研究者紹介システム

中 真生
ナカ マオ
大学院人文学研究科 文化構造専攻
教授
哲学関係
Last Updated :2023/08/22

研究者情報

所属

  • 【主配置】

    大学院人文学研究科 文化構造専攻
  • 【配置】

    文学部 人文学科

学位

  • 博士(文学), 東京大学

授業科目

ジャンル

  • 文化・芸術・流行 / 文学・哲学・思想
  • 社会 / ジェンダー

コメントテーマ

  • 現代哲学
  • 倫理学
  • レヴィナス
  • 安楽死と自殺
  • 生殖
  • 出生前診断

研究ニュース

研究活動

研究キーワード

  • 死別
  • 老い
  • 喪失
  • 身体
  • ジェンダー
  • 生殖
  • 他者
  • 倫理
  • フランス
  • レヴィナス

研究分野

  • 人文・社会 / 哲学、倫理学

委員歴

  • 2022年05月 - 現在, 日本哲学会, 理事、評議員
  • 2020年12月 - 現在, 日本現象学・社会科学会, 委員
  • 2013年04月 - 現在, 日本現象学会, 委員
  • 2019年09月 - 2022年08月, 日仏哲学会, 理事
  • 2005年04月 - 2007年03月, 哲学会, 委員

論文

  • 「いのちとその産み育ての結びつきと分離――「母性」、出生前診断、「赤ちゃんポスト」などを手がかりに」

    中 真生

    2022年12月, 親鸞仏教センター『現代と親鸞』, (47), 19 - 38, 日本語

    [招待有り]

  • 生殖における「間接性」――父親と養親の視点から

    中 真生

    2020年09月, 『科学研究費・基 盤研究(B)北欧現象学者との共同研究に基づく人間の傷つきやすさと有限性の現象 学的研究 研究成果報告書』Osaka University Knowledge Archive (https://ir.library.osaka-ac.jp/repo/ouka/all/, 39 - 64

  • 生むことから分離した「親」の形成――父親と養親の「間接性」を手が かりに

    中 真生

    2020年09月, 神戸大学文学部哲学懇話会編『愛知』, (31), 74 - 94, 日本語

    [査読有り]

  • Reinterpreting Motherhood: Separating Being a “Mother” from Giving Birth

    Mao NAKA

    2020年, Risks and Regulation of New Technologies, 153 - 170, 英語

    論文集(書籍)内論文

  • 「死の所有」と生のリアリティ

    中 真生

    2020年, 宮園健吾・大谷弘・乗立雄輝編著、『因果・動物・所有 一ノ瀬哲学をめぐる対話』、武蔵野大学出版会, 159 - 192, 日本語

    [招待有り]

    論文集(書籍)内論文

  • 「母であること」(motherhood)を再考する――産むことからの分離と「母」の拡大

    中 真生

    2019年04月, 思想, (1141), 日本語

    [招待有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • “Baby-Hatches” in Japan and Abroad: An Alternative to Harming Babies

    Mao NAKA

    2018年, The European Conference on Ethics, Religion & Philosophy 2018: Official Conference Proceedings, 英語

    研究論文(国際会議プロシーディングス)

  • Some Glimpses of Japanese Feminist Philosophy: In Terms of Motherhood

    Mao NAKA

    2018年, John W. M. Krummel(ed.), Contemporary Japanese Philosophy: A Reader, Rowman & Littlefield International, 英語

    [招待有り]

    論文集(書籍)内論文

  • 「産む性」をめぐってー生殖と「母性」再考

    中 真生

    2018年, フランス哲学思想研究, (23), 日本語

    [招待有り]

  • 「生の肯定の哲学――生は根底的に肯定しうるのか?」

    中 真生

    2017年, 木田直人・渡辺誠編著、『哲学すること』、中央公論社, 471 - 497, 日本語

    論文集(書籍)内論文

  • The Vulnerability of Reproduction: Focusing on Pregnancy and Breastfeeding

    中 真生

    2016年, 神戸大学文学部哲学懇話会紀要『愛知』, (28), 3 - 14

  • 生殖の「身体性」の共有―男女の境界の曖昧さー

    中 真生

    理想社, 2015年, 理想, (695), 103 - 119, 日本語

    [査読有り][招待有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • レヴィナスの思想における『女性的なもの』について-性差と主体のうちの二元性―

    中 真生

    京都ユダヤ思想学会, 2015年, 京都ユダヤ思想, 4 (2), 53 - 86, 日本語

    [査読有り][招待有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • 生殖の身体性と「選択」

    中 真生

    哲学会, 2015年, 哲学雑誌, 130 (802), 116 - 135, 日本語

    [招待有り]

  • 生殖と他なるもの

    中 真生

    神戸大学文学部, 2014年, 神戸大学文学部紀要, 41号, 19 - 52, 日本語

    研究論文(大学,研究機関等紀要)

  • 「レヴィナスの思想における『女性的なもの』について-性差と主体のうちの二元性―」

    中 真生

    京都ユダヤ思想学会, 2014年, 京都ユダヤ思想 レヴィナス特集号, 日本語

    [査読有り][招待有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • On the control of reproduction : prenatal diagnosis in the reproduction technology

    中 真生

    2014年, Proceedings of the 4th International Conference : Applied Ethics and Applied Philosophy in East Asia, 英語

    研究論文(国際会議プロシーディングス)

  • レヴィナスにおける主体の両義性(ambiguïté)について

    中 真生

    日本現象学会, 2008年, 現象学年報, 24 (25-39), 日本語

    [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • ヨーロッパにおける他者の思想― レヴィナスの「創造」をめぐる考察を軸に

    中 真生

    シェリング協会, 2008年, シェリング年報, 16 (25-39), 日本語

    [招待有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • 悪と超越―レヴィナスとナベール―

    中 真生

    (東京大学大学院人文社会系研究科・文学部哲学研究室), 2007年, 論集, 25 (23-37), 日本語

    [査読有り]

    研究論文(大学,研究機関等紀要)

  • 主体の被造性(créatuarialité)-依存における自律

    中 真生

    哲学会, 2006年, 哲学雑誌, 121 (793), 57 - 80, 日本語

    [招待有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • レヴィナスにおける「無限の観念」と「内在の超越」

    中 真生

    東京大学大学院人文社会系研究科・文学部哲学研究室, 2006年, 論集, 24 (51-67), 51 - 67, 日本語

    [査読有り]

    研究論文(大学,研究機関等紀要)

  • Dans la culture sans Dieu – Lévinas au Japon

    Yasuhiko Murakami, Mao NAKA

    2005年, Cahiers d’Etudes Lévinassiennes, 4 (409-440), フランス語

    [招待有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • レヴィナスの”le mal”に見る他なるものとの関係について-身体的苦しみを手がかりに-

    中 真生

    哲学会, 2004年, 哲学雑誌(哲学会), 119巻 (167-185), 167 - 185, 日本語

    [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • レヴィナスにおける苦しみについて-身体の抗い-

    中 真生

    日仏哲学会, 2004年, フランス哲学思想研究, 9 (144-158), 144 - 158, 日本語

    [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)

  • 死を選ぶこと-安楽死と自殺

    中 真生

    東京大学大学院人文社会系研究科・文学部哲学研究室, 2002年, 論集, 1 (95-106), 95 - 106, 日本語

    [査読有り]

    研究論文(大学,研究機関等紀要)

  • レヴィナスの『他者にとり憑かれる自己』において『共感』のありかを考える

    中 真生

    東京大学大学院人文社会系研究科・文学部哲学研究室, 2000年, 論集, 19 (196-211), 196 - 211, 日本語

    [査読有り]

    研究論文(大学,研究機関等紀要)

  • レヴィナスにおける『自己保存の努力』(conatus) について

    中 真生

    東京大学大学院人文社会系研究科・文学部哲学研究室, 1999年, 論集, 18 (179-190), 179 - 190, 日本語

    [査読有り]

    研究論文(大学,研究機関等紀要)

MISC

  • (書評)「力まない柔らかな思考」キム・ウォニョン著・五十嵐真希訳『誰も私たちに「失敗の烙印」を押すことはできない』小学館

    中 真生

    2023年02月12日, 北國新聞, 8 - 8

  • 「あることとないこと――誕生と死をめぐる経験から」

    中 真生

    2022年08月, 『ひとおもい』東信堂, (4), 218 - 226

  • (書評)「子どもと引き換えに、女性たちが失ったものの大きさを今こそ直視するとき」、オルナ・ドーナト著(鹿田昌美訳)『母親になって後悔してる』

    中 真生

    2022年05月, 新潮社フォーサイト

  • (事典項目)「レヴィナス」、「フェミニズムとジェンダー」

    中 真生

    2019年, 『よくわかる哲学』ミネルヴァ書房

  • 男女共同参画・非-常勤研究者支援ワークショップ報告 作者は匿名の主観でありうるか (日本現象学会第38回研究発表大会報告)

    中 真生(登壇者:河野 哲也, 檜垣 立哉, 稲原 美苗)

    日本現象学会, 2017年, 現象学年報 = Jahrbuch der Japanischen Gesellschaft für Phänomenologie = Annual review of the Phenomenological Association of Japan = Annuaire de l'Association Japonaise des Pnénoménologues, (33), 43 - 49, 日本語

  • (書評)宮坂和男著、『生きること 死ぬこと 物語ること ― 終末期医療と倫理』、晃洋書房、2015年

    中 真生

    2016年, 『実存思想論集』実存思想協会, (31)

  • ワークショップ報告 性と生殖 (情報とリスク : ポスト3.11の哲学)

    中 真生, 千葉 雅也, 村瀬 鋼

    有斐閣, 2013年, 哲学雑誌, 128 (800), 155 - 157, 日本語

  • 「初期レヴィナスにおける『女性的なもの』と『存在のエコノミー』」

    中 真生

    2010年, 、科研費報告書(基盤研究(B)、「エコノミー概念の倫理思想史的研究」、麻生博之代表), 93 - 108

  • 「人格」、「責任」、「他者」(「概念と方法」)

    中 真生

    岩波書店, 2008年, 飯田隆他編、『岩波講座 哲学6 モラル/行為の哲学』, (246-252), 日本語

    [招待有り]

    速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)

  • 苦しみと希望--レヴィナスの思想から (特集 尊厳って何だ?希望って何だ?--緩和ケアへの現象学的アプローチ)

    中 真生

    青海社, 2007年09月, 緩和ケア, 17 (5), 407 - 410, 日本語

  • 苦しみの意味を求めて―レヴィナスにおける悪と苦しみ―(改訂増補版)

    中 真生

    2006年, 科研費報告書(基盤研究(B)、「事実・行為・規範をめぐる知識の実践的意義の研究:『自然と人為』の対比についての哲学的再検討」(松永澄夫代表), 98 - 109

  • 「ランプの宿」その後-五色温泉-

    中 真生

    2006年, 平成17年度 跡見学園女子大学特別研究成果報告書「『ある日本人の暮し』に見る日本人の生活様式の変化」, (30-37), 日本語

    速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)

  • 「なぎなた教えて半世紀」

    中 真生

    2006年, 平成17年度 跡見学園女子大学特別研究成果報告書「『ある日本人の暮し』に見る日本人の生活様式の変化」, (80-87), 日本語

    速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)

  • recension-Kazuhiko UEDA, ≪ Levinas et Blanchot - le neutre qui ebranle "l’autre"≫, Suiseisya, 2005

    中 真生

    Institut d’Etudes Levinassiennes, 2006年, Cahiers d’Etudes Levinassiennes, 5 (381-387), フランス語

    [招待有り]

    書評論文,書評,文献紹介等

  • 共訳:ピーター・シャーバー著「幹細胞研究は許されるべきか」

    伊藤美惠子, 中 真生訳

    2005年, 『死生学研究』東京大学21世紀COEプログラム「生命の文化・価値をめぐる死生学の構築」, (春)

  • 翻訳:ジャック・デリダ著『ユリシーズ グラモフォン ジョイスに寄せるふたこと』

    合田正人, 中 真生

    2001年, 法政大学出版局, 日本語

    その他

書籍等出版物

  • 『人文学を解き放つ』

    共著, 第5章4「「産むこと」は特別なのか―「親であること」を考えなおす」, 神戸大学出版会, 2023年04月

  • 『あらわれを哲学するーー存在から政治まで』

    荒畑靖宏, 吉川孝編著

    共著, 「喪失という攪乱―死別を中心に」, 晃洋書房, 2023年03月

  • 『3STEPシリーズ 応用哲学』

    共著, 第8章「生殖技術と身体―身体はどのように被っているか」, 昭和堂, 2023年

  • 『フェミニスト現象学ーー経験が響き合う場所へ』(刊行予定)

    稲原美苗、川崎唯史、中澤瞳、宮原優編著

    共著, 第9章「老いゆくこと、他者との関係ー「ずれ」の経験と葛藤」, ナカニシヤ出版, 2023年

  • 『レヴィナス読本』

    レヴィナス協会編

    共著, 第IV部13「レヴィナスと生殖論」、第II部「繁殖性」, 法政大学出版局, 2022年09月

  • Kobe University Social Science, Risk and Regulation of New Technology

    共著, “Reinterpreting Motherhood: Separating Being a “Mother” from Giving Birth”, Springer, 2021年12月, ISBN: 9811586918

  • 生殖する人間の哲学――「母性」と血縁を問いなおす

    単著, 勁草書房, 2021年08月20日, ISBN: 4326154799

  • 『因果・動物・所有 一ノ瀬哲学をめぐる対話』

    宮園健吾, 大谷弘, 乘立雄輝編著

    共著, 第8章「「死の所有」と生のリアリティ」, 武蔵野大学出版会, 2020年01月, ISBN: 4903281450

  • Contemporary Japanese Philosophy: A Reader, ed. John W.M. Krummel

    中 真生

    共著, "Some Glimpses of Japanese Feminist Philosophy: In terms of Reproduction and Motherhood, Rowman & Littlefield International, 2018年

  • 木田直人・渡辺誠編著『哲学すること』

    中 真生

    共著, 「生の肯定の哲学―生は根底的に肯定できるのか?, 東信堂, 2017年

  • Phenomenology of Pregnancy, Nicholas Smith & Jonna Bornemark (ed.), ("The Otherness of Reproduction: Passivity and Control")

    中 真生

    共著, Södertörn University Press, 2016年, 英語

    学術書

  • 哲学への誘い 第2巻 ―哲学の身振り

    中 真生, 松永澄夫, 村瀬鋼編著

    共著, 東信堂, 2010年, 日本語

    学術書

  • 悪と暴力の倫理学

    中 真生, 熊野純彦, 麻生博之編著

    共著, ナカニシヤ出版, 2006年, 日本語, (第2章「苦しみの意味を求めて―レヴィナスから見る悪と苦しみ」担当)

    学術書

講演・口頭発表等

  • 「生殖」から「喪失」へ

    中 真生

    第43回サントリー文化財団フォーラム, 2023年03月08日

    [招待有り]

  • 「喪失の現象学?――失われたもうひとつのもの」

    中 真生

    哲学会大会シンポジウム:現象学の新展開, 2022年10月30日

    [招待有り]

    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • ” The Public and the Private in Childbirth and Childcare”

    Second Online session on childcare phenomenology, 2022年03月14日

  • 「いのちとその産み育ての結びつきと分離――「母性」、出生前診断、「赤ちゃんポスト」などを手がかりに」

    中 真生

    親鸞仏教センターシンポジウム:「<いのち>という語りを問い直す」, 2022年02月12日

    [招待有り]

    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • 「生殖技術と身体―出生前診断と選択的中絶を中心に」

    中 真生

    応用哲学会サマースクール2021, 2021年09月15日

    [招待有り]

    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • 「「生むこと」あるいは「生まれること」における個別性と普遍性」

    日本アーレント研究会シンポジウム:「「生まれること」を考える」, 2020年03月21日

    [招待有り]

    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • 産むことから分離した「親」の形成――父親や養親の「間接性」を手がかりに

    中 真生

    哲学会大会, 2019年11月02日, 日本語, 国内会議

    [招待有り]

    口頭発表(招待・特別)

  • Baby-Hatches” in Japan and Abroad: An Alternative to Harming Babies

    NAKA Mao

    European Conference on Ethics, Religion & Philosophy, 2018年07月04日, 英語, 国際会議

    口頭発表(一般)

  • Alternatives to terminating the life of a baby or a fetus: From “Baby Postbox” to Pregnancy Conflict Counseling

    NAKA Mao

    International Symposium and Workshop by Interfaculty Initiative in Advance Researches at Kobe University, 2018年01月27日, 英語, 国際会議

    [招待有り]

    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • 「産む性」をめぐって――生殖と「母性」再考

    中 真生

    2017年秋季研究大会シンポジウム:女性と母の哲学の展開:フランス哲学を出発点にして、日本現象学会大会, 2017年09月03日, 日本語, 国内会議

    [招待有り]

    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • Some Glimpses of Japanese Feminist Philosophy: In terms of Reproduction and Motherhood

    NAKA Mao

    the Workshop within the framework of the Seminar in Feminist Continental Philosophy in Stockholm, 2017年06月12日, 英語, 国際会議

    [招待有り]

    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • Reproduction and Vulnerability: Pregnancy and Breastfeeding

    NAKA Mao

    Finnish-Japanese Research Collaboration: International Symposium “Phenomenology of Vulnerability and Limits”, 2016年03月02日, 英語, 国際会議

    [招待有り]

    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • The Otherness of Reproduction: our passivity and control of it

    NAKA Mao

    The Nordic Society for Phenomenology, 2014年04月25日, 英語, 国際会議

    [招待有り]

    口頭発表(基調)

  • On the control of reproduction : prenatal diagnosis in the reproduction technology

    NAKA Mao

    The 4th International Conference: Applied Ethics and Applied Philosophy in East Asia, 2013年04月, 英語, 神戸大学, 国内会議

    口頭発表(一般)

  • 生殖と他なるもの

    中 真生

    哲学会ワークショップ, 2012年11月, 日本語, 哲学会, 東京大学本郷キャンパス, 国内会議

    [招待有り]

    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • レヴィナスの思想における『女性的なもの』についてー性差と主体のうちの二元性―

    中 真生

    京都ユダヤ思想学会シンポジウム, 2011年12月, 日本語, 京都ユダヤ思想学会, 京都大学, 国内会議

    [招待有り]

    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • ヨーロッパにおける他者の思想― レヴィナスの「創造」をめぐる考察を軸に―

    中 真生

    日本シェリング協会シンポジウム, 2007年12月, 日本語, 日本シェリング協会, 日本女子大学, 国内会議

    [招待有り]

    シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

  • レヴィナスにおける主体の両義性(ambiguite)について

    中 真生

    日本現象学会大会, 2007年11月, 日本語, 日本現象学会, 大阪大学, 国内会議

    口頭発表(一般)

  • 悪の超越-レヴィナスとナベール-

    中 真生

    日本哲学会大会, 2005年05月, 日本語, 日本哲学会, 一橋大学, 国内会議

    口頭発表(一般)

  • レヴィナスにおける《 la souffrance 》と《 le mal 》の関係~身体性を手がかりに~

    中 真生

    哲学会カント・アーベント, 2004年04月, 日本語, 哲学会, 東京大学本郷キャンパス, 国内会議

    口頭発表(一般)

所属学協会

  • 日本現象学・社会学会

  • 日仏女性研究学会

  • 日仏哲学会

  • 実存思想協会

  • 日本倫理学会

  • 日本現象学会

  • 日本哲学会

  • 哲学会

Works(作品等)

  • 共訳書『ユリシーズ グラモフォン ジョイスに寄せるふたこと』ジャック・デリダ著、合田正人・中 真生 訳、法政大学出版局

    2001年

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 子育ての現象学:フィンランド・ネウボラをフィールドに

    浜渦 辰二, 中 真生, 小手川 正二郎, 池田 喬, 川崎 唯史

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)), 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)), 2019年10月 - 2022年03月, 研究分担者

    本研究は2019年度後期から始まったが、2019年度は、12月にネウボラの専門家である髙橋睦子教授(吉備国際大学、社会福祉学)をお招きして、第1回国内研究会・公開講座「ネウボラーフィンランドの子育て家族支援」を大阪大学にて開催し、2020年3月にフィンランド(ヘルシンキ、タンペレ)で予備調査をする計画を立て、タンペレで調査をオーガナイズし通訳をしていただく現地の方とも打ち合わせを済ませていたが、新型コロナ(Covid-19)の世界的な蔓延の影響のなかフィランド渡航は延期とせざるをえなかった。2020年度は、新型コロナが収束に向かうことを期待しつつ、8月にフィンランドでの本調査を行う予定であったが、新型コロナ第2波の影響でこれらの計画もキャンセルせざるをえず、やむなく、渡航をしなくてもできることとして、8月にネウボラの専門家である横山美江教授(大阪市立大学大学院研究科、保健学)をお招きして、第2回国内研究会・公開講座「ネウボラーフィンランドの子育て家族支援に学ぶ」をオンライン(ウェブ会議システム)にて行い、また、12月には国内の共同研究者・研究協力者による第3回国内研究会を同じくオンラインにて行い、それぞれの準備状況と今後の研究計画を確認しあったものの、年度末の2021年3月に計画していたフィンランド渡航も延期とせざるをえなくなった。本共同研究は、フィンランド現地のネウボラでの職員・利用者などの当事者にインタヴューすることに基づいた研究として計画されたため、現地渡航ができない状況のなかで、その状況が改善されるのを待ちながら、不十分ながらできる範囲のことをしてきた。

  • 「生殖」から見る倫理学 ― ジェンダー・身体・他者を軸に

    中 真生

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 基盤研究(C), 神戸大学, 2017年04月 - 2022年03月, 研究代表者

    本研究の目的は、自分の知やコントロールを超えた「他なるもの」との関係が、主体のあり方をどのように形成し、また変容させるかを、身体の次元で具体的に解明するために、特に「生殖」 の観点から切り込むことである。人間を生殖するものと見る見方は、身体や性(ジェンダー)、そして他なるのものとの関係の考察を不可分なものとして要請する。また個人の経験の次元で見れば、生殖には、生む・生まないといった性差や個人差が本質的な要素として含まれる。本研究は、「生殖」を基軸とすることで、 一方の、具体的な経験を掬い取る研究と、他方の、差異や特殊性を考慮した上でなお、それらに通底する主体のあり方を浮かび上がらせる理論的研究とを、性・身体・他者の観点から統合した倫理学を構築することを目指している。 本年度はまず、当初の研究計画通り「生殖における男性の経験 」に焦点を当てたほか、生んでいない親である養親の経験を、父親の経験との連続性に注目しつつ考察し、「生殖における「間接性」――父親と養親の視点から」、「生むことから分離した「親」の形成――父親と養親の「間接性」を手がかりに」という二つの論文にまとめることができた。また、赤ちゃんポストや新生児養子縁組に関する日本の具体的な状況を考察する英語の論文を論文集に収めることができた。さらに、「生むこと」と「生まれること」の違いや、生むものとしての人間を考えることの意味などをレヴィナスやその他の思想家に沿って理論的に考察し、シンポジウムで提題した。 このような本年度の成果に限らず、本研究開始から生殖の様々な領域に関して蓄積してきた論文の考察、資料を踏まえた上で、生殖全般を俯瞰するかたちで、生殖における選択、性差、身体性、他なるものの経験 などの主題を考察し、著作、『生殖する人間の哲学――「母性」と血縁を問い直す』(8月刊行予定)にまとめることができた。

  • 浜渦 辰二, 中 真生, 稲原 美苗, 石原 孝二, 小手川 正二郎, 中澤 瞳, 池田 喬, 筒井 晴香, 川崎 唯史, 川崎 唯史

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 大阪大学, 2016年04月 - 2019年03月, 研究分担者

    本研究は、北欧現象学者との共同研究に基づき、人間の傷つきやすさと有限性に着目して、誕生、老い、病い、死、障がい、痛み、性とジェンダーといった具体的な問題を現象学的に考察することを目指した。毎年、北欧の現象学者と共同研究を行い、北欧現象学会に2-3人の発表者を派遣し、2018年北京での世界哲学会でも二つのラウンドテーブルで研究発表・学術交流を行った。また、国内の研究会も通算10回の開催となり、それぞれの研究成果についてお互いに意見交換をすることができ、それをもとに研究成果報告書(非公開)を作成し、それにより近い将来に研究成果をまとめた書物を刊行するための交渉を出版社と始めることができた。

  • 中 真生

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 若手研究(B), 2009年04月 - 2014年03月, 研究代表者

    「苦しみ」、「身体」、「他者」、「性」を基幹のテーマとする本研究は、とくにそれらの交差する、「生殖」、「性差」、「女性的なもの」というより具体的なテーマに焦点を当て、一方で、レヴィナス思想研究においてこれらのテーマの重要性を明らかにするとともに、他方で、フェミニスト思想を参照しつつ、生殖を他なるものと性差、苦しみの観点から考察し、さらには生殖技術の現状や問題点を具体的に把握した上で、当技術の意味や影響などを哲学・倫理学的にどのようにとらえられるかについても考察した。

  • 麻生 博之, 浅見 克彦, 荒谷 大輔, 冠木 敦子, 川本 隆史, 城戸 淳, 熊野 純彦, 中 真生, 馬渕 浩二

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 東京経済大学, 2007年 - 2009年, 研究分担者

    本研究は、「エコノミー」という事柄を、その概念史をふまえながら、倫理をめぐる原理的問題として考察し、諸々の研究領域を横断する新たな倫理学的視座を模索することを課題として、研究会等での多様な議論を通じて実施された。その結果、従来十分に明らかにされてこなかった「エコノミー」の概念史に関する包括的な視座を獲得し、その概念的実質について一定の知見を得た。また、そのような知見に依拠しながら、「エコノミー」と倫理をめぐる原理的な諸問題の所在を、いくつかの現代的事象や現代思想等に関わる個々の論点にそくして明らかにした。

  • 一ノ瀬 正樹, 松永 澄夫, 天野 正幸, 高山 守, 榊原 哲也, 鈴木 泉, 吉田 聡, 中 真生, 門脇 俊介

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 東京大学, 2006年 - 2009年, 研究分担者

    「因果性と「志向性」という、生成に関する伝統的な二つの原理について、知識や認識に関わる理論的側面、行為や自由・責任につながる実践的側面、そして制度や規範・法に関わる社会的側面の、三つのアスペクトからアプローチをすることによって、説明、理解、合理化、正当化、というおよそ人間の活動であるならいかなる場面にも当てはまる普遍的な事態の構造を解明し、多様な学問領域の橋渡しを行った。

  • 中 真生

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 若手研究(B), 2006年 - 2008年, 研究代表者

    悪と苦しみという主題が、他なるものとの関係を探求するレヴィナス思想において、根本的な役割を果たしていることが明らかになった。また、他なるものとの関係という哲学的、倫理学的主題を、主体の身体、とりわけ苦しみを被る身体の観点から考察する重要性を示すことができた。さらに、苦しみや、苦しみの観点から見られた悪という主題は、文献研究に収まらない性格をもつため、倫理学において、文献研究と実践研究を必然的に結びつける主題であることが示された。

  • 事実・行為・規範をめぐる知識の実践的意義の研究

    松永 澄夫, 天野 正幸, 高山 守, 一ノ瀬 正樹, 榊原 哲哉, 中 真生, 伊藤 美惠子, 伊藤 美恵子

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 基盤研究(B), 東京大学, 2002年 - 2005年, 研究分担者

    本研究は、知識や認識の実践的意義を解明し、その社会的、法的、制度的、倫理的なあり方を明らかにすることを研究目的とするものであり、またこれを通じて「自然と人為」という伝統的対比に関する哲学的再検討を行うことを意図するものであった。研究代表者と分担者のそれぞれの研究成果は下記の通りである。 松永澄夫は、知識が規範に関わる場合はどういう場合かを考察し、かつ、知識が習慣と制度の中に固定化されてゆくさまを浮き彫りにした。 天野正幸は、ギリシャ哲学における「ピュシス」並びに「ノモス」概念をめぐる研究を行い、その現代的意義を考察した。 高山守は、まずは「自然」および「生命」の概念を、ドイツ近代思想とりわけヘーゲルの『論理学』の研究ならびに、J.L.マッキーや、B.ラッセル等のイギリス現代の因果論の検討をとおして、根本的に捉え直し、それに基づいて、総じて生きるということ(行為や規範)の意味を問い返した。 一ノ瀬正樹は、確率の哲学、曖昧性、歴史認識、ベイズ的認識論、といった分野において、因果性の問題を絡ませながら、知識生成のプロセスをすぐれて実践的なあり方の中において解明してきた。 平成15年度から研究に加わった榊原哲也は、「自然と人為」の問題に対して、フッサール現象学の「自然と精神」をめぐる問題群からアプローチを試み、フッサールにおいてはこの問題群が、ディルタイや新カント派の哲学者との思想的対決の中で形成されてきたことを明らかにするとともに、「人為」としての哲学の営みの倫理性を明らかにする試みを、フッサールに即して行った。 伊藤美恵子は、カント理論哲学における「自然」と「行為」概念を取り上げ、両概念の関連と理論的基礎について考察した。 中真生は、フランス倫理学、特にレヴィナスとナベールの思想研究を通じて、「苦しみ」と「悪」の関係を明らかにすることができた。