SEARCH

検索詳細

野口 泰基
大学院人文学研究科 社会動態専攻
教授

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(理学), 総合研究大学院大学
■ 研究キーワード
  • 認知神経科学
  • 認知心理学
■ 研究分野
  • 人文・社会 / 実験心理学
  • ライフサイエンス / 神経科学一般

研究活動情報

■ 論文
■ MISC
  • 視覚的注意に先立つ視線知覚:二重課題による検討
    横山武昌, 野口泰基, 喜多伸一
    2016年, 基礎心理学研究, 34(2) (2)

■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 能動的推論による自然の防御シグナルとしての孤独感の検討
    松永 昌宏, 石井 敬子, 大坪 庸介, 山末 英典, 野口 泰基
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 愛知医科大学, 2023年04月01日 - 2026年03月31日

  • 日本人における主観的幸福感に関連した未知の遺伝子多型の特定とその評価
    石井 敬子, 大坪 庸介, 松永 昌宏, 野口 泰基, 山末 英典
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 名古屋大学, 2022年04月01日 - 2025年03月31日
    今年度は、株式会社ジーンクエストと株式会社ユーグレナの遺伝子解析サービス利用者に対し、心理的特性、特に主観的幸福感についての追加アンケート調査を行った。そして、株式会社ジーンクエストのほうで、その結果から算出した人生満足尺度および主観的幸福感尺度と利用者から取得済みのgenotyping情報を用いて、各尺度のゲノムワイド関連解析を実施した。その結果、3つのSNPが同定された。うち2つ (rs61461200、rs2293171) は、韓国人を対象としたビッグデータ (Kim et al., 2022) においても同定されたものであり、これらのSNPには再現性があると推測される。なおこれらのSNPが幸福感に関連したさまざまな生理指標と関連するかを検討するため、名古屋大学の学生109名に対して調査を行い、幸福感に関連したさまざまな尺度に加え、自律神経系、唾液中のホルモン、血管拡張率等のデータを収集した。加えて、脅威を背景とした規範の厳しい文化ほどACCにおけるOXTRの発現レベルが高く、ACCにおけるOXTRの発現に関与している2つのSNPとリンケージのあるOXTRrs9840864のアレルの分布に顕著な地域差があることを指摘しているLee et al. (2022) を踏まえ、我々の既存のデータを再分析することでOXTRrs9840864と道徳基盤との関連を調べた。その結果、道徳基盤のうちCare/Harmに関してOXTRrs9840864と幼少時の養育環境の指標との交互作用があり、環境からのネガティブな影響を受けることで他者の擁護を支持しなくなる傾向は、日本ではマイナーな遺伝子型であるGGにおいてのみ見られた。一方でCをもつ人は他者の擁護の支持に関して環境からのネガティブな影響を受けにくく、そのことが厳しい規範を必要とする社会において有利に働いた可能性がある。

  • 記憶と注意に関わるヒト脳内リズムの分析
    野口 泰基
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 神戸大学, 2019年04月01日 - 2023年03月31日
    高齢化が急速に進む日本において、記憶の減退は深刻な社会問題を引き起こしている。特にワーキングメモリ(WM)は注意と密接に連携し、会話・読書・計算など日常の様々な心的活動を支える重要な機能である。だが WM の神経的な基盤については未だに不明な点が多く、激しい議論が行われている。本研究はWM およびそれに関連する各種認知機能の脳内メカニズムを探ることを目的とする。 この目的を達成するため、視覚性ワーキングメモリ(visual working memory, 以下 vWM)を主な対象とした神経活動を記録・分析した。課題は change detection paradigm を用いた。この課題では、画面上に異なる色を持った幾つかの四角形(sample)を短時間提示する。それらを画面から消し、一定の遅延期間(1秒程度)をおいた後に、また同じ数の四角形を提示する(test)。test は sample と全く同じ場合もあれば、色の 1 つが変化している場合もある。被験者は色変化の有無を二択で答える。この課題を遂行するには、sample として提示された全ての四角形の色情報を、遅延期間が終わるまで正確に記憶する(vWMに保持する)必要がある。四角形の数が増えるにつれて、覚えなければならない情報が多くなるため、vWMへの負荷は大きくなる。 今年度はこの負荷の増大に伴う脳内リズムを調べた。保持期間中の脳神経活動を脳波(EEG)および脳磁図(MEG)で記録し、inter-peak interval 解析によって律動信号のリズムを分析した。その結果、WMに深く関わる脳領域では、負荷の影響を受けて律動のリズムが速くなることが分かった。結果は2019年度の日本基礎心理学会で発表した。論文としてまとめ、英文国際誌に投稿中である。

  • 野口 泰基
    科学研究費補助金/若手研究(A), 2014年04月 - 2018年03月, 研究代表者
    競争的資金

  • 野口 泰基
    科学研究費補助金/若手研究(A), 2010年, 研究代表者
    競争的資金

  • 喜多 伸一
    科学研究費補助金/基盤研究(B), 2010年
    競争的資金

  • 野口 泰基
    科学研究費補助金/若手研究(スタートアップ), 2009年, 研究代表者
    競争的資金

  • 視覚に関わる心理現象の脳内メカニズム
    競争的資金

TOP