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糟谷 祐介大学院経済学研究科 経済学専攻講師
研究活動情報
■ 論文- Elsevier BV, 2023年03月, Journal of Mathematical Economics, 105, 102818 - 102818[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- Elsevier BV, 2021年11月, Games and Economic Behavior, 130, 474 - 498[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- Elsevier BV, 2021年10月, Economics Letters, 207, 110047 - 110047[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- Elsevier BV, 2021年05月, Economics Letters, 202, 109824 - 109824[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- Elsevier BV, 2017年03月, Journal of Economic Theory, 168, 27 - 43[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- Elsevier BV, 2014年07月, Economics Letters, 124(1) (1), 37 - 40[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 全国銀行学術研究振興財団, 経済・金融およびこれらに関する法制に係る研究に対する助成(研究助成), 2024年04月 - 2026年03月アナウンスメント効果に関する規範・実験経済学的分析
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 若手研究, 神戸大学, 2023年04月 - 2026年03月知り合いに対する選好を考慮した多対一マッチング制度の分析三つの研究を進めた。第一に、「知り合い」に対する選好が存在する状況で、従来の狭いメッセージ空間に基づいた耐戦略的なマッチング制度(DA、TTC)が、表明可能なメッセージ=「選好」と実際の選好との乖離にも関わらず、何かしらの意味で十分に耐戦略的であると言える状況を理論的に特徴づけた。本研究は国内の研究集会で報告し、学術誌への投稿に向けて準備中である。 第二に、「知り合い」に対する選好を考慮にいれた何かしらの意味で安定なマッチングを定義する為、ルームメイト問題における新しい安定性概念を提唱し、それが常に存在することや協力ゲームの解概念である交渉集合との関係について考察をした。この成果は論文にまとめられ、Journal of Mathematical Economicsに掲載された(D. Hirata, Y. Kasuya, and K. Tomoeda, 2023)。 第三に、「知り合い」に対する選好を(学校選択制の文脈で言えば)学生側に表明させるのではなく、学校側の選抜基準(選択関数)に最初から組み込みつつ、学生側には学校に対する選好のみを提出させるような制度設計論的アプローチを構想し、分析を進めた。上述の第一のアプローチとは異なり、何かしらの意味での安定マッチングを探求するのではなく、パレート効率的なマッチングを達成するアルゴリズムを提案し、これに基づいた制度が耐戦略性(strategy-proofness)を満たすことを証明した。またマーケット・デザインの新しい領域として飲食店の予約枠分配制度に取り組み、その応用可能性について議論をした。本研究の準備段階的な内容は国内の研究集会等で報告をした。
- 日本フードサービス学会, 第20回研究助成, 2024年04月 - 2025年03月レストラン予約システムに関する経済分析
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 若手研究, 神戸大学, 2020年04月01日 - 2023年03月31日いじめに取り組む制度設計論第一に、昨年度から引き続き「マッチング制度における耐戦略性の規範的必要性」に関する研究を進めた(東京海洋大学の奥村保規氏ならびに一橋大学の平田大祐氏との共同研究の一環)。いじめに取り組む学校選択制において、いじめっ子といじめられっ子を別々の学校に進学させる為に耐戦略性を犠牲にすることの問題点について規範的に考察した。本研究の成果の一部は各種研究会で報告しフィードバックを得た。
第二に、「学生最適安定マッチングの存在保証性」に関する研究を進めた。いじめに取り組む学校選択制において、マッチングの安定性と共に学生の厚生は重要な観点である。そこで両者をバランス良く取り込む「学生最適安定マッチング」が常に存在する為の必要十分条件を求め、成果"Unilateral substitutability is necessary for doctor-optimal stability"をEconomics Letters誌に公刊した。
第三に、「ルームメイト問題における弱い安定性」に関する研究を進めた。いじめっ子といじめられっ子がどのように分けられるべきかを問う問題は、「提携形成問題」と呼ばれる枠組みで取り組まれる必要がある。しかし「提携形成問題」やその単純形である「ルームメイト問題」において、安定マッチングは一般に存在しないことが知られている。そこで安定性の定義を緩めた新しい概念を提案し、その存在可能性について考察した。このトピックに関しては成果"Stability against robust deviations in the roommate problem"(一橋大学の平田大祐氏ならびにシドニー工科大学の友枝健太郎氏との共同研究)をGames and Economic Behavior誌に公刊した。 - 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 東京海洋大学, 2019年04月01日 - 2023年03月31日保育所マッチングシステムに関する研究本年度は,保育所の割当システムを含むマッチングシステムの公平性と効率性について議論を深めた。既存研究において,マッチングシステムの公平性と効率性の間にはトレードオフの関係があることが知られている。すなわち,ある程度公平な割当を行うことに目をつぶれば,効率性を高めることはできるし,効率性が低くてもよいのであれば,より公平な割当を実現することは可能なのである。 本研究では,公平を担保するために設けられている保育所を含む受け入れ側の優先順位を弱めることで,効率性を高める方法を議論した。すなわち,例えば,優先順位が,所得が1円でも低い方を優先するというルールが採用されている場合,「2つの家庭で,所得の違いが100万円未満の場合は,優先順位をタイとするが,それ以上の場合は低い方の家庭を優先する。」といったルールにすることによって,マッチングの効率性を改善することができるが,その方法を導入した。このような優先順の弱め方は既存研究で考えられていた弱順序とは異なり,優先順位が半順序となることを許さなければならない。また,どのような場合にどの程度優先順位を弱めるのができるか,あるいは弱めることが妥当といえるか,についても議論した。 また,昨年度に引き続き,割当に際し,優先順位を決定するために使用する個人の情報に関して,虚偽を報告したり,あえて情報を変えたりするような戦略的なインセンティブについても引き続き議論した。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 公立はこだて未来大学, 2019年04月01日 - 2022年03月31日マッチング市場設計における情報収集・開示と選好内生化に関する研究まず、学校選択制マッチングにおいて、生徒に対する優先順位が不完備情報である場合のモデル化を行った。その際、生徒側にはコストのかかるサーチを行えば自分自身の優先順位を知ることができる場合とできない場合を理論的に考察した。 次に、実験室実験においては、生徒に対する優先順位が完備情報および不完備情報でサーチ機会がない場合とある場合の3通りについてDA方式とIA方式を比較した。IA方式における方がサーチを選ぶ割合が有意に高く、いずれの情報上の条件の下でも、DA方式における方が真実表明の比率は高かった。また、どちらの方式についても、不完備情報の場合の方が完備情報の場合に真実表明の比率が高いことが分かった。
■ 社会貢献活動
