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研究者基本情報
■ 学位■ 研究ニュース
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研究活動情報
■ 受賞■ MISC
- 2023年, 日本水環境学会シンポジウム講演集, 26th大阪湾をモデルケースにしたマイクロプラスチックの生態リスク評価
- 2023年, 日本水環境学会年会講演集, 57th海水中の非フタル酸可塑剤の分析方法の検討
- 2023年, 日本水環境学会年会講演集, 57th生分解性プラスチックの天然海水中での分解性及び生態毒性評価
- 2023年, 日本水環境学会年会講演集, 57th大阪湾における海表面マイクロ層の微粒子の残留
- 2023年, マリンエンジニアリング学術講演会講演論文集, 93rd大阪湾の海表面マイクロ層の重金属を含む微粒子
- 2022年, Diatom, 38Epithemia adnara,E.gibba及びE.sorexの生育可能な塩分範囲
- 2022年, 日本水環境学会年会講演集, 56th褐藻ワカメを用いた化学物質の有害性評価試験法の開発
- 2022年, ソルト・サイエンス研究財団助成研究報告集 1 理工学編, 2020バイオアッセイを用いた沿岸海水中の環境汚染物質の検出および高精度化インドメダカを用いた生態毒生試験
- 2021年, 環境化学討論会要旨集(CD-ROM), 29thマイクロカプセルに内包された化学物質の環境リスクについて
- 2021年, Endocrine Disrupter News Letter (Web), 23(2) (2)レゾルシノールの甲状腺系への内分泌かく乱作用
- 2021年, ソルト・サイエンス研究財団助成研究報告集 1 理工学編, 2019沿岸海水中の環境汚染物質を検出する新たなスクリーニング法の開発 インドメダカを用いたバイオアッセイ
- 2019年, 日本水環境学会年会講演集, 53rd秋田市旭川流域の都市排水路における流出水中のPPCPsの経月変化
- 2018年, 日本気象学会大会講演予稿集, (114) (114), 409秋田県生保内地方の局地風に関する研究
- 秋田県立大学(地域連携・研究推進センター), 2018年, 秋田県立大学ウェブジャーナルB(研究成果部門)(Web), 5(5) (5), 59 - 72産業廃棄物処分場における有害物質の適正管理およびリスク削減対策に関する基盤的研究
- 2017年, 環境化学討論会要旨集(CD-ROM), 26th, ROMBUNNO.1C‐01第一回生態影響試験チャレンジテスト(国立環境研究所の結果)
- 2017年, 環境化学討論会要旨集(CD-ROM), 26th, ROMBUNNO.1C‐05ノニルフェノールの延長“メダカ拡張一世代繁殖試験“結果
- 2017年, 日本内分泌かく乱化学物質学会研究発表会要旨集, 20th, 60メダカ胚への性ホルモン曝露による性転換誘導と性分化関連遺伝子の発現
- 2016年, 環境化学討論会要旨集(CD-ROM), 25th, ROMBUNNO.1A‐01メダカ拡張一世代繁殖試験を用いたノニルフェノールの多世代影響評価
- 2016年, 環境化学討論会要旨集(CD-ROM), 25th, ROMBUNNO.1A‐02メダカを用いた抗アンドロゲン試験法の開発~フェニトロチオン~
- 2014年, 日本動物学会大会予稿集, 85th, 153メダカにおけるXX性転換誘起機構
- 2013年, 日本動物学会大会予稿集, 84th, 170メダカのGTH産生細胞分化過程でみられる集団差
- 2012年, 養殖, 49(4) (4), 86 - 88新しい養殖形態への挑戦 流氷の町の地産地消に貢献したオーガニック蓄養システム クロガシラカレイ,シマゾイの畜養に成功
- 2012年, 日本動物学会大会予稿集, 83rd, 115メダカの生殖腺分化・発達過程におけるGTH産生細胞の動態
- 2011年, 日本比較内分泌学会大会及びシンポジウムプログラム・講演要旨, 36th, 38メダカの生殖腺分化・発達過程におけるGTH産生細胞の動態
- 2011年, 日本動物学会大会予稿集, 82nd, 96絶滅危惧種ニホンザリガニCambaroides japonicus精巣の周年変化
- 2011年, 日本動物学会大会予稿集, 82nd, 137北海道固有絶滅危惧種の孵化に及ぼす水温とpHの影響
- 2011年, 日本動物学会大会予稿集, 82nd, 96絶滅危惧種ニホンザリガニCambaroides japonicus卵巣の周年変化
- 2010年, 日本動物学会大会予稿集, 81st, 94魚類性分化過程における組織構築と性的可塑性
- 2010年, 日本水産学会大会講演要旨集, 2010, 101オホーツク産魚類のオーガニック蓄養の可能性
- 2010年, 日本魚類学会年会講演要旨, 43rd, 36北海道固有希少淡水魚の種苗生産についての試み
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 神戸大学, 2024年04月01日 - 2028年03月31日化学物質の有害性を予測・毒性評価する新規バイオマーカーの探索とその応用
- 独立行政法人環境再生保全機構 環境研究総合推進費, 2023年04月 - 2026年03月メダカを用いた甲状腺ホルモンかく乱物質の検出試験法の開発
- 日化協, LRI, 2023年03月 - 2026年02月閉鎖性海域 大阪湾を モデルケースにしたMPの生態リスク評価
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(A), 基盤研究(A), 愛媛大学, 2019年04月01日 - 2024年03月31日マイクロカプセルを介した化学物質の新たな環境動態の解明と評価マイクロカプセル(MC)とは、芯材に様々な化学物質を封入した微細な粒子状物質を指す。カプセルに封入された化学物質は、化学物質本来の化学構造から推定される環境動態とは異なる動きを示し、欧州ではマイクロプラスチックと同等に規制対象となっている。本年度はカプセルの水中挙動や生体内動態をより正確に把握するために、市販のMC製品/製剤からカプセルのみを精製することを試みたが、フィルターろ過や遠心分離によってカプセルだけを抽出することが夾雑物(界面活性剤、安定化剤など)や比重が近いなどの影響で難しかった。そこで、当初の計画に従いMCの合成を試みた。 マイクロカプセルの生態毒性を調べることを目的としているため、ミジンコやメダカが摂食できる大きさのカプセルを作成することが必須であったため、アルギン酸などによる比較的大型のカプセルではなく、小さい粒子を形成できてかつ生態影響が少ないと思われる基材として、生分解性を有するキャリア粒子として,乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)を基材とした。外殻にはやはり生態影響の少ないPVA(ポリビニルアルコール)を選び、MC合成装置を用いて、2剤の界面張力を応用したカプセルの合成方法を検討した。 2剤の濃度、流速、送液圧力、流路径などについての検討を行い、直径20~50μmのカプセルの合成に成功した。ただし、PLGA内部に薬剤(農薬または発色剤)を混合したところ、界面張力が変化するため、更なる条件検討が必要になっている。 カプセル合成に使用しているMC合成装置が海外製のため、その交換部品の入手がコロナの影響で輸入が難しく、代替品の検討などを行ったが、代替品ではうまくいかなかった。そのため一時期合成に着手できずに計画の進捗が遅れてしまった。現在部品の一部は入手でき合成できるようになったが、今後納期が未定の部品もあるため工夫して研究を継続している。
- 公益財団法人 鉄鋼環境基金, 第43回(2022年度)環境助成研究, 2022年11月 - 2023年10月重金属類が海域・淡水域に生息する魚類に 与える生体影響の違い
- 公益財団法人クリタ水・環境科学振興財団, 国内研究助成, 2021年10月 - 2022年09月海産甲殻類アミ類を用いた新たな慢性毒性試験法の開発に向けた研究
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 秋田県立大学, 2019年04月01日 - 2022年03月31日化学物質の有害性を予測する新規バイオマーカーの探索とその応用本研究では内分泌かく乱作用を示す化学物質を検出するための新規バイオマーカー遺伝子を調べた。その結果、女性ホルモン作用を示す化学物質をばく露した場合はXY個体のGsdf遺伝子の発現が抑制された。一方で、男性ホルモン作用を示す化学物質をばく露した場合はXX個体のGsdf遺伝子の発現が誘導された。性ホルモン作用を示さない内分泌かく乱化学物質や抗男性ホルモン作用を示す化学物質、一般化学物質をばく露した場合はXX個体、XY個体共にGsdf遺伝子の発現に変化は認められなかった。 以上のことから、Gsdf遺伝子は性ホルモン作用を示す内分泌かく乱化学物質の検出に有効な遺伝子マーカーであることが考えられた。
- 独立行政法人環境再生保全機構, 環境研究総合推進費, 2019年04月 - 2022年03月化学物質の内分泌かく乱作用を予測・検出する新たなスクリーニング法の開発
- 公益財団法人クリタ水・環境科学振興財団 国内研究助成, 2020年10月 - 2021年09月海洋漂流プラスチックから検出される有害化学物質が魚類に与える生態影響の解明
- 公益財団法人 鉄鋼環境基金, 第40回(2019年度)環境助成研究, 2019年11月 - 2020年10月胚発生異常の「有無」を指標とした新たな生態毒性試験法の開発(継続)
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 若手研究(B), 秋田県立大学, 2017年04月01日 - 2020年03月31日新たな生態毒性試験法の開発 ~生態毒性学と分子生物学の融合~本研究では、男性ホルモン作用のある化学物質のばく露によって魚類の「胚期」にその発現が誘導され、かつ、性決定遺伝子カスケードであるGsdf遺伝子を指標とすることで、化学物質の「性別」への影響を予測する、高解像度かつ簡便な新たな生態毒性試験法の開発を目的とする。初年度は、従来の生態毒性試験法を用いてメチルテストステロン(男性ホルモン)がメダカの性別に影響する濃度を明らかにするため、メダカを用いた魚類性発達試験(OECD TG No. 234)を行った。これまでの先行研究から試験濃度は、対照区、32、100、320、1000、3200 ng/Lに設定した。試験期間中の死亡率について検討した結果、全ての濃度区で対照区を比べて有意な死亡率の増加は認められなかった。次に、生殖腺の組織学的観察を行い、卵精巣や性転換(遺伝的メス→機能的オス)の発生の有無について検討した結果、32 ng/L濃度区においても全ての個体が遺伝的メスから機能的オスへと性転換していた。対照区では、異常な生殖腺を有していた個体は認められなかった。以上の結果から、メチルテストステロンは32 ng/Lという非常に低濃度でもメダカの性別に影響を与えることが明らかとなった。
- 公益財団法人 ソルト・サイエンス研究財団, 2019年度研究助成, 2019年04月 - 2020年03月沿岸海水中の環境汚染物質を検出する新たなスクリーニ ング法の開発
- 公益財団法人 鉄鋼環境基金, 第39回(2018年度)環境助成研究, 2018年11月 - 2019年10月胚発生異常の「有無」を指標とした新たな生態毒性試験法の開発
- 公益財団法人クリタ水・環境科学振興財団, 国内研究助成(継続), 2018年10月 - 2019年09月海産魚類ジャワメダカを用いた化学物質の致死・亜致死影響を評価する生態毒性試験法の確立
- 一般財団法人化学物質評価研究機構, 平成30年度CERI公募型研究助成, 2018年07月 - 2019年03月汽水・海産メダカを用いた新たな生態毒性試験法の開発に向けた基盤的研究
- 公益財団法人クリタ水・環境科学振興財団, 国内研究助成, 2017年10月 - 2018年09月海産生物を用いた新たな生態毒性試験法の開発
- 公益財団法人 ソルト・サイエンス研究財団 2020年度研究助成バイオアッセイを用いた沿岸海水中の環境汚染物質の検出および高精度化
研究シーズ
■ 研究シーズ- 水環境における有害化学物質の生体影響研究キーワード:魚類, 性分化・性転換, 生態毒性, 環境ホルモン研究の背景と目的:科学技術の発展は、化学産業を発展させるとともに、人類に物質的に豊かで便利な生活をもたらしてきました。化学物質は、食品や農薬、医薬品、化粧品などあらゆる所で使用されており、私たちの生活に必要不可欠です。その反面で化学物質の流出汚染など、人類の生活活動による自然環境・生態系の破壊等、様々な環境問題をもたらしてきたことも事実です。そこで、有害化学物質の生物影響と生態リスク評価に関する研究を行っています。研究内容:淡水・海産メダカやゼブラフィッシュ、カクレクマノミなど、様々な魚類を用いて、化学物質が生物に与える影響について調べています。 化学物質の生物影響については、生態毒性学・分子生物学的手法を用いることで、遺伝子レベルから個体レベルまで調べています。期待される効果や応用分野:期待される効果や応用分野は、主に化学物質の生態影響試験を行う省庁や企業(環境コンサル)になります。