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綿貫 友子大学院経済学研究科 経済学専攻教授
研究活動情報
■ 論文- 2022年03月, 新宮市教育委員会編『新宮市下本町遺跡総合調査報告書』, 277 - 287, 日本語「中世新宮に関わる海上交通と物流」[招待有り]
- 2021年06月, 『国民経済雑誌』, 223(6) (6), 41 - 56, 日本語「前近代の土地造成をめぐって」[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2021年01月, 『日本歴史』, (872) (872), 54 - 62, 日本語「旅先での支出」[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2020年03月, 神戸大学海事科学研究科『海事博物館研究年報 2019(平成31・令和元年)』, 日本語「中世海運の展開」[招待有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2020年03月, 『国民経済雑誌』, 221(3) (3), 29 - 41, 日本語「吉沢正辰借銭状をめぐって」[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 2019年09月, 中世都市史研究会編『港津と権力』, 375 - 388「紀伊水道内海世界の物流と交流」[査読有り][招待有り]
- 「中世の交易」日本の中世(11世紀末~16世紀)の特質でもある分権社会の下、国内外で展開された商業の実態について貿易、国内の遠隔地取引、職能にもとづく得分である「職」を給付された職人の存在形態、市場などから総合的に検討し、近世への移行を展望した。岩波書店, 2017年07月, 岩波講座『日本経済の歴史 1中世』, 1, 260‐287, 日本語[招待有り]論文集(書籍)内論文
- 2015年11月, 白根靖大編『室町幕府と東北の国人』 シリーズ『東北の中世史』吉川弘文館, 3, 116 - 163, 日本語「人と物の交流」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 2015年03月, 仁木宏・綿貫友子編『日本海の流通と港町』清文堂出版, 132 - 152, 日本語「中世三国湊の通航税をめぐる相論とその背景」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 2014年10月, 平川新・千葉正樹編『講座 東北の歴史 第二巻 都市と村』清文堂出版, 41 - 68, 日本語「奥羽の港町」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 2012年07月, 松原弘宣・水本邦彦編『日本史における情報伝達』創風社出版, 123 - 149, 日本語「情報発信と合意の形成 ―中世の情報伝達と周知をめぐって―」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 2011年05月, 竹田和夫編『古代・中世の境界意識と文化交流』勉誠出版, 285 - 305, 日本語「文献から見た境界としての熊野・土佐」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 2008年03月, 仁木宏編『港湾をともなう守護所戦国期城下町の総合的研究 ―北陸を中心に―』2005(平成17)年度~2007(平成19)年度科学研究費補助金 基盤研究(B)<課題番号17320103研究代表者 仁木宏>研究成果報告書, 121 - 152, 日本語「中世日本海東部における流通と担い手」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 2006年06月, 小野正敏・萩原三雄編『鎌倉時代の考古学』高志書院, 361 - 372, 日本語「宗教勢力と河海」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 2005年11月, 柴垣勇夫編『中世瀬戸内海の流通と交流』塙書房, 159 - 184, 日本語「中世流通の東と西 ―紀伊半島の意義を主に―」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 2005年06月, 入間田宣夫編『東北中世史の研究』下巻、高志書院, 323 - 341, 日本語.「札狩と札」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 交通史研究会, 2005年02月, 『交通史研究 ―第30回記念大会シンポジウム「二一世紀の交通史研究」特集号―』, (56) (56), 49 - 59, 日本語「中世水運史研究の可能性 ―遠江国の事例から―」[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2005年01月, 羽下徳彦編『中世の地域と宗教』吉川弘文館, 121 - 142, 日本語「中世前期和泉国の海運をめぐって」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 2004年11月, 小林一岳・則竹雄一編『【もの】から見る日本史 戦争Ⅰ 中世戦争論の現在』青木書店, 207 - 226, 日本語.「戦争と海の流通」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 2003年05月, 赤坂憲雄・原田信男編『いくつもの日本Ⅲ 人とモノと道と』岩波書店, 201 - 226, 日本語「水の交通史 ―中世を中心に―」論文集(書籍)内論文
- 2003年04月, 榎原雅治編『日本の時代史第11巻 一揆の時代』吉川弘文館, 11, 173 - 218, 日本語.「中世の都市と流通」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 2002年09月, 『国史談話会雑誌』, (43) (43), 53 - 66, 日本語「中世陸奥国南域の海運拠点について」[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 2002年06月, 柳原敏昭・飯村均編『鎌倉・室町時代の奥州』高志書院, 179 - 208, 日本語.「中世陸奥国の海上交通と陸上交通」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 2002年03月, 『品川歴史館紀要』, (17) (17), 1 - 17, 日本語「紀伊から関東へ ―中世における紀伊国-南関東の海運に関する若干の補足―」[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 大阪歴史科学協議会, 2001年08月, 『歴史科学』, (165) (165), 15 - 28, 日本語「紀伊国における中世海運 ―中世海運における紀伊半島の位置付けを探るために―」[査読有り]
- 2001年03月, 『平成11・12年度科学研究費補助金 基盤研究(C)成果報告書(研究課題名:「高野山領南部荘故地における荘園遺跡の復元研究」)研究代表者:海津一朗(和歌山大学助教授, 77 - 88, 日本語「南部荘をめぐる海運史料について」[招待有り]
- 1999年09月, 西村圭子編『日本近世国家の諸相』東京堂出版, 3 - 27, 日本語「仮殿遷宮をめぐる皇大神宮・豊受大神宮の動向 ―寛正から天文年間の事例をもとに―」([査読有り]
- 1997年12月, 吉田晶・塚田孝編『歴史の道・再発見 第2巻 平将門から絹の道まで ―東海道をあるく―』、フォーラムA, 54 - 84, 日本語「東国の津・湊と海上の道」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 1997年03月, 東北大学文学部国史研究室中世史研究会編 羽下徳彦先生退官記念論集『中世の杜』, 91 - 102, 日本語「戦国期商人の一形態 ―駿河矢部氏に関する覚書―」研究論文(学術雑誌)
- 1996年10月, 1 - 723, 日本語「中世東国における太平洋海運の研究」(東北大学大学院文学研究科博士学位請求論文)[査読有り]学位論文(博士)
- 1995年05月, 『青山考古』, (12) (12)「中世貿易陶磁器の流通と水運 ―貿易陶磁器の受容と国内輸送路の考察―」[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 1994年10月, 『歴史学研究』, (664) (664), 68 - 77, 日本語.「中世後期関東における流通の展開と地域社会」[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 1994年08月, 羽下徳彦編『中世の地域社会と交流』吉川弘文館, 214 - 238, 日本語「神人と海運 ―関東渡海の神船をめぐって―」[査読有り]論文集(書籍)内論文
- 1993年11月, 『知多半島の歴史と現在』, (5) (5), 26 - 54, 日本語「尾張・参河と中世海運」[査読有り][招待有り]
- 東北大学, 1992年03月, 『日本文化研究所研究報告』, 別巻(29) (29), 1 - 26, 日本語「中世後期陸奥国における熊野信仰 ―旦那・先達の分布と道興准后の順路に関する覚書―」[査読有り]研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 1990年11月, 『六浦文化研究』, (2) (2), 14 - 30, 日本語「中世東国と太平洋海運」[招待有り]研究論文(学術雑誌)
- 日本女子大学, 1989年11月, 『史艸』, 30(30) (30), 1 - 27, 日本語「『武蔵国品河湊船』をめぐって -中世関東における隔地間取引の一側面-」[査読有り]研究論文(学術雑誌)
- 「日本経済史を学ぶために」学部生および初学者に向けての日本経済史、なかでも前近代日本経済史の研究方法についての解説神戸大学経済経営学会, 2018年, 『国民経済雑誌別冊』, (平成30年度前期号) (平成30年度前期号), 9ー17, 日本語[招待有り]記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 大阪教育大学, 2010年 - 2012年日本中世における沿岸部開発の総合的研究沿岸地域の開発は、浚渫・築島(島築/築港)などの港湾整備、干拓・治水・利水などの耕地開墾と土地造成に関わる事項など、多数の要素を含み、それらが複合的関連をもつことで対象地域内にとどまらない社会的諸関係が構築されてゆく重要な契機となる。日本中世(11~16 世紀)の沿岸部開発に関する史料を悉皆的に収集、整理し、暫定的な史料目録を作成するとともに、開発の諸類型として(1)(自然の)島・潟形成と利用 (2)塩入荒野・氾濫原の開発 (3)築島(嶋築/築港) (4)湊の浚渫 (5)漁場の開発 (6)その他 に分類し、それぞれに該当する事例検証を通して、地域における経済活動との関連や支配関係の実態を追究した。
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 横浜国立大学, 2000年 - 2003年戦国期印章・印判状に関する総合的研究私達は、戦国期に大名や領主、奉行人などが発給した文書の内、印が捺されて出された印判状に注目して、そこに捺されている印章の印影・印文・大きさ・色などを調査して印章台帳及び印章目録を作成した。本来は、全ての地域・領国にわたって調査し、収集する予定であったが、研究期間内には調査、収集することが出来なかった地域・領国も存在するが、集成した結果は、戦国期に使われていた印章は350点以上判明した。その内訳は、次の通りである。 伊達氏関係38点 関東地方非北条氏系領主関係81点 上杉氏関係31点 武田氏関係77点 今川氏関係29点 徳川氏関係36点 畿内近国地方10点 四国地方15点 九州地方23点 これまで知られていた点数(『国史大辞典』収載の戦国期印章点数)と比較すると約2.5倍の数である。こうした成果は今後の戦国期研究の基盤を拡充したといえる。 これら印章の個々の特色についてや印判状の機能・役割について、先行研究でも一定の意味付けがなされているが、おそらく今回の集成結果によって根本的に見直さなければならないのではないかと考える。そのことは報告書に掲載した研究報告9本の論文にも既に示されているところである。