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木村 裕治大学院保健学研究科 保健学専攻助教
研究活動情報
■ 論文- (一社)日本小児アレルギー学会, 2024年09月, 日本小児アレルギー学会誌, 38(4) (4), 382 - 382, 日本語食物アレルギー患者がリスクと捉える状況と感情に関する文献レビュー
- 2023年09月, 日本脳神経看護研究学会, 50回意思表示が困難な患者の意思を治療方針に反映させるために意思決定支援において看護師が取り組んでいること
- 2023年09月, 日本脳神経看護研究学会, 50回急性期病院の一般病棟で働く看護師が身体拘束の長期化を防ぐために意識していることや取り組んでいること
- (一社)日本がん看護学会, 2023年02月, 日本がん看護学会学術集会, 37回, 240 - 241, 日本語初期治療を受けるまでのがん患者の体験
- (一社)日本がん看護学会, 2023年02月, 日本がん看護学会学術集会, 37回, 248 - 248, 日本語治療方針を決定していく時期のがん患者の自分らしさ
- (一社)日本がん看護学会, 2023年02月, 日本がん看護学会学術集会, 37回, 385 - 385, 日本語化学療法を受ける20~30歳代がん患者のレジリエンスに関する文献検討
- (一社)日本救急看護学会, 2022年10月, 日本救急看護学会雑誌, 24(Suppl.) (Suppl.), [O11 - 02], 日本語初期・二次救急外来患者の主体的な治療選択に向けた看護師の意思決定支援
- 公益社団法人 日本看護科学学会, 2018年, 日本看護科学会誌, 38, 274 - 284, 日本語
背景・目的:看護師には看護実践の質向上の責務があるが,困難な状況がある.本研究では,看護専門職の成長を促す教育支援に資するため,特定機能病院の看護師が看護実践を価値づけ,やりがいを獲得し成長していくプロセスを明らかにする.
方法:経験年数5~10年のA病院の看護師18名を対象に半構造化面接を行い,M-GTAを用いて分析した.
結果:看護師は【どうしたらよいかわからなくて不安な中でもがく】が【試行錯誤し,ひと通りの業務はこなせると感じる】.そして,【自分の看護実践について内省し,次への原動力とする】ことで核となる【看護実践過程の展開とその価値を実感する】に至っていた.さらに【患者の反応やチームメンバーの言動に気づく】【チームの成長に貢献したいと思う】【看護師として成長できていたと気づく】【自分の看護実践について内省し,次への原動力とする】が相互に関連し,【より良い看護を目指し,看護を探究する】に至っていた.
結論:看護師が看護実践を内省し,価値を見出せるようなチームとしての支援が重要である.
- (公社)日本看護科学学会, 2016年11月, 日本看護科学学会学術集会講演集, 36回, 469 - 469, 日本語臨床看護師のやりがいにつながる看護実践の価値付けのプロセス
- 神戸大学大学院保健学研究科, 2012年, 神戸大学大学院保健学研究科紀要, 28, 9 - 20, 日本語優れた看護師が備えている力 : 日常生活援助の実践を通して
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 神戸大学, 2022年04月01日 - 2025年03月31日成人移行期における食物アレルギー患者の外食関連リスクとその回避行動の解明
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 神戸大学, 2019年04月01日 - 2023年03月31日慢性心不全患者の急性増悪予防に向けて看護師が行う退院時病態アセスメントとその評価本研究は、急増している慢性心不全患者の急性増悪予防(再入院予防)のために、退院後の患者・家族の療養継続の要(かなめ)となる看護師 が行う退院時の病態アセスメントに基づく支援に焦点をあて、これらを強化する支援ツールを開発し、その評価を行うことを目的としている。今回、慢性心不全患者の退院時支援における看護師(病棟看護師12名、退院調整看護師4名、訪問看護師5名を対象に、退院時のアセスメントについて面接調査を行い行い、質的帰納的に分析を行った。慢性心不全患者の退院時支援における医療をつなぐ看護実践を中心に分析した結果、病態把握として病棟看護師は[症状や検査結果を確認する]、退院調整看護師は重症度に応じて[病態を理解できる在宅担当者につなぐ]、訪問看護師は[入院中の症状と検査結果の推移を知る努力]をしていた。病棟看護師は生活上の[改善点を重点的に指導]し、[看護サマリーで情報提供][在宅担当者や外来Nsと情報共有]をし、訪問Nsは病態の情報を得るため[医学的知識のある者同士で連携したい]と語り、[生活上の心負荷を調整][増悪徴候に気づき対処する力を引き出す]をしていた。退院調整Nsは医療保険と介護保険の相違を考慮し[医療と暮らしがみえる訪問看護につなぐ]をしていた。心不全患者の急性増悪を予防し在宅療養を継続するには、病態に基づく身体の安定性を考慮した生活調整のため、Ns同士の協働が重要であることが示唆された。なお、これらの調査を通じて、病院看護師を中心とした慢性心不全患者の退院支援の実際(特に病棟退院時における看護師の支援と選択肢、および活用可能な医療制度に関するリテラシー)に関する実態調査の必要性が明らかになった。