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高田 英一戦略企画室教授
研究者基本情報
■ 学位■ 研究キーワード
- 認証評価
- 中期計画
- 教育行政
- ステークホルダーリレーション
- レピュテーション・マネジメント
- 同窓会
- 非営利組織経営
- 大学評価
- IR
- 大学経営
- 機関調査
- 教育指標
- 大学のマネジメント
- 研究指標
- PDCAサイクル
- 内部質保証
- マネジメント
- 教育情報システム
- 質保証
- データウェアハウス
■ 委員歴
- 2024年10月 - 現在, 神戸親和大学, 外部評価委員
- 2023年04月 - 現在, 兵庫県立大学, 内部質保証アドバイザー
- 2018年10月 - 現在, 大学基準協会 大学評価研究所, 研究員
- 2017年04月 - 現在, 大学基準協会, 大学評価委員会幹事
- 2016年08月 - 現在, 日本教育情報学会, 評議員
- 2014年08月 - 現在, 日本教育情報学会, 研究会員
- 2022年10月 - 2023年08月, 日本教育情報学会, 年会実行委員
- 2019年07月 - 2021年07月, 大学基準協会, 達成度評価のあり方に関する調査研究部会調査研究員
- 2019年05月 - 2020年04月, 大学基準協会, 評価におけるIT活用のための検討小委員会委員
- 2014年09月 - 2018年08月, 高等教育質保証学会, 評議員
- 2017年01月 - 2017年08月, 日本教育情報学会, 年会実行委員
- 2015年07月 - 2017年08月, 大学情報・機関調査研究集会MJIR, 運営幹事
- 2013年09月 - 2015年03月, 大学基準協会, 「内部質保証のあり方に関する調査研究部会」研究員
研究活動情報
■ 受賞■ 論文
- 2025年02月, 10th International Congress on Information and Communication Technology (ICICT 2025, London), 英語Information and Communication Technology (ICT) and Data-Driven Approaches for Mid-Term Plans: Development of Strategic Management Framework in Higher Education[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- 2025年02月, 大学評価とIR, 19, 3 - 14, 日本語第4期中期計画・評価指標の策定状況と課題-国立大学法人評価への対応の観点から-[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- International Institute of Applied Informatics, 2024年09月, IIAI Letters on Institutional Research, 4, 1 - 1[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- 今後、「教学マネジメント指針」等の指摘を踏まえて、卒業生調査の充実が求められることが予想される。卒業生調査は、基本的に、各大学の教育改善のニーズに基づいて実施されるべきであるが、他方で、大学経営に大きな影響がある第三者評価のエビデンスとしても求められている。卒業生調査は大きなコストがかかるため、各大学の教育改善のニーズと別個に第三者評価の観点を踏まえた調査を実施することは適切ではない。このため、本稿では、今後の認証評価等の第三者評価の受審の準備を想定して、第三者評価の観点を踏まえた卒業生調査のあり方を検討した。検討の結果、基本的な考え方として、調査内容に は教育プログラムごとの学位授与方針に則した学習成果の確認を設定することが適切と思われること等を示した。また、調査結果の改善への活用を促進するためには、卒業生調査をアセスメントプラン等に位置付けることに加えて、全学、各部局で十分な問題意識の共有が行われる必要があること等を示した。神戸大学大学教育推進機構, 2024年03月, 大學教育研究, 32, 79 - 94, 日本語[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2024年, 日本教育情報学会年会論文集, 40th大学の内部質保証の取組における課題と促進方策のあり方-3巡目の機関別認証評価の評価結果を基に-[査読有り]
- 2024年, 大学情報・機関調査研究集会論文集(Web), 13我が国の私立大学の中期計画の策定・運用に関する現状と課題 アンケート調査結果を基に[査読有り]
- 現在,大学では,内部質保証の取組の充実が求められ,認証評価の重点評価事項となっているが,小規模大学には内部質保証の取組に費やすことができる資源に制約がある.このため,一律に内部質保証の取組の充実を求めた場合,取組の形骸化,ひいては,教育活動に支障を来すおそれもある.このため,小規模の私立大学における内部質保証の取組の特徴を検討した上で,日本高等教育評価機構(JIHEE)の小規模の私立大学に関する認証評価の評価結果の分析を行った.検討の結果,認証評価の際には,内部質保証の機能は厳格な評価,体制は規模等を踏まえた柔軟な評価が適切であり,小規模大学の特性に関する配慮が望ましいとの結論に至った.芦屋 : 日本教育情報学会運営本部事務局, 2024年, 教育情報研究, 39(2-3) (2-3), 43 - 51, 日本語[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2024年, 2024年度大学行政管理学会誌, 28(28) (28), 114 - 122, 日本語国立大学法人の中期計画の現状と課題-PDCAサイクルの一環としての自己評価の観点を中心に-[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 大学基準協会大学評価・研究部, 2023年10月, 大学評価研究 = University evaluation review / 大学基準協会大学評価・研究部 編, (22) (22), 113 - 122, 日本語我が国の大学における内部質保証システムの現状と課題 : 大学基準協会における第3サイクルの機関別認証評価の評価結果を基に—Current Status and Issues of Internal Quality Assurance System in Japanese Universities Based on the evaluation results of Japan University Accreditation Association of the 3rd cycle institutional accreditation[査読有り]
- 2023年03月, 大学教育研究, 31(31) (31), 45 - 58, 日本語国立大学におけるディプロマ・ポリシーに則した学修成果測定の現状[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 現在,大学では,内部質保証の取組の充実が求められ,認証評価の重点評価事項となっているが,小規模大学には内部質保証の取組に費やすことができる資源に制約がある.このため,一律に内部質保証の取組の充実を求めた場合,取組の形骸化,ひいては,教育活動に支障を来すおそれもある.このため,小規模の私立大学における内部質保証の取組の特徴を検討した上で,日本高等教育評価機構(JIHEE)の小規模の私立大学に関する認証評価の評価結果の分析を行った.検討の結果,認証評価の際には,内部質保証の機能は厳格な評価,体制は規模等を踏まえた柔軟な評価が適切であり,小規模大学の特性に関する配慮が望ましいとの結論に至った.日本教育情報学会, 2023年, 日本教育情報学会年会論文集, 39th(2.3) (2.3), 43 - 51, 日本語[査読有り]
- 2022年11月, 第11回大学情報・機関調査研究会論文集, 11, 92 - 95, 日本語, 国際共著していない内部質保証の現状と課題― 認証評価の評価結果の比較を中心に ―[査読有り]研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
- 国立大学は、定期的に国立大学法人評価、機関別認証評価を受審する必要がある。現在、いずれの大学評価に関しても次期の大学評価の方針等は公表されていないが、大学評価の方向の見直しに対応して、評価基準の改正が行われ、それに伴い、各大学でも学内の体制や手順の整備や資料・データの収集等が必要となる。このため、本稿では、現在の高等教育政策の文脈から求められる大学評価の方向を明らかにするとともに、次期の大学評価への早期の対応の観点から、文部科学省等の動向を基に、次期の大学評価への対応指針を考察した。その結果、国立大学法人評価に関しては、慎重な進捗管理の必要性や成果に関するデータ・資料の重要性等、また、機関別認証評価に関しては、客観性の確保、透明性の向上等の質保証システムの見直しの方針や教学マネジメント指針の影響の可能性が明らかとなった。これらの方向への対応には一定の期間を要することから、各大学において早期の対応を検討する必要がある。神戸大学大学教育推進機構, 2022年03月, 大学教育研究, 30(30) (30), 83 - 100, 日本語, 国際共著していない[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2022年, 教育情報研究(Web), 37(2.3) (2.3)我が国の大学における大学ランキングに関する取組の現状と課題 レピュテーション・マネジメントの取組に関するアンケート調査の結果を基に[査読有り]
- 2021年07月, Proceedings 2021 10th International Congress on Advanced Applied Informatics IIAI-AAI 2021, 29, 287 - 290[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- 法人評価(C)は中期計画の達成状況を対象として行われるため、その結果は、中期計画(P)の内容や法人評価の方法に大きな影響を受ける。しかし、執行部による中期計画(P)の策定の際は、法人評価(C)やその方法まではほとんど考慮されていない状況にある。このため、中期計画の実行や評価の段階に至って、中期計画の実行の担当者と法人評価の担当者が困難に直面する事態が生じている。このような状況を踏まえて、本稿では、法人評価(C)の評価方法を分析し、その結果を踏まえて、中期計画(P)の策定における項目数、項目の立て方などの留意点を提言する。本稿は、現時点で公表されている第 3 期の法人評価の方法を元に検討を行った。今後、法人評価の方法には政策的な変更の可能性もあるが、国立大学の経営努力が評価に反映されるとともに、学内の中期計画の実行担当者、評価担当者の負担の軽減も図ることのできる中期計画の策定のためには、策定に当たって、法人評価を意識して、良い評価を目指すという姿勢が望まれる。神戸大学大学教育推進機構, 2021年03月, 大学教育研究, 29, 145 - 159, 日本語[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2021年, 日本教育情報学会年会論文集, 37thレピュテーション・マネジメントにおけるステークホルダーについての調査結果-使用している手法・ツールとその効果に注目して-[査読有り]
- 2021年, 大学情報・機関調査研究集会論文集(Web), 5大学評価情報システムのリプレースに関する実践的報告[査読有り]
- 2021年, 大学情報・機関調査研究集会論文集(Web), 10我が国の大学における内部質保証体制の課題[査読有り]
- 国立大学法人は、中期計画の策定後も、中期目標期間の毎年度、進捗管理に取り組むことが求められている。特に、教育成果が重視されている現在、教育成果に関する中期計画の進捗管理が重要である。進捗管理を円滑に実施するためには、ロジックモデルに沿ったインプットからアウトカムまでの論理構造が中期計画の明文上明確になっていることが重要である。しかし、第 3 期の中期目標期間の中期計画における教育成果に関する項目の構成要素の分析結果からは、ロジックモデルの構成要素が規定されておらず、論理構造が明確でない中期計画が多いことが明らかになった。この点は、国立大学法人が進捗管理に大きな労力を費やしている要因の一つと思われる。また、教育成果に関する中期計画に関わらず、成果(アウトカム)の記載が少ないことは大きな課題と思われる。このため、今後、国立大学法人においては、ロジックモデルに沿って論理構造を明確にした中期計画の策定が望まれる。神戸大学大学教育推進機構, 2020年03月, 大学教育研究, 28(28) (28), 29 - 39, 日本語[査読有り]
- 2020年, 教育情報研究(Web), 36(2) (2)国立大学におけるレピュテーション・マネジメントに関する意識と取組及びIRの活用の実態 アンケート調査の結果を元に[査読有り]
- 2019年11月, Proceedings of the International Congress on Advanced Applied, -, 39 - 44, 英語, 国際共著していない[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- IEEE, 2019年07月, Proceedings of the 8th International Congress on Advanced, -, 1013 - 1014, 国際共著していない[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- 国立大学法人評価は、大学の改善の促進、社会への説明責任、評価結果の中期目標期間における運営費交付金等の算定への反映等を目的とするが、現在、非常に財政面で厳しい状況に置かれている国立大学としては、国立大学法人評価において高い評価を得ることを通じて、予算の増額を目指す必要がある。国立大学法人評価は成果(アウトカム)重視の方向にあるため、本稿において、第 2 期の達成状況報告書におけるアウトカムの記載状況と評価結果を確認した。その結果、アウトカムに関するデータを記載した中期計画が高い評価を得ており、また、定量データを記載した中期計画が高い評価を得ていた。この点については、評価基準と評価の手順が要因と推察される。上記の確認の結果及び高い評価を得た国立大学の達成状況報告書に高い割合でアウトカムが記載されていたことを示す先行研究の結果を踏まえると、大学経営の観点からは、アウトカムに関するデータの収集を進め、達成状況報告書の記載の充実を図ることが求められる。神戸大学大学教育推進機構, 2019年03月, 大学教育研究, 27(27) (27), 27 - 38, 日本語[査読有り]
- 2019年, NEW PERSPECTIVES IN SCIENCE EDUCATION, 8TH EDITION, 297 - 300, 英語On FAIR Data Principles of Institutional Data and Information of Universities[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- 2018年12月, ASEAN Journal of Education, 4(2) (2), 41 - 46, 英語Proposing Methods of Support by IR for Japanese National Universities on the Mid-Term Plan Related to Globalization[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- IDE大学協会, 2018年11月, IDE : 現代の高等教育, 605(605) (605), 40 - 43, 日本語, 国際共著していないIRからみた大学教育改革 (大学教育改革の現段階)[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 2018年03月, 広報研究, 22(22) (22), 175 - 183, 日本語, 国際共著していない国立大学における広報・情報公開の動向-中期計画を中心に-研究論文(学術雑誌)
- 2018年03月, New Perspectives in Science Education 2018, -, 英語, 国際共著していないThe Results of a Questionnaire Survey about the Present Situation and Problem of Drawing Japanese National Universities Management Plans up by Support of IR[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- 現在、神戸大学には、大学評価を受審する時期が近づいてきているが、次回の大学評価には、多くの準備が必要な課題がある。例えば、法人評価については、暫定評価と確定評価のいずれも中期計画のアウトカムに関する資料・データの収集が必要である。また、認証評価については、内部質保証の重視、学部・研究科単位でのプログラム評価の導入等に対応するために、各種規定の策定・見直し、体制の整備とこれらを踏まえての内部質保証の実施が必要である。本稿では、現時点で明らかになっている法人評価、認証評価の基準を元に、神戸大学の現状を踏まえた対応方針を検討した。今後、この対応方針を参考として、速やかに評価の課題への対応を進める必要がある。特に、法人評価は、第 1 期と同様、確定評価の記載が暫定評価以降の「顕著な変化」に限定されることで、平成 32 年に迫った暫定評価の結果が確定評価に大きな影響を及ぼす可能性を踏まえて、早期にアウトカムに関する資料・データの同定、収集、蓄積を進める必要がある。神戸大学大学教育推進機構, 2018年03月, 大学教育研究, 26(26) (26), 79 - 102, 日本語[査読有り]
- 独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構(旧 大学評価・学位授与機構), 2018年, 大学評価・学位研究, 19(0) (0), 67 - 80, 日本語
本研究では,国立大学における内部質保証のためのIRによる支援の実施状況に関するアンケート調査を行った。調査結果によると,IRの内部質保証への支援は,十分に行われているとは言えない状況であった。また,IR担当の組織・人が存在する大学では,IRによる評価への支援が多く行われていた。しかし,IRによる改善への支援や支援の有用性を高める要因は明確にならなかった。このため,今後,IRの組織・人以外のIRによる支援の有用性を高める要因を検討する必要がある。
[査読有り] - 一般社団法人 情報科学技術協会, 2018年, 情報の科学と技術, 68(3) (3), 99 - 104, 日本語
大学においてIRを適切に機能させるためには,適切な部署に適切な資質を有するIR人材を配置する必要がある。しかし,わが国では,IRを担当する人材が十分でないため,その育成を進める必要がある。このIR人材の育成の検討の前提として,本稿では,国立大学におけるIR担当組織の構成員の実態を調査した。調査の結果,IR担当組織の構成員は,IRに関する能力,関心等の個人的な資質よりも,全学として組織的にIR に取り組む体制の構築を意図して,役職を指定して任命される場合が多いことが分った。また,IR人材の養成のための研修を充実する必要があるが,個別の大学では困難であるため,大学間連携や学会を通じた取組が必要である。また,研修の内容を大学がIR人材に求める資質やIR人材の担当する職務,経験に対応した内容とすることが望まれる。
[招待有り] - 2017年09月, Proceedings of The 17th Annual SEAAIR Conference, -, 303 - 309, 英語, 国際共著していないHow can IR Support the Management of Japanese National Universities on the Mid-Term Plan Related to Globalization?[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2017年09月, International Journal of Institutional Research and Management, 1(2) (2), 1 - 16, 英語Reminder effectiveness on two web questionnaire surveys for students[査読有り]
- 大学基準協会編集グループ, 2017年03月, 大学職員論叢, 5(5) (5), 67 - 75, 日本語, 国際共著していない国立の研究大学における入学者の地域別動向について研究論文(学術雑誌)
- 教育の「質保証」を学生の「学習」に連結させるための課題 : 大学の内部質保証観と学生の学習観への合理的選択理論からのアプローチ (特集 大学教育と学習の革新)type:紀要類(bulletin)東北大学高度教養教育・学生支援機構, 2017年, 東北大学高度教養教育・学生支援機構紀要 = Bulletin of the Institute for Excellence in Higher Education, Tohoku University, 3(3) (3), 75 - 88, 日本語[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- IDE大学協会, 2016年12月, IDE : 現代の高等教育, 586(586) (586), 46 - 49, 日本語, 国際共著していないIRの目的と取組 : 九州大学等の事例を踏まえて (模索するIR)[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 大学基準協会大学評価・研究部, 2016年08月, 大学評価研究 = University evaluation review, 15(15) (15), 69 - 79, 日本語, 国際共著していない日本の大学における内部質保証に関するIRの取組の現状 : 内部質保証の実態調査を基に[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2016年07月, 第5回大学情報・機関調査研究集会論文集, 16 - 21, 日本語IRの内部質保証システムへの支援の現状と課題 -国立大学に対するアンケートを基に-研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
- 大学基準協会編集グループ, 2016年03月, 大学職員論叢, (4) (4), 115 - 119, 日本語書評 佛淵孝夫著『大学版IRの導入と活用の実際』[招待有り]
- 2016年03月, Information Engineering Express, 2(1) (1), 55 - 64, 英語, 国際共著していないAn Environment to Co-develop Informational Systems for IR in Japan[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 日本広報学会, 2016年03月, 広報研究 = Corporate communication studies, 20(20) (20), 165 - 172, 日本語研究大学におけるレピュテーション・マネジメントのあり方について : IRの観点を中心に
- 近年,大学では,広範なデータが必要なIR,大学評価等の新しい業務への対応が求められている.このため,いくつかの大学では,従来の業務データベース以外に,大学評価,IR等を目的としたデータベースの構築が進んでいる.しかし,IR組織と同様,設置されたものの十分に機能していないデータベースも見受けられるが,その原因等は明らかになっていない.このような状況を踏まえて,本稿では,IRを目的とするデータベースである国立A大学の「大学評価情報システム」を素材として,今後のIR等のデータニーズに対応するためのデータベースの改善の方策を研究するものであり,その結果,データベースの目的の情報の組織的な活用への拡大やデータの収集等における組織的なマネジメントの強化の必要性が明らかとなった.日本教育情報学会, 2016年, 教育情報研究, 31(3) (3), 51 - 60, 日本語, 国際共著していない[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2016年, PROCEEDINGS 2016 5TH IIAI INTERNATIONAL CONGRESS ON ADVANCED APPLIED INFORMATICS IIAI-AAI 2016, 497 - 500, 英語[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- 国立大学マネジメント研究会, 2015年11月, 大学マネジメント = University & college management, 11(8) (8), 43 - 50, 日本語九州大学におけるIR人材育成カリキュラムの検証 : 2年間の取組みにおける課題と今後の方向
- 2015年03月, New Perspectives in Science Education 4th Conference Edition, 441 - 442, 英語Reminder Effect and Data Usability on Web Questionnaire Survey for University Students[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- 大学基準協会編集グループ, 2015年03月, 大学職員論叢, 3(3) (3), 73 - 80, 日本語, 国際共著していない大学の経営計画の進捗管理の現状と課題 : 国立X大学における年度計画の策定と評価を中心に研究論文(学術雑誌)
- 大学基準協会編集グループ, 2015年03月, 大学職員論叢, (3) (3), 81 - 90, 日本語教職員におけるIR技能の育成の現状と課題 : 「IR人材育成カリキュラム集中講習会」の成果の検証を中心に
- 2015年, 2015 IIAI 4TH INTERNATIONAL CONGRESS ON ADVANCED APPLIED INFORMATICS (IIAI-AAI), 429 - 432, 英語[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- 2015年国立大学における経営計画の策定とIRによる支援のあり方に関する実践的研究[査読有り]学位論文(博士)
- 非営利法人研究学会, 2015年, 非営利法人研究学会誌, 17, 121 - 134, 日本語国立大学における全学同窓会の運営のあり方 : 部局同窓会との調整と同窓生の関心の獲得を中心に[査読有り]
- 大学教育学会, 2014年11月, 大学教育学会誌 = Journal of the Liberal and General Education Society of Japan, 36(2) (2), 96 - 102, 日本語国立大学の職員における運営能力の現状と課題 : 中期計画の進捗管理の業務を中心に[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 国立大学マネジメント研究会, 2014年08月, 大学マネジメント = University & college management, 10(5) (5), 42 - 49, 日本語国立大学におけるIRの取組の概要と残された課題について
- 大学基準協会大学評価・研究部, 2014年08月, 大学評価研究, (13) (13), 101 - 111, 日本語IRにおけるデータ提供と活用支援のあり方について : 九州大学版ファクトブック「Q-Fact」の取組の検証を基に[査読有り]
- 大学基準協会編集グループ, 2014年03月, 大学職員論叢, 2(2) (2), 57 - 68, 日本語IR担当職員におけるIRの機能・人に関する意識の現状 : 国立大字職員に対するアンケート調査の結果を踏まえて研究論文(学術雑誌)
- 2014年, 2014 IIAI 3RD INTERNATIONAL CONFERENCE ON ADVANCED APPLIED INFORMATICS (IIAI-AAI 2014), 527 - 528, 英語[査読有り]研究論文(国際会議プロシーディングス)
- 非営利法人研究学会, 2014年, 非営利法人研究学会誌, 16, 113 - 124, 日本語国立大学における全学同窓会の設立及び活動の実態と課題 : 同窓会担当理事に対するアンケート調査の結果を中心に[査読有り]
- 国立大学マネジメント研究会, 2013年06月, 大学マネジメント, 9(3) (3), 14 - 21, 日本語我が国における「IR人材」の育成プログラムのあり方について (特集 教学IRの実践に向けて)
- 大学基準協会大学評価・研究部, 2013年06月, 大学評価研究, 14(12) (12), 159 - 174, 日本語国立大学法人におけるIRの機能・データベース・組織のあり方について : IR担当理事に対するアンケート調査結果を中心に[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 大学基準協会編集グループ, 2013年03月, 大学職員論叢, 1(1) (1), 79 - 88, 日本語年度計画の「中間評価」を通じた内部質保証システム構築の取組研究論文(学術雑誌)
- 非営利法人研究学会, 2013年, 非営利法人研究学会誌, 15, 53 - 69, 日本語わが国の大学における全学単位での同窓会の現状について : 全学同窓会の規約の分析を中心に[査読有り]
- 現在,社会から大学の教育活動や学生の学習成果に関する教育情報に関心が高まっているが,大学側からの情報発信は十分ではない.この状況を背景に,現在では,「市場型大学評価」が,社会の教育情報に対する多様なニーズを反映する形で,多様な教育情報を発信している.大学の情報発信に当たっては,市場型大学評価を参考として多様な社会のニーズを把握しつつ,大学の教育の個性・特色をアピールできる教育指標を主体的に検討すべきである.日本教育情報学会, 2013年, 教育情報研究, 29(1) (1), 31 - 44, 日本語[査読有り]
- 大学基準協会大学評価・研究部, 2012年06月, 大学評価研究, (11) (11), 111 - 125, 日本語国立大学におけるインスティテューショナル・リサーチの機能・人・組織等に関する意識と現状 : IR担当理事に対するアンケート調査結果を基に[査読有り]
- 独立行政法人 大学評価・学位授与機構, 2012年03月, 大学評価・学位研究 = RESEARCH ON ACADEMIC DEGREES AND UNIVERSITY EVALUATION, 0(13) (13), 81 - 99, 日本語国立大学法人評価における教育成果に関する記述の現状と課題について ─現況調査表・現況分析結果の記述の分析を中心に─[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 国立大学の運営における同窓会の位置づけの現状について : 中期計画の記述の分析を中心に近年の経営環境の悪化により、国立大学では同窓会のサポートに対する期待が高まっている。第2期の中期目標・中期計画においては、文部科学省から項目数の削減が指示され、全体の項目は大幅に削減されたが、約23%の国立大学の中期計画において、同窓会に関する項目がある。また、同窓会に期待する活動分野は、学生への支援から国際交流、運営体制に変化している。琉球大学大学評価センター, 2012年, 大学探究 : 琉球大学大学評価センター・ジャーナル, 4(0) (0), 1 - 9, 日本語[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 現在,わが国の大学では,近年の大きな経営環境の変化に対応するために,教職協働の推進と,そのための大学職員の能力向上の必要性が叫ばれている.特に,国立大学では,大学評価への対応の重要性が増しているが,それに携わる職員に必要な能力に関する議論はほとんど行われていない.そこで,本稿では,法人評価における教育分野の達成状況報告書の作成業務を対象として,教育情報の収集・蓄積・管理・分析等の業務に必要な職員の能力に関する現状と課題を検討した.その結果,当該業務には,多様なレベルの教員・職員が多様な業務に関与しており,それら業務の遂行には,大学評価に関する専門的知識だけでなく,大学の活動全体に関する幅広い知識など重層的な知識・能力が必要であることが明らかとなった.日本教育情報学会, 2012年, 教育情報研究, 28(2) (2), 3 - 14, 日本語[査読有り]
- 九州大学における機関調査の現状 : 大学評価情報室の活動を中心に近年の経営環境の悪化により、国立大学では同窓会のサポートに対する期待が高まっている。第2期の中期目標・中期計画においては、文部科学省から項目数の削減が指示され、全体の項目は大幅に削減されたが、約23%の国立大学の中期計画において、同窓会に関する項目がある。また、同窓会に期待する活動分野は、学生への支援から国際交流、運営体制に変化している。琉球大学大学評価センター, 2012年, 大学探究 : 琉球大学大学評価センター・ジャーナル, 4(0) (0), 11 - 19,21, 日本語[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- マネジメント研究会, 2011年10月, 大学マネジメント, 7(7) (7), 26 - 31, 日本語情報インフラとしての大学情報データベースのあり方について--大学および社会の視点から研究論文(学術雑誌)
- 大学基準協会大学評価・研究部, 2011年08月, 大学評価研究, (10) (10), 79 - 87, 日本語国立大学法人における全学単位での同窓会の現状について--全学同窓会の規約を中心に[査読有り]
- IDE大学協会, 2011年02月, IDE, (528) (528), 35 - 39, 日本語大学評価を基礎とするIR--九州大学大学評価情報室における試行的取組について (大学評価とIR)[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 九州大学, 2010年09月, 大学教育, 15(15) (15), 59 - 75, 日本語九州大学の「教育の質」確保のための入口調査について--高校別の九州大学合格者の動向分析を中心に
- 国立大学マネジメント研究会, 2009年06月, 大学マネジメント, 5(3) (3), 44 - 48, 日本語大学評価に関する大学間の連携・協力の現状と課題について--大学評価担当者集会から大学評価コンソーシアムへ
- 独立行政法人 大学評価・学位授与機構, 2009年03月, 大学評価・学位研究, 9(9) (9), 63 - 77, 日本語大学評価担当者の抱える現場の課題--アンケートの結果から[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 大学情報の組織内共有と活用--九州大学大学評価情報室の取組から本稿の目的は、大学評価を通して個々の大学は情報をどのように共有化し、活用してきたのかという点に関し、九州大学大学評価情報室の取組を分析し、その到達点および今後の展望を明らかにすることにある。評価情報室では、大学評価への対応を契機に、教員の教育研究等に関する情報データベースの開発、そして組織情報としてのマネジメント情報の収集を行ってきた。これらの活動を通して収集されたデータや分析された情報を大学活動の改善や意思決定に有効に活用するためにも、情報の共有と立場を超えたコミュニケーションの促進によるデータニーズの明確化とそのための体制作りが必要である。琉球大学大学評価センター, 2009年, 大学探究, 2(2) (2), 1 - 11, 日本語[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 名古屋大学大学院教育発達科学研究科教育科学専攻高等教育マネジメント分野, 2008年, 高等教育マネジメント, (2) (2), 94 - 112, 日本語国立大学法人におけるIR活動の現状と課題について--九州大学における取り組みをもとに
- 名古屋大学大学院教育発達科学研究科教育科学専攻高等教育マネジメント分野, 2007年, 高等教育マネジメント, (1) (1), 102 - 117, 日本語大学の委託事業の現状と問題--JICA技術協力プロジェクトの受託に関する課題を中心に
- 名古屋大学大学院教育発達科学研究科教育科学専攻高等教育マネジメント分野, 2007年, 高等教育マネジメント, (1) (1), 13 - 27, 日本語北京師範大学、精華大学、北京大学の改革の動向について--2005年度海外フィールド・スタディ報告 (海外の大学事情--海外フィールド・スタディー)
- 2023年03月, 大学職員論叢, (11) (11), 77 - 78, 日本語書評 村上雅人(著)『教職協働による大学改革の軌跡』[招待有り]書評論文,書評,文献紹介等
- 2022年08月, 日本教育情報学会年会論文集 38th 2022年, 38th, 日本語, 国際共著していない国立大学法人の中期計画の比較分析-国立大学法人評価の評価結果を踏まえて-[査読有り]研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
- 第3サイクルの認証評価では、内部質保証が重視されているため、各大学では、各大学の運営の独自の文脈とともに認証評価基準を踏まえて、内部質保証体制の構築と機能の実質化に取り組んでいる。その際は、他大学の評価結果が参考となるが、留意すべき課題の所在や内容を把握することは必ずしも容易でない。このため、本研究では、認証評価機関である大学基準協会の評価結果を基に、大学の内部質保証体制について指摘された課題の所在等を分析するものである。日本インスティテューショナル・リサーチ協会, 2021年11月, 第10回大学情報・機関調査研究集会論文集, 10(10) (10), 96 - 99, 日本語[査読有り]研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
- 2021年08月, 日本教育情報学会年会論文集 37th 2021年, 37th, 日本語我が国の大学におけるレピュテーション・マネジメントの現状と課題-国公私立大学を対象としたアンケート調査の結果を基に-[査読有り]
- 2021年, 大学情報・機関調査研究集会論文集(Web), 5IRの内部質保証システムへの支援の現状と課題 -国立大学に対するアンケートを基に-
- 日本インスティテューショナル・リサーチ協会, 2021年, 大学情報・機関調査研究集会 論文集, 5, 6 - 11, 日本語
- 日本インスティテューショナル・リサーチ協会, 2021年, 大学情報・機関調査研究集会 論文集, 5, 16, 日本語
- 2020年03月, 実績報告書3巡目の認証評価への対応について(仮)
- 2020年, 日本教育情報学会年会論文集, 36th在宅勤務におけるIR業務-ネットワークセキュリティの観点から-
- 2020年, 日本教育情報学会年会論文集, 36th大学におけるレピュテーション・マネジメントへの大学ランキングの活用の現状と課題について
- 日本教育情報学会, 2019年, 日本教育情報学会年会論文集, 35th, 124 - 127, 日本語わが国の国立大学におけるレピュテーション・マネジメントに関する意識と取組及びIRの活用の実態-アンケート調査の結果を元に-
- 日本教育情報学会, 2019年, 日本教育情報学会年会論文集, 35th, 120 - 123, 日本語世界のレピュテーション・マネジメントの現状と日本におけるIR担当者の意識
- 日本教育情報学会, 2019年, 日本教育情報学会年会論文集, 35th, 132 - 135, 日本語大学経営の活用に向けた大学情報の流通に関する課題
- 日本広報学会, 2018年03月, 広報研究 = Corporate communication studies, (22) (22), 107 - 116, 日本語国立大学における広報・情報公開の動向 : 中期計画を中心に
- 日本インスティテューショナル・リサーチ協会, 2018年, 大学情報・機関調査研究集会 論文集, 7, 38, 日本語
- 日本教育情報学会, 2018年, 日本教育情報学会年会論文集, 34th, 34 - 37, 日本語IRによる中期計画の策定の支援の現状と課題-国立大学に対するアンケート調査の結果を中心に-
- 日本教育情報学会, 2018年, 日本教育情報学会年会論文集, 34th, 30 - 33, 日本語レピュテーション・マネジメントの推進に向けたIRのあり方-教学IR分析の観点から-
- 日本教育情報学会, 2018年, 日本教育情報学会年会論文集, 34th, 22 - 25, 日本語大学情報のオントロジー構築 IRの観点からの教育と大学評価のオントロジー
- 日本の国立大学における経営計画の課題とIR による支援のあり方について―グローバル化に関する中期計画を中心に―identifier:oai:t2r2.star.titech.ac.jp:504034052017年08月, 第6回 大学情報・機関調査研究会集会 論文集, -, 8 - 13, 日本語, 国際共著していない
- 日本教育情報学会, 2017年08月, 年会論文集, 33, 192 - 195, 日本語国立大学の教育に関する経営計画の課題とIRの支援のあり方 (日本教育情報学会第33回年会) -- (教職開発研究会)
- 日本インスティテューショナル・リサーチ協会, 2017年, 大学情報・機関調査研究集会 論文集, 6, 8, 日本語
- 日本教育情報学会, 2017年, 教育情報研究, 33(2) (2), 43 - 57, 日本語
- 日本教育情報学会, 2016年08月, 年会論文集, 32, 42 - 45, 日本語IRによる内部質保証の実質化の支援の現状と課題 (日本教育情報学会第32回年会) -- (教職開発研究会)
- 日本教育情報学会, 2016年08月, 年会論文集, 32, 34 - 37, 日本語Webによる在学生アンケートの回答率向上に向けた取組 (日本教育情報学会第32回年会) -- (教職開発研究会)
- IR人材育成カリキュラムの現状と課題 : 九州大学における取組の検証を中心に (日本教育情報学会第31回年会) -- (教職開発研究会)現在、18歳人口の減少等の大学経営の環境悪化、さらには、大学に対する経営の効率化・高度化・アカウンタビリティの要求の高まりを背景に、IRに対する関心が急激に高まっている。政策的にも、補助金等申請の条件化等の振興策が行われている。しかし、実際の大学の現場には、IRを担当できる専門人材が不足しており、各大学ともその確保に苦心している状況にある。このような状況を踏まえて、九州大学では、平成25年度後期より、エRの実務を担当できる専門人材の育成を目的とした「IR人材育成カリキュラム」(5科目10単位)を開講してきた。また、IRカリキュラムの短縮版を学外で提供してきた。本報告では、これまでの同カリキュラムの実施状況と成果を検証し、その現状と課題を明らかにするものである。日本教育情報学会, 2015年08月, 年会論文集, 31, 182 - 185, 日本語
- 我が国におけるIR人材育成の取組の現状と課題 (日本教育情報学会第31回年会) -- (教職開発研究会)近年、我が国の大学ではIRに関する取組が急速に広がっているものの、大学の現場では、IR業務を実際に担当できる人材(IR人材)は少数にとどまっている。このため、大学、学会等の様々な主体がIR人材育成の多様な取り組みを行っているが、その現状は明確ではない。本報告は、このような状況を踏まえて、我が国におけるIR人材育成の現状と課題、今後の方向に関する研究成果を報告する。日本教育情報学会, 2015年08月, 年会論文集, 31, 196 - 199, 日本語
- 大学評価とIR平成 16 年度から,日本の大学においては機関別認証評価受審が 7 年以内ごとに義務化された.また,同時期に法人化された国立大学は,国立大学法人評価を 6 年ごとに受審しなければならなくなった.それから 10 年が経ち,それぞれの評価でも 2 巡目が終わろうとしており,これらの評価を踏まえた教育機関の改善の方法も次第に明確になりつつある.特に,教育の内部質保証の確立には,昨今注目されている IR を導入することが不可欠である.当初 IR は,教学改善のツールとして注目されたが,研究戦略や業務運営のツールとしても注目されている.本稿の著者らは,大学評価の立場から九州大学の IR 活動を推進している.実務的な見地から,教育研究活動への IR に焦点を絞り,大学評価を軸とした IR 活動の一例を紹介する.一般社団法人情報処理学会, 2015年01月24日, 情報処理学会研究報告. CLE, 教育学習支援情報システム, 2015(3) (3), 1 - 5, 日本語
- 学生を対象としたウェブアンケートにおけるリマインダの効果について(教育方法,研究発表II)大学機関別認証評価では、教育成果または学習成果の根拠として提示するため、学生を対象とした意見聴取を行う必要がある。九州大学では、平成25年度に在学生を対象とした大学への満足度に関するウェブアンケートを行った。一般にウェブによるアンケートでは、回収率が1割前後に留まり、有意なデータとなりにくいと考えられている。一方、質問紙を使って行うと3割ほどが見込まれ、事後報酬をつければ37%の回収が実現したとの報告もある。著者らは、リマインダー機能を装備したウェブアンケートを行い、部局教員の協力のもと35%以上の回収率を得ることに成功した。日本教育情報学会, 2014年, 年会論文集, (30) (30), 184 - 185, 日本語
- 大学教育学会, 2011年06月05日, 日本語大学評価と「大学教育の質」の提示
- オランダの大学におけるIRの役割本発表の目的は、オランダの大学におけるInstitutional Research(以下、IR とする)の役割について、内部質保証にどのように貢献しているのかという観点から考察することにある。発表者は、日本の大学におけるIR の可能性を探ることを目的に、海外の事例を調査・分析してきた。昨年度はアメリカの大学におけるIR の実態を調査・分析した(森他2009)。本発表は、アメリカとは異なる海外の事例としてヨーロッパに着目し、なかでもオランダのIR の実態を分析するものである。オランダを事例として取り上げる理由は、大学評価の動向との関連でIR の機能・役割を分析できると考えたからである。後述するように、現在のオランダではボローニャ・プロセスの影響の下、従来の自律的な大学評価とは異なるアクレディテーションのシステムが整備されている。こうした大学評価の展開の中でIR はどう機能するのか、どういう役割を担っているのかという実態の一端を解明することは、認証評価や国立大学 法人評価の導入を一つの契機として議論され始めている日本のIR の姿を追究する上で重要な示唆を与えて くれる。なお本発表にかかる先行研究としては、米澤(2000)や林(2006)等が挙げられるが、これらの 研究は大学評価システムを解明することに主眼が置かれている。アクレディテーションが求められる中で、 大学内部でIR がどう機能しているのかを分析した先行研究は、管見の限り見当たらない。日本高等教育学会, 2011年01月19日, 日本高等教育学会 第13回, 日本語
- アメリカ型IRの日本における実現可能性について本発表の目的は、アメリカ型Institutional Research(以下、IRとする)の日本における実現可能性を実務レベルの視点から考察することにある。具体的には、以下の二点に焦点を当てる。一つは、「アメリカ型IR」の姿を明確にすべく、アメリカの大学においてIRが機能する背景と実際の活動実態を明らかにする1。そしてもう一つは、明らかにしたアメリカ型IRの日本における実現可能性について、日米の環境の相違を明らかにしながら考察する。本発表にかかる先行研究では、特にアメリカ型IRが大学内でどのような役割を担っているのか、どのような機能を果たしているのかといった点に関して、詳細な分析が行われてきた2。しかしながら、実際IRは何をしているのかといった実務の状況、さらには日本の大学におけるアメリカ型IRの実現可能性を実務レベルで考察しているものは管見の限り見当たらない。なお本稿のアメリカ型IRとは、他国(オーストラリアや欧州諸国)との差別化を意味しているものではなく、アメリカの大学におけるIRを一般的に総称するものとして位置づけ、その内実を発表を通して解明していくものとする。2009年05月23日, 日本高等教育学会, 日本語
- 国立大学マネジメント研究会, 2007年12月, 大学マネジメント = University & college management, 3(9) (9), 7 - 12, 日本語UNIVERSITY EVALUATION 九州大学における大学評価の現状と課題 : 大学評価情報室の取組みについて
- 分担執筆, 第3章 アンケート調査結果に見る新型コロナウィルス感染症への対応状況, 東信堂, 2023年03月「学習成果」可視化と達成度評価 その現状・課題・展望 JUAA選書17
- 分担執筆, Ⅵ 教学マネジメント体制とIRの役割, エイデル研究所, 2023年03月認証評価の近未来を覗く 大学教育の質保証と達成度評価
- 共著, 大学基準協会, 2021年09月達成度評価のあり方に関する調査研究報告書
- 分担執筆, 第8章 教学とIR, ぎょうせい, 2020年04月アクティブラーニングに導く教学改善のすすめ
- 分担執筆, 日本の大学における内部質保証の実質化のためのIRの取り組みの現状‐「内部質保証」現況調査アンケートを基に‐, エイデル研究所, 2017年01月内部質保証システムと認証評価の新段階
- 分担執筆, 第3章 IRの大学経営への戦略的活用, 大学教育出版, 2016年03月大学の戦略的経営手法
- 分担執筆, 第8章 教学とIR, ぎょうせい, 2016年03月教学改善のすすめ
- 共著, 大学基準協会, 2015年07月内部質保証ハンドブック
- [出版者不明], 2015年03月, 日本語国立大学における経営計画の策定とIRによる支援のあり方に関する実践的研究
- 大学情報・機関調査研究会(MJIR), 2024年11月, 日本語我が国の私立大学の中期計画の策定・運用に関する現状と課題ーアンケート調査結果を基にー口頭発表(一般)
- 日本教育情報学会 第40回年会, 2024年08月, 日本語大学の内部質保証の取組における課題と促進方策のあり方-3巡目の機関別認証評価の評価結果を基に-口頭発表(一般)
- 大学教育学会第46回大会, 2024年06月, 日本語我が国の大学の中期計画の策定・運用に関する現状と課題-アンケート調査結果を基に-口頭発表(一般)
- 神戸大学 評価研修会, 2023年09月, 日本語第4期中期目標期間における法人評価の概要と対応課題[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 神戸大学 大学評価FD, 2023年09月, 日本語神戸大学における大学評価の概要と今後の対応課題について[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 大学評価コンソーシアム「国立大学法人における計画・評価を 活用したマネジメントセミナー」, 2023年09月, 日本語第4期の国立大学法人評価への対応と第5期の中期計画策定のあり方について[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 日本教育情報学会第39回年会, 2023年08月, 日本語我が国の中小規模の私立大学における内部質保証のあり方-日本高等教育評価機構の認証評価の評価結果を基に-口頭発表(一般)
- 第9回大学IR集中講習会, 2023年03月, 日本語国立大学の中期計画の現状と課題-第3期と第4期の中期計画の比較を中心に-[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 愛知県立大学 全学FD, 2023年02月, 日本語大学と教職員、学生一人ひとりに とっての内部質保証とは何か[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 一般社団法人大学コンソーシアムひょうご神戸 FD・SD委員会, 2022年12月, 日本語「内部質保証システム」に関するセミナー 今こそ基本的な考え方に立ち返り、実質化を考えたい![招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- ビズアップ総研 内部質保証に関する考察セミナー, 2022年12月, 日本語“いま”全大学に求められる内部質保証システムの構築~各認証評価機関の評価結果を基に~[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 第11回大学情報・機関調査研究会, 2022年11月, 日本語内部質保証の現状と課題-認証評価の評価結果の比較を中心に-口頭発表(一般)
- 日本教育情報学会 第37回年会 IR研究会, 2021年08月, 日本語レピュテーション・マネジメントにおけるステークホルダーについ ての調査結果口頭発表(一般)
- 日本教育情報学会 第37回年会 IR研究会, 2021年08月, 日本語我が国の大学におけるレピュテーション・マネジメントの現状と課題 ~国公私立大学を対象としたアンケート調査の結果を基に~口頭発表(一般)
- 東京工業大学社会人アカデミー「2021年Institutional Research論(第1期)」第7回, 2021年07月, 日本語大学評価とIR[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 東京工業大学社会人アカデミー「IR論」2020年第2期, 2020年12月, 日本語大学評価とIR[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 神戸大学保健学研究科FD研修会, 2020年11月, 日本語認証評価及び法人評価について[招待有り]
- 日本教育情報学会第36回年会・IR研究会, 2020年08月, 日本語大学におけるレピュテーション・マネジメントへの大学ランキングの活用の現状と課題について口頭発表(一般)
- 神戸大学FD研修会, 2020年07月, 日本語教育の内部質保証について[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 学内説明会, 2020年03月, 日本語3巡目の機関別認証評価対応について(仮)[招待有り]その他
- 東京工業大学 社会人アカデミー, 2019年11月, 日本語, 国内会議大学評価とIR[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 日本教育情報学会 第35回年会, 2019年08月, 日本語, 国内会議大学経営の活用に向けた大学情報の流通に関する課題口頭発表(一般)
- 日本教育情報学会 第35回年会, 2019年08月, 日本語, 国内会議世界のレピュテーション・マネジメントの現状と日本におけるIR担当者の意識口頭発表(一般)
- 日本教育情報学会 第35回年会, 2019年08月, 日本語, 国内会議わが国の国立大学におけるレピュテーション・マネジメントに関する意識と取組及びIRの活用の実態口頭発表(一般)
- 大学評価・IR担当者集会2019 機関別認証評価セッション, 2019年08月, 日本語, 国内会議大学改革支援・学位授与機構及び大学基準協会における内部質保証[招待有り]口頭発表(招待・特別)
- 東京工業大学 社会人アカデミー Institutional Research論, 2019年08月, 日本語, 国内会議大学評価とIR公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- The Eighth Edition of the International Conference New Perspectives in Science Education, 2019年03月, 英語, 国際会議On FAIR Data Principles of Institutional Data And Information of Universities口頭発表(一般)
- IR人材育成集中講習会, 2019年02月, 日本語, 国内会議大学におけるレピュテーション・マネジメントとIRの活用[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 芦屋大学FD・SD研修, 2018年10月, 日本語, 国内会議日本の大学におけるIRの取組-実務を踏まえて-[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 日本教育情報学会第34回年会, 2018年08月, 日本語, 国内会議IRによる中期計画の策定の支援の現状と課題-国立大学に対するアンケート調査の結果を中心に-口頭発表(一般)
- 日本教育情報学会, 2018年08月, 日本語, 国内会議レピュテーション・マネジメントの推進に向けたIRのあり方-教学IR分析の観点から口頭発表(一般)
- 日本教育情報学会第34回年会, 2018年08月, 日本語, 国内会議大学情報のオントロジー構築-IR の観点からの教育と大学評価のオントロジー口頭発表(一般)
- 大学情報・機関調査研究会MJIR, 2018年08月, 日本語, 国内会議中期計画を対象としたロジックモデルの各構成要素における特徴語分析口頭発表(一般)
- IR集中講習会, 2018年01月, 日本語, 国内会議国立大学における計画・評価のロジックモデルを用いた現況分析とIRによる支援のあり方[招待有り]公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- SEAAIR 2017, 2017年09月, 英語, 国際会議How can IR Support the Management of Japanese National Universities on the Mid-term Plan Related to Globalization?口頭発表(一般)
- 日本教育情報学会, 2017年08月, 日本語, 国内会議国立大学の教育に関する経営計画の課題とIRの支援のあり方口頭発表(一般)
- 日本教育情報学会, 2017年08月, 日本語, 国内会議大学として「人間力」をどのように育成するか?[招待有り]シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- 大学情報・機関調査研究会, 2017年08月, 日本語, 国内会議日本の国立大学における経営計画の課題とIRによる支援のあり方について-グローバル化に関する中期計画を中心に口頭発表(一般)
- 日本教育情報学会 第32回年会, 2016年08月, 日本語, 国内会議IRによる内部質保証の実質化の支援の現状と課題 -大学基準協会のアンケート調査を基に-口頭発表(一般)
- 第5回 大学情報・機関調査研究集会・MJIR, 2016年07月, 日本語, 国内会議IRの内部質保証システムへの支援の現状と課題-国立大学に対するアンケートを基に-口頭発表(一般)
- 日本教育情報学会年会, 2015年08月, 日本語, 国内会議我が国におけるIR人材育成の取組の現状と課題口頭発表(一般)
- 第4回 大学情報・機関調査研究集会MJIR, 2015年07月, 日本語, 国内会議大学職員に求められる経営能力のあり方―経営計画の策定・進捗管理・評価を中心に ―口頭発表(一般)
- 第3回 大学情報・機関調査研究集会MJIR, 2014年09月, 日本語, 国内会議機関別認証評価を機会とした組織単位のIRの機能の実現の取組口頭発表(一般)
- 3rd International Conference on Institutional Research and Institutional Management (IRIM 2014), 2014年09月, 英語, 国際会議The subject about the data collection in the progress management of a mid-term planポスター発表
- International Conference on Advanced Software Engineering and Information Systems (ICASEIS), 2013年11月, 英語, 国際会議Construction of a university planning tool and communication system口頭発表(一般)
- 大学教育学会, 2013年06月, 日本語, 国内会議日本におけるIR人材の育成のあり方について口頭発表(一般)
- 高等教育質保証学会, 2012年09月, 日本語, 国内会議データベースを活用した内部質保証システムの構築ポスター発表
- 第1回大学情報・機関調査研究集会(MJIR), 2012年09月, 日本語, 国内会議国立大学における同窓会組織との連携の現状について-達成状況報告書の記述を中心に-口頭発表(一般)
- 大学教育学会, 2012年05月, 日本語, 国内会議IRに関する意識及び実態口頭発表(一般)
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 神戸大学, 2024年04月01日 - 2027年03月31日内部質保証の実質化の阻害要因と促進要因に関する研究
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 神戸大学, 2021年04月 - 2023年03月, 研究代表者大学の経営改善に資する経営計画のあり方に関する研究令和3年度においては、国立大学の第3期の中期計画の現状と課題の把握を行った。 まず、国立大学の第3期中期目標期間の中期計画の現状と課題を把握した。具体的には、ロジックモデルの観点から、国立大学の中期計画の構造の分析を行った。ロジックモデルは、「目的」、「インプット」、「取組」、「アウトプット」、「アウトカム」の5つの要素で構成した。調査の結果、ロジックモデルの全ての要素を備えている中期計画はほとんどなかった。また、「目的」は要素の中で最も記載の割合が高かった。中期計画は法人評価が義務付けられていることから、不達成の評価を受けるリスクを回避するために「目的」の形で規定した可能性も推察される。さらに、「アウトプット」及び「アウトカム」は、「目的」よりも記載の割合は低かった。不達成のリスク回避や予測の困難さとともに、中期計画の策定の際に取組からアウトプット、アウトカムに至るまでの論理構造が十分に整理されていないことが要因と推察される。この分析結果については、取りまとめの上で、関係する学会、研究会等において公表し、意見交換を通じて、ブラッシュアップを図る予定である。 また、研究代表者、研究分担者の所属大学において、担当業務に関係して、第4期中期目標期間の中期計画の策定の支援に従事し、策定の過程、その状況を把握した。 さらに、国立大学の場合、中期計画と法人評価、PDCAサイクル、内部質保証は密接な関係があることから、今後の法人評価の方向に関する研究を行った。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 神戸大学, 2018年04月01日 - 2021年03月31日大学のレピュテーション・マネジメントの推進のためのIRの活用のあり方に関する研究平成30年度に実施したレピュテーション・マネジメントに関する文献調査や大学における国際的なレピュテーション・マネジメントの状況についてのヒアリング調査を元に、国立大学に対するレピュテーション・マネジメント(以下、RM)に関する取組についての意識・実態に関するアンケート調査を実施した。調査はWebを用いて行い、回答率は33.7%であった。回答では、RMを「知っている」と回答した大学は半数以下にとどまったものの、「知っている」と回答した大学はすべてRMを重要と認識し、「知らない」と回答した大学も、80%以上が「今後重要になる」と回答した。また、広くRMに関係する取組については、80%以上の大学が実施しており、現在は、高校生・高校を主な対象としているが、今後は、卒業生・企業を対象とすべきと考えていた。さらに、RMへのIRの活用については、現在約半数の大学が活用しており、現在活用していない大学も約80%の大学が今後活用すべきと考えていることが明らかとなった。これらの分析結果から大学においてもRMの重要性が認識されている状況が明らかになった。また、これらの分析結果については、日本教育情報学会第35回年会(令和元年8月25日)において報告「わが国の国立大学におけるレピュテーション・マネジメントに関する意識と取組及びIRの活用の実態」等を行うとともに、参加した大学のIR関係者と情報共有と意見交換を行い、知見の深化を図った。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 東京工業大学, 2017年04月01日 - 2021年03月31日日本の大学における諸活動を可視化するオントロジーマップの構築令和元年度は、欧州における研究情報マネジメントの一環として提案されているCERIFを参考に、研究代表者が属する大学の教育・研究活動を示すデータのオントロジー構築に着手した。実務データベースをもとにオントロジーを設計しようとしたが、大学既存のデータベースが持つデータスキームやメタ情報が十分に管理されていなかったため、オントロジーの構築を進めるとともに、データスキームやメタ情報の管理方法を検討した。 主要な各研究業績の概要については次の通り。まず、国際会議SEAAIR2019では、"About A Role on Information Management for Institutional Research"というタイトルで、機関情報のマネジメントに関する実践的研究を報告した。本課題で対象とするオントロジーは、Institutional Research(IR)を進めていく上で重要な要素である。それは、IRに必要な情報を収集する仕組みの設計に不可欠だからである。McLoughlin-HowardにみられるようなIRサイクルを数回繰り返すと、情報収集のための課題が見えてくる。しかし、これらの課題を解決する一般的な方法については、具体的な議論は少ない。この会議論文では、情報学的な見地および組織論的な立場から、どのような情報統制の方法が考えられるかを議論した。 次に、日本教育情報学会35回年会では、「大学経営の活用に向けた大学情報の流通に関する課題」について、大学情報の流通を確立するための次のような提案を行った。IRへの活用の観点から,大学情報の流通に関する課題として、スキルを持つ人材や大学情報の統括に関するポリシーの不在を指摘した。その解決策の一例として、研究情報の公開・管理で提案されているFAIRデータ原則に基づくシステムのチェックリストやメタデータ記録フォーマットを提案した。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 九州大学, 2015年04月01日 - 2018年03月31日, 研究代表者本研究では、国立大学の中期計画を対象として、内容や進捗管理の課題に関する研究を行った。また、IRによる中期計画の策定の支援の実践を行い、その成果を検証した。また、国立大学における中期計画の策定に対するIRの支援の状況に関する実態調査を行い、現状と課題を把握した。また、IRによる計画策定に対する支援のあり方を検討した。さらに、研究成果をもとに、計画策定の支援等を行う人材育成プログラムの開発を行った。競争的資金
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 九州大学, 2012年04月01日 - 2016年03月31日, 研究代表者この研究は、我が国におけるIR及び内部質保証の在り方に関する研究である。この研究で、内部質保証を支援するIRのための人材の教育カリキュラムとデータベースの活用に関する研究も行った。また、IRによる内部質保証の実質化の支援の状況を把握するために、国立大学を対象とするアンケート調査を実施した。調査の結果、IRは内部質保証の支援を十分に実施していないことが分かった。今後は、IRは、個別の課題の調査分析にとどまることなく、全学としての内部質保証システムに位置付けて活用することが重要といえよう。競争的資金
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 九州大学, 2010年 - 2012年本課題は、日本の大学における大学経営の総合的問題を分析するための情報基盤の構築を目標としており、(1)情報技術の観点から、大学情報を効率的に収集するモデルの形成と情報基盤の構築、(2)大学行政の観点から、大学経営における総合的問題に対する多角的分析を行い、それを情報システム化することを目的として研究を行った。情報基盤構築の成果として、データウェアハウスと効果的な連携を行うオーサリングシステム、および、大規模な組織で情報共有をしつつ中期計画の進捗管理を行う文書管理システムの2 つの情報システムを提案した。大学行政の分析においては、近年注目されている機関調査という概念について、大学評価の観点から調査研究を行った。この調査結果から、機関調査という活動が本研究課題でテーマとして掲げている「大学経営における総合的問題の分析と解決」に有効な手法である事を確認した。さらに、機関調査を定着させる為に、この活動を主体的に推進する人材の育成について調査研究を行った。また、機関調査の必要性について、我が国の国立大学法人ではどのように捉えているか、理事および担当者を対象としたアンケート調査を行った。これらの研究成果の公開と機関調査の普及、および関係者の交流を目的として、機関調査と機関マネジメントをテーマとした国際会議および国内向け研究集会を開催した。
- 九州大学, 教育の質向上支援プログラム, 2010年04月 - 2011年03月, 研究代表者学生の成長を可視化するための取組「もし九大生が100人だったら」等の取りまとめ競争的資金
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 九州大学, 2008年 - 2010年, 研究代表者この研究は、国立大学法人の経営にPDCAサイクルを構築するための具体的な経営支援のモデルに関し実践的研究を通じて開発することを目的としている。 この観点から、国内外の大学等における経営支援組織であるIR組織の実態調査を行い、その日本の国立大学法人への適用可能性に関する調査研究、研究指標開発を目的とした調査研究を行うとともに、それらの研究成果を、全国の大学評価担当者を対象とする大学評価担当者集会で公表し、大学評価担当者間での知見の共有を図った。競争的資金
- - 現在大学基準協会・大学評価委員会幹事
- FD・SDセミナー, 2024年03月11日大学コンソーシアムひょうご神戸FD・SDセミナー「内部質保証システムの実質化を考える~現場が動き出す!工夫と実践~」
- 報告書執筆, 2023年03月01日 - 2023年03月01日愛知県立大学外部評価
- 講師, 2022年 - 2022年株式会社ビズアップ総研研修「国立大学法人の事業計画・戦略立案研修(基礎編)」
- Institutional Research論(東京工業大学・社会人アカデミー)説明会, 2021年07月19日大学評価とIR
- 講師, 2021年 - 2021年株式会社ビズアップ総研研修「大学改革支援・学位授与機構(NIAD)の機関別認証評価の実務スキル向上研修」