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YAMAGUCHI Terufumi
Graduate School of Science / Division of Physics
Assistant Professor

Researcher basic information

■ Research Areas
  • Natural sciences / Magnetism, superconductivity, and strongly correlated systems / spintronics
■ Committee History
  • Oct. 2023 - Sep. 2024, 日本物理学会, 運営委員(領域3)

Research activity information

■ Paper
■ Research Themes
  • 「拡張スピン流」の輸送特性とそれに起因する多極子のダイナミクス
    山口 皓史
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 若手研究, 京都大学, 01 Apr. 2021 - 31 Mar. 2026
    令和3年度は、本研究題目にある拡張スピン流を利用するために必要な「出力先」に重点を置いて研究を行った。その理由として、拡張スピン流は複数の自由度を組み合わせた流れであるが、一般に多くの自由度が関連した系や相関のある系に複雑に作用することが考えられるためである。そこで、1. 複数の自由度がある系におけるリザバーコンピューティングの性能、2. 量子計算を念頭においた物質設計の2点について調べた。 1. 複数の自由度がある系におけるリザバーコンピューティングの性能について、従来のスピントロニクス素子を用いたリザバー・コンピューティングでは、磁化が動かない固定層と磁化が動く自由層の、磁性層2層の組み合わせが用いられてきた。この組み合わせでは有効的な力学変数は2でカオスにはならないため、リザバー・コンピューティングではカオスの縁で性能が高くなることが示唆されていることから、リザバー・コンピューティングに適した素子とは言えない。解決策としてこの素子を複数結合することで性能の向上を図ったものがあるが、実際のデバイス作成が困難である。そこで本研究では、単一の素子で積層方向に磁性層の種類と層数を変えることで、リザバー・コンピューティングの性能が向上することを示した。自由層2層を組み合わせた素子と、自由層2層に固定層を1層加えた素子を調べ、従来型の素子に比べ性能が向上していることを理論的に示した。この研究結果は特許として出願中である。 2. 量子計算を念頭においた物質設計として、グラフェンを基に炭素原子の配列を制御することで、量子計算に利用できる、スピン1のハイゼンベルク鎖が作り出せることがわかった。具体的には、第一原理計算から電子の低エネルギーハミルトニアンを構築し、摂動計算によって有効的なスピン相互作用を導出した。この研究結果は論文としてすでに出版されている。

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