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加藤 諒計算社会科学研究センター准教授
研究者基本情報
■ 学位■ 研究キーワード
■ 研究分野
■ 委員歴
- 2023年01月 - 現在, 2023年度 統計関連学会連合大会, プログラム委員
- 2023年01月 - 2023年01月, 総務省統計局, 個人企業経済統計欠測値補完に関する意見交換会 構成員
- 2022年01月 - 2022年12月, 日本マーケティング・サイエンス学会第112回研究大会 大会実行委員
- 2022年01月 - 2022年12月, 2022年度 統計関連学会連合大会, プログラム委員
- 2022年03月 - 2022年03月, 総務省統計局, 個人企業経済統計欠測値補完に関する意見交換会 構成員
- 2021年01月 - 2021年12月, 2021年度 統計関連学会連合大会, プログラム委員
- 2018年01月 - 2018年12月, 行動経済学会第12回大会, 運営委員
- 2018年01月 - 2018年09月, 日本行動計量学会第46回大会, 実行委員
研究活動情報
■ 受賞■ 論文
- 2024年06月, 日経広告研究所報, 335, 22 - 29企業の人的資本指標が財務指標、ブランド指標、企業価値に与える影響に関する実証分析
- Wiley, 2021年12月, Stat, 10(1) (1), e350, 英語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- Elsevier BV, 2021年03月, Journal of Retailing and Consumer Services, 59, 102397 - 102397, 英語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 2020年, Annals of the Institute of Statistical Mathematics, 72(3) (3), 803 - 826, 英語Semiparametric Bayesian Multiple Imputation for Regression Models with Mixed Continuous-Discrete Covariates[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 2019年, Journal of Advertising, 48(5) (5), 569 - 587The Impact of Competitors Store Flyer Advertisement on EDLP/HiLo Chain Performance in Highly Competitive Retail Market: GPS Information and POS Data Approach in Japan[査読有り]
- Emerald Publishing, 2019年, Asian Review of Accounting, 英語Does Big N Matter for Audit Quality? Evidence from Japan[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- Are women more likely to purchase an extended warranty? In this paper, we study in-store sales of extended warranties for electronic products, and find that gender and income matter: female consumers from low-income households are more likely to purchase an extended warranty, although few gender differences exist for middle- and high-income households. It is also found that the gender gap in extended warranty purchases is more apparent in the case of personal computers than in the case of cathode ray tube televisions. This finding suggests that gender may matter more in extended warranty purchases for more mechanical products. We also argue that our empirical results may suggest that advantageous selection prevails in the extended warranty market for personal computers.名古屋大学大学院経済学研究科, 2018年06月, 経済科学, 66(1) (1), 1 - 14, 英語研究論文（大学，研究機関等紀要）
- 日経広告研究所, 2017年09月, 日経広告研究所報, August September(294) (294), 18 - 25, 日本語企業ブランドイメージと広告費、財務指標の関連性に関する実証分析研究論文（学術雑誌）
- 本研究では，構造モデルを消費者のブランド選択問題に適用すると同時に，消費者の非合理性を考慮したモデルを提案し，実データへの適用を行う。産業組織論などにおける構造モデルでは，しばしば経済主体の合理的な行動を仮定するが，マーケティングにおいては，消費者に合理性を仮定するのは適切ではない。そこで本研究では消費者の非合理性を考慮した構造モデルを構築するため，行動経済学的な観点から消費者の習慣形成や飽和を考慮し，ブランド選択に関する構造モデルの提案・推定を行う。更に，新製品に関する消費者の学習効果も考慮する。構造モデルによる結果は，より予測力が高く，さらに従来の誘導モデルでは観察が困難であった消費者の新製品の購買による学習の様子が確認された。日本マーケティング・サイエンス学会, 2017年03月, マーケティング・サイエンス, 24(1) (1), 53 - 76, 日本語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- Allied Business Academies, 2016年11月, Academy of Accounting and Financial Studies Journal, 20(3) (3), 62 - 83, 英語Influence of the Audit Market Shift from Big 4 to Big 3 on Audit Firm’s Industry Specialization and Audit Quality: Evidence from Japan[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 岩波書店, 2016年06月, 岩波データサイエンス刊行委員会編『岩波データサイエンス』, Vol. 3, 日本語因果効果推定の応用―CM接触の因果効果と調整効果研究論文（学術雑誌）
- 日本マーケティング・サイエンス学会, 2015年08月, マーケティング・サイエンス, 23(1) (1), 35 - 59, 日本語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- Allied Business Academies, 2015年03月, Academy of Accounting and Financial Studies Journal, 19(1) (1), 186 - 197, 英語Accruals-Based Audit Quality in the Japanese Audit Market[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 共訳, 2023年07月標準的な平均処置効果推定量のサンプリング分散（インベンス・ルービン 統計的因果推論(下), 星野 崇宏・繁桝 算男監訳）
- 共訳, 2023年07月完全無作為化実験に対するモデルベースの推論―付録（インベンス・ルービン 統計的因果推論(上), 星野崇宏;繁桝算男監訳）
- 分担執筆, 2016年因果効果推定の応用―CM接触の因果効果と調整効果（岩波データサイエンス刊行委員会編『岩波データサイエンス Vol. 3』）
- 2024 INFORMS Marketing Science Conference, 2024年06月, 英語Impact of Peak-End Effects and Consumer Heterogeneity on Reference Price Formation口頭発表（一般）
- 行動経済学会 第14回大会, 2023年12月タイムプレシャーと消費者の店舗内行動[招待有り]
- Webinar of Bayesian Econometrics 2023, 2023年01月Semiparametric Bayesian instrumental variables estimation for nonignorable missing instruments
- 日本行動計量学会 第50回大会, 2022年08月店舗内タイムプレッシャーと快楽性製品カテゴリーの購買行動
- 日本マーケティング・サイエンス学会 第111回研究大会, 2022年06月現在地への親近性がジオターゲティング広告の効率性に与える影響
- 行動経済学会第14回大会, 2020年12月タイムプレッシャーと現在地への親近性がインセンティブへの反応に与える効果：大規模RCTによるモバイル広告データを用いて
- 2019 INFORMS Marketing Science Conference, 2019年06月, 英語, 2019 INFORMS Marketing Science Conference, University of Rome Tre, 国際会議Measuring the effect of competitors’ store flyers on EDLP and HiLo store performance: GPS data approach口頭発表（一般）
- 2018年度統計関連学会連合大会, 2018年09月, 日本語, 応用統計学会, 日本計算機統計学会, （一社）日本計量生物学会, 日本行動計量学会, （一社）日本統計学会, 日本分類学会, 中央大学, 国内会議母集団情報を利用した欠測を含む操作変数への対処口頭発表（一般）
- 日本行動計量学会第46回大会, 2018年09月, 日本語, 日本行動計量学会第46回大会実行委員会, 慶應義塾大学, 国内会議位置情報とIDPOSデータを用いた購買行動の理解口頭発表（一般）
- 日本行動計量学会第46回大会, 2018年09月, 日本語, 日本行動計量学会第46回大会実行委員会, 慶應義塾大学, 国内会議AIはどこまで人間の仕事を代替可能か？～Frey and Osborne (2013) の批判的検討口頭発表（一般）
- 2018 Joint Statistical Meetings, 2018年07月, 英語, American Statistical Association, Vancouver Convention Centre, 国際会議Semiparametric Bayes Model for Multidimensional Instrumental Variables口頭発表（一般）
- 第56回消費者行動研究コンファレンス, 2018年05月, 日本語, 日本消費者行動研究学会, 亜細亜大学, 国内会議スキャナーパネルを用いた新製品に対する非計画購買の理解口頭発表（一般）
- 2017年度消費者行動ワークショップ, 2018年03月, 日本語, 南山大学経営研究センター, 南山大学, 国内会議位置情報とチラシデータを用いた消費者の商圏内購買行動の理解口頭発表（一般）
- 日本マーケティング・サイエンス学会第102回研究大会, 2017年12月, 日本語, 日本マーケティング・サイエンス学会, 電通ホール, 国内会議経済学モデルと行動経済学的知見のマーケティングサイエンスへの貢献口頭発表（一般）
- 日本マーケティング・サイエンス学会第102回研究大会, 2017年12月, 日本語, 日本マーケティング・サイエンス学会, 電通ホール, 国内会議位置情報と購買履歴のマッチングによる競合他社での購買行動の理解口頭発表（一般）
- 2017年度統計関連学会連合大会, 2017年09月, 日本語, 統計関連学会, 南山大学, 国内会議多次元の弱操作変数がある場合のセミパラメトリックベイズ操作変数法の提案口頭発表（一般）
- 日本マーケティング・サイエンス学会 新しいデータと競争環境の下でのマーケティングサイエンス研究部会WS, 2017年09月, 日本語, 日本マーケティング・サイエンス学会, 慶應義塾大学, 国内会議スキャナーパネルに対する購買直後調査を用いた新製品のトライアルリピートの理解口頭発表（招待・特別）
- 消費者行動研究コンファレンス, 2017年05月, 日本語, 消費者行動研究コンファレンス, 慶應義塾大学, 国内会議スキャンパネル協力者に対する購買直後調査を用いた購買行動規定要因の探索：トライアルリピートと非計画購買に着目して口頭発表（一般）
- 日本行動計量学会第44回大会, 2016年08月, 日本語, 日本行動計量学会, 札幌学院大学, 国内会議広告接触の因果効果・調整効果のブランド属性と個人属性の影響を探る：マルチレベルデータの因果効果推定口頭発表（一般）
- 日本マーケティング・サイエンス学会 行動経済学と産業組織論によるマーケティングモデルの深化部会WS, 2015年06月, 日本語, 日本マーケティング・サイエンス学会, 名古屋大学, 国内会議消費者の慣習形成・飽和を考慮したブランド選択モデルの構造推定口頭発表（一般）
- 日本マーケティング・サイエンス学会第97回研究大会, 2015年06月, 日本語, 日本マーケティング・サイエンス学会, 大阪府立大学, 国内会議Forward-lookingな消費者の慣習形成・飽和を考慮したブランド選択モデルの構造推定口頭発表（一般）
- 日本オペレーションズ・リサーチ学会「数理的発想とその実践」第1回研究集会, 2015年05月, 日本語, 日本オペレーションズ・リサーチ学会, 金沢学院大学, 国内会議段階推定法を利用した潜在クラスの時系列的把握口頭発表（一般）
- 行動経済学会第8回大会, 2014年12月, 日本語, 行動経済学会, 慶應義塾大学, 国内会議消費者の慣習形成を考慮したブランド選択モデルの構造推定口頭発表（一般）
- 日本経営財務研究学会ファイナンスキャンプ2014, 2014年07月, 日本語, 日本経営財務研究学会, 六甲スカイ・ヴィラ, 国内会議Auditor Size as a Measure for Audit Quality, A Japanese Study口頭発表（一般）
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 一橋大学 ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センター, 2022年04月 - 2026年03月, 研究代表者店舗内・商圏レベルの買い回りにおける消費者の快楽的消費に関する研究
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究, 神戸大学, 2020年04月 - 2022年03月, 研究代表者位置情報を利用した価格プロモーションに対する消費者の商圏内買い回り行動の理解
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 慶應義塾大学, 2018年04月 - 2022年03月, 研究分担者異質性を考慮した因果効果の推定法の開発とその応用本研究の研究目的はルービン因果モデルの枠組みを拡張し、店舗と消費者、病院と患者、クラスと生徒のような階層性のあるクラスターデータにおける因果効果の異質性や、同一個人でも何らかの要因により介入効果が異なる個人レベルの効果の異質性について統一的なモデル表現を行い、既存手法で生じるバイアスを回避する効率的な推定法を開発することを目的としている。 一昨年度に進展した理論研究のうち特にpotential outcome間の同時分布の識別条件とその推定方法についての研究をもとに、研究計画の（1）クラスターあるいは個別ごとの介入の最適化についての研究や、（3）適応的デザインでの解析への応用に直接有用であり、また（5）母集団情報やマクロデータ、代表性のあるデータを利用した補正についての理論研究に注力して研究を行った。さらに、これに関連するシミュレーション研究を大規模に実施した。理論的な研究の成果を海外学会での発表および海外著名誌に論文投稿を行いその一部については採択され、他は現在審査中である、 また、応用研究としてレセプトデータ、教育データとマーケティングデータについては（１）と（３）の分野について研究を実施し、応用研究についてはまずは国内外の学会に発表したあと、一部海外雑誌に掲載させ、他にも国内外の査読雑誌に投稿準備中である。特に理論的な研究成果は一昨年度は論文投稿を中心としたため、昨年度は海外学会でも発表を行った。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援, 研究活動スタート支援, 神戸大学, 2019年04月 - 2020年03月, 研究代表者位置情報を用いた消費者の商圏内買い回り行動の理解本研究の目的は、消費者の商圏レベルでの買い回り行動を理解することと、それに付随する小売店舗の価格先着との関連性を探ることである。従来のマーケティング研究では、チラシ配布などのプロモーション効果に関する研究が蓄積されている。しかしこれらの研究では、競合店舗のデータが利用できないことから競合店舗の存在が考慮されていない。通常消費者は、複数店舗から訪問店舗を選択すると考えられ、競合店舗の存在を考慮しない場合、プロモーションに対する弾力性が正しく推定されず、価格戦略の本当の効果を把握することはできない。 本研究では、近年国内でも増加しているEDLP戦略と、旧来型のHiLo戦略という小売店舗の価格戦略の違いによって、その顧客の買い回り行動がどのように異なるか、という点を明らかにすることを試みた。これは、EDLP店舗の顧客は価格非弾力的であること、特定店舗に対するロイヤルティが高いこと、が知られており、競合のチラシへの反応がHiLo店舗顧客と比べて弱いことが想定されるなど、チラシ効果には価格戦略による違いがあると考えたためである。 そこで、地方で店舗展開を行っている某EDLPチェーンAを中心に、半径5km以内に存在する小売店舗を商圏と定義し、解析を行った。顧客買い回りデータはスマートフォンによる位置情報から取得した。 これらのデータを用いた結果、HiLo戦略を取る小売店舗の顧客は、競合店舗のチラシにも反応するのに対し、EDLP小売店舗の顧客は、競合のチラシにはほとんど反応しないことが明らかとなった。本研究は、EDLP店舗顧客の競合での価格弾力性を測定した初めての研究となった。 この結果は、広告論において最も権威のあるジャーナルであるJournal of Advertising誌において採択・公刊された。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 特別研究員奨励費, 慶應義塾大学, 2016年04月 - 2019年03月, 研究代表者行動経済学的知見と構造推定を利用した購買選択モデルの開発と応用本研究は、行動経済学的な知見と構造型モデルを用いて、非合理的な行動の存在が知られる多様な消費者の行動を定量的に把握するとともに、実用的な政策シミュレーションを行えるモデルを開発することを目的としている。当該年度は研究計画の2年目であり、主に「新製品の購買による学習行動の構造推定と最適な新製品値下げ戦略への応用」の研究を行うことを計画として掲げ、研究を行ってきた。本年度は特に、当初の計画に加えて、推定に関連する統計学的な推定手法の研究を中心として行った。 本研究の遂行にあたり、様々な統計的な問題を解決する必要があったため、これに関連する研究を行った。まず、本研究のようにマーケティングデータを扱う場合、変数の数が多く、また所得などといった変数に関しては、無回答による欠測が起こりやすい。これらの欠測がある消費者に関しては除外して解析を行うことも可能であるが、この場合使用できる変数が多次元であることから、少なくとも1つの変数が欠測する消費者の数が膨大となり、解析に際して多くのサンプルを無駄にすることになる。そこで、欠測しているデータを補完するような研究を行い、論文投稿を行った。 更に、関連する統計的な手法の開発を目的として、セミパラメトリックな操作変数法に関する研究も行った。この研究に関しては学会発表（『多次元の弱操作変数がある場合のセミパラメトリックベイズ操作変数法の提案』、2017年9月統計関連学会連合大会）を行っており、統計関連学会連合より優秀報告賞を受賞した。
- 吉田秀雄記念事業財団, 2017年 - 2018年, 研究分担者集計マクロレベル情報とミクロレベルデータを融合した広告効果推定法の開発と応用
研究シーズ
■ 研究シーズ- 社会科学におけるデータ欠測とセミパラメトリックベイズモデルシーズカテゴリ：人文・社会, 自然科学一般研究キーワード：ベイズ統計学, 欠測データ解析研究の背景と目的：社会科学で扱うデータに関しては、調査対象者の無回答やデータの取得困難性から欠測が生じることが多々あります。本研究では、関心のある母数には有限次元のパラメトリックモデル、関心のない母数には無限次元のノンパラメトリックベイズモデルを仮定した、セミパラメトリックベイズモデルを利用し、データ欠測への対処法の開発を行います。研究内容：本研究では、欠測データ解析と同じ枠組みで議論を行う因果推論も研究対象としています。この因果推論には、操作変数法など経済学で広く用いられる手法を含みます。期待される効果や応用分野：広いタイプのデータセットに対して用いることのできる、欠測データの解析法を提案することができます。また、機械学習等では困難である、因果効果の推定をより少ない仮定の下で行うことができることが期待できます。