 2023年09月

  • 新種発見! 見つけて、調べて、名付ける方法
    末次健司
    分担執筆, 光合成も開花もやめた植物 タケシマヤツシロラン, 山と溪谷社, 2023年, 日本語
    一般書・啓蒙書

  • ナナフシ
    稲田, 務(作), 末次, 健司(監修)
    福音館書店, 2021年09月, 日本語

  • 光合成をやめた植物たち 菌類から栄養を奪って生きる植物
    末次健司、財部薫乃子
    科学雑誌Newton, 2021年04月

  • 生物学者、地球を行く ーまだ知らない生きものを調べに、深海から宇宙まで
    末次健司, 日本生態学会北海道
    その他, 文一総合出版, 2018年04月, 日本語
    学術書

  • 大切にしたい奈良県の野生動植物 奈良県版レッドデータブック
    末次健司, 奈良県レッドデータブック改訂委
    その他, 奈良県くらし創造部景観・環境局, 2017年05月, 日本語
    学術書

  • 驚きの菌ワールド―菌類の知られざる世界
    末次健司, 日本菌学会
    その他, 東海大学出版会, 2017年02月, 日本語
    学術書

  • 絶滅危惧植物図鑑レッドデータプランツ増補改訂版
    末次 健司, 矢原 徹一, 藤井 伸二, 伊藤 元己, 海老原 淳, 永田 芳男
    その他, 山と渓谷社, 2015年, 日本語
    事典・辞書

■ 講演・口頭発表等
  • 希少植物を支えるキノコのちから
    末次健司
    第3回自然と人間との共生フォーラム ~見えないけど、そこにいる、菌~, 2025年02月, 日本語
    [招待有り]
    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • Does stable isotope analysis indicate partial mycoheterotrophy of Botrychium sporophytes?
    佐々木岳, 滝澤和馬, 末次健司
    第14回同位体環境学シンポジウム, 2024年12月, 日本語
    ポスター発表

  • 安定同位体分析を用いた着生ランの部分的菌従属栄養性の評価
    藤井健太, 末次健司
    第14回同位体環境学シンポジウム, 2024年12月, 日本語
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物の不思議な生活 植物の構造デザインにみる生存戦略
    末次健司
    第24回名古屋大学遺伝子実験施設公開セミナーアドバンス生命理学特論, 2024年12月, 日本語
    [招待有り]
    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • 光合成をやめた植物「従属栄養植物」の不思議な生活 第56回種生物学シンポジウム
    末次健司
    ミニシンポ『搾取する植物』, 2024年12月, 日本語
    [招待有り]
    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • 花と花をゆりかごとして利用する昆虫の助け合いはどのように維持されているか
    河島鈴, 末次健司
    第13回サイエンスフロンティア研究発表会, 2024年10月, 日本語
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物のしたたかな生存戦略
    末次健司
    さきがけ「植物分子の機能と制御」領域開催公開シンポジウム「植物の不思議な生き方」, 2024年10月, 日本語
    [招待有り]
    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • 栄養摂取様式の揺らぎを利用した菌従属栄養性の分子メカニズムの解明
    末次健司
    シンポジウム「さきがけ「植物分子の機能と制御」第3回成果報告会 ~植物分子を介した生物間の駆け引き~」 日本植物学会第88回全国大会, 2024年09月, 日本語
    [招待有り]
    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • The irreversible parthenogenesis in the Japanese common stick insect, Ramulus mikado
    Nozaki T, Yano K, Chikami Y, Sato R, Suetsugu K, Kaneko S
    International Congress of Entomology, 英語
    口頭発表(一般)

  • 光合成をやめた植物の新種発見と生態解明~100年ぶりの新属・新種ムジナノショクダイを中心に~
    末次健司
    神戸大学高等学術研究院卓越教員シンポジウム, 2024年08月, 日本語
    ポスター発表

  • What does the floral morphology of the holoparasitic family Mitrastemonaceae (Ericales) tell us about its systematic position?
    Balthazar M, Löfstrand S, Graciano DS, Carmello-Guerreiro SM, Lachmayer M, Ulrich S, Suetsugu K, Schönenberger J
    International Botanical Congress 2024, 2024年07月, 英語, 国際会議
    ポスター発表

  • Repeated switching between pollination by sciarid and mycetophilid fungus gnats associated with the radiation of the genus Arisaema in Japan
    Kakishima S, Matsumoto T, Suetsugu K, Okuyama Y
    International Botanical Congress 2024, 2024年07月, 英語, 国際会議
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物の不思議な生活
    末次健司
    九州大学, 2024年06月, 日本語
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 「植物」をやめた植物たちはどう生きているか
    末次健司
    東北植物研究会, 2024年06月, 日本語
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • キノコを食べる植物『菌従属栄養植物』の新種発見と生態解明
    末次健司
    日本植物分類学会第23回大会公開シンポジウム, 2024年03月, 日本語
    [招待有り]
    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • The plastid genome of Oxygyne shinzatoi and the evolution of Thismiaceae
    Svetlikova P, Husnik F, Suetsugu K
    7th International Conference on Comparative Biology of Monocotyledons, 2024年03月, 英語, 国際会議
    口頭発表(一般)

  • 光合成をやめた植物「菌従属栄養植物」をめぐる冒険
    末次健司
    京都府立植物園 洋ラン展, 2024年02月, 日本語, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 水素安定同位体比を用いたラン科植物の栄養摂取様式の評価
    八木龍太, 原口岳, 陀安一郎, 末次健司
    第13回同位体環境学シンポジウム, 2023年12月, 日本語, 国内会議
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物をめぐる冒険
    末次健司
    岐阜県高等学校教育研究会生物部会研究大会, 2023年11月, 日本語, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物「従属栄養植物」をめぐる冒険
    末次健司
    生態研セミナー, 2023年10月, 日本語, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 色素体ゲノムを縮退・喪失させた植物のドラマチック・ライフ シンポジウム「シン・プラスチド ~変幻自在な色素体が織りなす植物のドラマチック・ライフ~」
    末次健司
    日本植物学会第87回全国大会, 2023年09月, 日本語, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物のしたたかな生存戦略
    末次健司
    早稲田大学エクステンションセンター, 2023年09月, 日本語, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • Evolution of increased sprouting and reproduction associated with the evolutionary transition to mycoheterotrophy in Pyrola species
    Shefferson RP, Shutoh K, Suetsugu K
    2023 ESA Annual Meeting, 2023年08月, 英語, 国際会議
    口頭発表(一般)

  • The evolution and biogeography of Balanophoraceae: holoparasitic plants with extremely reduces plastid genomes
    Svetlikova P, Suetsugu K, Husnik F
    Xishuangbanna Tropical Botanical Garden, 2023年08月, 英語, 国際会議
    口頭発表(一般)

  • 光合成をやめた植物の新種発見と生態解明
    末次健司
    神戸大学高等学術研究院卓越教員シンポジウム, 2023年08月, 日本語, 国内会議
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物をめぐる冒険
    末次健司
    神戸大学高等学術研究院卓越教員シンポジウム, 2023年08月, 日本語, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 植物をめぐる助け合いと騙しあい:実はしたたかな生物同士の繋がり
    末次健司
    早稲田大学エクステンションセンター, 2023年08月, 日本語, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物をめぐる冒険
    末次健司
    福井県立大学海洋生物資源学部専門特別講義II, 2023年08月, 日本語, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • Reconstructing the invasion history of Microstegium vimineum using plastid genome sequencing and herbariomics
    Corbett CW, Huebner CD, Yu W-B, Chen C-H, Suetsugu K, Barrett CF
    Botany 2023, 2023年07月, 英語, 国際会議
    口頭発表(一般)

  • Incorporating natural history collections and low-coverage genome sequencing in evolutionary ecology of the invasive Miscrostegium vimineum
    Barrett CF, Corbett CW, Huebner CD, Kosslow LE, Ramachandran D, Yu W-B, Chen C-H, Suetsugu K
    Botany 2023, 2023年07月, 英語, 国際会議
    口頭発表(一般)

  • The evolution of Balanophoraceae: holoparasitic plants with extremely reduced plastid genomes
    Svetlikova P, Suetsugu K, Husnik F
    Plant Biology 2023, 2023年07月, 英語, 国際会議
    ポスター発表

  • On the way to heterotrophy: Genomics of parasitic and mycoheterotrophic plants
    Svetlikova P, Suetsugu K, Husnik F
    Joint Poster Session of OIST & ERATO Evolving Symbiosis Project Members 2023, 2023年05月, 英語, 国際会議
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物「菌従属栄養植物」をめぐる冒険
    末次健司
    日本菌学会第67回大会公開シンポジウム, 2023年05月, 日本語, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • On the way to heterotrophy: Genomics of parasitic and mycoheterotrophic plants
    Svetlikova P, Suetsugu K, Husnik F
    STG Forum 2023, 2023年03月, 英語, 国際会議
    ポスター発表

  • キノコが救う!? 地球の未来
    末次健司
    神戸大学創立120周年記念式典シンポジウム「~ひとりひとりが輝く未来に向けて~ 」, 2022年12月, 日本語
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 水素安定同位体比を用いた植物の栄養摂取様式評価法の検討
    八木龍太, 原口岳, 陀安一郎, 末次健司
    第12回同位体環境学シンポジウム, 2022年12月, 日本語
    ポスター発表

  • Reconstructing invasion history via seed dispersal with complete plastid genomes in Microstegium vimineum
    Corbett CW, Huebner CD, Yu W-B, Chen C-H, Suetsugu K, Barrett CF
    Invasion Genomics 2022, 2022年08月, 英語, 国際会議
    口頭発表(一般)

  • Testing the utility of ISSR sequence capture to elucidate the invasion history of Microstegium vimineum
    Barrett CF, Corbett CW, Huebner CD, Yu W-B, Chen C-H, Suetsugu K
    Invasion Genomics 2022, 2022年08月, 英語, 国際会議
    口頭発表(一般)

  • 光合成をやめた植物をめぐる冒険
    末次健司
    神戸大学 理学部 Webオープンキャンパス2022, 2022年08月, 日本語
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 寄生と共生をめぐるナチュラルヒストリー〜光合成をやめた植物の不思議な生態を中心に〜
    末次健司
    神戸大学理学部生物学セミナー, 2022年06月, 日本語
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物「従属栄養植物」の不思議な生活
    末次健司
    第388回昆虫学土曜セミナー, 2022年05月, 日本語
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 寄生と共生をめぐるナチュラルヒストリー:光合成をやめた植物の不思議な生態を中心に
    末次健司
    第6回ERATO共生進化機構先端セミナー, 2022年04月, 日本語
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 情報分子が介在した植物による菌根菌への寄生能力獲得
    末次健司
    第63回日本植物生理学会年会, 2022年03月, 日本語, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 網羅的タクソンサンプリングに基づく分子系統解析から見えてきた日本産テンナンショウ属マムシグサ節の多様性と分類学的課題
    柿嶋聡, 松本哲也, 大野順一, 星山耕一, 大西憲太郎, 早瀬裕也, 末次健司, 伊東拓朗, 常木静河, 永野惇, 小林禧樹, 芹沢俊介, 邑田仁, 奥山雄大
    日本植物分類学会大会研究発表要旨集, 2021年03月, 日本語

  • 光合成をやめた植物の不思議な生活
    末次健司
    ふじのくに地球環境史ミュージアム, 2020年07月
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物「従属栄養植物」の新種発見と生態解明 ―博物館標本が果たす役割を中心に―
    末次健司
    兵庫県立 人と自然の博物館, 2020年07月
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 寄生と共生をめぐるナチュラルヒストリー
    末次健司
    日本生態学会 第67回全国大会, 2020年03月
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 腐生植物は存在するのか!? 大気圏内核実験由来の放射性炭素同位体を用いた新たな検証
    末次健司, 松林順, 陀安一郎
    日本生態学会 第67回全国大会, 2020年03月
    口頭発表(一般)

  • Rhizoctoniaと共生するラン科植物の栄養摂取様式の解明
    八木龍太, 陀安一郎, 末次健司
    日本生態学会 第67回全国大会, 2020年03月
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物の不思議な生活
    末次健司
    西宮市生涯学習大学「宮水学園」, 2020年02月
    [招待有り]
    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • ラン科植物は何故多様なの?
    末次健司
    西宮市生涯学習大学「宮水学園」, 2020年02月
    [招待有り]
    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • 光合成をやめた植物のしたたかな生存戦略
    末次健司
    第28回松下幸之助花の万博記念賞 松下幸之助記念奨励賞受賞記念講演, 2020年02月
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物の不思議な生活
    末次健司
    近畿植物学会, 2019年11月
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • Rhizoctoniaと共生するラン科植物の栄養摂取様式の解明
    八木龍太, 陀安一郎, 末次健司
    マクロ生物学百花繚乱2019~世界一周~, 2019年11月
    ポスター発表

  • Rhizoctoniaと共生するラン科植物の栄養摂取様式の解明
    八木龍太, 陀安一郎, 末次健司
    第10回神戸大学サイエンスフロンティア研究会, 2019年10月
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物の不思議な花粉媒介システム ―高知ゆかりの植物を中心に
    末次健司
    日本花粉学会第60回大会特別講演, 2019年10月
    [招待有り]
    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • 光合成をやめた植物「菌従属栄養植物」のしたたかな生存戦略
    末次健司
    「次世代を救う 広大発 Green Revolution を創出する植物研究拠点」セミナー, 2019年08月
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • Phylogeny of Asian Thismia (Thismiaceae, Dioscoreales) with implications for its morphological evolution and infrageneric taxonomy
    Maxim S. Nuraliev, Ekaterina A. Shepeleva, Maria D. Logacheva, Mikhail I. Schelkunov, Michal Hroneš, Michal Sochor, Martin Dančák, Vincen, S.F.T. Merckx, Izai A.B.S. Kikuchi, Sahut Chantanaorrapin, Kenji Suetsugu, Hirokazu Tsukaya, Shek S. Mar, Hong Truong Luu, Hong-Qing Li
    11th Flora Malesiana Symposium, 2019年07月, 英語, 国際会議
    口頭発表(一般)

  • 豊かな森に支えられた光合成をやめた不思議な植物
    末次健司
    青葉山麓研究所, 2019年07月
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物「菌従属栄養植物」のしたたかな生存戦略
    末次健司
    東京大学理学系研究科第1264回生物科学セミナー, 2019年07月
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物の不思議な生活
    末次健司
    天下一植物界, 2019年06月
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 生き物同士の助け合いの実態
    末次健司
    灘浜サイエンススクエアの自然教室, 2019年06月
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた不思議な植物 ―その生態を野外観察で探る―
    末次健司
    神戸大学生物学セミナー, 2019年05月
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 鳥による捕食が駆動するナナフシの長距離分散の可能性
    末次健司, 伊藤桂, 舟木翔一, 兼子伸吾, 横山岳
    日本生態学会 第66回全国大会, 2019年03月, 日本語, 神戸, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • 国内希少野生動植物種のヤクシマソウは雑種を形成するのか?
    西岡龍樹, 末次健司, 陶山佳久, 松尾歩, 井鷺裕司
    日本生態学会 第66回全国大会, 2019年03月, 日本語, 神戸, 国内会議
    ポスター発表

  • 菌従属栄養植物における宿主特異性の収斂進化のパターンとその至近要因
    武富晋太郎, 田辺晶史, 東樹宏和, 末次健司
    マクロ生物学百花繚乱2018~アジアの生物多様性~, 2019年02月, 日本語, 京都, 国内会議
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物「従属栄養植物」の新種発見と生態解明
    末次健司
    兵庫植物誌研究会総会, 2019年01月, 日本語, 明石, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • キノコを食べる植物「菌従属栄養植物」の新種発見、分類学的整理と生態解明
    末次健司
    第18回分類学会連合公開シンポジウム「最近話題となった日本からの新種、珍種、新発見」, 2019年01月, 日本語, 日本分類学会連合, 上野, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物の不思議な生活
    末次健司
    日本植物学会一般向け講演会「植物が好き! 植物科学が拓く新しい世界」, 2018年12月, 日本語, 日本植物学会, 東京, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物のしたたかなニート生活
    末次健司
    いきもにあ2018, 2018年12月, 日本語, 神戸, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • Genetic variation of newly described complete cleistogamous species I-Microsatellite allele fixation in Gastrodia takeshimensis-
    Kishikawa K, Suetsugu K, Ogaki K, Kaneko S
    The 2nd International Academic Conference on the Formation Mechanism of Plant Diversity and Conservation of Endangered Plants in East Asia, 2018年11月, 英語, 国際会議
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物「菌従属栄養植物」のしたたかな生存戦略
    末次健司
    シンポジウム 京都・きのこ・菌従属栄養植物 民族自然誌研究会 第92回例会, 2018年11月, 日本語, 京都, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • Genetic variation of newly described complete cleistogamous species II- Microsatellite allele difference between cleistogamous Gastrodia kuroshimensis and its sister species-.
    Ogaki K, Suetsugu K, Kishikawa K, Kaneko S
    The 2nd International Academic Conference on the Formation Mechanism of Plant Diversity and Conservation of Endangered Plants in East Asia, 2018年11月, 英語, The Royal Park Hotel, Kyoto, 国際会議
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物「菌従属栄養植物」のしたたかなニート生活
    末次健司
    シンポジウム 一芸に秀でた植物たち 日本植物学会 第82回全国大会, 2018年09月, 日本語, 広島, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • Effect of substances secreted from the roots of the mycoheterotrophic plant Gastrodia pubilabiata on the growth of its mycorrhizal fungi
    Chida A, Suetsugu K, Taketomi S, Shindo A
    Summer STEM Research Poster Session, 2018年08月, 英語, 国際会議
    ポスター発表

  • Genetic variation of newly described complete cleistogamous species II- Microsatellite allele difference between cleistogamous Gastrodia kuroshimensis and its sister species
    Ogaki K, Suetsugu K, Kishikawa K, Kaneko S
    The 2nd International Academic Conference on the Formation Mechanism of Plant Diversity and Conservation of Endangered Plants in East Asia, 2018年08月, 英語, 国際会議
    ポスター発表

  • 光合成をやめキノコを食べる植物の不思議な生活
    末次健司
    シンポジウム 植物の進化研究最前線:多様な適応戦略の謎に迫る 日本進化学会 第20回全国大会, 2018年08月, 日本語, 駒場, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • A Effect of substances secreted from the roots of the mycoheterotrophic plant Gastrodia pubilabiata on the growth of its mycorrhizal fungi.
    Chida A, Suetsugu K, Taketomi S, Shindo A
    Summer STEM Research Poster Session, 2018年08月, 英語, Seattle, USA, 国際会議
    ポスター発表

  • Effect of substances secreted from the roots of the mycoheterotrophic plant Gastrodia pubilabiata on the growth of its mycorrhizal fungi
    Chida A, Suetsugu K, Taketomi S, Shindo A
    4th Science Conference in Hyogo, 2018年07月, 英語, 国際会議
    ポスター発表

  • A Effect of substances secreted from the roots of the mycoheterotrophic plant Gastrodia pubilabiata on the growth of its mycorrhizal fungi.
    Chida A, Suetsugu K, Taketomi S, Shindo A
    4th Science Conference in Hyogo, 2018年07月, 英語, Kobe, Japan, 国際会議
    ポスター発表

  • 数十年間も別の花を勘違い 本物の「クロムヨウラン」は花が咲かない
    末次健司, 福永裕一, 島岡知恵, 澤進一郎
    日本植物分類学会 第17回全国大会, 2018年03月, 日本語, 金沢, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • Parental analysis of seeds from wild population suggests overdominance rather than disassortative mating as the evolutionary maintenance mechanism of distyly in Primula kisoana
    Arima K, Kyogoku D, Nakahama N, Suetsugu K, Ohtani M, Ishii C, Terauchi H, Terauchi Y, Isagi Y
    65th Annual Meeting of Ecological Society of Japan, 2018年03月, 英語, Sapporo, Japan, 国際会議
    口頭発表(一般)

  • 光合成をやめた不思議な植物 ―その生態を野外観察で探る―
    末次健司
    名古屋大学大学院環境学研究科「人間生態システム論」, 2017年12月, 日本語, 名古屋大学, 名古屋, 国内会議
    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • 菌従属栄養植物の分類学的整理と生態解明(第14回日本植物学会奨励賞受賞講演)
    末次健司
    日本植物学会 第81回全国大会, 2017年09月, 日本語, 野田, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • キノコを食べる植物の不思議な生活
    末次健司
    日本進化学会第19回大会市民公開講座, 2017年08月, 日本語, 京都, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物の不思議な生活
    末次健司
    2017年度神戸大学理学部サイエンスセミナー, 2017年07月, 日本語, 神戸, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • キノコを食べる植物の不思議な生活
    末次健司
    ナイスステップな研究者2016講演会, 2017年07月, 日本語, 東京, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • A potential key factor for the evolution of parasitic plants
    Ichihashi Y, Yoshida S, Suetsugu K, Shibata A, Kumaishi K, Sinha N, Shirasu K
    The 14th World Congress on Parasitic Plants, 2017年06月, 英語, California (The United States of America), 国際会議
    口頭発表(一般)

  • 光合成をやめた不思議な植物 ―その生態を野外観察で探る―
    末次健司
    森林総合研究所九州支所特別セミナー, 2017年05月, 日本語, 熊本, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物 ―その不思議な生態を野外観察で探る―
    末次健司
    熊本大学自然科学研究科特別セミナー, 2017年05月, 日本語, 熊本, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • キーストーン種となる菌寄生植物の探索とその共生菌の解明―豊かな森の地下生態系の保護方策の確立を目指して―
    末次健司
    トヨタ財団オープンワークショップ「社会の新たな価値の創出をめざして」, 2017年05月, 日本語, 福岡, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 葉のないランは光合成をやめてしまっているのか?
    末次健司
    日本植物分類学会 第16回全国大会, 2017年03月, 日本語, 京都, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • 無葉の菌従属栄養性ラン科植物マヤランの果実が持つ光合成能力
    小林康一, 末次健司, 和田元
    第58回日本植物生理学会年会, 2017年03月, 日本語, 鹿児島, 国内会議
    ポスター発表

  • マルハナバチがいない海洋島におけるシュスランとアケボノシュスランの形態変異と送粉様式
    設楽拓人, 早川宗志, 末次健司
    日本植物分類学会 第16回全国大会, 2017年03月, 日本語, 京都, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • キノコを食べる植物の不思議な生活
    末次健司
    橿原市昆虫館友の会総会, 2017年03月, 日本語, 橿原, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物の不思議な生活
    末次健司
    科学技術への顕著な貢献2016(ナイスステップな研究者)受賞者研究成果発表会, 2017年02月, 日本語, 神戸, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • A potential key factor for the evolution of parasitic plants
    Ichihashi Y, Yoshida S, Suetsugu K, Shibata A, Kumaishi K, Sinha N, Shirasu K
    The 14th World Congress on Parasitic Plants, 2017年01月, 英語, 国際会議
    口頭発表(一般)

  • キノコを食べる植物の不思議な生活
    末次健司
    高知大学農学部セミナー, 2017年01月, 日本語, 高知, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 屋久島の豊かな森に支えられた光合成をやめた不思議な植物
    末次 健司
    屋久島学ソサエティ第4回大会「屋久島低地照葉樹林の多様性とその保全ー新種発見が相次ぐ菌従属栄養植物が明らかにする世界ー」, 2016年11月, 日本語, 屋久島, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 生き物同士の助け合いの実態
    末次 健司
    神奈川県立生命の星・地球博物館講演会, 2016年10月, 日本語, 小田原, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物の特殊な繁殖戦略
    末次 健司
    神奈川県立生命の星・地球博物館講演会, 2016年10月, 日本語, 小田原, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • Tracking leaf size reduction during two independent evolutions to full mycoheterotrophy in the genus Pyrola L
    Shutoh K, Suetsugu K, Kaneko S, Kurosawa T
    East Asian Plant Diversity and Conservation, 2016年08月, 英語, 国際会議
    ポスター発表

  • Tracking leaf size reduction during two independent evolutions to full mycoheterotrophy in the genus Pyrola L.
    Shutoh K, Suetsugu K, Kaneko S, Kurosawa T
    East Asian Plant Diversity and Conservation, 2016年08月, 英語, 国際会議
    ポスター発表

  • キノコを食べる植物の不思議な繁殖戦略
    末次 健司
    総合地球環境学研究所 (陀安研) セミナー, 2016年07月, 日本語, 京都, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • キノコを食べる植物の特殊な繁殖戦略
    末次 健司
    第113回白眉セミナー, 2016年05月, 日本語, 京都大学白眉センター, 京都, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 鳥類に食下,排泄されたクワコ卵の単為発生
    高橋 明日香, 伊藤 克彦, 天竺桂 弘子, 末次 健司, 藤井 毅, 横山 岳
    蚕糸・昆虫機能利用学術講演会 第86回全国大会, 2016年03月, 日本語, 京都, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • 植物界のニート!?: 光合成をせず、菌に寄生する植物の不思議な生活
    末次 健司
    自由集会 ナチュラルヒストリーと生態学 ~あなたの目を輝かせ続けるために~ 日本生態学会 第63回全国大会, 2016年03月, 日本語, 仙台, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • 光合成をやめた不思議な植物―その生態を野外観察で探る
    末次 健司
    2016年度近畿植物同好会総会, 2016年03月, 日本語, 大阪, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめたラン科植物の種子散布
    末次 健司
    日本生態学会 第63回全国大会, 2016年03月, 日本語, 仙台, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • 菌従属栄養性ラン科植物の種子散布
    末次 健司
    日本植物分類学会 第15回全国大会, 2016年03月, 日本語, 富山, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • 菌従属栄養性の進化に伴う微妙に異なった形態変化―イチヤクソウ属の2系統を対象にした標本調査による検討―
    首藤 光太郎, 末次 健司, 兼子 伸吾, 黒沢 高秀
    日本植物分類学会 第15回全国大会, 2016年03月, 日本語, 富山, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • キノコを食べる植物の特殊な繁殖戦略
    末次 健司
    第6回進化多様性生物学オープンセミナー, 2016年02月, 日本語, 京都府立大学生命環境学部, 京都, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物の不思議な生活
    末次 健司
    神戸大学生態学系研究室合同セミナー, 2016年01月, 日本語, 神戸, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • オニノヤガラ属(Gastrodia)の種子発芽
    神戸 敏成, 末次 健司
    平成27年度富山県中央植物園研究発表会, 2016年01月, 日本語, 富山, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • 従属栄養植物の不思議な生活
    末次 健司
    東京大学駒場セミナー, 2015年11月, 日本語, 東京大学駒場キャンパス, 駒場, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 従属栄養植物の奇妙な繁殖戦略
    末次 健司
    鳥取大学農学部セミナー, 2015年10月, 日本語, 鳥取大学農学部, 鳥取, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめ、菌に寄生する植物たちの不思議な生活
    末次 健司
    第101回白眉セミナー, 2015年10月, 日本語, 京都大学白眉センター, 京都, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物の繁殖戦略
    末次 健司
    森林環境科学セミナー, 2015年10月, 日本語, 東京農工大学農学部, 府中, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • ハマカキランのアルビノ個体を用いたトランスクリプトーム解析による菌従属栄養性に関与 する遺伝子群の探索
    三浦 千裕, 末次 健司, 大和 政秀, 山口 勝司, 高橋 和也, 井田 喜子, 重信 秀治, 上中 弘典
    第25回植物微生物研究交流会, 2015年09月, 日本語, 植物微生物研究会, 筑波, 国内会議
    口頭発表(一般)

  • 光合成をやめた植物たちの不思議な生活―共生関係の変化に着目して
    末次 健司
    九州昆虫セミナー, 2015年07月, 日本語, 佐賀大学農学部, 佐賀, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物の不思議な生活を探る
    末次 健司
    昆虫学格致セミナー, 2015年06月, 日本語, 京都大学農学部, 京都, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • ラン科植物の送粉者をあざむく巧みな戦略
    末次 健司
    第8回 「みんなで守ろう 日本の野生ラン」, 2015年06月, 日本語, 神代植物公園植物多様性センター, 調布, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • ラン科植物の送粉者をあざむく巧みな戦略
    末次 健司
    八ヶ岳アルペンナビ/八ヶ岳観光協会―自然と森の学校 希少植物観察会, 2015年05月, 日本語, 茅野, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 炭素及び窒素安定同位体比を用いたギンリョウソウにおける菌従属栄養性の解析
    夏目 知明, 末次 健司, 岡田 直紀
    日本生態学会 第62回全国大会, 2015年03月, 日本語, 鹿児島, 国内会議
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物の不思議な生活
    末次 健司
    日本生態学会 第62回全国大会, 2015年03月, 日本語, 鹿児島, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 光合成をやめた植物の生き様を覗く
    末次 健司
    日本植物分類学会 第14回全国大会, 2015年03月, 日本語, 福島, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • ラン科植物の送粉共生系の解明
    末次 健司
    つくば蘭展・ランの多様性と保全の日 ワークショップ「これからのラン保全」, 2015年03月, 日本語, 国立科学博物館実験植物園, 筑波, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • 植物界のニート!?: 光合成をせず、菌に寄生する植物の不思議な生活
    末次 健司
    大阪自然史博物館友の会総会講演会, 2015年01月, 日本語, 大阪, 国内会議
    [招待有り]
    口頭発表(招待・特別)

  • Pollination biology of mycoheterotrophic orchid Gastrodia elata: Apomixis as insurance when insect-mediated pollination fails
    Suetsugu K, Kato M
    The 5th EAFES International Congress / the 59th Annual Meeting of Ecological Society of JAPAN, 2012年03月, 英語, 国際会議
    ポスター発表

  • 光合成をやめた植物の不思議な花粉媒介システム ―高知ゆかりの植物を中心に―
    末次健司
    日本花粉学会第60回大会特別講演
    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 鳥類の捕食による昆虫の次世代の産出と新たな分布拡大メカニズム
    横山 岳, 末次 健司, 伊藤 克彦
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽), 挑戦的研究(萌芽), 東京農工大学, 2021年07月09日 - 2024年03月31日
    本研究の目的は、未受精卵を体内に持つ昆虫が鳥に捕食され、排泄された未消化の卵の単為発生率やその単為発生卵から孵化した個体の遺伝形質から、どのようなメカニズムで次世代が生じたのかを解析することである。 今年度、鳥類に昆虫の未受精卵が食下された場合、鳥の体温および消化液の酸により未授精卵の単為発生が誘発されると考えられ、カイコガの卵巣卵(未受精卵)に高温(温湯)処理を施すことによって誘発される単為発生個体について、その発生機構について遺伝学的に検討を行った。 温湯処理によってカイコ未受精卵の80%以上が単為発生した。その単為発生した卵から得られた個体の性状は母親と遺伝形質を示し、不還元型の単為発生が誘発されていた。カイコは2n=56であり、28本の染色体を一対有している。母親と単為発生個体の性染色体以外の27本の染色体構成をそれぞれの染色体上の分子マーカをPCRにより解析し、母蛾と単為発生個体が同じ染色体構成であることを明らかにした。また性染色体については交配実験から次代の性比および性クロマチン数を調査することによって、母蛾と単為発生個体が同じであること明らかにした。28本のすべての染色体構成が母親と同じことから、温湯処理によって誘発された不還元型の単為発生個体は母親のクローン個体であることが明らかにした。また、単為発生個体の細胞の数%が倍数化し、4n細胞も僅かだが混在することが示された。 これらの遺伝学的解析結果から、鳥類にカイコガの未授精卵が食下され、未受精卵が不還元型の単為発生した場合、その単為発生個体は母親と同じ遺伝子型のクローン個体であることが推定された。

  • 末次 健司
    科学技術振興機構, 戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 さきがけ, 神戸大学, 2021年 - 2024年, 研究代表者
    これまで菌根共生の進化生態学的研究では、植物と菌根菌が互いに良いパートナーを選別できることが前提とされており、菌根菌に寄生する植物がどのように出現したのかは、大きな謎でした。本研究では、同一植物種において独立栄養性と菌従属栄養性の個体を自在に作出できる培養系と野外サンプルを用いた収斂解析で得られる知見を統合し、分野横断型のアプローチで、植物が菌根菌を騙すことを可能にしたメカニズムに迫ります。

  • 擬態花の進化:腐肉・発酵物・キノコに擬態する植物共通メカニズムの解明
    奥山 雄大, 岡本 朋子, 末次 健司
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 独立行政法人国立科学博物館, 2019年04月01日 - 2022年03月31日
    カンアオイ属では系統全体の花の香りプロファイルについて網羅的に解析した上で、10種でそれぞれ(多くの場合)異なる種のハエ類が送粉者となることを確認した。またカンアオイ属の詳細な系統関係を解析することで、系統内での花香形質の分布パターンを詳細に解明した。さらにカンアオイ属の擬態に関与する花香形質と相関する複数の遺伝子の特定に成功した。テンナンショウ属ではキノコ擬態の他に、性擬態によって送粉者を誘引していると思われる現象を見出した。これらの知見をもとに、カンアオイ属やテンナンショウ属において「擬態する花」が日本列島での適応放散に結びついたとする仮説を提唱した。

  • 宿主や繁殖様式の変化が介在した全寄生植物キヨスミウツボの遺伝的分化過程の解明
    早川 宗志, 末次 健司
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), ふじのくに地球環境史ミュージアム, 2019年04月01日 - 2022年03月31日
    MIG-Seqおよび倍数性の結果から,キヨスミウツボは遺伝的に大きく3つのクレードに分かれる傾向が見いだされた。各クレードは,地理的な距離に由来する地域性よりもむしろ,2倍体,3倍体,4倍体という倍数性が対応していることが明らかになった。既報(中西ほか 2006)により,3倍体は,2倍体と4倍体の交雑によって生み出されていると考えられてきた。しかし,分布状況とMIG-Seqに基づくstructure解析の結果を併せて考えると,3倍体は少なくともF1雑種ではないことがわかった。以上の結果から,キヨスミウツボにおける2倍体,3倍体,4倍体の各々が独自の系統として種分化し始めていると推測された。

  • 末次 健司
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽), 挑戦的研究(萌芽), 神戸大学, 2018年06月29日 - 2021年03月31日, 研究代表者
    植物は、様々な方法を用いて種子を遠くへ運び、分布域の拡大を図っている。その主要な方法の一つに、果肉を報酬として鳥に種子散布を託す方法(被食鳥散布)がある。一方で多くの鳥は、果実だけではなく、昆虫も重要な餌資源としている。そこで我々は、卵を持ったメス昆虫が鳥に摂食された場合に、未消化のまま卵が排泄されることで分散に寄与することがあるという仮説を立て、摂食実験を通してこの仮説を検証することにした。こうした鳥による被食を介した分散が成立するには、「卵殻が丈夫である」、「ふ化した幼虫が自力で餌場に到達する」、「単為生殖する」といった条件が必要である。そこで、これらの条件を満たすナナフシの卵をヒヨドリに摂食させた。その結果、多くの卵は破壊される一方で、無傷で排泄され、ふ化する卵もあることが明らかになった。 鳥に食べられても子孫を残す可能性を示す本成果は、昆虫が鳥に捕食されると例外なく死に至るものだという常識を覆すものである。地味な見た目をしていることからもわかる通り,ナナフシが積極的に鳥に食べられ分散している可能性は極めて低いと思われる。とはいえ、ナナフシの多くは、翅をもたず能動的な分散能力が極めて低いことが知られている。よって偶発的で低頻度なイベントであったとしても鳥による捕食が、移動分散や分布拡大、異なる個体群間での遺伝子交流に重要な役割を果たしている可能性もある。現在、ナナフシの全国的な遺伝構造を把握に努めており、鳥による捕食を介したナナフシの長距離分散が実際にどの程度の頻度で起こっているのかを検討していく予定である。
    競争的資金

  • 複雑な花弁形態が作られるメカニズムを探る:至近要因と究極要因の統合的解析
    武田 征士, 末次 健司
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 京都府立大学, 2018年04月01日 - 2021年03月31日
    複雑な形態をもつサギソウ唇弁について、①遺伝子・細胞レベルの形態形成メカニズム(至近要因)と、②ポリネーターとの共進化という究極要因の観点から研究を進めた。①では、花器官で発現する遺伝子の網羅的解析から、唇弁で発現する転写因子群(MADS, TCP)を同定した。また、唇弁の鋸歯形成時には、初期の細胞分裂と後期の極性をもった細胞伸長が重要であることが分かった。②では、スズメガがホバリングしながら吸蜜を行うことや、鋸歯切除による結実や種子重量への影響が示唆された。

  • 菌従属栄養進化過程での光合成機能喪失の機序に迫るーサカネラン属を用いた解析―
    山下 由美, 遊川 知久, 末次 健司, 山下 俊之, 高木 大輔
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 独立行政法人国立科学博物館, 2018年04月01日 - 2021年03月31日
    植物の菌従属栄養性獲得過程における光合成機能の進化を明らかにするのが、この研究の目的である。この目的を達成するには、独立栄養から菌従属栄養に進化した遺伝的に近縁な単系統群を用いることが必要である。申請者らはラン科サカネラン属17種の核と色素体遺伝子の複数座の塩基配列情報を用いて系統関係を解析し、普通葉と葉緑体を有する独立栄養種からこれらの形質を持たない菌従属栄養種へ進化し、さらにその中間段階に普通葉は退化するものの葉緑体を有するカイサカネランが位置することを明らかにしている。 初年度は日本産サカネラン属10種の自生個体の炭素と窒素の安定同位体比を調べ、同時に光合成機能を測定した。 まず、サカネラン属植物の栄養摂取様式を炭素と窒素の安定同位体比を用いて評価したところ、普通葉を持つ種では周囲の独立栄養植物と同等で、光合成による独立栄養生活を営むことが明らかになった。一方で、葉を持たない種では炭素と窒素の安定同位体比が独立栄養植物より高く、菌従属栄養生活を送っていることが明らかになった。それは植物体が緑色であるカイサカネランでも同様で、栄養を完全に菌に依存していた。 同時に行った自生地でのパルス変調時間分解蛍光法による光合成機能測定では、葉を持つ種は普通の光合成機能を有する独立栄養植物と同等の量子収率と電子伝達速度を示し、光合成機能を有した。葉を持たない種は量子収率、電子伝達速度ともにほぼ0で、光合成機能を有さなかった。葉を有しないが植物体が緑色であるカイサカネランでも量子収率、電子伝達速度共に0で光合成機能が無いことが明らかになった。 以上のことから、カイサカネランが菌従属栄養性進化の課程での光合成機能変化を追及する上で鍵となることが明らかとなった。次年度以降はこの植物の光合成機能を実験室で詳細に計測した上で、色素体などの光合成機関の形態や機能タンパク質の解析をさらに進める。

  • 咲かないランはいつから自殖だけなのかーヤツシロラン類の比較遺伝解析による検証
    兼子 伸吾, 末次 健司
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 福島大学, 2018年04月01日 - 2021年03月31日
    花を咲かせ、個体間で花粉をやりとりすることは、植物における根本的な特徴のひとつである。しかし、閉鎖花だけしか持たず、他殖を全く放棄したようにみえる植物も存在する。これらの植物は、完全閉花受粉植物と呼ばれ、古くから不思議な存在として認識されてきたものの、その進化過程や持続性に関する研究はほとんど例がない。そこで本研究では、ヤツシロラン類から新たに発見された3種の完全閉花受粉植物とその推定祖先種や近縁種を対象に、複数の遺伝マーカーによる解析を行い、完全閉花受粉植物の遺伝的多様性や進化的な背景を解明する。
    本年度は3種の完全閉花受粉植物およびその祖先種、近縁種を対象に、生育状況についての現地調査および遺伝解析用サンプルの採取を行った。タケシマヤツシロランとハルザキヤツシロラン、クロシマヤツシロランとトカラヤツシロラン、ヌカヅキヤツシロランについては、既知の生育地における生育状況調査やサンプル採取を行った。調査の過程で、Gastrodia属における初の雑種報告であるGastrodia × nippo-uraiensisを発見し、報告した。
    また、次世代シーケンサーIon PGMを用いたショットガンシーケンスにより大量の塩基配列情報を取得し、タケシマヤツシロランについては19遺伝子座のマイクロサテライトマーカーの開発に成功し、プライマーノートとして発表した。トカラヤツシロランから開発したマイクロサテライトマーカーについても、近日中に開発が終了する予定である。RADseqによるSNP解析についても最初の1回を実施し、データ解析を始めている。

  • 末次 健司
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(A), 若手研究(A), 神戸大学, 2017年04月01日 - 2021年03月31日, 研究代表者
    一般に陸上植物の多くは菌根菌と共生しており,土壌の無機塩類と光合成産物を供給し合う相利共生の関係を成立させている.一方,菌寄生植物と呼ばれる植物は,光合成能力を失い,菌根菌から養分を略奪するという特異な進化を遂げている.菌寄生植物は複雑な生物間相互作用を持つと予想され,以前から注目を集めていた.しかしながら菌寄生植物は,開花および結実期以外は地上に姿を現さないため,その研究には困難が伴った.このような課題を解決するため,私は,菌寄生植物の精力的な探索と記載分類を行い,詳細な研究を遂行するための土台を築いてきた.その土台をもとに,本研究では,植物が関わる重要な共生系である送粉共生系や菌根共生系,種子散布共生系が,菌寄生植物の種分化や多様化にどのような影響を与えたのかを検討した. その結果,植物が菌への寄生性を獲得し光合成をやめる際には,菌根共生のみならず,一見関係のないように思える送粉共生系,種子散布共生系まで劇的に変化することが明らかになった.特に,ギンリョウソウ,ショウキランやキヨウスミウツボといった独立に従属栄養性を獲得した遠縁の植物の果実が,いずれも直翅目のカマドウマに摂食され,生存能力のある種子が排泄されていることを明らかにした成果は,驚きを持って受け止められた.この成果は,寄生性獲得に伴う種子の小型化と暗い環境への進出が,特殊な種子散布様式への収斂を促したことを示唆している. さらに送粉共生系,種子散布共生系における変化が,菌寄生植物の種分化や多様化に寄与した可能性も強く示唆された.生物間相互作用の研究はこれまでにも数多くなされてきたが,いずれの研究でも二者に限定した解析系が用いられており,自然界の複雑な環境下の相互作用を反映するものではなかった.一方,本研究では現実に近い三者以上の相互作用を想定しており,進化生態学の分野に大きなインパクトを与えるだろう.
    競争的資金

  • 末次 健司
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 若手研究(B), 神戸大学, 2015年04月01日 - 2017年03月31日, 研究代表者
    菌従属栄養植物に関する従来の研究の中心は宿主の同定をすることであった。そこで私は、菌従属栄養植物の適応や進化を明らかにすべく、多角的なアプローチを用いて研究を展開した。その結果、菌従属栄養植物が進化するにあたっては、寄生能力を獲得するだけではなく、一見無関係に思える送粉様式や種子散布様式に関しても特別な適応を遂げる必要があることを示すことができた。
    競争的資金

  • 菌従属栄養植物における生態適応:絶対菌寄生性の獲得と特異な送粉様式の進化
    末次 健司
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 特別研究員奨励費, 京都大学, 2012年04月01日 - 2015年03月31日
    従属栄養植物は、開花期以外は地上に姿を現さないため、分布情報すら明らかではない種が多く、生態学的な研究を行うには困難が伴った。そこで私は、従属栄養植物の精力的な探索と記載分類を地道に行い、詳細な研究を遂行するための土台を作成した。その上で、野外観察から分子生物学的手法に至る様々な手法を駆使し、従属栄養植物の実態に迫る研究を展開してきた。 特筆すべき点として、これまで注目されていなかった地上部での適応を含め検討したことが挙げられる。例えば、大半の従属栄養植物は虫媒の植物から起源しているが、それらの生育場所は薄暗い林床であり、ハナバチなどの訪花性見虫の賑わいとは無縁の世界である。このような環境に生育する従属栄養植物は、薄暗い林床で受粉を達成しなければならない。そこで従属栄養植物の送粉様式を調査したところ、多くの種類が昆虫に受粉を頼らずにすむ自動自家受粉を採用していることを明らかにした。こうした自殖の進化は暗い林床で確実に繁殖するのに役立つたと考えられる。しかし、暗い環境に進出可能な見虫を送粉者として利用できれば、林床でも他殖を行うことが可能かもしれない。このような例として、私は、ヤツシロラン節の多くの種が、ショウジョウバエ媒を採用していることを発見した。 また従属栄養植物の種子散布様式についても興味深い知見が得られた。そもそも従属栄養植物は、その寄生性ゆえに、胚乳などの養分を持たない非常に小さな種子を作る。そのため、従属栄養性と風による種子散布の間には関連があると考えられてきた。しかしながら暗く風通しの悪い林床では風散布は不適であるため、完全に光合成をやめた従属栄養植物の一部は、液果をつけ、周食動物散布を再獲得していることが明らかになった。

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