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森村 文一大学院経営学研究科 経営学専攻教授
プロフィール
取得できる顧客データの種類が増え，そのデータの分析方法が進化しています。さらに，従来のようにコードを書かなくても誰でも“クリック＆ドラッグ”で簡単にデータ分析を実行できる低価格または無料のソフトウェアがたくさんあります。このような現象において，主に以下のことを研究しています：
■組織の能力について：
- 組織の顧客データ収集・分析・分析結果の活用の能力とは，どのようなものだろうか？どうやればその能力は高まるのだろうか？
- 組織の顧客データ収集・分析・分析結果の活用の能力を高めると，本当にマーケティング成果は高まるのだろうか？
■分析ソフトウェアを含むIT利用の目的について：
- IT利用にはいくつかの目的（例えば，a) 潜在ニーズを何とか理解したい，b) タスクの効率性を高めたい，など）があり，どの目的のIT利用がマーケティング成果を高めるのだろうか？
- マーケティングを考える際に，担当者（担当部門）の a) データドリブン，b) 経験と勘ドリブン，という2つの意思決定方略があるが，それらはマーケティング成果に貢献するのだろうか？
■分析ソフトウェアを含むITと従業員の“距離”について：
- データ研修などが増えてきているが，本当に従業員（またはチーム，部門など）のデータ分析への“近さ”はマーケティング成果につながるのだろうか？
- コードを書かなくてもできる分析ソフトウェア・パッケージを使い続けることは，本当に組織にとって良いことなのだろうか？
共同研究や共同調査（社内調査，市場調査など）大歓迎です。
研究活動情報
■ 論文- 2024年12月, 国民経済雑誌, 228(4) (4), 1 - 21, 日本語ゲーム化された顧客経験デザインに関する理論的整理研究論文（大学，研究機関等紀要）
- Elsevier BV, 2023年03月, Journal of Retailing and Consumer Services, 71, 103193, 英語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 2022年08月, 国民経済雑誌, 226(2) (2), 33 - 51, 日本語ビッグデータ分析能力の理解と理論的課題の検討研究論文（大学，研究機関等紀要）
- 2019年08月, Managing Innovation in a Global and Digital World: Meeting Societal Challenges and Enhancing Competitiveness, 269 - 285, 英語Potential role of frugal innovation for diffusing energy management system in Japan[招待有り]論文集(書籍)内論文
- 2018年12月, 国民経済雑誌, 218(6) (6), 45 - 64技術受容と目標がIT-mediated energy servicesの態度および利用意図に与える影響研究論文（学術雑誌）
- Elsevier {BV}, 2018年11月, Journal of Retailing and Consumer Services, 45, 81 - 91, 英語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 2018年06月, 2018 Global Marketing Conference at Tokyo Proceedings, 1483 - 1486The impact of market orientation and supply chain orientation on business performance in Japanese retailing[査読有り]研究論文（国際会議プロシーディングス）
- 2018年03月, 流通研究, 21(1) (1), 91 - 107, 日本語チェーン型小売企業における企業内・企業間の知識探索が価格・プロモーション戦略に与える影響に関する研究[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 神戸大学経済経営学会, 2017年02月, 国民経済雑誌, 2015(2) (2), 35 - 54, 日本語カスタマイズにおける功利的・快楽的属性評価，事前知識，および利用意図に関する研究研究論文（大学，研究機関等紀要）
- Routledge, 2016年10月, Journal of Marketing Channels, 23(4) (4), 241 - 254, 英語[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 2016年06月, Proceedings of 23rd EurOMA Conference, Trondheim ,Norway, 英語Customer acceptance of information technology, participation behavior, and intention to adopt technology-based services[査読有り]研究論文（国際会議プロシーディングス）
- 2016年, The Proceedings of the Academy of Marketing Science 16th Biennial World Marketing Congress, 586 - 589, 英語Waiting for checkout: Toward an understanding of customers’ perceptions[査読有り]研究論文（国際会議プロシーディングス）
- 2016年01月, マーケティング・ジャーナル, 1 - 21, 日本語新技術適用のテーラーメイド・サービスに対するユーザーの受容研究論文（学術雑誌）
- 2016年, CELEBRATING AMERICA'S PASTIMES: BASEBALL, HOT DOGS, APPLE PIE AND MARKETING?, 573 - 579, 英語[査読有り]研究論文（国際会議プロシーディングス）
- 2015年07月, 国民経済雑誌, 212(1) (1), 41 - 60小売企業における情報技術の利用とMD権限の集中化および公式化に関する研究
- 2014年07月, 2014 Global Marketing Conference at Singapore Proceedings, 2106 - 2116, 英語Waiting in checkout lines: How self-checkout systems affect customers' perception of waiting and satisfaction[査読有り]研究論文（国際会議プロシーディングス）
- 日本商業学会, 2014年04月, 流通研究, 16(4) (4), 35 - 53, 日本語ITベースのマーチャンダイジングにおける店舗従業員の情報処理と店舗マネジャーのリーダーシップに関する実証研究[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 2013年07月, Journal of Marketing Trends, 2(1-2) (1-2), 65 - 72, 英語Store information processing in IT based retail merchandising[査読有り]研究論文（学術雑誌）
- 2011年06月, 平成22年度内閣府経済社会総合研究所 サービス・イノベーション政策に関する国際共同研究 製造業研究会報告書, 日本語サービス・イノベーション IKEA Japanの事例‐グローバル製造小売業におけるサービス・イノベーション‐研究論文（学術雑誌）
- 2010年06月, 神戸大学大学院博士課程モノグラフシリーズ, (1007) (1007), 日本語信念概念によるブランド信頼性の再検討研究論文（学術雑誌）
- 2010年03月, 神戸大学大学院経営学研究科博士論文, 日本語顧客ロイヤルティ・モデルの再検討：コミットメント概念とロイヤルティ概念に関する実証研究学位論文（博士）
- 2009年12月, 神戸大学大学院博士課程モノグラフシリーズ, (924) (924), 日本語積極的口コミ，及び消極的口コミに与える影響要因としての顧客満足，コミットメントに関する実証研究研究論文（学術雑誌）
- 2009年12月, 神戸大学大学院博士課程モノグラフシリーズ, (923) (923), 日本語小売業における積極的口コミ，及び再購買意図への影響要因としてのコミットメント研究論文（学術雑誌）
- 2009年12月, 神戸大学大学院博士課程モノグラフシリーズ, (925) (925), 日本語ロイヤルティ・モデルの再検討‐ロイヤルティ概念とコミットメント概念の統合的視点‐研究論文（学術雑誌）
- 2009年08月, The Proceedings of 5th Conference on Retailing in Asia Pacific, 2009, Hong Kong, China, 英語Customer loyalty: Toward a reexamined conceptual model about customer satisfaction, commitment and loyalty[査読有り]研究論文（国際会議プロシーディングス）
- 日本マーケティング協会, 2009年06月, 季刊マーケティング・ジャーナル, 29(113) (113), 72 - 86, 日本語リテール・マーケティングにおけるサービス・エンカウンター革新‐イオンリテール（株）のセルフレジ導入のケース‐研究論文（学術雑誌）
- 2009年06月, 季刊マーケティング・ジャーナル, (113) (113), 日本語インターナル・マーケティング研究論文（学術雑誌）
- 神戸大学, 2008年12月, 六甲台論集‐経営学編‐, 55(3) (3), 31 - 50, 日本語ITサービス開発における知識移転の促進要因研究論文（学術雑誌）
- 2007年03月, 神戸大学大学院経営学研究科修士論文, 日本語消費者情報処理におけるブランド信頼性と準拠集団概念学位論文（修士）
■ 書籍等出版物
■ 講演・口頭発表等
- R&D Management Conference, 2021年06月, 英語Does frugal innovation matter in the COVID-19 crisis? An investigating into the impact on consumer resistance to home energy management system in Japan口頭発表（一般）
- Australia and New Zealand Marketing Academy Conference, 2019年12月, 英語Organizational Structure, Market Orientation and Innovativeness in Retailing口頭発表（一般）
- R&D Management Conference, 2019年06月, 英語Frugal innovations for reducing attitude-behaviour gap: An investigating into the diffusion of home energy management systems in Japan口頭発表（一般）
- Australian & New Zealand Marketing Academy Conference 2018, 2018年12月, 英語, The University of Adelaide, 国際会議Role of Customer Orientation in Retail Marketing口頭発表（一般）
- ISPIM connects Fukuoka, 2018年12月, 英語, ヒルトン福岡シーホークホテル, 国際会議Potential Role of Frugal Innovation in Home Energy Management System口頭発表（一般）
- Global Marketing Conference, 2018年07月, 英語, Global Alliance of Marketing & Management Associations, Hotel New Otani Tokyo, 国際会議The impact of market orientation and supply chain orientation on business performance in Japanese retailing口頭発表（一般）
- 日本商業学会 関西部会9月例会, 2017年09月, 日本語, 関西学院大学, 国内会議チェーン型小売企業における活用と探索の組織学習が経営成果に及ぼす影響口頭発表（一般）
- 第66回日本商業学会全国大会, 2016年06月, 日本語, 日本商業学会, 千葉商科大学, 国内会議ICT-enablerがリテール・マーケティング活動に与える影響に関する研究口頭発表（一般）
- 23rd EurOMA Annual Conference, Trondheim, 2016年06月, 英語, Norwegian University of Science and Technology, 国際会議Customer Acceptance of Information Technology, Participation Behavior, and Intention to Adopt Technology-based Services口頭発表（一般）
- 23rd European Operations Management Association Conference, 2016年06月, 英語, European Operations Management Association, Norweigian University of Science and Technology, 国際会議Customer acceptance of information technology, participation behavior, and intention to adopt technology-based services口頭発表（一般）
- 8th Service Operations Management Forum, 2015年12月, 英語, Nuremberg, 国際会議Enhancing Service Innovation by Combining Agile Production and User Participation口頭発表（一般）
- 8th Service Operations Management Forum, 2015年12月, 英語, Nuremberg, 国際会議Customer acceptance of information technology, participation behavioral inertia, and intention to use technology-based services: a comparison across user characteristics口頭発表（一般）
- The 24th Frontiers in Service Conference, 2015年07月, 英語, San Jose, US, 国際会議Does "Servitization" contribute to business performance? An empirical study in Japan口頭発表（一般）
- 日本商業学会 第65回 全国研究大会, 2015年05月, 日本語, 日本商業学会, 香川大学, 国内会議小売企業の組織構造とマーチャンダイジングの計画と実行に関する研究口頭発表（一般）
- 2015 Academy of Marketin Science, Annual Conference, 2015年05月, 英語, Sheraton, 国際会議ICT’s integration effect on the relationship benefits and business process in industrial markets口頭発表（一般）
- 2015 Academy of Marketing Science, Annual Conference, 2015年05月, 英語, Sheraton, 国際会議ICT’s integration effect on the relationship benefits and business process in industrial markets口頭発表（一般）
- Academy of Marketing Science 2015 Annual Conference, 2015年05月, 英語, Academy of Marketing Science, Westin Denver Downtown, 国際会議ICT's Integration Effects on the Relationship Benefits and Business Process in Industrial Markets口頭発表（一般）
- 2014 Global Marketing Conference at Singapore, 2014年07月, 英語, Global Marketing Conference, Marina Bay Sands, 国際会議WAITING IN CHECKOUT LINES: HOW SELF-CHECKOUT SYSTEMS AFFECT CUSTOMERS’ PERCEPTIONS OF WAITING AND SATISFACTION口頭発表（一般）
- Global Marketing Conference, 2014年07月, 英語, Global Alliance of Marketing & Management Associations, Marina Bay Sands, 国際会議Waiting in checkout lines: how self-checkout systems affect customers’ perceptions of waiting and satisfaction口頭発表（一般）
- Academy of Marketing Science 16th Biennial World Marketing Congress, 2013年07月, 英語, Langham Hotel, 国際会議Waiting for Checkout: Toward an Understanding of Customers’ Perceptionsその他
- 日本商業学会全国大会, 2013年05月, 日本語, 立命館大学, 国内会議ITベースのマーチャンダイジングにおけるリーダーシップと店舗情報処理に関する実証研究その他
- 12th International Marketing Trends Conference, 2013年01月, 英語, ESCP Europe, 国際会議Store Information Processing in IT Based Retail Merchandisingその他
- 4th Production & Operations Management World Conference, 2012年07月, 英語, Universiteit Van Amsterdam, 国際会議Unifying service operations and marketing with branded format strategy[招待有り]口頭発表（招待・特別）
- 2012 Global Marketing Conference KSMS-JSMD Joint Symposium, 2012年07月, 英語, COEX, 国際会議Creating Customer Value through Retail Management in a Global Context: The Case of IKEA Japanその他
- 21th Frontiers in Service Conference 2012, 2012年06月, 英語, College Park, University of Merryland, 国際会議Cultural Affordance View of Value Co-Creation: Toward an Interactive and Dynamic Value Co-Creation Model of the Firm, Customer, and Environmentその他
- 11th International Marketing Trends Conference, 2012年01月, 英語, Universita Ca’ Foscari, 国際会議Store Information Processing in Retailing Merchandisingその他
- 日本商業学会全国大会, 2011年06月, 日本語, 大阪市立大学文化交流センター, 国内会議マーチャンダイジングにおける情報効率性と店舗情報処理その他
- 日本オペレーションズ・マネジメント＆ストラテジー学会全国大会チュートリアルセッション, 2011年06月, 日本語, 横浜国立大学, 国内会議IKEAのサービス・イノベーションその他
- 日本商業学会全国大会, 2009年10月, 日本語, 大阪市立大学文化交流センター, 国内会議小売コンテクストにおける顧客の積極的口コミ，及び意図ロイヤルティへの影響要因議論の拡張その他
- 5th Conference on Retailing in Asia Pacific, 2009年08月, 英語, Polytechnic University and Intercontinental Grand Standford, 国際会議Customer Loyalty: Toward a Reexamined Conceptual Model about Customer Satisfaction, Commitment and Loyaltyその他
- 日本商業学会全国大会ワークショップ, 2008年05月, 日本語, 法政大学, 国内会議ITサービス業界における顧客満足と知識移転の促進要因その他
- 日本商業学会関西部会, 2007年10月, 日本語, 大阪市立大学文化交流センター, 国内会議顧客との相互作用における価値創出の要因‐ITベンダーとユーザーの事例研究その他
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 神戸大学, 2019年04月01日 - 2024年03月31日社会的イノベーションの態度・採用ギャップ解消メカニズムと国際間比較この研究課題では，消費者は社会的イノベーションに対して良い態度を持っているが，実際の採用には結びつかないという「態度-採用行動ギャップ」は，イノベーションのデザインによって解消できるということを明らかにすることを目指す。 2021年度の研究計画は，次の3つを達成することであった。1つ目は，「コストの知覚」「パフォーマンスに対するリスクの知覚」「既存の行動パターンとの置き換えが困難であるという知覚」という社会的イノベーションの採用行動を阻害する3つの要素と節約イノベーションデザインに関して，複数の社会的イノベーションを対象に追加調査を行ことである。2つ目は，文化的差異に関する文献調査，および，態度-行動ギャップ，社会的イノベーションや節約イノベーション，文化的差異に関する理論モデルの構築である。3つ目は，日本とドイツにおける問紙調査の実施である。 上記のうち，1つ目について，日本でも普及が目指されているモバイル決済サービスを対象とした質問紙調査を実施した。2つ目について，文化的要因がイノベーションの採用行動を阻害する要因に与える影響に関する理論モデルの構築が完了した。加えて，モバイル決済サービスの普及率が高い中国を対象に調査を実施した。このデータを基に，2022年に中国と日本のイノベーション採用と文化的差異に関する論文を国際ジャーナルに投稿する計画である。3つ目については，COVID-19の影響で，ドイツでの質問紙調査が実施できなかった。そこで，2022年度に日本・ドイツでのインターネット調査または実験室実験を実施する計画に変更した。
- 学術研究助成基金助成金／挑戦的研究（萌芽）, 2018年06月 - 2021年03月競争的資金
- 科学研究費補助金／基盤研究(A), 2016年04月 - 2020年03月競争的資金
- 学術研究助成基金助成金／若手研究(B), 2016年04月 - 2019年03月, 研究代表者競争的資金
- 科学研究費補助金／基盤研究(A), 2012年04月 - 2016年03月競争的資金