研究者紹介システム

櫻井 徹
サクライ テツ
大学院国際文化学研究科 グローバル文化専攻
教授
国際人間科学部長
法学・政治学関係
Last Updated :2020/10/15

研究者情報

所属

  • 【主配置】

    大学院国際文化学研究科 グローバル文化専攻
  • 【配置】

    国際人間科学部 グローバル文化学科, 国際文化学部 国際文化学科

学位

  • 博士(法学), 関西大学

授業科目

ジャンル

  • 文化・芸術・流行 / 文学・哲学・思想

コメントテーマ

  • 法哲学
  • グローバル正義論
  • リベラル優生主義
  • 生命観

研究活動

研究キーワード

  • リベラル優生主義
  • グローバル正義論
  • 法哲学

研究分野

  • 人文・社会 / 基礎法学

委員歴

  • 2011年 - 2019年, 法哲学・社会哲学国際学会連合, 理事
  • 日本法哲学会, 理事

論文

  • 櫻井 徹

    This article considers the moral implications of the development of genetic technology in the laboratories of affluent societies in the light of the fundamental inequalities that exist on a global scale. I take up Audrey Chapman’s criticism of biocentrism from her egalitarian point of view, and examine her prediction that, if expensive genetic enhancement technology is used in

    Springer, 2014年02月, M. Albers, T. Hoffmann and J. Reinhardt eds. Human Rights and Human Nature, 217 - 234, 英語

    [査読有り][招待有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • Is a Human Right to Democracy Justifiable?

    櫻井 徹

    In this article, I examine the view that there is a human right to democracy, and consider why we should regard this issue as decisive in solving the problems of foreign interference in the protection of human rights. I also note that there has been almost no discussion about the holder of the human right to democracy, that is, who is to hold this right. After comparing John Ra

    David Publishing, 2013年11月, Philosophy Study, 3 (11), 983 - 996, 英語

    [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • グローバル・ジャスティスに直面するリベラル優生主義

    櫻井 徹

    2010年12月, 神戸大学大学院国際文化学研究科紀要 『国際文化学研究』, 第35号,41-72頁, 日本語

    研究論文(学術雑誌)

  • リベラル優生主義をめぐる生命観の相克――生殖細胞系列遺伝子工学を支持するものと押しとどめるもの

    櫻井 徹

    2010年06月, 法文化叢書⑨ 真田芳憲編『生と死の法文化』(国際書院), 163-96頁, 日本語

    [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • The Philosophical Impacts of Kinji Imanishi's Evolutionary Theory on Normative Science

    桜井 徹

    2004年11月, 神戸大学国際文化学部紀要『国際文化学研究』, 22,23, 9-26, 英語

    研究論文(学術雑誌)

  • Universal Minority Rights?: A Transnational Approach

    森際 康友, 石山 文彦, 桜井 徹

    2004年, Archiv fuer Rechts- und Sozialphilosophie (ARSP) Beiheft Nr. 96, Franz Steiner Verlag, ,, 英語

    研究論文(学術雑誌)

  • なぜ「人を殺してはいけない」のか――コンヴェンショナリズムからの一試論

    桜井 徹

    2002年09月, 神戸大学国際文化学会(編)『国際文化学』, 7, 83-98, 日本語

    [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • 現代リベラル・デモクラシー下の個人――環境・自己所有権・他者――

    桜井 徹

    1999年10月, 日本法哲学会(編)『知的資源としての戦後法哲学 法哲学年報 1998』, 有斐閣。, , 76-94, 日本語

    研究論文(学術雑誌)

  • 経験主義的知識論と社会哲学との相関性――モンテーニュとヒュームを手がかりに

    桜井 徹

    1999年03月, 日本イギリス哲学会(編)『イギリス哲学研究』, 22, 37-51, 日本語

    [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • プーフェンドルフの法思想・素描

    桜井 徹

    1998年09月, 神戸大学国際文化学部紀要『国際文化学研究』, 10, 25-48, 日本語

    研究論文(学術雑誌)

  • 近代自然法論と功利主義の交錯――カンバーランドにおける仁愛と公共善

    桜井 徹

    1997年09月, 神戸大学国際文化学部紀要『国際文化学研究』, 8, 61-88, 日本語

    研究論文(学術雑誌)

  • The Borders of Law

    Tetsu Sakurai

    2020年, H. Takikawa ed. Rule of Law and Democracy (Archiv für Rechts- und Sozialphilosophie Beiheft 161), 41 - 57, 英語

    [査読有り][招待有り]

    論文集(書籍)内論文

  • The Rousseauan Agreement as a Requirement for Democracy

    Tetsu Sakurai

    2019年, E. Schweighofer et al. eds. Formalising Jurisprudence: Festschrift for Hajime Yoshino, 287 - 305, 英語

    [招待有り]

    論文集(書籍)内論文

  • Why Do Japanese Lay Judges Continue to Pass the Death Sentence?: The Ethics of State-sanctioned Killing

    Tetsu Sakurai

    2017年, International Symposium on Judicial Justice, The Department of Justice, Republic of Turkey, 544 - 556, 英語

    [査読有り]

    論文集(書籍)内論文

MISC

  • 書評:Niall Shanks, God, The Devil, and Darwin.

    桜井 徹

    2005年03月, 日本イギリス哲学会(編)『イギリス哲学研究』, 28, 110-12, 日本語

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)

  • 書評:クエンティン・スキナー著、梅津順一訳『自由主義に先立つ自由』

    桜井 徹

    2003年03月, 日本イギリス哲学会(編)『イギリス哲学研究』, 26, 100-102, 日本語

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)

  • 環境思想についての覚書

    桜井 徹

    1997年10月, 日本法哲学会(編)『環境問題の法哲学 法哲学年報 1995』,有斐閣。, , 95-99, 日本語

    その他

書籍等出版物

  • ブリッジブック 法哲学 第2版

    角田 猛之, 長谷川 晃, 毛利 康俊, 森村 進, 石山 文彦, 櫻井 徹, 住吉雅美, 濱真一郎

    共著, 信山社, 2014年02月, 日本語, 大学生の初学者向けに法哲学の基本的な論点を紹介する。, ISBN: 9784797223491

    教科書・概説・概論

  • Human Rights and Global Justice (Archiv für Rechts- und Sozialphilosophie Beiheft 139)

    櫻井 徹

    共編者(共編著者), Franz Steiner Verlag, 2014年01月, 英語, Global justice has been one of the hottest issues among legal and political philosophers in the past several decades. David Miller, Professor of Political Theory at Oxford University, is without doubt one of the theorists who have been taking the lead in the debate on global justice. In the summer of 2011 he was invited to give the tenth Kobe Lecture, which was first establis, ISBN: 9783515104890

    学術書

  • 自我の源泉――近代的アイデンティティの形成

    櫻井 徹, 下川 潔, 田中 智彦

    共訳, 名古屋大学出版会, 2010年09月, 日本語

    学術書

  • はじめて学ぶ法哲学・法思想

    櫻井 徹, 竹下 賢, 角田 猛之, 市原 靖久

    共編者(共編著者), ミネルヴァ書房, 2010年04月, 日本語

    教科書・概説・概論

  • 現代法哲学講義

    櫻井 徹, 井上 達夫, 石山 文彦, 高橋 文彦, 横濱 竜也

    共著, 信山社, 2009年04月, 日本語

    教科書・概説・概論

  • 近世・近代ヨーロッパの法学者たち

    櫻井 徹, 勝田 有恒, 山内 進, 村上 裕, 森 征一

    共著, ミネルヴァ書房, 2008年02月, 日本語

    教科書・概説・概論

  • 『イギリス哲学・思想事典』

    岩井 淳, 大久保 正健, 久米 暁, 坂本 達哉, 櫻井 徹, 篠原 久, 只腰 親和, 田中 秀夫, 柘植 尚則, 寺中 平治

    共著, 研究社, 2007年11月, 日本語

    その他

  • リベラル優生主義と正義

    櫻井 徹

    単著, ナカニシヤ出版, 2007年01月, 日本語

    学術書

  • イギリス哲学の基本問題

    大久保 正健, 安達 まみ, 寺中 平治, 中才 敏郎, 只腰 親和, 柘植 尚則, 久保田 顕二, 櫻井 徹, 米澤 克夫

    共著, 研究社, 2005年04月, 日本語

    学術書

  • ブリッジブック 法哲学

    角田 猛之, 長谷川 晃, 毛利 康俊, 森村 進, 石山 文彦, 櫻井 徹

    共著, 信山社, 2004年09月, 日本語

    教科書・概説・概論

  • トピック法思想――羅針盤としての歴史

    住吉 雅美, 西野 基継, 森村 進, 桜井 徹, 平野 敏彦, 角田 猛之, 竹下 賢

    共著, 法律文化社, 2000年04月, 日本語

    教科書・概説・概論

  • 多文化時代の市民権――マイノリティの権利と自由主義

    角田 猛之, 桜井 徹, 稲田 恭明, 古川 彩二, 石山 文彦, 山﨑 康仕

    共編者(共編著者), 晃洋書房, 1998年12月, 日本語

    学術書

講演・口頭発表等

  • Unanimous Convention as a Requirement for Legitimate Democracy

    櫻井 徹

    Normativity and Institution, 2014年06月, 英語, Internationale Vereinigung für Rechts- und Sozialphilosophie, Goethe-Universität Frankfurt am Main, Deutschland, While the political basis of major industrialized nations has been relatively stable over a long period of time, there are many areas in the world where sub-national identities arouse loyalties that override loyalty to the nation as a whole and therefore democratic government is still threatened by political violence and conflicts. Particularly in relatively poor African count, 国際会議

    [招待有り]

    口頭発表(招待・特別)

  • Can We Justify a Human Right to Democracy?

    櫻井 徹

    Human Rights and the Problem of Legal Injustice, 2012年06月, 英語, Internationale Vereinigung für Rechts- und Sozialphilosophie, The 5th Federal Regional Court, Recife, Brazil, In this article, I examine the view that there is a human right to democracy, and consider why we should regard this issue as decisive in solving the problems of foreign interference in the protection of human rights. I also note that there has been almost no discussion about the holder of the human right to democracy, that is, who is to hold this right. After comparing John Ra, 国際会議

    [招待有り]

    口頭発表(招待・特別)

  • Should Society Guarantee Individuals a Right to Keep ‘Normal Functioning’?

    櫻井 徹

    25nd IVR World Congress, 2011年08月, 英語, Internationale Vereinigung für Rechts- und Sozialphilosophie (IVR), Goethe-Universität Frankfurt am Main, Deutschland, 国際会議

    口頭発表(一般)

  • Human Rights and International Society

    櫻井 徹

    The 10th Kobe Lecture, 2011年07月, 英語, IVR Japan National Section, Japan Association of Legal Philosophy, 同志社大学今出川キャンパス 神学館, 国際会議

    シンポジウム・ワークショップパネル(公募)

  • デイヴィッド・ミラーは「慈悲深い帝国主義」を回避できるか?

    櫻井 徹

    法理学研究会2011年5月例会, 2011年05月, 日本語, 同志社大学 光塩館, 国内会議

    [招待有り]

    口頭発表(招待・特別)

  • リベラル優生主義はダーウィン主義的生命観を要請するのか?

    桜井 徹

    第10回法文化学会研究大会, 2007年11月, 日本語, 法文化学会, 横浜, 日本, 国内会議

    [招待有り]

    口頭発表(招待・特別)

  • ダーウィニズムとリベラル優生学

    桜井 徹

    日本イギリス哲学会関西部会第32回研究例会, 2005年07月, 日本語, 日本イギリス哲学会関西部会, 京都, 日本, 国内会議

    口頭発表(一般)

  • Is Liberal Eugenics Refutable in the Globalized World?: Liberty, Evolution, and Justice

    桜井 徹

    The 23rd World Congress of the International Association for Legal and Social Philosophy (IVR), 2005年05月, 英語, Internationale Vereinigung für Rechts- und Sozialphilosophie (IVR), グラナダ, スペイン, 国際会議

    口頭発表(一般)

  • ダーウィニズムの現代的意義

    桜井 徹

    第28回日本イギリス哲学会研究大会, 2004年03月, 日本語, 日本イギリス哲学会, 秋田, 日本, 国内会議

    口頭発表(一般)

  • The Impact of a Japanese Theory of Evolution on Legal Philosophy: Darwin versus Kinji Imanishi

    桜井 徹

    22nd World Congress of the International Association for Legal and Social Philosophy (IVR), 2003年08月, 英語, The International Association for Legal and Social Philosophy (IVR), ルンド, スウェーデン, 国際会議

    口頭発表(一般)

  • なぜ人を殺してはいけないのか――シンガーとヒュームを手がかりに――

    桜井 徹

    日本イギリス哲学会関西部会第26回研究例会, 2001年12月, 日本語, 日本イギリス哲学会関西部会, 京都, 日本, 国内会議

    口頭発表(一般)

  • なぜ人を殺してはいけないのか――生命権と功利主義

    桜井 徹

    法理学研究会2001年11月例会, 2001年11月, 日本語, 法理学研究会, 京都, 日本, 国内会議

    口頭発表(一般)

  • 現代リベラルデモクラシーの行方と環境倫理

    桜井 徹

    1998年度日本法哲学会学術大会, 1998年11月, 日本語, 日本法哲学会, 東京, 日本, 国内会議

    シンポジウム・ワークショップパネル(公募)

  • 経験主義的知識論と社会哲学の相関性――モンテーニュとヒュームを手がかりに

    桜井 徹

    日本イギリス哲学会第22回研究大会, 1998年03月, 日本語, 日本イギリス哲学会, 熊本, 日本, 国内会議

    シンポジウム・ワークショップパネル(公募)

  • The Correlation between Empiricism and the Social Theory in Humean Philosophy

    桜井 徹

    24th Hume Society Conference, 1997年08月, 英語, Hume Society, Monterey, アメリカ, 国際会議

    口頭発表(一般)

  • Utilitarianism and the Natural Law Tradition: Cumberland on Utility

    桜井 徹

    Fifth Conference of the International Society for Utilitarian Studies (第5回国際功利主義学会会議), 1997年03月, 英語, International Society for Utilitarian Studies(国際功利主義学会), New Orleans, アメリカ, 国際会議

    口頭発表(一般)

所属学協会

  • 法哲学・社会哲学国際学会連合

  • 日本イギリス哲学会

  • 日本法哲学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 桜井 徹

    科学研究費補助金/基盤研究(C), 2009年

    競争的資金

  • 櫻井 徹

    科学研究費補助金/基盤研究(C), 2005年, 研究代表者

    競争的資金

  • グローバル・ウェルフェアの実現と課題をめぐる文理協働型実証研究

    桜井 徹, 梅屋 潔, 齋藤 剛, 辛島 理人, 小川 啓一, 杉下 智彦, 勝二 郁夫, 中澤 港, 青山 薫, 大月 一弘, クラクストン ジェームズ

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 神戸大学, 2019年04月01日 - 2023年03月31日

  • 集団的権利としての「民主主義への人権」の規範的正当性と理論的射程に関する研究

    桜井 徹

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 神戸大学, 2014年04月01日 - 2020年03月31日

    世界的な移民の増加に伴い、とりわけ先進諸国は、普遍的人権原理と矛盾しないかたちで、いかに移住者の権利を処遇すべきかという難題に直面している。他方で、今日、アメリカのトランプ政権に典型的なように、主権原理とネーションの自己決定権とに基づく国家の入国管理権の強硬な主張と行使が顕わになっている。《人の移動》のグローバルな活発化に直面する現代社会は、普遍的な人格と個別的なナショナル・アイデンティティとに由来する2つの矛盾する倫理的要請をいかにして調整すべきか。今年度は、「入国管理権をはじめとする国家の主権的権力の道徳的根拠」を問い直すことによって、この課題に向き合うことを試みた。 グローバリゼーションの進展にもかかわらず、私たちの基本的諸権利の実現にあたっては、政治的共同体の間の法的“境界線”が依然として重要であることが日々明らかになっている。私は現代世界における法的境界線の重要性を再確認する立場から、2018年7月8日のThe 1st IVR Japan International Conferenceにおいて、“The Borders of Law”という報告を行った。この報告では、デュー・プロセスを通じた自由や平等への権利の実現・保障に不可欠である“法的空間”の観念に注目すべきことを強調した。さらに、基本的な諸権利がいかに特定の法的空間の内部で実現されるかだけでなく、いかに法的境界線が民主的諸価値の実現を妨げることすらありうるかに関心を払うことが重要だと唱えた。このように私は、国境線を越えて自由と平等の実現を推進するプロジェクトにとっては“法の境界線”の根拠とあり方に着目することが喫緊の課題だと主張した。 本報告は、H. Takikawa ed. Rule of Law and Democracy (Archiv fuer Rechts- und Sozialphilosophie Beiheft), Stuttgart: Franz Steinerに収録されて公刊される予定である。

  • 近代法思想の形成過程における環境観の変動の意義に関する研究

    桜井 徹

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 奨励研究(A), 奨励研究(A), 神戸大学, 1998年 - 1999年

    平成10年度は、ルネッサンス期から近現代にかけての環境観をめぐるさまざまな資料を調査・収集するとともに、マーチャント、ミース、イリイチらを初めとするエコ・フェミニズムの基本的な文献を読解することによって、近代初期の〈環境への態度〉の変化が、人間観や世界観の根本的変動と連動して起こっていることを明らかにしようと努めた。 平成11年度はこの作業をさらに推し進めた。第一に、17世紀イギリスにおける自然哲学の進歩に多大な寄与を果たしたベーコンの原典および二次文献の分析を行い、このエポック・メイキングな人物が、いかにして環境観の変動を推進したかを追究した。その結果、すくなくとも、彼がルネッサンス以降盛んになった〈女性としての自然〉というイメージを巧みに利用しつつ、科学技術による〈自然の支配〉を唱道して、人類の物質的福利の向上をめざそうとしていたことが明らかにされた。 第二に、原子論的・機械論的自然哲学がまさに形成されつつあった17世紀中葉のイギリスにおいて、プロテスタンティズムという背景を共有するヴァーチュオーシ(科学的探求に深く係わった人々)によって、どのような自然論・環境論が展開されていたかを探求した。研究の結果、たとえばJ・グランヴィルは、ベーコンを忠実に踏襲して、自然科学の目的は自然を支配することによって人間生活を改善することだと考えていたこと、また王立協会の中心的メンバーだったボイルは、物質を〈生命なき〉諸粒子へと還元する一方、自然を人間にとって便利な生活品を供給する〈倉庫〉に格下げすることにより、環境へのはっきりした人間中心主義的・権力的態度を示していたことが、明らかになった。

  • 所有観念の思想史的系譜と理論的機能の研究

    桜井 徹

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 奨励研究(特別研究員), 奨励研究(特別研究員), 一橋大学, 1990年 - 1990年